2019年7月31日水曜日

ムダな校則・生活指導 人権の観点から見直し点検が大事です


 都立高校での、明るい色の地毛を黒に染めさせる生活指導が、
ようやく中止へ向かいそうです。

● 都立高の頭髪黒染め指導、反対署名1.9万人 都教委「中止」明言 (毎日)


 「高校生の髪は黒いものだ」という大人たちの好み/常識を守る
ためなら生徒の生まれながらの体質・個性も許さない、おぞましい
指導でした。
 
 今後も、(特に服装・髪型に関する)生活指導や校則については、
論理的に、人権の観点から、「なぜこのルールが必要なのか?」と
点検し続けることが大切でしょう。
 非論理・非科学的な規則で生徒をがんじがらめにする指導は教育
ではなく暴力です。
 そればかりか、確実に生徒への「長いものに巻かれていればいい
んだ」「強大なものにたてつくな」というメッセージになり、
「権力に文句を言わない」「ものを考えない」人間の再生産につな
がりかねません。

2019年7月29日月曜日

「生産性のない学問」には予算をつけない 学問と人への冒涜です



 国立大学への運営費交付金について、財務省の要求
  ↓
「研究の生産性など客観的な指標に基づき、成果に応じて配分する
枠を拡大、大学の自己評価に応じて配る枠を削減。」


● 国立大予算の成果反映拡大、財務省が要求 調整難航も (日経)
 https://r.nikkei.com/article/DGXMZO47776300V20C19A7EE8000?s=2


 学問研究を「生産性・成果」で評価するとは…( ゚Д゚)

 じゃあ、哲学の生産性・成果、ってなんでしょうね。

文学の生産性・成果、って。

歴史学の生産性・成果、って。

マルクス経済学はどうでしょう?

数学や基礎研究の生産性・成果ってなんでしょう?


ありませんよね?


これら全部、役立たずだ、と。
だから全てつぶす、と。


 「即戦力になるかどうか」で学問研究を評価するのは、人の
価値を「役に立つか立たないか」で評価することと同じくらい
愚かしいことです。
 小柴博士はニュートリノを捉えてノーベル物理学賞を受賞しま
したが、「役に立つか」どうかが基準であれば受賞は難しかった
でしょう。
 でもみんな、喝采を送ってましたよね??

 学問研究に対する「即戦力になるか」という定規は、
人の「知」や「創造性」そのものをバカにするような、浅はかな
ものです。

 恐竜の化石の発掘も「それ、今すぐなにかの役に立つのか?」
と問われればNoとしか言いようがない。
 けれど人はデイノケイルスの腕の巨大さに目を見張り、
すっげー!!と興奮し、6600万年前に思いを馳せ、もっと
知りたい、と思う。
 その知的営みを「役に立たない」と斬り捨てて予算をつけない
ことが、どれだけ唾棄すべきことか。

 学問は、国家に奉仕するためにあるものではありません。
 権力がそんな定規で学問を図って「役立たず」とみなしたもの
に予算をつけないことはもちろん、学問の自由への重大な侵害
ですが、端的に言えば人間への冒涜に近いことです。

安倍外交の「成果」 アメリカが北朝鮮の短距離弾道ミサイルを容認


 トランプ大統領が北朝鮮の短距離弾道ミサイルを容認したとのこと。
 米朝首脳会談では金正恩朝鮮労働党委員長が、中・長距離のミサイ
ル発射「のみ」凍結を約束していたことも判明。



 短距離弾道ミサイルは日本にとって脅威なので、
 安倍首相がいうように、ほんとうに「日米同盟が強固」であれば、
アメリカが「短距離大同ミサイルならOK」なんて言うわけない
のですが…

 北方領土とまったく同じパターンですね。
 「ドナルド♪」とファーストネームで呼べて一緒にゴルフできてすぐ
電話で「完全に一致」できるんだゾ、とひたすら「おもてなし」外交
で日本最強!をアピールしてきた安倍外交の真骨頂…
 ただただ抱きついてご機嫌取りするだけの外交がどんなに無能か。
無能だと見破られれば、終わりです。
 それぞれの国と国民の命運をかけている外交は、人情や任侠では
動きません。

 日本の国際的な信頼は失墜していくばかりです。
 国の威信とか、国益とかを第一に考える方々こそ、こういうことに
怒るべきなのでは?

2019年7月27日土曜日

無数の「一人で死ね」を聞きながら


 多数の被害者を出す自暴自棄気味で残忍な事件が起きると、
必ずと言っていいほど「死にたいなら一人で死ね」という声が
世間に吹き荒れます。

● 橋下徹氏、京アニ放火事件で青葉容疑者へ
     「一人で死んで欲しい。他人を犠牲にしていいのか?
                社会でこういうことは言い続けるべき」 (スポーツ報知)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190727-00000057-sph-soci


 「死んでいい命」も「死ぬべき命」も、ありません。
 1つもありません。
 それを1つでも認めてしまえば、世の中には「尊い命」と「尊く
ない命」とがあることになり、必ず「命の価値のランクづけ」という
発想に結びつきます。


 巻き添えになった方々のご遺族が「一人で死ね!」と怒ることは
当然のことだろうと思います。
 ですが、周囲(社会)が考えるべきことは、報復感情を増長させて
犯人をリンチすることではなく

なぜ犯人が犯行に及んでしまったのか。

なぜ社会は食い止められなかったのか。

どうすれば「2人目」を出さずに済むか。

ではないでしょうか。


 きれいごと言うな!
 遺族の前でもそれを言えるのか!という怒声に、
 「だれもが存在しているだけでかけがえのない価値がある」という
憲法13条の理念が、いかに市民に浸透していないか気づかされます。

 一人ひとりの自分らしい人生よりも「世間に迷惑をかけないこと」や
「世間体」を優先しがちなこの社会では、実は人権思想は、とても
受け入れがたいものかのかもしれません。

 愚直に…

 愚直に、地道に、憲法カフェをがんばろう、と決意を新たにします。
  

2019年7月24日水曜日

8月3日(土) 小谷成美弁護士の親子憲法カフェ@大阪市北区☆


 親子憲法カフェ@大阪市北区


 大阪YWCAピースフェスティバル2019
 夏休み!親子で憲法で遊ぼう!

 「憲法ってなあに?」
 「私たちに関係あるの?」
 新開発のボードゲームやビンゴで遊びながら、楽しく学びましょう!


日時: 2019年8月3日(土)
  14:00~16:00



会場: 大阪YWCA
  (大阪市北区神山町11-12)
   http://osaka.ywca.or.jp/access/umeda.html



講師: 小谷成美さん
  (明日の自由を守る若手弁護士の会)


対象: 小学3年生~大人
  * 保護者の方が一緒に参加される場合は、

   小学1,2年生も参加可能です。


参加費: 子ども300円
     おとな400円
     子どもとおとなのペア500円
  * お茶とおやつ付き



主催・お申し込み: 
  公益財団法人大阪YWCA(担当:中山)
  TEL 06-6361-0838



7月28日(日) 楾大樹弁護士の憲法カフェ「檻の中のライオン」in倉吉☆


◆檻の中のライオンin倉吉



日時: 2019年7月28日(日) 
  17:30~20:00



会場: 倉吉交流プラザ(2階)第1研修室
  https://www1.city.kurayoshi.lg.jp/park/koryu.html  


定員: 80名


参加費: 1,000円
  (クリアファイル代を含む)
   大学生以下無料

主催: 鳥取県中部・9条の会


連絡先: 三谷(tel 090-1686-6588)



<FBイベントページ>
https://www.facebook.com/events/2432399050375973/?ti=icl




<主催者メッセージ>

 いま日本で一番わかりやすい憲法のお話が鳥取県初上陸です!
 落語のようなユーモアと皮肉が効いたお話やライオンを始め
とした色んなパペットが現れる愉快な時間を過ごすうちに
「権力=ライオン」と「憲法=檻」の関係が分かってくる!

 講演の元になる著書「檻の中のライオン」(かもがわ出版)は
中学校の公民の副読本にも採用されており増刷に次ぐ増刷で
現在第14刷を数えます。


 「憲法って難しそう…」
 「要するに政治の話するんでしょ?」
 「国民が守るルールのことでしょ?」
 「自分には関係ないんじゃない?」
…なんて思っている方に聞いてほしい。


 全国で幅広い年代に大反響!
 「自分の生活がこんな風に憲法に守られているんだ、と分かった」
 「学校の授業より面白く、役に立つ」(高1)
 「全国民の意識を変える、何が大切かをしっかり訴えている
お話ワンダフル!」(60代)

 当日資料となる憲法クリアファイル付き。
 ぜひ楾(はんどう)大樹弁護士に会いに来てください!

7月29日(月) 楾大樹弁護士の憲法カフェ「檻の中のライオン」in米子☆


◆檻の中のライオンin米子




日時: 2019年7月29日(月)
      10:00~12:30



会場: 米子市公会堂 和室
        


定員: 30名(子連れOK)


参加費: 1,000円
    (クリアファイル代を含む)
         大学生以下無料


連絡先: 吉岡 tel 090-5262-8759



<FBイベントページ>
https://www.facebook.com/events/443168446266820/


<主催者メッセージ>

 いま日本で一番わかりやすい憲法のお話が鳥取県初上陸です!
 落語のようなユーモアと皮肉が効いたお話やライオンを始め
とした色んなパペットが現れる愉快な時間を過ごすうちに
「権力=ライオン」と「憲法=檻」の関係が分かってくる!

 講演の元になる著書「檻の中のライオン」(かもがわ出版)は
中学校の公民の副読本にも採用されており増刷に次ぐ増刷で
現在第14刷を数えます。

 「憲法って難しそう…」
 「要するに政治の話するんでしょ?」
 「国民が守るルールのことでしょ?」
 「自分には関係ないんじゃない?」
…なんて思っている方に聞いてほしい。


 全国で幅広い年代に大反響!
 「自分の生活がこんな風に憲法に守られているんだ、と分かった」
 「学校の授業より面白く、役に立つ」(高1)
 「全国民の意識を変える、何が大切かをしっかり訴えているお話
ワンダフル!」(60代)

 当日資料となる憲法クリアファイル付き。
 ぜひ楾(はんどう)大樹弁護士に会いに来てください!

7月28日(日) 楾大樹弁護士の憲法カフェ「檻の中のライオン」in松江☆



◆檻の中のライオンin松江




日時:2019年7月28日(日)
  9:30~


会場:ろ舎
  松江市西川津町2558-1

定員: 15名


参加費: 大人2,000円(事前振込)
    高校生・大学生 500円(当日会場にて)
    (檻の中のライオンのクリアファイル付き)
    中学生以下 無料


申込み方法: FBされてる方はメッセージ下さい!
   されていない方は olleeyk@gmail.comまで!

<FBイベントページ>



<主催者メッセージ>

 憲法…知っているようで、よく分からない。
 でも…よく分からないで、いいのかな。

 実は実は…
 私たちの今の生活、これからの生活に深~く関わって
いそうな憲法。。
 憲法のキホンを、中学校公民資料集にも掲載され、学校
図書室向け選定図書にもなっている、「檻の中のライオン」
の著者である楾大樹(はんどうたいき)弁護士を講師に迎え
学びます。


 「ライオンが私たちに噛みついたりしないように、ライオン
には檻の中にいてもらいます。いくらライオンが偉くても、
檻から出てはいけません」


 ライオン=権力、檻=憲法に例え、時事問題を交えての講演は、
どなたにも分かりやすく、さすが、今いちばんわかりやすい
憲法の入門書と言われている「檻の中のライオン」の著者、
楾大樹弁護士ならではで、あっという間の2時間30分です!


 全国36の都道府県で開催されている講演会は、通算300
回以上。
 今、大人気の楾大樹弁護士の講演会。
 中学生にもよく分かる憲法のお話です。

 私達にとって、とても大切な憲法。
 立憲主義って何だ?
 右とか左とか以前に、
 立憲主義、知っとこっか(^.^)


2019年7月23日火曜日

7月27日(土) 楾大樹弁護士の憲法カフェ「檻の中のライオン」in 島根・雲南☆



◆檻の中のライオンin雲南




日時: 2019年7月27日(土)
  13:30~16:30

  13:00~ 受付開始
  13:30~ 講演(途中休憩あり)
  16:30~ サイン会
  18:00~ 懇親会@「おくい」

     (木次町木次468-15)
      会費 お一人3,500円 



会場: チェリヴァホール 3階大会議室
  (島根県雲南市木次町木次里方55)
 * 隣接のマルシェリーズに無料駐車場あり




定員: 講演会 100人
    懇親会 約20人


参加費:大人 2,000円(事前振込)

    高校生・大学生 500円
     (当日会場にて現金払い)
     * オリジナルクリアファイル付き
    中学生以下 無料 
     * オリジナルクリアファイルなし



☆ 小学生以下のお子様は、保護者同伴で参加可能
☆ 託児はありませんが、
  会場内にキッズスペース・授乳スペースを設けます
☆ お子様の状況に応じて席を外していただくなど、皆さんが
 気持ちよく参加できる空間を作れればと思っております



<キャンセルポリシー>
・キャンセルが分かった時点で、直ちにご連絡をお願い
 いたします
・入金後のキャンセルは、振込手数料を除いた金額を指定の
 口座にお振込みします
・懇親会に参加できなくなった場合も、直ちにご連絡をお願い
 いたします。当日のキャンセルは実費をいただきます




お申込み方法

 ・FBイベントページに参加を表明してください。
 https://www.facebook.com/events/297569477853385/

 ・その後、下記お申込みフォームよりお申込み下さい。
 https://ws.formzu.net/fgen/S963635/


 ・ご入金案内のメールを記載したアドレス宛に送りますので、
 申し込み後7日以内にお振込みをお願いいたします。

 ・ご入金完了した時点でお席の確保となります。

 ・申し込み後すぐにメールが来ます。
  届いていない場合は、イベントページのシェアよりメッセ
 ージをください。

 ・大学生以下の方は、当日受付も可ですが、資料と席の準備の
 都合上、参加が確実な場合は大学生以下の方もお申込みフォーム
 よりお申込みをお願いいたします。



お問い合わせ先
 メール:nalu88888@gmail.com
 電話:090-9312-6057(平日10時〜16時)


 檻の中のライオンを雲南で開催しようの会
  高木 奈美


<FBイベントページ
https://www.facebook.com/events/297569477853385/



<講師紹介>

 はんどう大樹 先生
 弁護士。ひろしま市民法律事務所所長
 明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)
 学校図書館向けの選定図書にも選ばれた、話題の著書
『檻(おり)の中のライオン』の著者
  1975年生  中央大学法学部法律学科卒。
  2002年 司法試験に合格。
  2004年 弁護士登録(広島弁護士会)
  2016年 日弁連憲法問題対策本部委員会。
  もともと政治の世界の出来事にほとんど関心がなかったが、
2013年の『憲法96条改正論』で突然関心を持つようになり、
『特定秘密保護法』成立の日の翌日から憲法の啓蒙活動を始め、
現在に至っている。



<主催者メッセージ>

「けんぽう」ってなんだろう? 
「けんぽうを変える」ってどうゆうこと?

子どもに憲法を教えられるパパ・ママってカッコいい♪

変わる前に知っておきたい、けんぽうのお話し

けんぽうが変わると
檻(けんぽう)の中にいたライオン(権力者)が、私たちの街に
出てきて、やりたい放題、暴れまくるかもしれない!?

 36都道府県で講演会数300回以上、今、全国各地で大人気の広島
の弁護士 はんどう大樹先生が、雲南市でで初講演!
「憲法の話って難しそう」
「面白くなさそう」
いえいえはんどう先生の憲法のお話は、パペットを使いながら、
日本一分かりやすく面白くお話しします。

右とか左とかの議論の前に、まずは憲法を知っておくことが大切
18歳から選挙権が与えられるようになりました。
ぜひ、選挙権がある方には聞いて欲しい講座内容です

▽▼▽▼▽▼▽▽▼▽▼▽▼▽▽▼▽▼▽▼▽
 当日は会場内であの女子憧れの「朔のカンパーニュ」さんのパンの
販売もあります♡

首相「民意を受け止めて改憲議論すべき」 ( ゚Д゚)え、なにをおっしゃtt


 さて、低い投票率で選挙が終わったわけですが、

 安倍首相が
「議論を前に進める政党を選ぶのか、それとも議論すら拒否する政党を選ぶ
のか、今回の参院選挙はそれを問う選挙だと。少なくとも議論は行うべきで
ある。これが国民の審判である」と強調し、
「野党はこの民意を正面から受け止めてもらいたい」
 と述べた、とのこと。

● “憲法改正議論行うべき”“国民の審判”と首相強調(FNN)
 https://www.fnn.jp/posts/00421252CX/201907222058_CX_CX

 ( ゚Д゚) ナニヲオッシャッテルノカナ 


 たしかに「議論を前に進める政党を選ぶのか、それとも議論すら拒否する
政党を選ぶのか、今回の参院選挙はそれを問う選挙だ」と言ってましたね。

 でも首相がそう言ってた、というだけで。

 有権者がなにを見てなにを考えて投票したかは、まったく別の話ですよね。
 勝手に争点はこれだ!と言われても意味ないわけです。


 その上で、「少なくとも議論は行うべきである。これが国民の審判である」
っていうのは…一体何をみてこうおっしゃってるのか、ほんとうに分からない。

 自民党、議席、減りましたよね?

 首相の側近(立憲主義を聞いたことがないと公言していた礒崎氏)すら
落選しましたよね?

 「野党はこの民意を正面から受け止めてもらいたい」…はい、そちらも。

 なにを見ても、有権者が最も注目していた争点が「改憲」だった、とは
到底言えません。そう見えるなら、それは幻覚…

 拙速な、独りよがりで前のめりな、主権者を置き去りにする改憲など許され
ない、という意味で、あすわかも選挙に向けて憲法のトピックを多く発信して
きました。その意味では憲法にも注目してもらいたかった。

 でも、「自衛隊を明記する」とか緊急事態条項とか首相や自民党だけが欲し
がっている改憲、は結局ほとんど関心を向けられることはなかったようです。

 それよりは消費税や年金など、「人間らしい生活」の保障をないがしろに
することへの怒りと不安の方がよっぽど強かったわけです。

 別のレベルの話ですが、
 首相は「議論すべきだ」とおっしゃっていますが、議論なき政治(暴政)を
続けてきた首相に「議論」と言われても、虚しいですね。
 最初から「改憲」という結論ありきの強引な採決、しかないんだろうな、
って、まぁ、想像しちゃいます。

投票率。。。 


 選挙でしたね!
 いろいろ…  いろいろ語りたいところではありますが、なによりも、やはり、これです。

● 参院選投票率、過去2番目の低さ 48・80%、               根強い政治不信か (沖縄タイムス)
 orz

 投票率が選挙区で48・80%、比例代表で48・79%。  有権者の半分以上が主権を行使しなかったという現実に、殴られるよう な衝撃を受けています。
 言うまでもなく、私たちあすわかの「とりあえず憲法知っとこ!」という 知憲の活動は、民主主義の仕組みや、一人ひとりが持つ主権ないし選挙権の 強さ・かけがえのなさを知ってもらう営みでもあります。
 自分だけの自分らしい人生を守るため、
 あるいは愛する子どもの未来を守るため、
 大切な家族との平穏な生活を守るため、
 人によって守りたいものはそれぞれですが、そのためには、だれかヒーロー・ 指導者・リーダーに政治をお任せしてればいいわけではなく、
そんなヒーローは現れるわけないこと、自分自身が政治に参加していかなきゃ 守れるものも守れないことに、気づいてもらう取り組み…のつもりです。

 その取り組みが、まだまだ、まだまだ…ほんとうに途方もないほど「道半ば」 であることを、痛感しています。

 「若者の政治離れ」「なぜこれほど投票率が低いのか」など、NHKはじめ 各局がヒトゴトのように報じるのを見て、「TVが選挙を報道しないからだろっ!」 と怒りに駆られませんでしたか。
 とことん、メディアは選挙を報じませんでした。 (意図的に薄めさせたとすら思えるほどに)有権者は選挙を忘れていきました。
 メディアが民主主義の歯車を正常に回す上でどれだけ重要な使命を負っているか、 今ここで改めて語ることはしませんが、それを思うと、最大級の批判と怒りを 向けざるを得ません。
 その上で。  この状況下で「基本的人権を擁護し社会正義を実現する」ことを使命とする 私たちあすわか弁護士が、「とりあえず憲法知っとこ!」活動をすることが どんだけ大切なことか、改めて、自意識過剰なほどに自覚していなければ、と 思います。
 メディアが報じないなら、なにを見れば、どこにアクセスすればファクトを 知ることができるのかを学ぶことも大切ですね。デマや陰謀論に流されること なく、合理的で科学的な「ものの見方・考え方」を磨くことも大切ですね。

 そういう知識やセンスを、たった1回の憲法カフェですべてゲットできるわけ もなく(1回ですべてお伝えできるわけもなく)、繰り返し繰り返し、気軽に 質問でき、気軽に語り合い、意見を交換し合う経験が、私たちの「主権者力」 アップには必要です。  あすわか弁護士も、憲法カフェで講師をしているからこそ気づけることや 逆に教わること、たくさんあります。 「こんな憲法カフェがあったらいいのに!」そんな皆さまからのアイディア、 のどから手が出るほど欲しいです。
 
 投票日の記事に、「昨日は今日になり、今日は明日になる」みたいなタイト ルをつけましたが、ほんとにそうで、
 落ち込んでいても絶望していても、また新しい一日は始まってしまうわけで、 自分や子ども、大切な人の生活も続いていくので、とにかく、足を止めるわけ にはいかないのです。
 民主主義を諦めるわけにはいかないのです。

 あすわかは、今日からまた、権力にとって「めんどくさいヤツ」であり続け ます。


2019年7月21日日曜日

Go Vote! 今日は投票日


「自分の一票じゃどうせ何も変わらない」?
微力は無力ではありません。
微力が積み重なるから、強大な力になるのです。
逆に、何も変わらないといって諦めるから、何も変わらない。
国民が主権を行使しなきゃ、国民主権の国として存続できません。
投票に行きましょう!



投票日だからといってムダな委縮は不要です


 投票日は選挙運動、すなわち
「特定の選挙で、特定の候補者の当選を目的として、投票を得
又は得さしめないために、直接又は間接に働きかける必要かつ
有利な行為をすること」
はできませんが、それ以外の表現行為は、政治に関わるものも
含めて自由にすることができます。

 例えば「投票に行きましょう!」という投票の呼びかけは
もちろんOKですし、政権の政策を批判することも、問題あり
ません。

 一部で、過去のSNSでの選挙に関わる投稿を削除するように
呼びかけられているようですが、そのような必要はまったく
ありません。

 ムダに委縮せず、自由に政治を語りましょう☆彡

2019年7月19日金曜日

イージス・アショア 防衛相から住民への謝罪なし←しなくても支持率下がらないから


 今回の選挙で、決して忘れてはいけないテーマの1つ、
イージス・アショア
 選挙が終わってからも決して忘れてはいけない、
地方自治と民主主義の未来がかかるテーマです。

 
● 岩屋防衛相、住民へ直接謝罪考えず 地上イージスずさん調査 (秋田魁)
 https://www.sakigake.jp/news/article/20190717AK0004/



 地上配備型迎撃ミサイルシステム。
 北朝鮮からアメリカに向けて発射されるミサイルを迎撃して
撃ち落とす、という巨大な軍事要塞を、「秋田が適地だ!」と
防衛省が結論づけて配備を進めようとしている問題。

 さんざんでしたね、
 秋田以外は不適格、という結論を導いたデータがミスだらけで、
なんの根拠にもならない。
 怒った地元住民への説明会では、防衛省職員が住民の目の前で
居眠り。

 なのに、
 岩屋毅防衛相は地元住民に直接面会して謝罪する考えがない
そうです。

 知事への形ばかりの謝罪だけで、結論は変えず(根拠が間違い
だらけだというのに)。
 これだけミスと無礼・不手際を重ねながらも謝るパフォーマンス
すらしないのは、「もう秋田への配備は決まってるから」と「謝ら
なくても支持率下がらないから」の両方でしょう。

 県民(そして国民)への愚弄です。


 ほら、沖縄・辺野古への国の対応と、まったく同じですね。

 そうです、地元住民の声なんて、地方自治なんて、現政権と与党に
とっては綿ぼこりよりも軽いのです。


 次に狙われるのは、あなたの地元かもしれない。
 そんなこと許さない。
 そう思ったら、辺野古でのことも、秋田でのことも、決して許して
はいけないんです。
 
 投票に行きましょう!
 
<あすわかTwitter>
https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/1151841938980474881…
  

ハラスメント禁止条約を批准しない自民党 石崎徹議員の元秘書がパワハラの被害届


 自民党の石崎徹衆院議員の、秘書へのパワハラ(暴言・暴行)が疑われ
います。
 元秘書が石崎氏の元秘書が新潟県警に被害届を出しました。


● 自民の石崎徹衆院議員「しばらく休養」 元秘書に暴行か (朝日)


 暴言の音声はこちら↓
 https://www.dailyshincho.jp/article/2019/07171700/…


 どのような謝罪、あるいは反論があるのかな、と思いきや、
「迷惑をかけた。しばらく休養する」。 
 ( ゚Д゚)

 物理的暴力、精神的暴力、いずれも心身に取り返しのつかないダメージを
与える暴力です。
 反論するわけでもなく“休養”?
 罪を認めているのであれば真摯な謝罪が聞きたいところですが、それも
なく、“休養”…。
 休養したいのは被害者だろうに…。
 
 逃げてる、としか言いようのない態様です。
 倫理のかけらもない…。
 さすが、ハラスメント禁止条約を批准しようとしない自民党の議員です。

 石崎議員がずっと応援していた自民党の塚田一郎候補からも、特にコメント
がありません。パワハラへの問題意識の無さが露呈していますね。
やはりこの政党だから、この党員。すべて一貫性あります。

礒崎陽輔候補(大分)、立憲主義を知らないばかりか天賦人権論を否定!


 大分選挙区から出馬している、
自民党の礒崎陽輔(いそざき・ようすけ)候補。

 礒崎氏といえば、やはり2012年、自民党改憲草案の作成に
中心的に関わったことついて、こうツイートしたことが忘れられ
ません。



@isozaki_yousuke
「時々、憲法改正草案に対して、「立憲主義」を理解していない

という意味不明の批判を頂きます。この言葉は、Wikipediaにも
載っていますが、学生時代の憲法講義では聴いたことがありません。
昔からある学説なのでしょうか。」


 自民党という政党は、「憲法は国民の自由・人権を守るために
権力をしばる法」という根本的な理解がない人物が改憲草案を作る、
というわけです。

 そりゃあ権力批判を許さないわけだ…とか思っちゃいますねー。


 礒崎氏はご自身のHPで自民党の改憲草案(’12年)について
「今回の改訂では、日本にふさわしい憲法改正草案とするため…
天賦人権説に基づく規定振りを全面的に見直しました。」
と解説していますね。
 http://isozaki-office.jp/kenpoukaiseisouankaisetsu.html





 しっかりと、「人は生まれながらに人権を持つ」という思想を
否定(>_<)!

 大分の皆さま、、、ぜひ、自分たちの生活・自由・人生を、
投票で守ってください。。。m(_ _)m

消費税1つとってみても、憲法への姿勢がわかるものです。


あなたは存在しているだけでかけがえのない価値がある。
あなたは、あなたのままでいい。
誰もが自分だけの、自分らしい生を歩んでいい。

これが日本国憲法の根源的な発想です(13条)。

 やれ生産性だの、3人産めだの、「国家の役に立っているか」
という定規で価値をはかられる筋合いなど、まったくありません。
 そういう定規を持ち出す政治家・政党は、憲法の理念を1ミリも
理解できていない。

 人はみな弱い存在です。
 いつ病気になるか分からないし、明日事故で重い障害を負うかも
しれない。
 パワハラでうつ病になったり、親の介護で仕事が続けられなくな
る可能性もあるし、
 会社が倒産して職を失う可能性だってある。
 家族のDVや虐待から逃げざるをえないことだってある。
 そして必ず老い、衰え、支えがなければ生きていけなくなります。

 それが「自己責任」なわけないのです。
 そんな時に国家が手を差し伸べないなら、一体国家はなんのため
にあるのですか。
 日本国憲法は、自己責任などといって放置しません。
 追いつめられた人には手を差し伸べるのが「国家の義務」で、
追いつめられた時に国家に「人間らしい生活の保障」を求めることは
人権だと言い切ります。
 それはわがままじゃない。当たり前の人権なんだ、と。

 ただでさえ生活保護を断られて餓死する日本社会。
 消費税が10%になれば、
 ごはんが食べられず給食だけで栄養を取る子、ますます増える
でしょう。
 出産も結婚も諦める人、ますます増えるでしょう。

 そんなの、どう考えてもおかしいでしょう。
 なぜ憲法を無視するんだ。
 なぜ社会をもっと憲法に近づけようとしてくれないんだ。
 なぜ一人ひとりの生活と命を、大事に思ってくれないんだ。
 そう、思いませんか。

 ぜひ、ご自分の選挙区の候補者の選挙公報やホームページを、
見比べてみてください。
 現実の国民一人ひとりの生活に危機を抱いている候補者はだれか。
 イベントの成功とか抽象的な言葉で都市・街の繁栄をうたうだけ
の候補者はだれか。

 誰に、自分の生活を託せるか。見極めてください。

2019年7月17日水曜日

権力を批判すると警察が飛んでくる国になりかけています


 権力を批判する市民が警察につかまる「あの国」や「あの国」の光景を
報道番組で観ながら「こわーい!」「ありえない💦」「独裁じゃん」と
感じてましたね。

 この日本でも、同じことが起き始めました。


● ヤジの市民を道警が排除 安倍首相の街頭演説中 (朝日)
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190716-00000100-asahi-pol


 こんな政治間違ってる!と叫ぶだけで、警察が「危険人物」とみなして
排除する国になった、ということです。

「演説妨害といえるのは、その場で暴れて注目を集めたり、街宣車で
大音響を立てたりする行為で、雑踏のなかの誰かが肉声でヤジを飛ばす
行為は含まれない」
      by松宮教授(立命館大)

警察が、権力の親衛隊ないし私兵と化しつつあります…。
こわい!
ありえない💦
独裁じゃん!
そう、同じ国になりつつあるのです。

 この国を建て直した方がいいと思いませんか。
 少し、この政治の流れにブレーキを書けませんか。

 投票に行きましょう!

2019年7月16日火曜日

過酷な「働き方」、低賃金、生活苦… 各政党の問題意識を比較しましょう


 ありえないレベルの時間外労働、
 過労死、
 ハラスメント(によるうつ病、自殺)…。
 なぜ、この国ではごく普通の「人間らしい働き方」ができないのでしょうか。
なぜ「8時間働いて、週末は趣味や家族との時間に充て、相応な賃金を経て、
貯蓄もでき、健康に生きる」ことが、ここまで“夢のまた夢”なのでしょう。

 これは、先進国の国民の光景ではない。
 そう思いませんか?

 そんな理不尽な現実に、各政党がどこまで真摯に向き合い、対策を考えて
いるか、アンケートが紹介されています。

●ブラック労働、生活苦に悩む人々はどの党に投票?
                   政策比較 参院選2019 (志葉玲)



 人間らしい生活・人生が危うくなっている、これは人権にかかわる問題です。
少なくとも憲法27条はそんな働かせ方を許しません。
各政党の人権感覚が如実に伝わります。

 自分の生活と人生をかけた一票、誰に託すか、ぜひ参考になさってください。

 こちらは、最低賃金についての各政党の公約です。こちらも見逃せません。   
  ↓
 https://twitter.com/aequitas1500/status/1147798470222209025