● 【独自】頭髪の少なさ強調したポスター・・・
「配慮が不十分」大阪司法書士会が謝罪し回収へ (ABCニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b73bb5c73a3c716eb1a19ed35d2c5cafbe440690
容姿や体型をネタにしてイジることは、ルッキズムないし外見に
よる差別に直結します。
そう批判すると、「本人がイジっていいと言ってるのだからいい
じゃないか」「容姿をネタにしている芸人がかわいそう」と主張して
反論する人がよくいますが、その差別を相対化させる発想が「容姿
イジりを許す人は、冗談が通じる寛容な人」というおかしなテーゼを
生み、そのテーゼはイジられる側が「やめて」と言いづらい空気を作り、
ルッキズムを温存させます。
容姿ネタを披露する芸人さんは、ご自身はそれでいいかもしれません
が、「そうやって容姿をネタにして笑っていいんだ」と視聴者に思わせ
てしまう影響はあまりにも大きいものがあります。
「冗談のつもり」で言ったとしても、イジられた側は取り返しのつかない
心の傷を負う危険(命を絶つケースすらある)を考えると、容姿をイジる
ことは人権侵害であり差別なのだ、と強く意識すべきです。
以前も書きましたが、容姿や体型をブス・ブサイクとからかったり、
未婚を非モテ・結婚できないと嘲笑するネタに厳しい目が向けられTV
から消えつつあることは社会のアップデートとして歓迎すべきことです。
それを「息苦しい」と嘆くのであれば、厳しいこと言いますが、嘲笑と
お笑いを切り離せない(侮辱なしにネタを思いつけない)自己のセンス
を嘆くべきでしょう。