2021年5月6日木曜日

今後議論するから、という約束の危うさ


 添付は、国民投票法の(18個もの!)付帯決議です。

欠陥の数々について必要な検討をせよというこの決議も、所詮、

不誠実な政治家・政党には何のブレーキにもならず、まさに今日、

抜本的な修正のない「改正」案が採決されようとしています。。。

 「今後議論するからさー」という口約束や付帯決議が、いかに

信用できないものか、何よりも雄弁に語るものですね。




● 国民投票法改正案 衆院憲法審できょう採決の方向 (TBS NEWS)https://news.yahoo.co.jp/articles/0b68393b5194ede21f8df484a73d0d171f3299ae


 <一部抜粋>

 立憲民主党は、国民投票でのCM規制などについて「3年以内に

必要な措置を講じる」と付則に明記する修正案を示していますが、

与党側は、この修正案を受け入れる方向です。このため国民投票法

改正案は、今の国会で成立する見通しとなっています。

<抜粋終わり>


 3年以内に必要な措置を講じる、という付則を明記するくらいなら、

今すぐ、必要な措置を講じればいいのに、それは決してしないわけです。

その理由は、残念ながらどう見ても「必要な措置を講じたくないから」

以外には見当たりません。

 3年以内の議論を確実にする手立てとは具体的にどんなものなのか、

も不明ですし、そもそも、自民党はじめ改憲を強硬に主張する方々が、

「国民投票法の修正がすべて終わるまで改憲は求めない」わけがあり

ません。(現に、今すぐにでも改憲すべきだと憲法記念日に主張して

おられましたね。)


 今日の採決の危うさを、一人でも多くの人と共有したいと思います。