自民党が、LGBT理解増進法案の今国会への提出を断念した、という件。
差別禁止どころか理解増進すら共有できない同党の感覚は、正直言って、
常軌を逸していると感じざるを得ません。北海道新聞も社説で「差別を
許さないことに疑問の余地はないはずだ。成立断念は納得できない。」
と批判しています。
● LGBT法案 成立断念は納得できぬ (北海道新聞)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/549751?rct=c_editorial
<一部抜粋>
性的指向や性自認を理由とする差別や偏見に苦しむ人たちに向き合い、
社会全体へと理解を広げることは時代の要請でもある。
応えるには、今回のような理解増進を図る法整備が最低でも必要と
なる。それさえもできないと言うのなら、自民党は与党としての責務を
果たしていないと言うしかあるまい。
<抜粋終わり>
簗和生元国土交通政務官は同法案について議論する党内の会合で
性的少数者を「生物学上、種の保存に背く」となじりました。
これはかつて杉田水脈議員がLGBTを「生産性がない」と書いたこと
と重なっていて、いまだ唾棄すべき優生思想を否定せず温存させる
政党であることを示します。
このような、人間の価値にランク付けをし、開き直って差別を容認
する政党に政権を託し続けていることは、国際的見ても、あまりにも
恥ずかしい。(これは五輪憲章とも真っ向から反し、五輪を開催できる
資格はありません。)
この政党に政権を託し続けていいのか、一人ひとりが問われています。
選挙で、投票で、自分の意思を示しましょう。