2016年8月31日水曜日

9月24日(土) 憲法カフェまつり2016 開催します☆☆



 あすわか主催
 憲法カフェまつり2016









 穏やかでない「改憲」の話、けっこう聞こえてきます…
 モヤっと不安を感じる皆さまに、“憲法カフェまつり2016” !
                                                 
 憲法のキホンと、自民党政権の3年半を「ケンポー的に」おさらいした後、
 改憲の最先端の議論を分科会スタイルでご用意しました。
 (好きな順番でめぐれます☆)
 講師は、それぞれその分野のエキスパート☆
 憲法の「これまで」と「今」に出会える、とってもお得で濃い~~1日♪
 憲法の「これから」を決めるのは私・あなた・みんな。
 「学びの秋」、ここからスタートしてみませんか?




 日時: 9月24日(土)13:30~16:30ころ
   (開場: 13:10)





 会場: ハロー貸会議室東京駅前ビル
 〒104-0028 東京都中央区八重洲2-1-5 東京駅前ビル9F
  東京駅 徒歩1分(八重洲地下街26番出口直結)




 参加費: 500円(お茶・お菓子代込み)




 参加申込み: kenpocafe.fes2016@gmail.comまで




 <タイムスケジュール>
  13:30 開始あいさつ
  13:35 安倍政権振り返り(全員参加のカフェ)
  14:05 カフェ(分科会)1回目
  14:50 休憩
  14:55 カフェ(分科会)2回目
  15:40 休憩
  15:45 カフェ(分科会)3回目
  16:30 終わりあいさつ



<分科会と講師のラインナップ>


  ●「憲法改正の本丸
        ~緊急事態条項と任期延長ってなんだ?~」
   講師: 小口幸人弁護士



  ●「国が決めるの!?
   家族の形・個人の幸せ~24条改憲の危機~」
   講師: 打越さく良弁護士  



  ●「学校で中立『病』が蔓延!?
      ~ますます進む『政治はタブー』」
   講師: 小林善亮弁護士

2016年8月26日金曜日

好評発売中! 憲法が変わっちゃったらどうなるの?~自民党案シミュレーション~

みなさん、もうお手に取られましたか?
あすわか作成のリーフレット
「憲法が変わっちゃったらどうなるの?~自民党案シミュレーション~」

これ、3年前に作ったんですけど、最近再び脚光浴びています!


3年前には
表現の自由(知る権利)に真っ向から反する秘密保護法はなかったですし
マスコミに対する政治家さんの介入もここまでじゃなかったですよね。
憲法9条に真っ向から反する安保関連法もなかったですし
緊急事態条項なんて、政治家さんも全然触れていませんでした。

ところがいまじゃ
秘密保護法ができちゃって
政権に同調しない人はTVから排除されるし
安保関連法も出来ちゃいました
これまで全然議論してこなかった緊急事態条項もできちゃうかもしれません


こういう政治の動きって、なんだか突然、って気がしません?
でも、実は、書いてあるんですよね
自民党改憲草案に。

その自民党改憲草案を「ご紹介」したのが、このリーフレットなんです。
・表現の自由
・戦争放棄
・緊急事態条項
などにフォーカスした内容になっています。


今後、憲法改正の話が出てくると思うんですが
「自民党改憲草案をそのまま国民に諮るわけじゃない」って言う方もいるようですけど
まリオこと安倍さんも
憲法改正について
「わが党の案をベースにして」って言っていますので、
やはり自民党草案が今後、話題の中心になるんだと思います。

ですんで
「自民党改憲草案はヤバイらしい」
って聞いたことある人もない人も
とりあえず、その内容を知ってみる価値はあるんじゃないですかね?

1部15円。
ご注文はこちらです。
https://mailform.mface.jp/frms/asunojiyuu/eym0hlerovxw
ぜひお買い求めくださいませ。

9月3日(土) 竪十萌子弁護士が語る「子どもの貧困と憲法」



 当会会員・竪十萌子弁護士が、子どもの貧困と憲法をテーマに
した講演会で語ります。
 憲法カフェで日々大活躍している竪弁護士は、もともと貧困問題
に熱心に取り組む弁護士として名を馳せていました。
 貧困問題に立ち向かいながら、なぜ改憲の動きに危機を抱いて
こんなにも奔走しているのか、法律家として、母としての溢れん
ばかりの思いを語ります。
 ぜひぜひご参加ください!




*:.。..。.。o○*:.。..。.。o○*:.。..。.。o○*:.。..。.。o○*:.。..。.。o○*:




~子どもの貧困、支援について
    講演会をとおして考えてみませんか~




日時: 9月3日土曜日 14時~16時
  (13:40開場)





場所: 上尾市プラザ22
  (上尾市谷津2-1-50)
 *上尾駅西口より徒歩2分 みずほ銀行裏
  お車の方は、上尾西口大駐車場をご利用ください。
  2時間までの無料券(同ビル商工課で受付)がご利用いただけます。




費用: 無料




定員: 90名




講師  竪十萌子 
      白鳥 勲





<講師紹介>
 竪十萌子
 弁護士 埼玉法律中央事務所所属
 「明日の自由を守る若手弁護士の会」会員                  
 子どもの貧困や憲法問題について積極的に取り組み、多数の
講演をおこなっている。中央大学卒。


 白鳥勲
 高校の教員を経て、生活困窮家庭の子どもの学習支援をおこなう
『彩の国子ども・若者支援ネットワーク』代表理事。東京教育大学卒。




 <お申し込み方法>
 お申込みは、

     お電話またはメールにてお願い致します。


 電話: 048-780-2286


 メール: ageonagomi@yahoo.co.jp



  特定非営利活動法人なごみ 神田まで
                                        


後援: 上尾市
  上尾市社会福祉協議会               
  埼玉青年司法書士協議会




* 当講演会は、「子どもの貧困を地域全体で支える」ということを
テーマとし、平成28年度『上尾市協働のまちづくり推進事業』として
上尾市子ども未来部子ども支援課と協働でおこなってまいります
(全4回を予定)。

改憲の近未来を描く小説『未来ダイアリー』 内山宙弁護士が小説家デビュー☆



 「スターウォーズで学ぶ憲法」「べるバラ憲法」でおなじみ、
当会会員・内山宙弁護士が書いた小説
『未来ダイアリー 
 もしも、自民党改憲草案が実現したら?』


が、話題になっています!


<朝日新聞の紹介記事>
自民の憲法草案が現実になったら? 弁護士が小説で描く
編集委員・豊秀一
http://www.asahi.com/articles/ASJ8L5747J8LUTIL028.html








 詳細情報はこちら↓ 週刊金曜日が小説を出版するのは、はじめての
ことなのでは?
 http://www.kinyobi.co.jp/publish/002084.php






発売日:2016年8月22日

定 価:1,000円+税


<あらすじ>
 憲司は大学の卒論を書くための資料探しに東京・神保町の古本屋に

向かった。そこで、店から勢いよく出てきた女性とぶつかってしまい、
彼女の落とした帽子を拾ったことから憲司の人生は思わぬ方向に転がり
出す。
  『赤毛のアン』が大好きで英文学専攻だったのに弁護士になった桜野杏、

法科大学院で優秀な成績をとりながら法曹の道をあきらめた柚木警部補、
デモ隊と首相官邸を両にらみする国防省の石田......
 それぞれの選択が交錯していく「もしも」の世界。いつか、これは本当の

ことになるかもしれない。


* * *




 自民党の改憲草案が実現してしまったらどうなる…?という、本当に
起きかねない、ゾワっと鳥肌が立つ、群像劇の近未来小説です。
 さっそく感想がツイートされています☆




<よよぎのよーこさんのツイート>
 早速、内山先生から購入! これすごい!最近の色んな法律を為政者が
悪用する可能性や、様々な人権規定の中身にもしれっと触れられまくって
ます! 1人でお手軽に読むのもいいけど、「これってあれのことか!」と
わいわい複数人で騒ぎたい1冊。




<ご注文はこちら>
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033488477&Action_id=121&Sza_id=GG



 あすわか弁護士が憲法カフェで販売している場合もございます。


ぜひぜひご感想、お聞かせくださいね!(^^)/



2016年8月15日月曜日

夏休みの自由研究のテーマは「憲法」で!(参考文献付き☆)



 お盆もたけなわ!



 夏休みの自由研究に悩む小中学生がまだたくさんいらっしゃる
わけですが(と決めつける)、ぜひ、自由研究のテーマを【憲法】に
しませんか(^^)?
 「自由研究で憲法を」キャンペーン☆
  あすわか弁護士たちの妄想は膨らみます。学習塾で、二学期
目前駆け込み自由研究対策講座として、憲法を勉強する講座とか
やってくれたらいいな~~~。。。ダメモトで書きますが、全国の
塾の先生!そういうのやってみませんか?q(≧∇≦*)(*≧∇≦)p


 困った時にはあすわかに講師依頼を下さいね!




 さて、自由研究で憲法。やれ改憲だの自民党の草案だの、
最終的に知らなければならないことはたくさんありますが、まず、
「そもそも憲法とはどういうものなのか」を理解することが、なに
よりも大事です。
 「しるしる憲法」というサイトのブックセレクションがとても参考に
なります。
 http://www.sirusirukenpou.jp/book-list/
 (あっ、あすわかの最新刊「憲法カフェへようこそ」も入ってる
o(^o^)oなんつって~♫
  http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/ka/0835.html )。 

 このセレクションには明確に自民党改憲草案批判スタンスの
本も含まれていますが、こどもが初めて読む本という意味では
「そもそも憲法とはどんなものか」というニュートラルなものから
スタートするのがいいかなと思います。
 今日は、小中学生向けに、ここのセレクションにあがっていない
本もいくつかお勧めを挙げます。以下のセレクションについては、
あすわか弁護士メンバー有志の絶賛お勧め情報も含まれています。




●ポプラ社
「いまこそ知りたい!
    みんなでまなぶ 日本国憲法」
(明日の自由を守る若手弁護士の会)
 http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=7175.000




●集英社
「憲法ってどこにあるの?
   みんなの疑問から学ぶ日本国憲法」
(谷口真由美)
 http://business.shueisha.co.jp/contents/1606_kenpo/




●紀伊國屋書店
「こんなにすごい!
  日本国憲法(5巻セット)ーマンガで再発見」
 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784780307269

 この漫画はすごく読みやすくルビもふってあり、某あすわか弁護士の
憲法カフェのネタモトにもなっているという噂もあるくらいです




●じっくり読みたい社会派漫画としては
 小学館クリエイティブ「光る風」(山上たつひこ)
 最近復刻版が出ました。




●「あしたは戦争~巨匠たちの想像力」
 (日本SF作家クラブ・ちくま文庫)
  小松左京、星新一、手塚治虫…、昭和のSF作家たちが描いた未来社会。




●小学館
 ドラえもん社会ワールド ー憲法って何だろうー
 (まんが/藤子・F・不二雄プロ 

    監/藤子プロ 監/東京弁護士会)  
 https://www.shogakukan.co.jp/books/09259140




 いかがでしょう(o ̄▽ ̄o)
 …とはいえ、小学校低学年くらいだとまだ上記のあたりは
難しいかもしれませんね。
しるしる憲法のブックセレクションにあがっている、弁護士の
伊藤真先生の絵本「あなたこそたからもの」は低学年でも
幼稚園でも、親子で読むのに向いています!
 その他同じくブックセレクションにあがっている、「そらいろ
男爵」や「へいわってすてきだね」のような絵本も、小さい
年齢のお子さんと読むのに最適ですね。
  戦争の愚かしさ、平和の意味を考える機会をもっていると、
憲法の話もすっと入りやすい気がします。憲法が制約している
「国家権力の暴走」の最悪の形態が戦争ですからね。




ぜひ親子で、憲法を知る夏にしてください(^-^)

2016年8月10日水曜日

8月11日 武井由起子弁護士の憲法カフェ in シリコンバレー




 武井由起子弁護士、アメリカ西海岸で巡業のように憲法カフェを
連続開催です☆
 シリコンバレーにお知り合いがいらっしゃる方は、ぜひぜひ参加を
オススメしてみてください(^^)/




*:..。o○☆○o。..:*゜*:..。o○☆○o。..:*゜*:..。o○☆○o。..:*゜*:..。o○☆○o




 憲法カフェinシリコンバレー
https://www.facebook.com/events/1771836783100052/




 8月に入り、どんどん日の入り時間が早くなってきました。
 朝晩の冷えも相当なもので、昼間の日差しの強さは相変わらず
ですが秋の訪れを感じます。
 お子様がいらっしゃる方は夏休みも終盤に入り、ほっとしてらっ
しゃることでしょう(笑)
 さて、急遽開催が決まりました「憲法カフェ」のご案内です。
 日本から夏休みでシリコンバレーに滞在されている現役ママ弁護士、
武井由起子さんから日本の現状についてお話しを直接聞けるチャンス!
日本で今起こっていることについて、紙芝居でお話をしてくださいます。
 内側からではなく、外側から”日本”を見ている私たち。
 日本人として海外で暮らす私たちが今日本で起こっている”事実”を
知り、思いを共有し、ベイエリアに住む私たちにできるを難しくなく考え
ていきませんか?
 日本人にとってとっても大切な「憲法」。緑多くて心地よいCuesta Park
でお昼を食べられる方はお弁当持参で11:30にお集まりください。
武井さんからのお話は12~14時となります。
 会の終盤に、100%植物性・砂糖不使用のスイーツをお出し致します。


 お子様連れ歓迎!お子様はご自身の責任のもと公園でお過ごしくだ
さい。
 武井由紀子さんプロフィールはこちらから
http://www.magazine9.jp/article/vote2016/27254/
http://www.magazine9.jp/article/ashita/28879/...



内容: 改憲・護憲が私たちの暮らしに
           どのように関わってくるの?
 様々な質問をあすわか(明日の自由を守る若手弁護士の会)メンバーの
現職ママ弁護士さん、武井由起子さんがナビゲートして私たちにお話してく
れます。




日時: 8月11日(木)
  11:30 集合・受付

  (お弁当持参の方は、
      12時までに食べ終わりましょう)
  12:00 武井さんから憲法のお話し
  14:00 質疑応答 > 解散





場所:Cuesta Park(Mountain ViewのNijiya
  から車で5分くらいの場所です)
   615 Cuesta Dr, Mountain View, CA 94040




参加費(100%植物性のスイーツ付):
  5~10ドル程度のドネーション
  (参加費はレジュメ制作と交通費に当てられます)




参加:イベントは誰でも参加可能ですが、
  事前に資料のコピーの準備が必要なため、
  お手数ですが、8月10日までに、
  akiko   HappierSaratoga@gmail.com まで
  参加希望人数をお知らせください。


 資料が必要ない方は、飛び込み参加OKです!




 憲法カフェは明日の自由を守る若手弁護士の会メンバーによって
全国で開催されています
http://www.asuno-jiyuu.com/




<イベントFBページ>
https://www.facebook.com/events/1771836783100052/

8月10日 武井由起子弁護士の憲法カフェ in サンフランシスコ



 渡米中の武井由起子弁護士が、憲法カフェを開催します!
今から…日本から参加しようと思ってもたぶん間に合いませんのでw、
サンフランシスコのお知り合いにぜひお勧めしてみてください(^^)/




*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*




憲法カフェin サンフランシスコ
<FBイベントページ>
https://www.facebook.com/events/536499443226265/?active_tab=highlights





改憲とか護憲ということばがやたらに聞かれたここ数ヶ月(もしくはここ数年)。
一体改憲ってナニ?
ところで憲法って??
改憲・護憲が私たちの暮らしにどのように関わってくるの?
 様々な質問をあすわか(明日の自由を守る若手弁護士の会)メンバーの
現職ママ弁護士さん、武井由起子さんがナビゲートして私たちにお話して
くれます。
 武井さんがこちらにいる間のみ開催できる貴重な機会です。
ぜひぜひお時間を調整して参加してください。
 今回は急に開催が決まりましたのでミッション地区にある我が家での
開催ですが、「憲法カフェ」の名にもちなんで日本の美味しいほうじ茶と、
インドのお茶好き友人が選んでくれた美味しい紅茶を用意してお待ちして
ます。コーヒーの好きな方もエスプレッソなら淹れますよ!お昼どきですので
お昼を食べる方はご持参ください。
 個人宅ですので、参加表明のメールを下さった方に住所をお知らせします。
 ミッションなのでパーキングが大変!と思われるかもしれないですが、そう
でもないですので気軽にいらしてくださいませ。自転車で来られる方はうち
の裏庭に自転車を置けますので、到着した時にお知らせくださいね。
Public transportation はMUNIの電車全線、MUNI bus #22, 33, 14, BARTは
16th Streetがとても近いです。




******
武井由起子さんプロフィール
http://www.magazine9.jp/article/vote2016/27254/
http://www.magazine9.jp/article/ashita/28879/




☆憲法カフェは明日の自由を守る若手弁護士の会メンバーによって
全国で開催されています:http://www.asuno-jiyuu.com/




今回は武井さんの渡米中にベイエリアの幾つかの地域で憲法カフェが
開催されます。翌日11日にもシリコンバレーです:https://www.facebook.com/events/1771836783100052/





******


憲法カフェ in サンフランシスコ




日時:8月10日(水)
  12:00~12:30 受付
   (お昼を食べたい方などは持参して是非
   この時間にどうぞ)
  12:30~14:00 憲法カフェ
  14:00~14:30 お話会




場所:ミッションにある我が家です
  (ドロレス教会・ドロレスパークの近くです)。




参加費:5ドルを基本にした投げ銭制
   (もっと寄付したい方は是非どうぞ。
  基本の5ドルはレジュメ制作と交通費に
                    当てられます)


お申し込み: 参加表明のメールを山本よりこ宛に
    yorikoyo@gmail.comまでお願いします。
 その際にうちの住所と携帯番号をお知らせします。




<FBイベントページ>
https://www.facebook.com/events/536499443226265/?active_tab=highlights

2016年8月8日月曜日

憲法壊すぞーみたいなメンバーがずらり 改造内閣も都政も②



 第3次安倍改造内閣の閣僚メンバーがものすごく「改憲したい派」
というか「人権とか民主主義とか嫌いです派」で埋められている、
という話を前回いたしましたが、国政のみならず、都政もすごいこと
になりました。




 新たに都知事となった小池百合子氏が、日本会議のメンバーで、
核武装にも肯定的であるほど、日本国憲法の精神とはまったく
相容れない世界観をお持ちの方であることは、いろいろ報道されて
いるとおりです。


 あたかも自民党に“反旗を翻して”孤独に選挙を戦った…かのよう
にうま~く描かれましたが、でも価値観や政策は自民党そのもの
ですし、小池さんが当選したところで安倍政権にとっては何の問題も
ないわけです(その証拠に、党から除名だのなんだの言われていま
したが、結局除名などされずに、首相と仲良く握手♫というわけです)。




 さて、その小池百合子氏が特別秘書に任命したのが元都議の
野田数氏。
 野田数氏はかつて小池氏の秘書を務めていたそうですが、その
言動たるや…目が飛び出そうな感じです。


 なんと、野田氏は都議だった2012年9月の都議会で、
「我々臣民としては、国民主権という傲慢(ごうまん)な思想を直ちに
放棄」して、現行の日本国憲法を無効とし大日本帝国憲法の復活を
求める、
 …という請願に紹介議員となって、賛成した人なのです。
(もちろん、たくさんの政党の反対で、この請願は不採択になりました
が…)




 し、臣民って…


 国民主権というご、傲慢な思想って…


 ( ̄ε ̄;) 、、、




 小池都知事が、こうした野田氏の言動や思想を知らないわけも
なく…わざわざ特別秘書に任命したのですから、それにはまったく
問題がないと思っているということです。




 「都政なんだから、憲法についてどう考えていようが関係ないん
じゃない?」「都政と国政は分けて考えるべきだ」というご意見、
よく聞きます。
 でも、自治体の首長の人権感覚や憲法観は、ものすごく私たち
住民の生活に直結します。
 育児や介護、医療、貧困対策など、さまざまな福祉政策について、
条例を定めて実行するのは、多くの場合、地方自治体です。
首長が住民の自由や人権をどう考えているのかが、ダイレクトに
響きます。また、政府がピンポイントである地域に対しておかしな、
あるいは暴力的な権力行使をする時、住民を守るために首長が
立ちはだかってくれるか、そこも首長の憲法観や人権感覚にかか
ってきます。
 沖縄を見てみてください。民意なんてどうでもいいんだ、と選挙に
負けた翌日から工事を再開して、官房長官が「従わないんだったら
復興予算あげない」発言までして、民主主義なんてどこ吹く風、
沖縄の人に人権なんてないかのような姿勢です。
まさに「正常な人権感覚・憲法観を持った知事がどこまで政府に
抵抗してくれるか」というところで、翁長知事は頑張りを見せてくれ
ています。




 というわけで、憲法のことは都政とは関係ない、なんてことは、
ないのです。
 
 小池都知事による都政がどう進むか…、1300万人の都民は、
しっかりと監視し続けなければなりませんね。

2016年8月5日金曜日

憲法壊すぞーみたいなメンバーがずらり 改造内閣も都政も①





 発足した第3次安倍改造内閣、すごいですね。


 分かっているだけでも、7割以上の閣僚が日本会議国会議員
懇談会のメンバーだそうです。
 (しかもほぼ全員が神道政治連盟国会議員懇談会のメンバー…orz)


 個人の尊重をうたう日本国憲法を敵視し、「自主憲法制定」で
戦前の価値観への回帰を目指す巨大な組織・日本会議。
 人権や民主主義をとても嫌って改憲へひた走る安倍首相が
日本会議のメンバーであることはある意味自然ですし、自分の
悲願達成のために「仲間」を結集させることも、自然なことといえる
かもしれません。
 これまで以上に、民意を敵視し(あるいは恐れ)、人権というものを
忌み嫌う内閣であることは間違いなさそうです。




 ひときわ目をひくのが、稲田朋美議員が防衛大臣に起用されたことです。




 もしかしたら、あまり政治に関心がない方の中には、稲田議員が
「女性」というだけで、「なんかいいんじゃない」と思ってしまっている
方が少なくないのかもしれません。
 
 いやーー…ちょっとお待ち下さい。


 稲田議員の過去の発言、ちょっとだけご紹介します。




<憲法改正そのものについて>

 「(現)憲法は今すぐ破棄して、自主憲法を
制定しなければならない」
(創成「日本」東京研修会あいさつ 2012年5月)




<「戦争する国」にむけて>

 「靖国神社というのは不戦の誓いをする
ところではなくて、『祖国に何かあれば後に
続きます』と誓うところでないといけないんです」
(『WiLL』2006年9月号)




 「長期的には日本独自の核保有を、単なる
議論や精神論ではなく国家戦略として検討
すべきではないでしょうか」
(『正論』2011年3月号)




 「教育体験のような形で、若者全員に一度は
自衛隊に触れてもらうという制度はどうか。
国防への意識を高めてもらうきっかけになると思う」
(同)




<個人より家が大事、ということ>


 “尊属殺人規定を復活すべし”という発言
「家族を特別視しない価値観が蔓延すれば、

地域共同体、ひいては国家というものも軽ん
じるようになってしまいます。帰属意識という
ものが欠如して、バラバラの、自分勝手な
個人だけが存在するようになるでしょう」
(ケイアンドケイプレス「月刊日本」2008年3月号)




<選択的夫婦別姓は「亡国」>


 「いま日本社会が取り戻すべきは、家族の
一体感であり、夫婦・親子の絆ではないかと
思います」
  「家族の絆を強めるためには、やはり夫婦が

同姓でいることが好ましい。これは長い日本の
歴史の営みのなかで、ごく自然にみなが受け
入れてきたことで、なぜわざわざ破壊する必要
があるのか」
 「夫婦別姓運動はまさしく、一部の革新的

左翼運動、秩序破壊運動に利用されているのです」
 「(選択的夫婦別姓法案を推進する議員)の本心

はマルクス主義のテーゼに従って結婚制度や
戸籍制度の廃止、さらには家族の廃止を最終
目標にしている、そんなふうに見えます」
(著書『私は日本を守りたい』2010年)
 




 …あれ~~何時代かな~みたいな…(°°;))。。



 ともかく、突き抜けてる感がありますが、稲田朋美議員の人となり
というか、世界観がだいたいお分かりかと思います。
 祖国のために国民が血を流すのは当たり前、という世界観を
お持ちの方が防衛大臣になった。自衛隊員の命を特になんとも
思わない大臣が自衛隊を指揮するというのは、大変危険なことです。
戦争法を実施する局面に来た時、躊躇なく自衛隊の命を差し出せる
人が選ばれた、ということです。