2016年3月28日月曜日

4月23日 緊急事態条項を考えるイベント@浦和のお知らせ☆


 大人気・竪十萌子弁護士が、地元さいたまで大きなイベントを
仕掛けます!
 緊急事態条項ってなに、ほんとに必要なの?
 ヤバいんじゃない?という、なんとなーく疑問をお持ちの方、
ぜひいらしてください。
 もちろん、「なにそれ?今初めて聞いた」という方も、ぜひぜひ
ぜひぜひいらしてください。

 ほんとに迫りつつある、憲法「改正」の怖い話、選挙の前に
頭に入れておきましょう☆


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 戦後初、憲法改正!?
 危険すぎる緊急事態条項、

         みんなで一緒に考えよう!


日時: 4月23日(土)14時~16時
   16時~ 交流会



場所: 市民会館うらわ(コンサートホール)
  さいたま市浦和区仲町2-10-22


出演: 水野スウさん(エッセイスト)
   竪十萌子さん(あすわか弁護士)
   小林玲子さん(弁護士)



参加費: 1,000円
     (資料+お茶+お菓子)


申込み: suutomo423@gmail.com


定員: 130名


主催: suutomoプロジェクト
お問い合わせ: 070-6515-1451
* 託児あり/1人300円
  無料キッズスペースあり

3月31日 憲法カフェ@世田谷のお知らせ☆


 武井由起子弁護士、今年度最後の憲法カフェの会場は
世田谷・新代田です♪
 私たちのなにげない生活が、実は憲法に守られているから
成り立っていること、ご存知ですか?夏の選挙の結果次第では、
この憲法が、思いも寄らない形に、変えられてしまうかもしれま
せん。
 ぜひ今こそ、憲法ってなんなのか、基本のキを、知って下さい♪
ぜんぜん難しいことではありません、お茶を飲みながら聴けて
しまいます♪


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≪憲法カフェ≫
春休み若者優待:10代・20代は、食材費100円のみで!OK


選挙権ってなに? 権利って! 
知って使おう、日本国憲法
一生役立つ、お得講座 昼食を囲んで意見交換も


日時: 3月31日(木)10:00~13:00


会場: 代田区民センター第1会議室
 (井の頭線 新代田駅1分 環七沿い北側)


資料・食材費:1,000円 
  (10代・20代は、食材費100円)



講師:武井由起子弁護士
 (明日の自由を守る若手弁護士の会)



企画: 世田谷・生活者ネットワーク 平和部会


申し込み先: 世田谷・生活者ネットワーク
 (〒154-0021 世田谷区豪徳寺1-20-7-101)
 TEL:3420-0737 
 FAX:3706-1744
 Email: setagaya@seikatsusha.net

4月23日 講演会「緊急事態条項 ココが危険」のお知らせ☆


 緊急事態条項ってなに?「お試し改憲」ってなに?
 「憲法を変える」ってなぜ?どういう風に?という最新事情は、
とりあえずこれを読めば分かる!
 大好評のあすわかの最新リーフレット
『とりあえず知っておきたい イマドキの改憲のはなし』は、
当会HPから通販で販売中です☆学習会の資料としても、
街頭宣伝での配布物としても、もってこいなイッピンです(^^)/
(リーフレット注文フォーム)
 https://mailform.mface.jp/frms/asunojiyuu/eym0hlerovxw


 さてさて、4月23日に、当会会員・中井雅人弁護士の講演会が開かれます。
 

*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*


国連・憲法問題研究会講演会
  緊急事態条項 ココが危険


 


講師: 中井雅人さん
  (明日の自由を守る若手弁護士の会)



日時: 2016年4月23日(土)午後6時半~9時


会場: 文京シビックセンター3階会議室A
  (後楽園駅・春日駅)



参加費: 800円(会員500円)


東京都千代田区内神田1-17-12勝文社第二ビル101研究所テオリア
 TEL・fax03-6273-7233
 email@theoria.info



緊急事態条項 ココが危険

 参院選を前にして、安倍首相は「改憲が現実的課題になった」
(1月21日)と参院選後の改憲をめざす発言を繰り返しています。
昨年9月、安倍政 権は圧倒的な反対の声を無視して、自民党政権
ですら、長年憲法違反だとしてきた集団的自衛権を「法制化」する
安保関連法を強行しました。
 そして、改憲発議議席の国会3分の2を与党が確保していない
状況の中、永田町での多数派工作を画策しています。
 そして、「大規模な災害が発生したような緊急時において国民の
安全を守るため、国家そして国民自らがどのような役割を果たして
いくべきかを憲法 にどのように位置付けるかは極めて重く、大切
な課題と考えている」(1月19日)と安倍首相が述べるなど、緊急
事態条項を明文改憲実現への突破口 としようとしています。
 自民党改憲草案(12年4月)は「外部からの武力攻撃、内乱等の
社会秩序の混乱、大規模な自然災害等が発生」したときは首相が
緊急事態宣言を発 するとしています。
 緊急事態宣言が発せられると、首相は「一時的に権限を付与」
され、「内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定」することが
でき、「何人も国民 の生命、身体及び財産を守るために行われる
措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従わなけれ
ばならない」とされています。戦前の戒厳令 を想起させざるをえま
せん。
 自民党は「緊急事態条項」=戒厳令という指摘を否定しています。
では、なぜ「緊急事態条項」を明文改憲で最初に出そうとしている
のでしょうか。
 「明日の自由を守る若手弁護士の会」(あすわか)で活動する
中井雅人さんに緊急事態条項の何が危険なのか、話していただきます。
  


<中井雅人 なかい・まさひと> 
 明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)。2005年、
大阪府立大学人間社会学部人間科学科入学。外国人労働者・
難民の支援団体で活動。労働者や外国人のために闘う弁護士を
志す。2015年12月、弁護士登録。自民党憲法草案の内容、
安全保障関連法の可決・その議論状況などに危機を感じ、
あすわかに参加。

4月15日 憲法カフェ@福井県池田のお知らせ☆



 子ども達は春休みですね!
桜前線がどんどん北上していって、新しい年度のはじまりを
ソワソワと感じています。
 4月2~3日には神戸・大阪・徳島で、ラッキィ池田さんと
あすわかのコラボイベントが立て続けに開かれますので、
ぜひお子様とご一緒に参加なさってみてくださいね☆

 さて、弘川欣絵弁護士の憲法カフェ、福井県池田で開催されます♪


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 憲法カフェ in 福井県池田


 今、憲法改正が何かと話題になっているけれど・・・
 安保法制というのが決まったけれど・・・
 どういうことをしようとしているの?
 私たち、子どもたちの未来にどんな影響があるのかしら?
 そもそも憲法って何だろう?
 そんな「憲法の今」の疑問、質問に、
 自身も2歳児の娘を持つママさん弁護士の弘川よしえさんが、
 分かりやすく楽しくお話ししてくれます。
 おいしいお茶とお菓子をつまみながら、みんなで一緒に考えてみませんか。


日時: 4月15日(金)PM7:00~


場所: 池田町開発センター1F談話室
  (福井県今立郡池田町稲荷35-4)
 http://www.town.ikeda.fukui.jp/shisetsu/gyousei/p002132.html


参加費: 500円
  (カンパ歓迎!お茶・お菓子付き)


予約不要♪


講師: 弘川欣絵さん
 (大野市出身。大阪弁護士会所属。
  明日の自由を守る若手弁護士の会のメンバー)

2016年3月25日金曜日

いよいよ明日! 性と姓と生をとことん語る24条カフェへ是非お越し下さい☆


 24条カフェの開催が明日に迫っています☆
 予約不要ですので、どうぞお気軽にお越し下さい。

日時: 3月26日(土)13時~

場所: カフェ&バー Untitled
   台東区上野桜木1-5-6 シーダーレジデンスB1
     (JR上野駅 上野公園口より小走り8分!)
 

参加費: 1000円/学生500円


 あれ、もしかして、憲法24条ってなぁに?という方、少なくないのかも…
 明日来て頂ければ全部お話しますYO!
 

というだけでは不親切かもしれませんので、かいつまんでお話すると…

 まず、憲法には国家の究極の目的・究極のテーマが書かれています。
 それは13条「個人の尊厳」です。簡単に言えば、「みんなありのままで
誇りある自分らしい生を歩んでいいんだ!」、という宣言です。
 憲法24条は、「当然だけど、憲法13条の精神は家庭内にも夫婦間
にも流れるものだよ。夫と妻は平等な関係だよ。家族法は、この精神に
基づいて定められなければなりません。」という規定です。
 戸主が家族を統率して、子は親に従属し、妻は夫の付属物として権利
能力はなく、不倫して罰せられるのは妻のみで…という、家制度が、敗戦
まで続きました。
 憲法24条が制定されたことで、この家制度を支えた法律が一気に憲法
違反になり、改正されました。
 日本の女性を「付属品」から「誇りある人間」に戻した条文であると共に、
国民を「あるべき家族」観から自由にした、ものすごいパワーとドラマの
ある定めなんです。
 


 この条文を自民党は変えたがっています。

 「家族は社会の基礎的な単位である」なんていうフレーズを入れたがって
います。婚姻は両性の合意「のみ」で決まるはずのものなのに、「のみ」と
いう言葉を削除しようとしています。


 え、なんで、わざわざ?
 なんかへんなの…


 この「家族保護条項」を改正草案で提案するに至るまでに自民党の中で
どんな議論があったか、資料(2004年3月自民党憲法調査会)を覗いて
みると、いろいろな「発言」が出てきます。


「憲法とは何かと言えば、やはり愛国心の1番の発露なのではないか。
・・・そしてその根底にあるのは何かと言えば、家族だ。1人で人間が
個人の権利だけを主張して生きられるはずがない。そういう国がもし
あるとすればバラバラになる、崩れるに決まっている。人間の支えと
なるもの、根底は家族に決まっているわけで、その家族観をぜひ憲法
に書いて頂きたい。」(by 西川京子衆議院議員)


「個人・家族・コミュニティ・国という階層のなかで、日本人は国も捉えて
いるのではないか。したがって、急に国に奉仕しろといわれても飛びすぎて、
まず家族・コミュニティに奉仕をする延長線上のなかに国に対する奉仕も
位置づけたほうがなじみやすいのではないか。そういう意味で家族・個人
の関係をもう1回構築をしていくことが、まさに大変重要なことではないか。」
(加藤勝信衆議院議員)

「いまの日本国憲法を見ておりますと、あまりにも個人が優先しすぎで、
公というものがないがしろになってきている。個人優先、家族を無視する、
そして地域社会とか国家というものを考えないような日本人になってきた
ことを非常に憂えている。夫婦別姓が出てくるような日本になったという
ことは大変情けないことで、家族が基本、家族を大切にして、家庭と家族
を守っていくことが、この国を安泰に導いていくもとなんだということを、
しっかりと憲法でも位置づけてもらわなければならない」
(森岡正宏衆議院議員)
 


 …( ̄Д ̄;)


 「家族の絆を取り戻そう!」とか、なんか、一見いいこと言ってそうな訴え
の根底には、明らかに「国家への服従」「あるべき家族」観への共感、
家制度への郷愁があります。


 イマドキ!?
 うそでしょ、と思いますか。

でも、現実に、その提案を現実のものとしようという動きが加速しています。
 憲法って9条とか平和とか、そういうやつでしょ、…いえいえ、全然それ
だけじゃないのです。私たちのなにげない暮らし自体にかかわる、けっこう
「崖っぷち」な事態です。
 もっと知りたい方、もっ学びたい方、ぜひぜひ、明日13時から、
「24条カフェ」にお越し下さい v(≧∇≦)o

2016年3月22日火曜日

今朝(3月22日)の東京新聞 「あすわか VS 日本会議」!


今朝(3月22日)の東京新聞「こちら特報部」で、
あすわかが大きく取り上げられています☆








 なんと、日本会議 VS あすわか という構図で書いて下さっています。
 こんな「重厚」な「歴史ある」団体と堂々とわたりあってる感じで
とりあげてくださり、光栄です(笑)。

 先日盛況を博した「緊急事態条項がヤバすぎるのでフェスで叫ぶことに
しました。」の様子や、憲法カフェの様子が丁寧に書かれています。
小谷弁護士の伝説と化したパンゲアでの憲法カフェの写真も
掲載されています(^^)/
対して日本会議での動きは…?という感じで。

 朝刊なので、もうすぐ売り切れてしまう!
 ということで、皆さま、ぜひぜひ急いでお買い求めください!☆
 東京新聞にはあつく御礼申し上げます。

2016年3月20日日曜日

3月26日 憲法カフェ@鶴見の保育園のお知らせ☆


 次々と桜が開花していますね!
 いよいよ春到来(でも花粉もモウレツ…涙)♪
 何か新しいこと始めよう、とスタートするにはピッタリの季節です。
 鶴見の保育園で憲法カフェが開かれます。お子さん連れでも
大歓迎ですので、ぜひお越しください(^^)/


*:.。..。.。o○*:.。..。.。o○*:.。..。.。o○*:.。..。.。o○*:.。.


日時: 3月26日(土) 10時~12時
  (受付9時45分~)

   終了後、自由参加のランチタイム(お弁当の持込可能です)


場所: 鶴見あけぼの保育園
  (JR鶴見駅・京急鶴見駅から徒歩5分)


参加費: 大人500円、こども無料
   (託児はありませんがキッズスペースを設けます)


主催:ママの会@つるみ


お申し込み先: peace.from.mama@gmail.com 
  メールタイトル(件名)に「3/26憲法カフェ」と書き
  本文に以下①②をご記入下さい。
  ①参加される大人の方全員のお名前
  ②お連れになるお子さまの人数と年齢
  

※ お問い合わせもこちらで受付けます。
  会場への直接の問い合わせはご遠慮ください。

2016年3月19日土曜日

まだまだ募集中☆ 女性輝く「はずない」アベ政治カルタ



 先日あすわかで大募集!いたしました
「女性輝く(はずない)アベ政治カルタ」


略して #はずないカルタ


 集まったカルタは当会が責任をもってピックアップさせていただき、
来週26日(土)のイベント「24条カフェ」で大々的に発表させていただきます!


 イベントのチラシをご覧になったになった方は、既にお気づきだったかも
しれません(ウラを見てね)。


 ツイッターでハッシュタグ#をつけての応募のほか、
 当記事のコメント欄、当会メールアドレスへの送信でもOKです☆



 思いつきで作っちゃってかまわないので、
 皆さんどんどんチャレンジしてくださいね!




<今まで寄せられた作品>


ど 「同姓強制 “なんちゃって伝統”」


い 「いいよ働いて 男並みにできるんならどうぞ」


ほ 「保育園、“一番近所を希望”は高望み」


ほ 「ほしいでしょ勲章 だから保育士辞めないでね」


ほ 「保育園の切れ目が雇用の切れ目」


ひ 「非正規は、妊娠したら、更新しません我が社の方針」


ぱ 「パート月額25万 紹介してよ、安倍総理」


ひ 「他人事です 通称使用で十分です」

トークイベント「24条カフェ」 託児サービス先着5名まで☆



 3月26日(土)開催予定のトークイベント
「24条カフェ~めくるめく憲法とセイの世界~」
 
 託児サービスのご案内です!


 スペース上の問題で、少人数で申し訳ありませんが、
 先着5名まで、受け付けます☆


 託児をご希望の方は、
 peaceloving.lawyer@gmail.com まで、
 お子様の氏名、年齢(月齢)、性別 をご記入の上、
メールでお申し込みください。


 

2016年3月18日金曜日

ラッキィ池田さんの平和がいっぱいなダンスイベント3連続企画☆(兵庫→大阪→徳島!)


 人気振り付け師のラッキィ池田さんが、子ども達と元気に
ダンスしながら、平和や自由について感じ・語り合う大人気
イベント、実は大阪だけでなく、兵庫や徳島でも企画されて
います!

 特に、西日本の子ども達には春休みのとっておきなイベント
になるはず☆
 どれも、あすわかメンバーたちが準備に奔走しています。
堅苦しく話を聞くより、身体で自由や平和を感じることが、
なにより大事!
 ぜひぜひ、お友達とお誘い合わせの上、ご参加下さいね(^^)/


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① ラッキィ池田さんと踊って学ぶ
         親子deケンポー!!@兵庫


日時:2016年4月2日(土)10時開演
  (9時45分開場、11時半頃終演予定)



場所: 兵庫県西宮市民会館中会議室(401)


参加費:おとな1,000円、
     中学生以上500円、
     小学生以下無料



申込先:078-371-2060(あいおい法律事務所・吉江)
     asuwaka.hyogo@gmail.com

  申し込みの際には、
①参加人数(大人◯人、子ども◯人)、
②代表者のお名前、
③お子様の年齢、
④連絡先(メールアドレスor電話番号)をお知らせください。











②  ラッキィ池田さんと踊って
        憲法学んじゃおう!@大阪


日時: 2016年4月2日(土)
   午後3時~午後4時45分

   (開場:午後2時30分)


会場: 大阪弁護士会館2階ホール
     (大阪市北区西天満1-12-5)


定員: 600名(事前申込制・先着順)
  (ただし、大人のみ、子どものみでのお申込みはできません。)


参加費:無料
   大阪弁護士会主催 あすわか共催


お申し込みは、こちらから
http://www.osakaben.or.jp/event/2016/2016_0402.php









③ ラッキィ池田さんと踊って
         憲法学んじゃおう♪@徳島


日時: 2016年4月3日(日)
   13:30~16:30(開場13:00~)



場所:徳島県建設センター7Fホール


参加費:無料


キッズスペースあります 途中入退室OK


お問い合わせ先:Facebokk「安保関連法に反対するママの会徳島」へメッセージください。

主催 安保関連法に反対するママの会徳島

協賛 徳島弁護士9条の会



2016年3月17日木曜日

多様性を認める社会でいいじゃない、それが“1億総活躍社会”でしょう?


 毎日新聞の記事をご紹介します。

 「論点 家族はどこへ」
 http://mainichi.jp/articles/20160212/ddm/004/070/012000c


 「誰もがありのままの自分で生きていっていい、自分らしい人生を
歩んでいいんだよ、国家っていうのはそういう国民一人ひとりの自由
で誇りある人生を守るために作ったものなんだから。」


 これは近代国家…自由&人権、社会契約などの思想が「人類普遍
の価値観だ」と受け入れた近代の国家にとっての、究極のテーマです。
日本国憲法では、13条でこれが宣言されています(難しい言葉では
「個人の尊厳」といいます)。


 一見、誰もが「自分らしく生きていきたい。」というこのシンプルな
テーマを「そうだよねー」と受け入れているようにも思えますが、
でも、現実はなかなかそうはいっていません。

 昨年12月、最高裁大法廷は、夫婦同姓を強制する民法750条の
規定は「憲法違反ではない」とま・さ・かの判決を出しました。
 産まれた時から自分を表す氏名を、事実上、女性ばかりが、結婚を
機に変えなければならない。この「なんちゃって伝統」に苦しめられて
いる女性の声は、聞き入れられませんでした。
 
 国連から再三にわたって勧告を受け続けているこの夫婦同姓、
本来ならさっさと国会が動いて法改正すればいいだけの話です。

 なにも、「今後、すべての夫婦は結婚しても別姓で」と改正しろー
だなんて期待していません。「一緒の姓にしたい夫婦はどうぞ同姓
にしてください。別姓のままでいたい夫婦は別姓でもいいです。」と
選べる制度にしてくれればいいのです。
 これも再三訴えてきたのに…


 おかしいですね、
 「すべての女性が輝く社会」を作ろうと宣言なさっている安倍政権、
なぜ積極的に夫婦別姓を選べる制度にしようと動いてくれないので
しょうか。
 「すべての女性が、その人らしい個性を謳歌させた人生を歩める
社会を作りたい」と、本気で思っているのなら、国際的にも恥ずかしい
この夫婦同姓、一刻も早く終わらせてくれるはずなのですが…


 「1億総活躍社会」っていうのも、有識者会議のメンバーとして登用
された菊地桃子さんがおっしゃっていましたが、結局「多様性を認め
合う社会」のことなのではないでしょうか。すべての人が「その人らしさ」
を存分に発揮できる社会こそ、1億総活躍社会と名乗る資格がある
と思います。
 


 最初にご紹介した新聞記事で、18歳のモデル・藤井さんは「結婚
したら好きな相手の名字に変えたい!」と語っています。そういう人も
もちろんいるでしょう。結婚にかける思いは、人それぞれです。
 そして、どんなに相手を愛していても、自分の名前を変えることとは
別問題だと感じる人がいることも、また事実です。
 それぞれのカップルが、それぞれのスタイルの結婚をして、それぞれ
のスタイルの家族を作り上げればいい…それだけの話なのですが、
な・ぜ・か、「家族とはこういうものだ」「日本の伝統的な家族の形以外
の形を認めてはいけない」と、価値観を押しつけてくる人たちが、
少なくありません。
 最高裁判所には、そういった「名字が同じなのが夫婦っていうもんで
しょ」という「常識」をちょっと疑ってみよう、という意識があまり感じられ
ませんでした。

 八木教授に至っては、なんというか…
「「国際標準は夫婦別姓」という論も乱暴だ。グローバルスタンダードは
善なのか。文化背景の相違を認識すべきだ。」と、すべてを価値相対的
に考えるべきものだとおっしゃいますが、
 その理屈だと、
 イスラム教における石投げの刑も、
 アフリカ諸国における女性器切除の文化も、
 「良き伝統」の一言で済まされかねません。


 なにも、「みんなが持ってるから私も欲しい」というおもちゃをねだる
常套句をここで持ち出しているのではありません。
 「人間がそれぞれかけがえのない存在として、自由に生きる権利を持つ、
そしてその自由を保持するために国家が作られた。」という人類普遍の
価値観をしっかり保障していこう、と言っているのです。
そもそもそれってほんとうに「伝統」なの?というレベルから疑問ですが、
「伝統」の名の下にすべてを許しては、多様性が認められる社会はたぶん、
ほとんど実現不可能でしょう。


 おぉっと…長くなりました。
 もうちょっと聞いてみたい方、ぜひぜひ26日(土)の「24条カフェ」へ
お越し下さい☆
「女性が輝くって…うーん、なんだかなぁ」と抱えるそのモヤモヤを
スッキリさせる言葉と出会えるかもしれません!(^^)/

2016年3月16日水曜日

あの校長の話を聞いて目眩… 24条カフェでスッキリさせませんか!


 今さらですが、大阪市立茨田北中の寺井寿男校長が、
2月29日の全校集会で、「女性にとって最も大切なことは
子供を2人以上産むこと」と話したことが、だいぶ話題に
なっています。
 詳しい発言は以下のとおりです。

* * * * * * * * * * * * * * *

 今から日本の将来にとって、とても大事な話をします。
特に女子の人は、まず顔を上げて良く聴いてください。
女性にとって最も大切なことは、こどもを二人以上生むことです。
これは仕事でキャリアを積むこと以上に価値があります。
 なぜなら、こどもが生まれなくなると、日本の国がなくなって

しまうからです。しかも、女性しか、こどもを産むことができません。
男性には不可能なことです。
 「女性が、こどもを二人以上産み、育て上げると、無料で国立

大学の望む学部を能力に応じて入学し、卒業できる権利を与え
たら良い」と言った人がいますが、私も賛成です。子育てのあと、
大学で学び医師や弁護士、学校の先生、看護師などの専門職
に就けば良いのです。子育ては、それ程価値のあることなのです。
 もし、体の具合で、こどもに恵まれない人、結婚しない人も、

親に恵まれないこどもを里親になって育てることはできます。
 次に男子の人も特に良く聴いてください。子育ては、必ず夫婦

で助け合いながらするものです。女性だけの仕事ではありません。
 人として育ててもらった以上、何らかの形で子育てをすることが、

親に対する恩返しです。
 子育てをしたら、それで終わりではありません。その後、勉強を

いつでも再開できるよう、中学生の間にしっかり勉強しておくことです。
少子化を防ぐことは、日本の未来を左右します。
 やっぱり結論は、「今しっかり勉強しなさい」ということになります。

以上です。
* * * * * * * * * * * *


 聞こえてくる反響のほとんどは「ありえない」「女性をなんだと思って
るんだ」という強い批判のようです。
 よかった…
 でも、もしかしたら「そのとおりだ」とうなづいている人も少なくない
のかもしれません。

 「ありえない」と怒る私たちは、この、校長の話に頷いている人に
何を語ったらいいのか、考えなければいけないなぁと思います。
 頷く人には、たぶん2種類います。
1つは、「女は家庭に入って子どもを産み育てるのが使命なんだから
当たり前だ。」と、生まれてくる時代を間違えてしまったような人。
この人たちは…そうですね、とりあえず、おいておきましょう。
 もう1つのパターンとして、「いや、なんか女の人には失礼な話
かもしれないけどさ、でも少子化だし、社会を支えるには、やっぱ
出生率上げなきゃダメなんじゃない?女しか生めないんだから、
女性がグっとこらえなきゃいけないのかもしれないよ」と、100%
善意で、差別している自覚なく、社会や未来のことをまじめに考えて、
校長の話も「まじめによく聞いて」そう語る人です。
 この後者の方々には、まだ、私たちには語る言葉があります。


 およそ国家とはなんのためにあるのか。
 人とは、なんのために生まれて、なんのために生きているのか。
 すごく大きなテーマを今、書きましたが、そんなの簡単です。
「人それぞれがありのままの自分を謳歌させて幸せを見つけるため」です。
 かけがえのないたった一人の存在である「私」「あなた」は、誇りを
持って「自分らしい」人生を歩むために生きていっていいのです。
生きていくのです。
 国家は、そんな「私」「あなた」の尊厳ある人生のために、なにかと
必要だから生み出された「枠」です。何度でも言いますが、個人の
尊厳ある人生を保持するために、人々は国家という枠組みを作って
政治を託しています。
 決して、「国家のために生まれた」のでもなければ、「国家のために
生きる」のでもありません。
 これ、憲法にはすでに書かれています。
 
 日本国憲法13条前段
 全て国民は、個人として尊重される。


 このシンプルなフレーズは、上に書いた大きなテーマの(ぎゅっと
濃縮した)究極の答えです。
 寺井校長先生には、この発想がまるでないというか、発想が逆転
しています。「国家のために人がいる」「人は社会や国家を発展
させるために生きなければならない」、そんなところでしょうか。
 校長の話を聞いてショックを受けた生徒さん達には、今すぐにでも
憲法13条を伝えたいと思います。
 女性が子どもを産むかどうか、何人産むかどうかはまっっったく自由
選択の問題です。産みたくても産めない人もいるでしょう、大きな夢に
まっしぐらな人は出産はいいやと思っているでしょう。
 校長先生は「社会・国家の発展に貢献する女性こそ価値がある」という
物差しで女性を計り、「2人以上産む女性は優秀」とか順序づけている
わけです。
 そんなの、余計なお世話としか言いようがありません。

 まじめに善意で「でも少子化だと社会は衰退してしまうんでしょう?
校長の言う話も、もっともなのかなぁ」と悩む人には、伝えましょう。
人は国家のために生まれてくる存在ではないんだよ、と。
 少子化は食い止められません。
 日本の人口は減るでしょう。
 でもそれをなぜ「国家の一大事」だととらえるのでしょう?
 「国家は強大な国へと成長しつづけないといけない」という前提を
そもそも疑うべきなのではないでしょうか。
 国家は株式会社ではありません。人口が少なくなるなら、だんだん
小さくなる国としてどう国民の生活を守るのか、そういう方向性で
考えればいいだけではありませんか?
 
 21世紀なのに、2016年なのに、いまだに女性を「産む機械」だと
考える風潮が消えません。今の政府には、すべての女性が「自分らしい」
人生を歩めるように、という本っ当の意気込みも、なんだかちっとも感じ
られません。
 そんなことを、しゃべり倒すイベントが26日(土)に開催されます☆

 24条カフェ~めくるめく憲法とセイの世界~

日時: 3月26日(土)13時~15時

場所: カフェ&バー Untitled 
  台東区上野桜木1-5-6 B1
 (定員70名くらいのライブハウスです)


参加費: 1000円(学生500円)

ゲスト: 打越さく良氏(弁護士)、
     北原みのり氏(作家)、
     北田暁大氏(東京大学教授)

参加申込み不要

2016年3月15日火曜日

緊急事態条項「叫ぶことにしました。」フェス おまけ



 フェスの写真、おまけコーナーです。


 司会の太田啓子弁護士、ゲストの岡田憲治教授、そして高身長際立つ飛び入りゲスト
の西谷修教授のスリーショット☆








 あすわかリーフレット販売コーナー☆
 たくさんのお買い上げ、ありがとうございました!






   受付担当・近藤理沙弁護士☆
  この後、夜までたくさん飲みました♫










  司会の大役を終えて安心しきっている平成生まれ・江夏大樹弁護士
 




『直球政治学』収録からのご縁3人+総監督・総惠燕弁護士♫









  書籍販売コーナー☆






 

緊急事態条項「叫ぶことにしました。」フェス 国会議員からのメッセージ


 「緊急事態条項がヤバすぎるのでフェスで叫ぶことにしました。」には、
多くの国会議員からメッセージが寄せられました。
 立憲主義を取り戻すための政党を超えたつながりは心強いですね!


 メッセージをお寄せくださった議員の方々には、あつく御礼申し上げます。



●枝野幸男衆議院議員(民主党幹事長)


 安倍政権は立憲主義を否定し、誤った民主主義を進めています。


 そして、本来権力を縛るための憲法を、権力の都合のよい内容に
変えることを企んでいます。日本の未来を危うくするこのような
暴挙を絶対に許すわけにはいきません。


 法曹人としての皆様は、本日のような機会に安倍政権の危険性を、
市民の皆様に強く強く訴えてください。


 立憲主義と民主主義を守るために、ともに連帯して頑張りましょう!





●近藤 昭一衆議院議員(民主党)

「緊急事態条項がヤバすぎるのでフェスで叫ぶことにしました。」の
ご開催にあたり、関係者の皆様のご努力に心からの敬意を表します。

主催団体である「明日の自由を守る若手弁護士の会」の皆さんとは、
2013年4月に、96条先行改憲に反対して「立憲フォーラム」を
設立して以来、共に活動をしてきています。

安倍政権が目指す緊急事態条項の導入の危険さは、「ナチスの手口に
学ぶべきだ」との麻生太郎氏の発言からも明らかであり、被災地で
法的支援に奔走する弁護士達が「有害無益である」と訴えていること
もお聞きしています。

今日の集会に集う皆さんとしっかりと連携した活動を展開することを
お誓いし、ご挨拶とさせていただきます。                                 

2016312

 

 
●西村智奈美衆議院議員(民主党)

 フェスタにあたり、激励のメッセージをお送りします。
 緊急事態条項は本当に駄目です。論理を無視して無理を通す安倍自公
政権は、すでに改憲へと向かっています。私は憲法が不磨の大典とは
思いませんが、安倍政権による改憲だけはさせてはならないと強く
訴えたい。
 自由と民主主義のために、立憲主義のために、ともにたたかいます。

 

●菊田まきこ衆議院議員(民主党)

「緊急事態条項がヤバすぎるのでフェスで叫ぶことにしました。」
イベントのご盛会を心からお慶び申し上げます。

日頃より、全国各地で憲法カフェを開催する等、ご活躍されている
明日の自由を守る若手弁護士会」のご活動に対し、心から感謝と
敬意を表します。

 ご承知の通り、自民党が検討している「緊急事態条項」の規程は、
大規模災害や有事の際に、内閣総理大臣に権限を集中させ、一方で
国民の権利、自由を制限する内容です。何をもって「緊急事態条項」
と認めるのか、時の権力者の判断によって拡大解釈される可能性が
あります。国家権力が基本的人権を制限することは民主主義の根幹を
揺るがすものであり、昨年、強行採決された安保法制に続く暴挙で
あります。

 そもそも立憲主義を無視している安倍政権が憲法改正に突き進む
こと自体が危険であり、良識ある国民の理解と共感は得られないと
考えます。私は引き続き、安倍政権の暴走を止めるため全力で闘っ
て参る決意です。共に頑張りましょう!

 本イベントのご成功をお祈り申し上げ、メッセージと致します。      

平成28年3月12日

 

●階猛衆議院議員(民主党)

 緊急事態条項には反対です。

 現行憲法の民主主義や基本的人権の尊重という基本理念に抵触
するからです。

 いざという時に国が何でもやれるようにすることは、平時において
準備を怠ることにもつながりかねません。また、緊急時においても、
国の指示待ちになって現場が思考停止になってしまいます。

 大事なことは、平時から必要な制度をできるかぎり整備し、また
今ある制度をいざというときに活用できるよう万全に訓練しておく
ことだと思います。



●志位和夫衆議院議員(日本共産党委員長)

 本日のイベントにお集まりのみなさんに心から連帯のメッセージを
送ります。自民党改憲草案の緊急事態条項は、内閣への権力の集中と
 国民の基本的人権の制約を行うことを明記し、独裁国家、戦争国家
に道を開き憲法9条の改定につながる危険きわまりないものです。
政府与党の危険な改憲策動を許さず、日本国憲法の平和主義、立憲主
義、民主主義を貫く新しい政治、すべての国民の個人の尊厳を守り
大切にする社会をめざし、ご一緒に手を携えてがんばりましょう。       

2016年3月12日

 

●こくた恵二衆議院議員(日本共産党)

 明日の自由を守る若手弁護士の会主催で開かれる「緊急事態条項が
バすぎるのでフェスで叫ぶことにしました。」をテーマにしたイベ
ントの開催に敬意を表します。

 安倍首相が憲法の条文そのものを変える明文改憲に強い執念を示し続け、
さらに「緊急事態条項」の創設や9条の改憲を持ち出していることは絶対
に許せません。

 戦争法廃止、集団的自衛権の閣議決定撤回、立憲主義の回復に向けた
野党共同をさらに大きくひろげ、憲法9条の解釈を変更した戦争法具体
化の動きとともに、緊急事態条項などを持ち出した明文改憲に反対し、
あらゆる憲法破壊を許さないために頑張ります。

 
●塩川鉄也衆議院議員(日本共産党)

 自民党・安倍政権は、改憲への執念をむき出しにしています。
32日にも、安倍総理は、参院予算委員会で、明文改憲を「在任中に
成し遂げたい」と表明しました。総理が改憲の課題にあげる緊急事態
条項は、国民の権利や地方自治体の権限を制限する独裁政治への道です。

 昨年の通常国会、自民党・安倍政権は、国民多数が反対した憲法違反
の安保法制=戦争法成立を強行しました。このことで、多くの国民が、
「なぜ、国民多数の声が反映しないのか」「主権者の声を聞け」という
声が上がっています。

 緊急事態条項は、この国民の声を無視するどころか封殺し、議会制
民主主義も、国民の権利も破壊する危険な改憲案として、絶対に許さ
れません。

 いまの国会は「自民一強」と言われていますが、これは小選挙区制
による「虚構の多数」にすぎません。自民党・安倍内閣は、全有権者
17%(2014年総選挙)に過ぎない指示で獲得した「多数議席」の
もとで成り立っているのです。

 今年は、憲法公布70年の節目の年です。主権者は国民です。
 国民の多数の意見を踏みにじる強権的な安倍政権は終わりにし、
平和・人権・民主主義の憲法が花開く日本にしなければなりません。

  私も皆さんとご一緒に、全力で頑張ります。

 

●赤嶺政賢衆議院議員(日本共産党)

 お集まりの皆さまに心より敬意を表し、連帯のメッセージを送ります。

 緊急事態条項の本質は、立憲主義を破壊して国民の権利を制限するもの
す。その悪用・濫用によって、かつてはヒトラーの独裁を許す全権委任
を成立させたほど、自由と民主主義を脅かす危険なもので立憲主義にも
反します。

 災害時・緊急時こそ、人権保障の観点と権力分立によって権力の暴走を
食い止め、国民に本当に必要な情報を開示し施策を講じることが重要であり、
被災地域の弁護士会も実際の被災経験から考察した上で災害対策に緊急事態
条項は不要であるとの声明等を出しています。

 戦争を禁じた日本国憲法の下で求められるのは、緊急事態を招かない
ための外交努力であり、首相独裁を許すような緊急事態条項は必要あり
ません。今後も憲法改悪を阻止するたたかいに全力で取り組んでまいり
ます。ともに頑張りましょう。

 2016年3月12日

 

●大平喜信衆議院議員(日本共産党)

皆様の創意あふれるとりくみに、心からの敬意と連帯を申し上げます。

総理大臣の一存で法律と同一の効力を有する政令を制定し、基本的人権
の制限すらされかねない緊急事態条項の創設は、絶対に認められません。
私は憲法審査会にも所属しておりますので、皆様の声を代弁して、なん
としても阻止をするために全力でがんばります。

 

●笠井亮衆議院議員(日本共産党)

明日の自由を守る若手弁護士の会のイベントに心から賛同します。

いま狙われている「緊急事態条項」は、本丸9条改憲への突破口にとど
まらず、それ自体が「戒厳令」による「独裁国家」をめざすもので、
断じて許されません。

ヤバすぎる「緊急事態条項」などいらない、住宅再建など被災地への
法的支援の拡充こそ! この叫びをシッカリ受け止め、国会でも全力
をあげます。

日本の政治に立憲主義と民主主義を取り戻すため、ともに力を尽くしま
しょう。

 2016312

 

 ●梅村さえこ衆議院議員(日本共産党)

 緊急事態条項による国民の基本的人権を制約は、戦争への道です。
  戦前に逆戻りする改憲を許さないために、ごいっしょにがんばり
ましょう。

 

●畠山和也衆議院議員(日本共産党) 

 自民党の憲法改正案を見ると、安倍首相がめざす緊急事態条項の危険
がよくわかります。地方自治への指示や基本的人権の制限など、堂々
と書かれています。

 これ自体が危険なものですが、さらに憲法9条をはじめ憲法の全面
改悪へ道を開くものであるならば、到底認めるわけにはいきません。
 いっしょに力をあわせてがんばります。

 

●田村貴昭衆議院議員(日本共産党)

 「緊急事態条項」は、有事や内乱、大規模自然災害のさいに、内閣
総理大臣が緊急事態の宣言をおこなう。同時に、法律と同じ効力を
もつ政令の制定と、地方自治体へ指示をおこない、基本的人権を制限
するものです。
 これは、まさに戒厳令です。
 こんな危険な「緊急事態条項」を突破口に改憲をめざす安倍政権の
たくらみを、決して許してはなりません。私は、憲法を守り、戦争法
廃止のために、皆さんと一緒に頑張る決意です。ともに頑張りましょう。

 

●藤野保史衆議院議員(日本共産党)

 日頃から、憲法・立憲主義を守る活動と被災地支援にご尽力されて
いるみなさんに、心から敬意を表します。

 政府が狙う憲法改悪のテーマのひとつである「緊急事態条項」は、
国家権力に権限を集中させ、国民の権利を包括的に制限するのもので、
まさに、「現代版国家総動員法」と言えるものです。その目的は、
昨年強行された「戦争法」に組み込むことができなかった国民や自治体
に対する権利制約や統制をすすめようとするものであり、その本質は、
「戦争する国づくり」にほかなりません。

 このような人権軽視の危険な改憲を許してしまえば、立憲主義は
ますます破壊され、日本が戦争や独裁政治の道へ限りなく近づくと
いうことは、歴史の教訓からも明らかであり、絶対に許してはなり
ません。

 私もみなさんとともに、憲法改悪を許さず、基本的人権を守りぬく
ために力を尽くす決意です。
  ともにがんばりましょう。


  2016年3月12日

 

●島津幸広衆議院議員(日本共産党)

 安倍政権が狙う「緊急事態条項」は、日本を独裁国家、「戦争する国
に変える道です。あらゆる明文改憲を許さす、日本国憲法の平和主義、
立憲主義、民主主義を守り貫く新しい政治をめざして力をあわせましょう。

 

●畑野君枝衆議院議員(日本共産党)

 「緊急事態条項がヤバすぎるのでフェスで叫ぶことにしました。」を
開催された、「明日の自由を守る若手弁護士の会」のみなさん、参加
されたみなさんに、心から敬意を表します。

 安倍政権は、災害関連の法整備や制度の拡充には背を向け、その一方で、
災害を口実に「緊急事態条項」を設けようとするなど、憲法改定への動き
をつよめています。

 被災地からは、東北6県の弁護士会をはじめ、「東日本大震災を改憲
に利用するな」という怒りの声があがっています。

 緊急事態条項は、憲法そのものを破壊する極めて危険なものであること
は明らかです。断じてゆるすわけにはまいりません。

 日本共産党は、すべての政党、団体、個人によびかけ、みなさんと力を
合わせ、緊急事態条項の動きを阻止し、戦争法(安保法制)を廃止するた
め、全力をあげる決意です。ともに頑張りましょう。  

 2016年3月12日

 

●真島省三衆議院議員(日本共産党)

 「緊急事態条項がヤバすぎるのでフェスで叫ぶことにしました。」に
ご参加の皆さん、こんにちは。

 国民の反対の声を踏みにじった戦争法強行により、立憲主義を踏みに
じった安倍政権が次に狙っているのが、「緊急事態条項」です。

 国会の関与なしに時の政府の判断で、人権制限などの政令制定可能な
ことや、国が国民に服従義務を課すなど、極めて危険な中身ですが、まだ
その危険性があまり広く知られていません。

 また、災害関連の法整備や制度拡充には背を向けながら、「大規模な自然
災害」を口実にした憲法改正の動きは、何としても阻止しなければなりません。

 これらの問題を多くの人に知らせ、反対のうねりをつくりましょう。
立憲主義を守るため、未来を担う皆さんとともに、手を携えて私も全力で
取り組みます。ご一緒に頑張りましょう。

 

●斉藤和子衆議院議員(日本共産党)

 この国の行く末を決めるのは主権者国民です。

 その権利を、ことごとく奪い、独裁政治に道を開く緊急事態条項、明文
改憲を必ず止めましょう。

 日本国憲法を守れるかどうかは、今を生きる一人ひとりの主権者の選択
にかかっています。
  必ず無傷のまま憲法を次の世代に引き継ぎましょう!!

 
●清水忠史衆議院議員(日本共産党)

 安倍政権が狙う明文改憲阻止へ、国民的連帯を強めましょう!

 私たちも国会でしっかり論戦を行い、憲法守れと叫びます!

 「緊急事態条項がヤバすぎるのでフェスで叫ぶことにしました」の
ご盛会を心よりお祈りしています!

  2016311

 


●福島みずほ参議院議員(社民党)

 緊急事態宣言が出されれば、内閣は、法律と同じ効力を持つ政令を
出すことができます。国会は、唯一の立法機関。
 実質的に立法を国会から取り上げるもので、国会の死です。

 内閣が、実質的に、法律を作り、法律改正をし、基本的人権を制限
できます。

 ナチス・ドイツの国家授権法と同じです。そのことを、参議院予算委
員会で、総理に質問をしました。総理は、度を超えた批判だ、批判は
慎んでもらいたいと答弁。とんでもありません。緊急事態宣言は、
戒厳令です。戒厳令の発動を許してはなりません。

 自民党日本国改正草案は、説教タレタレ憲法。
 国民を縛るもので、憲法ではありません。総理は、在任中に憲法改正
をすると言い、7月の参議院選挙で、改憲に必要な3分の2以上の獲得を
めざすと言っています。憲法を生かすのか、殺すのか、それが問われる
選挙です。
 護憲の議員を一緒にたくさん作っていきましょう。私も頑張ります!

 

 

2016年3月14日月曜日

緊急事態条項「叫ぶことにしました。」フェス 報道のご紹介☆



 盛況のうちに幕を閉じた「緊急事態条項がヤバすぎるのでフェスで
叫ぶことにしました。」、多くのマスメディアが取材に来てくれました。




 真っ先に報道してくださったNHK
 http://www3.nhk.or.jp/ne…/html/20160312/k10010441021000.html





 今朝の神奈川新聞
 http://www.kanaloco.jp/sp/article/158811




 その他、琉球新報や東京新聞などでも大きく報じて頂けました。
ありがとうございました!
 「緊急事態条項」は、憲法に導入されれば自爆装置になる破壊力を
持つにも関わらず、まだまだ人口に膾炙されているとはいえません。
どんなものなのかをマスメディアが報道しなければ、災害対策のため、
という政府のイメージ戦略を打ち破るというハードルは高くなってしま
います。
 私たちあすわかはまだまだ元気に怒りと笑顔を絶やさずに叫び
続けますので、マスメディアの皆さま、どうぞご協力ください!







緊急事態条項「叫ぶことにしました。」フェス 岡田憲治先生のコメント☆



 「この夏の民主主義をどう生きるか」
 これまでリベラルサイドが語りかける対象は同じキャンプの人間だった。
自分たちの考えを確認し合う内輪のやりとりだった。そうではなく、声の
届くところはもっと遠くにも、もっと近くにもあるだろう、と。デモクラシーとは
なにか、結局のところそれは「どうやって友達を作るか」にたどり着く。
この場に集まった人たちには、緊急事態条項の危険性についての認識が、
もうある。問題なのは、真面目に、100%善意でもって「緊急事態なんだから
みんなガマンして、協力しなきゃいけないんじゃないですか」と考える人。
安保法制についても、「いや、だって平和を守るためには自衛隊を活用
できなきゃならないでしょ、自衛隊を活用できないのが憲法のせいなら
憲法を変えなきゃいけないでしょ、家族を大事にし共を大事にしご先祖様を
大事にしなきゃいけないよね。」と悪意なく考える人相当な数いる。
そういう人達に届く言葉が、今まであまり考えられずにいたのではないか。
僕たちは最悪の事態を避けるためにあんまり好...きじゃないかもしれない人
とも友達にならなければならない。大人の社会技法としてのデモクラシーと
いうのは、好きな人とばかり付き合わないということ。




 昔、『デートもできない警職法』という言葉が、市民に相当な影響を与えた。
人々の日常の目線に響くような言葉で語らなければならない。
食べる、遊ぶ、恋愛する…広義のエロスにかかわることに触れてくるもの
があれば、「それはヤバいんじゃないか」とくる。ブリリアントに、そこそこ
品良く、人々に広めやすく、あっという間に1000ツイートしてもらえるような
言葉。プロの力も借りるべき。サヨクはもともとそういうのがニガテ。
アプローチする方法を柔軟に考えるべき、という点において、あすわかは
よく考えている。

  
 国家がビルディングだとすれば、憲法はそのビルディングの設計図。
弁護士は人間の最低限の尊厳を守る設計図があるんだということを
現場の経験から訴えることができる。一方で、政治学はどう見るか。
非常に危うい設計図が見せられている中で、これをビルディングに
しようとしている大工は誰なのか。それは安倍さん。安倍さんは、
どういうビルディングを作るのか理想なのかというよりも、昔じいさんが
作れなかった家を建てるんだと言っている。その気持ちは分からない
わけでもないけれどもそこに誰が住むのかといったら我々。
そういう形でもって、立法者の役割がある一方で、どういう大工を選び
どういう工法を選ぶという政治的諸条件を考えるのが政治学者の役割。
だとするとビルディング・設計図・大工という図式の中で、有権者が
それぞれ自分たちが何をするのか自分たちの胸に問いかけて、協力し
合うことが大事。











緊急事態条項「叫ぶことにしました。」フェス 飛び入りゲスト・西谷修教授☆



 立教大学の西谷修先生が、飛び入りゲストとしてご登壇くださいました☆






 憲法「改正」のため…つまり本命は9条なわけだが…緊急事態条項が
いいエサになるんじゃないかと引っ張り出してきたわけだが、これは
エサどころの話ではない。
 緊急事態というのは、通常の統治システムが断ち切られるということ。
すべてが権力の恣意になる、これが非常事態。戦争が起きれば一人
ひとりの人権など考えられないから(人を殺せと命じるわけだし)非常時
なのである。これを制定すると9条改正必要なくなるのである。
宣言しっぱなしにすればいいのだから。
 テロとの戦争というのは、非常事態宣言とワンセット。アメリカでは
愛国者法が通ってしまったし、フランスでは非常事態宣言を出してしまった。
いつまで延長されるか分からない。日本がこの流れに入ろうとしているのは、
この世界的潮流の1つなのである。




*参考  岩波書店『世界』3月号 
 『法治国家から安全国家へ
 非常事態は民主主義を守る盾などではなく、それどころか、
                        つねに独裁者たちを伴っている。 』
 ジョルジョ・アガンベン
 訳= 西谷修


(岩波書店『世界』HPより転載)
 本稿は、昨年11月13日のパリ襲撃事件と、その直後のオランド政権
による緊急事態発令およびその2月末までの延長、そして二重国籍者
の国籍剥奪のための法案準備等を受けて、イタリア出身の哲学者
アガンベンが「ルモンド」紙に寄稿したものである。
 長引く緊急事態のもとに置かれ、警察の取締り活動が徐々に司法
権力にとって代わる国では、公共的諸制度は急速かつ不可逆的に
変質してしまうことを覚悟しなければならない。
 緊急事態は今日、西洋民主主義諸国をいまや「安全国家」と呼ぶべき
何ものかに向かって進化させているプロセスのなかに組み込まれている。
安全国家は、全般的な恐怖状態の維持、市民の脱政治化、あらゆる法の
確実性の放棄、の三点を特徴とする……。フランスの現状についての
するどい分析はそのまま、安保法が成立し、緊急事態条項を入口に憲法
改正がもくろまれる日本の現状にもあてはまる。

Giorgio Agamben イタリアの哲学者。1942年ローマ生まれ。ヴェネツィア建築大学教授を務めたのち、現在はズヴィッツェラ・イタリアーナ大学メンドリジオ建築アカデミーで教えている。最近の邦訳書に『身体の使用──脱構成的可能態の理論のために』(みすず書房)。

にしたに・おさむ 1950年生まれ。立教大学大学院文学研究科特任教授。
東京外国語大学名誉教授。

2016年3月12日土曜日

緊急事態条項「叫ぶことにしました。」フェス ゲスト交えてのミニシンポ☆



濵田邦夫弁護士 
「自民党の改憲草案特に緊急事態条項は、法律の専門家が
慎重な検討をして作ったものとは思えない。ナチスが権力を
握った過程において役割を果たした国家緊急権、あるいは
明治憲法下での戒厳大権、こういうものと比べてもずさんな
案である。行政だけですべてができてしまい、特に司法の
役割がどこにもでてこない。恣意的に解釈されてしまえば、
独裁的な政権運営が可能になる。歴史の教訓や法律学とは
無縁のシロモノ。」


二宮淳悟弁護士
「災害対策に必要なのは、事前の備えと今ある法律の適切な
活用。既にある精緻な法制度でできることがたくさんある。
現場が十分に理解して計画を立てればじゅうぶんに対応できる。
備えがなければ対応などできない。これが第一。だから緊急
事態条項なんて必要ない。」




小口幸人弁護士
「復興のステージの話では憲法29条などの話が出てくるが、
大災害がおこた直後の1週間などの段階で、憲法の話など
まったく出てこなかった。」
 「改憲を訴える人達からは、『緊急事態条項が憲法がなかっ
たから災害関連氏が相次いだ』という主張が聞こえてくる。
 緊急事態条項で、災害関連死が防げる??そんなことが
ありえるわけがない。災害関連死が何なのか知ろうともしない
人達が改憲のダシに災害関連死を持ち出すことに怒りを
禁じ得ない。ふざけないでほしい。災害関連死で命を落とした
方々への冒涜だとすら思う。」







緊急事態条項「叫ぶことにしました。」フェス 二宮弁護士の話☆




 新潟で災害支援に奔走する二宮淳悟弁護士が、
釜石の軌跡・釜石の悲劇のケースを挙げながら語ります。




「命を救うのは、法律や制度(防災教育・非難訓練)の
適正な運用による事前の準備。災害後に憲法を停止
しても対処できない。」




 これを身をもって体験した被災地の弁護士たちが、
緊急事態条項を導入、という提案に対して、「なにそれ
要らないし危ない」と一斉に声を上げています。


 立憲体制を停止するから危険、というだけでなく、
実際、それでは人命を救えない!
 災害時には、一番情報を持っている現場に権利を
おろすことが大事なのであって、トップに権限をすべて
集中させるなんて、ただただ混乱するだけ。





緊急事態条項『叫ぶことにしました。』フェス 始まりました!



 朝生での活躍がまぶしかった太田啓子弁護士が司会を務め
開会の挨拶をしています。