2021年9月30日木曜日

民主主義を傷つけたあの疑惑を忘れない ①森友学園問題・公文書改ざん問題


 自民党の総裁が岸田氏に変わりましたが、安倍氏や麻生氏の絶大な

影響下にあり派閥力学で押し上げられただけで、自民党という政党の

体質は、何一つ変わりません。

 その意味では「安倍氏が表に立たないアベ政治」はずっと続くわけ

ですが、その安倍氏と菅氏の自民党政権が民主主義や立憲主義をどれ

だけ傷つけてきたか、忘れてはいけません。しつこく繰り返し、定期的

に「あの疑惑を忘れない」シリーズを投稿していこうと思います。

「あ、忘れてた!」という人はもちろん、「うん、忘れちゃいけない

よね」という人も、ぜひ、拡散にご協力ください。一人でも多くの忘れ

てしまった人に届きますように。


 森友学園に関する文書改ざん問題で自殺に追い込まれた赤木俊夫さん

をめぐる裁判で、国は「赤木ファイル」を開示しましたが、依然として

真相は闇の中です。新しい総裁が誰になろうが、再調査されない可能性大。

 首相と懇意の学校経営者に、常識的に考えられない安価で国有地が

払い下げられた事件の「ありえなさ」。

 その経緯を記した公文書の改ざん、という「ありえなさ」。

 真面目に「全体の奉仕者(憲法15条2項)」として生きてきた公務員

が突然公文書の改ざんに巻き込まれ、果てに責任を押しつけられ、自死

にまで追い込まれた「ありえなさ」。

 この事件の真相解明なしには、公平公正な行政は取り戻せません。

 ちなみに、岸田新総裁は、この件については「行政において調査が

行われ報告がしっかりなされている」と言って再調査には消極的です。

さもありなん(-_-;)。

  ↓

● 岸田新総裁、森友再調査に否定的 「調査・報告されている」 (毎日)

  https://bit.ly/3AYpeFs



#GOVOTE



自民党ぜんぜん「生まれ変わってない」光景


 岸田氏が総裁になったということで、党内人事の記事が出ています

が、「生まれ変わった自民党ををしっかり国民に示し、支持を訴えて

いかなければならない」とおっしゃていたのでどうなるかと思いきや


● 幹事長・官房長官に甘利氏、萩生田氏が浮上

                  河野氏の処遇も焦点 (毎日)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/4bf5bd4ee2a7361627af088e6a10d3854045f79a



 「後任幹事長と官房長官には甘利明税調会長(72)=麻生派=や

萩生田光一文部科学相(58)=細田派=らが取り沙汰されている。」


● 高市氏、要職起用も 官房長官に上川氏取り沙汰 (共同)

https://news.yahoo.co.jp/articles/19ae7e0d2f5fdc8f39978e7d31fad70eb7ba194f


 「岸田氏と総裁を争った高市早苗前総務相の要職登用のほか、上川

陽子法相の官房長官起用も取り沙汰されている。複数の関係者が明ら

かにした。」


 …( ゚Д゚) 「生まれ変わっ」てませんね、ぜんぜん。

 まさかのUR関連の賄賂疑惑が全く払しょくされていない甘利氏。

 まさかの加計学園問題の当事者(であり安倍氏の側近)・萩生田氏。

 選択的夫婦別姓やLGBT差別解消に向けた諸政策に一切反対する

(安倍氏と最も世界観が近い)高市氏。

 猟奇的なまでに差別的な入管行政を改めようともせず不誠実な答弁で

逃げる上川法相。

 

 繰り返しますが、派閥の力学で勝った「だけ」の人が、「これで我が

党は生まれ変わった」と言うことがそもそも間違いです。

 安倍氏と麻生氏が票を取りまとめて押し上げられた人です。

 以前から言っているとおり、別に、なにも変わっていない。


 これまでどおりの自民党に、今後も政治を託すのか、が総選挙の争点

です。

#GOVOTE

“人柄”アピール記事の注意点 大事なのは今


 ありがちな、岸田氏の“お人柄”についての記事です。

 「常に落ち着き、大人びていた。誠実な人柄で、信頼されていた」

という理由で「ボクらのパパ」なるあだ名もついた、だそうです(棒)。


● 岸田新総裁 原点は「努力」と「誠実」 (産経)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/20692b76514add5d27968c48e41f28567bfd34ee



 このような“お人柄”の報道を読む際には、「その人が現在、結果

としてどのような政治家になってどのような言動をしているのか」

を忘れないで下さい。

 冷徹な独裁者が「学生時代は真面目で友達からも人気あった」

「若い頃は苦労した」なんてのはザラですね。菅首相ですら「地方

出身のたたき上げ」という苦労人アピールがなされていました(!)。


 「努力」と「誠実」の人が、貧困に、差別に、不正に、どう対応

したのか。

 いうまでもないことですが、今、何を言い、どう行動しているのか

が何より大事です。

岸田新総裁で、自民党が生まれ変わった。。。?


 自民党の総裁に、岸田文雄氏が選ばれました。


● 岸田新総裁「生まれ変わった自民党を国民に示す」 (読売)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/6f4e4c9586d3bdcd6b578b3163b42c541a6447f8



 岸田氏「生まれ変わった自民党をしっかり国民に示し、支持を訴えて

 いかなければならない」

 

 何から何に、どう生まれ変わったのか。

 森友学園問題、日本学術会議の問題、1億5千万円の買収資金etc、

数あまたの不正・疑惑の真相解明がなければ生まれ変わったとは言えま

せん。

 

 なんというか…党内の派閥の力学で導かれた勝利ですし、票まとめに

奔走したのは安倍氏や麻生氏です。彼らが生み出した新総裁なのですから

特に、なにも変わってないというのが真相なのではないでしょうか。

 「そうか!生まれ変わったのか!」と、雰囲気に流されずに、ウォッチ

していきましょう。

2021年9月29日水曜日

最後まで菅首相は菅首相のまま


 ひたすら異論を排し、恫喝し、周囲をイエスマンだけで固めて、

なにも説明せず対話を拒絶し続けた菅政権が終わろうとしています。

安倍政権と同レベルかそれ以上に無為無策で非民主的で、この国の

民主主義はより一層傷つきました。


● 「最後まで説明不足」 首相国会答弁、野党が攻勢 (毎日)

 https://mainichi.jp/articles/20210929/ddm/005/010/057000c



<一部抜粋>

 衆院議運委では、立憲民主党の黒岩宇洋氏が「国民への説明不足で

政府への信頼が低下した。時に経済・政局を優先し、助かる命が助か

らなかった」と批判。共産党の塩川鉄也氏も政府が臨時国会召集に

応じなかったと追及したが、首相は「議事は国会で決めることだ」

答弁するにとどめた。国民民主党の山崎摩耶氏は「在宅療養対策で

後手に回った」と指摘した。

<抜粋終わり>


 ( ゚Д゚)!?

憲法53条後段 いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求が

 あれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。


 何度ここで引用したか分かりませんが、主語は内閣です。

内閣は召集しなければならないのです。

 最後まで無知のまま。首相になってはいけない人でした。

 近く、総選挙があります。一人ひとりの「おかしいよ、こんなの」という

思いを積み重ねましょう。積み重ねれば必ず大きく政治を動かせます。

1億5千万円の買収資金 二階氏「あれ以上の説明ありますか」なにかの真骨頂を見た


● 二階氏「あれ以上の説明ありますか」

                                          参院選で党支出1.5億円巡り (毎日) 

 https://mainichi.jp/articles/20210928/k00/00m/010/184000c



<一部抜粋>

 2019年参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件に関し、党本部が政党

支部に支出した1億5000万円について「あれ以上の説明がありますか」

と述べ、自身の説明責任は果たしたとの認識を示した。

<抜粋終わり>

 

 逆に、これ以上の逃げがありますかと言いたい。

 というか、なにか説明らしいものをした記憶がありません。

 幹事長という責任者でありながら責任取らずに開き直る芸に、

さんざん公平公正な政治が傷つけられました。

 先日は河井夫妻本人が「買収に使ってない」と証拠も出さずにいい、

自民党本部はそれで説明したことにしました。「逃げ続けて国民が忘

れるまで待つ」戦法には、引っかかっては行けませんよね。

疑惑があまりにも多すぎて全部覚えてらんない、というのが本音ですが、

それでも、国民が飽きて忘れるのを待って再び繰り返す、という不祥事

・不正が永遠に繰り返されるのを、もう許してはいけません。


 私たちは公平公正な社会に生きていきたいし、民主主義国家で暮らし

ていたいし、正直者が損する国なんかでは生きていたくありません。

 こんな政治は、もう私たちの手で終わらせましょう。
#GOVOTE





田中弁護士のつれづれ語り(時代に応じた校則の見直しを)


 上越よみうりのコラム、「田中弁護士のつれづれ語り」。

 今回は篤子弁護士が「時代に応じた校則の見直しを」と題して

ブラック校則問題について語っています。ぜひお読みください!


<つれづれ語り(時代に応じた校則の見直しを)>

 https://j-c-law.com/turedure210929/



 ブラック校則は、生徒の人権感覚を歪ませます。

 必要性も合理性もないルールは、教師が生徒を支配するための道具

でしかなく、理不尽だと怒っても理不尽に叱られたり内申をタテに

黙らせられたりする経験が重なれば「長いものには巻かれるしかない

んだ」「強い権力には黙って従うしかないんだ」という無力感を刷り

込んでしまいます。


 子どもにも自己決定権があること。真に教育上の目的、必要性・合理

性があるルールのみが許されること。学校の【校則の見直し】の取り組

みではぜひこういった大前提が教師・生徒・保護者で確認しあえると

いいですね🍀

関弁連主催「こども憲法川柳」募集のご案内


関東弁護士会連合会

「第5回こども憲法川柳募集のご案内」🎉




11月10日(水)まで募集中!

応募資格:関東甲信越+静岡県の小5~高3

どしどしご応募ください✨

詳しくは↓

http://www.kanto-ba.org/news/2021/07/post-194.html

注意!「公共の福祉」は「公益」・「秩序」ではありません


 自民党総裁選の候補者4名が、ネット討論会で憲法改正などを議論

した、という記事。

 4名とも、2018年に自民党がまとめた「改憲4項目」を踏まえた

改憲を進める気のようです。


● 高市氏「公共の福祉、わからん」 自民総裁選の改憲論議 (朝日)

 https://www.asahi.com/articles/ASP9W6KD2P9WUTFK00H.html



 とりわけ注意したいのが、高市氏が「公共の福祉」に基づく人権の

制約・調整について、これを「公益及び公共の秩序に基づく」制約、

と改憲したいと言及した点です。


<一部抜粋>

 高市氏は討論会で「大変興味があるのは12条の解釈です」と強調。

憲法12条は国民が自由や権利を公共の福祉のために用いる責任に

ついて記すが、高市氏は「公共の福祉という言葉が中途半端でわか

らん。『公益および公共の秩序』として、国民の命や国家の主権に

関わるような事態に一定の制限ができる形をはっきりさせたい」

述べた。

 憲法が保障する人権の制約理由となる「公共の福祉」については、

自民党があいまいだとして12年の改憲草案で「公益及び公の秩序」

に置き換えるよう提起。これに対し、政府が人権を過度に制約する

根拠になりえるとの批判が出ている中で、高市氏は改憲案4項目に

ある緊急事態対応にからめて訴えた形だ。

<抜粋終わり>


 「公共の福祉」という言葉が中途半端でよく分からない、という

のは、2012年に自民党が改憲草案を出した際にも解説で書かれて

いたことです。ならば基本書を読んで学んでみては、と進言したい

ところです。

 公共の福祉=公益・秩序、ではありません。まったくの間違いです

ので、初めて見る方は憲法のキホンとしてぜひ覚えていて下さい。


 日本国憲法は、この世で最も大事なのは人権だと考えます。

 だから「秩序」や「公益」なんてものを優先して制約するなんて

許されません。

 その人権を制約していい時があるとすれば、それは「誰かの人権と

誰かの人権がぶつかったときだ」というのです。


例1:好き勝手に「自分には職業選択の自由があるから今日から

医者になる!」と開業したらどうなるか 

→ きっと誰か死ぬし、病む。

誰かの職業選択の自由と誰かの命が衝突。

→ 命を優先すべきだから、医師は許可制(免許制度)にする。

 

 こういう調整システムのことを「公共の福祉に基づく制約」といい

ます。確かに聞きなれない言葉ですが、憲法の教科書を開けば必ず

最初の方に書かれていることです(改憲だ改憲だ!と叫ぶ人にかぎって

憲法の教科書を読んだ形跡が見られないのは何故だろう、と不思議で

たまりません)。


 公益に基づく人権制約、

 公の秩序に基づく人権制約、

 これを許せば、立憲主義は終わります。

 

 公益とか秩序ってなんでしょう?正直、よく分かりませんよね。

 分からないから、決めるのは(警察)権力になるのです。

 「その表現は秩序を乱す」「その活動は公益に反する」と警察に言わ

れてしまえば、もう終わり。あえて、モヤモヤとした曖昧な言葉を憲法

に書き込んで人権制約の根拠にすることで、権力は万能の力を手に入れ

ることができるわけです。

 

 権力が許す範囲でなら人権を行使してもよい。

 (法律の範囲内でなら人権を行使してもよい。)

 つまり高市氏(2012年の自民党改憲草案)は、大日本帝国憲法と

同じ政治体制を目指しているといえましょう。


 書いていて怖いです。

 こういう、「権力を憲法でしばる」という発想とは真逆の、「国民より

国家」「人権などジャマ」という世界観の人が、与党トップの候補にまで

なってしまうという現実は、恐怖そのものです。

差別に“温かい”総裁選候補者たち


 自民党総裁選は今日、投開票だそうです。

 貧困が深刻化し格差が拡大する社会、差別のなくならない社会、

「金次第」かのような不正まみれで公平公正とは程遠い政治…

 安倍・菅政権がこの国に残した病はあまりにも深刻です。

だれもがかけがえのない存在として自由で平穏に生きることが

できる社会、公平公正な民主主義の政治、それらを取り戻すため

には、とにかく憲法に忠実な、憲法の理念を共有している政治家が

必要です。


● ジェンダー政策で目立つ及び腰 自民党総裁選4候補アンケート (毎日)

 https://mainichi.jp/articles/20210926/k00/00m/010/146000c



 選択的夫婦別姓、同性婚、LGBT理解増進法、クオータ制についての

回答は、表のとおりです。

 際立っている高市氏の「すべて反対」は論外として、

 河野氏や岸田氏の「賛否を留保」も、実質的には反対ということです

問題意識もなければ積極的に議論をとりまとめる気もなく、「よほどの

巧みな説得・交渉能力」がなければ猛烈に反対する高市氏・安倍氏らの

賛成をとりつけることはできないのですから、つまり、彼らが総裁に

なれば、これらの政治課題はすべてボツになるということ。


 野田氏が同性婚に反対する理由としてかかげる「憲法改正が必要」は

誤りですし、「一気に進めると差別が助長される」の意味は謎です。

先日紹介した記事では「個人的には賛成」と言っていたのに、ブレる人

ですね。選択的夫婦別姓に賛成とはいいますが、総裁になったときに

選挙公約にするのかは語らず、結局信用できません。


 差別の問題に、中立はありません。許さないのか、許すのか、しか

ありません。

 4名の候補者は、いずれも差別に“温かい”。

 こういう自民党に、これからの日本の政治の舵取りを託せるのか、

選挙までに見極めねばなりません。
#GOVOTE

2021年9月27日月曜日

自民党総裁候補 同性婚法制化に積極的な人は皆無


● 総裁選 「同性婚」で意見分かれる…あさって投開票 (テレ朝)

https://news.yahoo.co.jp/articles/9290d1c4b150c3cabd878cba24ed202dbc785269


河野氏:「私は同性婚に賛成。同性婚を認めることに賛成です。

 ただ、これは政府として、法案を出すという類のものではなくて、

 国会で議論をすべき。党議拘束なしで、議論をすべきものではない

 かと思う」

 → 個人的に賛成だけれども自分が首相になったところで同性婚法制化を

党の公約にするつもりもなければ党内をまとめて閣法を出すつもりも

なく、ただ議論して国会の出す結論を待つだけ、だそうです。

  

岸田氏:「私自身は、同性婚ということについて、まだ個人的に結論に

 達していないという状況。ぜひ、国民の皆さんと丁寧に、議論をして

 いく。問題意識を持っていく。こういったことは大事ではないかと思う」

 → 個人的に賛成でもないし、議論すればいいというレベル。なにかを期待

 できるようなレベルではない、ということです。


高市氏:「私は一緒に住んでる同性カップル、どちらかが働いていて、

 どちらかが扶養家族、これは法的に保護を受けられるから、こうい

 った環境をできるだけ増やしていきたい。婚姻そのものは今、でき

 ないし、難しいことだと思う」

 → 同性婚には反対。


野田氏:「もう居るんですね、そこに在る人たちなんで、その人たちを

 幸せにしたいと願っている。同性婚に対しては賛成。これから多様な

 日本の中で、色んな人の知恵や考え方が、日本の原動力になるような、

 息苦しさのない日本を作っていきたい」

 → 個人的には賛成といいつつも、総裁になったら選挙公約にするのか

 語らない。


 ということです。

  誰が総裁になろうとも、自民党という政党の「LGBTQ差別への無関心

 (むしろ容認)」という姿勢は変わらないでしょう。

 総選挙を前に、ぜひ考慮事項に入れておきたいことです。

#GOVOTE



こないだ発足したデジタル庁がもう接待三昧


● デジタル庁幹部、NTTから接待 (共同)

 https://nordot.app/815059767394467840?c=39550187727945729


● デジタル庁にも密室体質 高額接待、変わらぬ悪弊 (産経) https://news.yahoo.co.jp/articles/297330321ff3afa826a6d147df2d0d19ac8d7f20


 デジタル庁が発足したと思ったら、さっそく大企業の接待…。

平井大臣や事務方ナンバー2の赤石浩一デジタル審議官が接待を

受けていたそうです。

 どんなにハコが目新しくても、中にいるのは安倍・菅政権で

“活躍”する面々ですから新鮮さゼロで、相変わらず政治家・官僚・

大企業の癒着が続いているわけですね。

 残念ですが、むしろ、接待三昧の癒着と恫喝をベースにした政治

以外の政治を知らない(誰も教えてくれない)政党ということなの

でしょう。


 …やめませんか、こういう政治は。

 公平公正な行政を取り戻したくても、政府与党に自浄能力はありま

せん。誰も罷免されないし、誰も責任を取らない。私たち市民がその

怒りを投票で示さなければ、永遠に、すべてが不正な金次第の行政の

ままです。

#GOVOTE



元最高裁判事浜田邦夫氏 意見書で「明らかに違憲」


 安倍・菅(つまり自民党)政権は、野党からの臨時国会召集の要求が

繰り返し拒否してきました。憲法53条をキャタピラでふみつぶす感じ

で無視している“暴政”です。

 2017年に安倍政権が、野党からの要求を拒否し続けて98日間

も伸ばし伸ばしにした対応については、違憲訴訟が起こされています。

 その裁判に、元最高裁判事の浜田邦夫氏が意見であると断じた意見書

を提出しました。


● 元最高裁判事、国会召集先送りは「違憲」

                                             53条訴訟で意見書提出 (朝日)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/a5a9d6002a23c4fd2cbd505bd8ce465f705a4399



日本国憲法53条後段

 「いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、

内閣は、その召集を決定しなければならない。」


 この53条後段は「少数派国会議員からの国会開催要求を認めるもの

で、臨時会では実質的な審議が行われなければならない」という趣旨だ

と浜田氏は指摘します。つまり首相を選ぶためだけの臨時国会を開いて

も、野党の要求に応じたことにはならない!

 

<一部抜粋>

 53条は召集までの期間は定めておらず、政府は「合理的期間を超え

ない期間内」に召集すべきだとしている。合理的期間について浜田氏は、

内閣に政治的判断に基づく裁量はないと説明。「原則30日以内で、天変

地異など臨時会を開催するのが困難な社会情勢でも最長で45日以内には

召集され国会が開催されなければならない」と主張し、98日間先送り

した対応を「明白に違憲」と指摘した。

<抜粋終わり>


 どこからどう見ても、53条を素直に読めば、そりゃそうですよね、

という解釈です。決して厳格な解釈でも、偏った解釈ではありません。

現在、菅政権が野党からの臨時国会の召集の要求をさんざん無視し続け

て、結局10月4日に首相指名の臨時国会を開いて「野党からの要求に

応じた」ことにしようとしていることについても、憲法違反であること

は明白です。

 こういう憲法よりも権力の執念が勝つ国は、法治国家でも民主主義

国家ではありません。

言葉を選ばずに言えば、社会のルールを蹴飛ばして力でねじ伏せる、

反社会的な発想の権力です。


 こういう国で、平穏で自由な人生・暮らしはだれにも保証されません。

 選挙で、変えませんか。


 

2021年9月24日金曜日

公明党 現金、商品引換券やクーポン券の給付を公約に。今すぐではなくて。


● 公明党“子ども1人10万円”公約に 衆院選...所得制限設けず (FNN)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/27d9501ce3fe92adde1a5f1fc735ad0bebcda3cc



<一部抜粋>

 公明党は、衆議院選挙の公約として、すべての子どもを対象に、

1人あたり10万円相当の給付を発表した。

 公明党・山口那津男代表「0歳から高校3年生まで、1人あたり

10万円を『未来応援給付』として、特例的に支給することを掲げたい」

<抜粋終わり>


 真剣に給付せねばならないと思っているなら、今すぐ自民党を説得

して国会を開いて音頭とって通せばいいのです、与党なのですから。

なぜ憲法違反まで犯して臨時国会の召集を拒否するのですか?

 なぜもったいぶって、公約にするのでしょうか。

 まるで、票と引き換えかのよう。

1億5千万円の資金提供「河井夫妻は買収に使ってないと言ってます」という報告…え、それだけで信じろと( ゚Д゚)!?


 参院選広島選挙区の大規模買収事件。一審で懲役3年の実刑判決を受け

た元法相の河井克行元法相(控訴中)と河井案里元議員(有罪確定)は、

党本部から1億5千万円もの資金を提供されました。党本部のだれが、

何の目的で資金提供を指示したのかが重大なポイントですが、自民党は

真相解明にはきわめて消極的です。


 先日の報道では、自民党は「提供した1億5千万円について、地方議員

や後援会員らへの買収には使われていなかった」と発表した…のですが、

その根拠は?というと、、、


● 1億5000万円「買収に使われていない」自民党発表

                河井夫妻連名の書面を公表 (中國新聞)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/15fb32b448c16854e1c2460e842a8af68a1f1fe7



<一部抜粋>

  自民党の柴山昌彦幹事長代理が党本部で記者会見し、克行被告と

妻の河井案里元議員(47)=有罪確定=の連名の書面を公表。

「河井氏の弁護人を通じてもらった。1億5千万円からは買収資金を

出していないという報告と受け止めている」と説明した

<抜粋終わり>

 

 河井夫妻が、そう言っているから、と。。。


 ( ゚Д゚)!? えっ、それだけ!?!?


 それでは1億5千万円は何に使われたのか、仔細を示すべきですが、

そんな証拠もなく?

 犯罪の当事者の自己申告を鵜吞みにして、それで「党からの1億5千万

円は買収には使われていません」とドヤ顔で言われて納得・信頼できる

わけがありません、、、せめて証拠を示して下さい。これは、調査でも

検証でもなんでもない、単なる「本人の言い分」です。


 民主主義の根幹を不正な金で傷つけた罪の大きさははかりしれません。

党の内輪での処理ではなく、第三者機関による検証が必須です。こういう

幼稚な逃避体質・無責任体質の政党に、政治を任せて続けて、健全な民主

主義が育つとは思えません…。


「首相を指名する臨時国会」 審議も質疑もできない臨時国会


 憲法53条に基づき、野党が再三臨時国会の召集を要求している

のに拒絶し続けた政府与党。拒絶する選択肢など無いのに拒絶する、

憲法を蹴破る…もはや反社会的です。

 その政府が、「10月4日に召集することを決定した。了承願う」と

の回答を野党側に示しました。この臨時国会は、次の首相を選ぶため

だけの国会です。


● 憲法53条に基づく国会召集要求

                                 新首相選ぶ臨時国会で「了承を」 (朝日)

 https://www.asahi.com/articles/ASP9Q3R25P9QUTFK007.html


 「行政府のおごりであり、断じて容認することはできない」という

野党の怒りは極めて真っ当です。野党が求めている、コロナ対策を審議

したり首相への質疑のための臨時国会とはまったくちがう、首相を選ぶ

だけの臨時国会を開いて「はい、臨時国会開いてほしかったんでしょ」

と言われて納得いくわけがありません。臨時国会だったらどんな臨時国会

でも許される、という政府与党のこじつけには、言葉を失います。


 「あり得ない」「国会議員なんだから国会開け」と、ぜひ自信の言葉

で発信して下さい。こんな政治を変えたい、という思いでつながって

大きな輪を作っていきませんか。

 

2021年9月22日水曜日

稲田氏「高市早苗氏と譲れない国家観を共有」


<稲田朋美議員のツイッター>

 https://twitter.com/dento_to_souzo/status/1439409077990293513?s=20

 「総裁選について

 私が目指す強くて優しい、温かい日本の国柄を守るため、譲れない国家

観を共有する高市早苗候補を支持します。

 タイムリーふくいに出演し、高市早苗候補の支持を表明しました。」



 稲田朋美議員といえば安倍首相と同じく「日本会議」と深いつながり

を持った強権的な政治姿勢で、「国民の生活が大事なんて政治は間違っ

ている」というスピーチも有名です。しかし最近では選択的夫婦別姓に

賛成とかLGBT差別の解消とか、人権を重んじる風の主張もあり、“路線

変更”があったのかなとも思えました。


 が、このたび、ツイートにあるように高市早苗議員を総裁に推すとい

うことで、路線変更はないことが確認されました。

 結局は、同姓強制を決して譲らずLGBT差別も容認する極端に強権的で

復古主義な高市氏と「譲れない国家観を共有している」と。

高市氏の国家観といえば、国民よりも天下国家で、人権よりも公益。

 日本国憲法の理念と対極にいる、国会議員にあるまじき人です。

相変わらずの入管行政 弁護士の同席を妨害


 名古屋入管で、スリランカ人女性がむごい扱いを受け亡くなった

事件は、創設されて以来、一貫して外国人への差別的な取り扱いを

改めない入管行政の必然ともいえます。政府(法務省)はこれを反省

する姿勢を一切見せず、死の間際が映る動画の開示も渋り続け、

ご遺族が弁護士の同席を求めてもこれを拒否しています。

 弁護士が同席してはいけない理由が、どこにあるというのでしょう?



<東京弁護士会 会長声明>

 出入国在留管理庁による弁護士から援助を受ける権利に対する侵害

及び弁護士業務への妨害に抗議する会長声明

 https://www.toben.or.jp/message/seimei/post-630.html


 <一部抜粋>

 国連の「弁護士の役割に関する基本原則」は、第1項において、

すべて人は、自己の権利を保護、確立するために自ら選任した弁護士

の援助を受ける権利を有すると定める。また、同原則第16項(a)は、

政府は、弁護士が、脅迫、妨害、嫌がらせ、あるいは不適切な干渉を

受けることなく、その専門的職務を全て果たしうることを確保すると

定めている。

上記同席拒否は、真実解明の忌避だけでなく、弁護士の援助を受ける

遺族らの権利を侵害するとともに、弁護士の職務自体に対する妨害

ないし不適切な干渉でもある。

 当会は、今回の入管庁による代理人弁護士らの同席拒否等に対して

強く抗議するとともに、政府に対し、弁護士法と国連の基本原則に則り、

速やかに弁護士同席の下で遺族らにビデオ開示を実施し、さらに事案の

真実解明のために必要な全ての方策を実施するよう求める。

 <抜粋終わり>

 

 法曹(裁判官・検察官・弁護士)の中で、唯一、権力と対峙・対決

できるポジションにいるのが弁護士です。市民の基本的人権の擁護の

ためには、弁護士の活動が行政に不当に制限できるようであってはいけ

ません。ご遺族とともに弁護士が臨席してご遺族をサポートし、必要が

あればご遺族の代わりに言い争えなければ、この事件の真相解明は

永遠に不可能で、ひいては入管行政の抜本的な改革など夢のまた夢です。


 自民党総裁選の候補者たちは、政権下で要職に在りながら、この事件

に関して政府の対応を批判しませんでした。だれが総裁になっても、

外国人を犯罪者予備軍かのように見る排外的な視線をそのまま引き継ぐ、

ということです。

 この国に生きる人間として、こんな恥ずかしく恐ろしい行政を、それ

でもな許すのか、変えるのか、問われています。


「まず自助」な政治の残酷さ


 自己責任論を過剰に強調して福祉を斬り捨て続けた安倍政権を引き

継いだ菅政権の、「自助、共助、公助、そして絆」。このメッセージ

がいかに憲法の理念と相容れない醜悪なものか、とてもよく分かる

記事があったのでご紹介します。


● 安倍・菅政権考 「まず自助」はコロナ禍最悪のメッセージ

                     政治は「公助」を (毎日)

 https://mainichi.jp/articles/20210919/k00/00m/010/006000c

 


<一部抜粋>

 ― 菅首相が昨年9月の就任記者会見などで「自助、共助、公助」と発言

したことをどう受け止めましたか。


 率直に言って、自己責任論が強化される、困っている人が「助けて」と

言いづらくなると受け止めました。「まずは自分でやる」なんて誰でも

分かっているのです。でも、つまずいたとき、転んだとき、多くの人は

一人では起き上がれない。しかも、発言がなされたのは、新型コロナ

ウイルスの感染拡大で、急速に人々の困窮が深まり、孤立を深めていた頃

で、「困ったときは頼っていい」というメッセージが必要な時期でした。

そんなときにリーダーがあえて「まずは自分でやりなさい」と、助けが

必要な人の口を塞ぐ。最悪のメッセージだったと思います。

<抜粋終わり>


 突然のけがや病気、家族の介護、災害などで職を失ったり収入が途絶

えるリスク、あるいは家族からの暴力・虐待などでとにかく逃げなけれ

ばならないリスクは、自分の努力では防ぎようのないもので、誰にでも

あり得ることです。いずれもその人の自由で平穏な暮らしを脅かし、

その人らしさ、人間らしさを奪いかねない事態であり、命に関わります。

それを防ぎ、その人の人間らしさ・尊厳を守るのは、ほかのだれでもなく

行政の責任です。自助ではどうすることもできないから、まず福祉、なの

です。その状況下で「まずは自分で頑張りなさい」と声をかけることは、

無知もはなはだしく、棄民に等しいことです。

 

 記事中、ノンフィクションライターの北村氏は

「積極的に受給を勧めるメッセージや、使いやすい制度への改革はあり

ませんでした。他の制度も含め、公的支援が拡充した実感はありません。

自助を強調して、公助の部分の責任を丸投げしており、責任放棄です。」

と菅政権を喝破しています。


 自民党の総裁選に出馬している候補者は、いずれも安倍・菅政権下で

要職に就き、自己責任論を過剰に強調する姿勢を批判せず同調しました。

それへの猛省もなく、候補になった途端に「国民に寄り添う」などと

優しげなことを言い出すのは、ちょっと控えめに言っても…しらじらしく

はないでしょうか。

 それを信じてまた権力を託すのかどうか、一人ひとりが考え、一票で

答えなければなりません。

「別姓なんか認めなくても通称使用を拡大すれば」がいかに妄想か


 姓は「自分」の一部です。結婚したって、姓を変えたくない人はいます。

 同姓にするか、別姓にするか、結婚の際に選べる選択的夫婦別姓の実現

は、個人のアイデンテイティを守るために一刻の猶予もない問題です。

 でも、政府与党の一部の議員が猛反対していて、このままでは実現でき

ません。

 その猛反対する議員たちは、「別姓を認めなくても、通称使用を拡大

すれば問題は解決する」と言います。いわゆる「旧姓」を通称として仕事

や日常生活で使えるようにすればいい、と。

 しかし、果たして現実は。


<外務省 旅券(パスポート)の別名併記制度について>                             https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/pss/page3_002789.html

      

 外務省はパスポートに通称を記載することについて、「戸籍に

記載されている氏名に加えて当該呼称を併記することができること

となっています」と言いつつ、

                 

「3.右併記は戸籍上の氏名に続けて、括弧書きで記載されますが、

ICAO文書には規定されていない例外的な措置であるため、ICチップ

及びMRZ(Machine Readable Zone)には記録されません。

このため、旅券面に記載されていたとしても、査証及び航空券を

右呼称で取得することは困難と考えられますので、御注意ください。」

 …と書いてます。



 そうです、国内外で本人認証やセキュリティの厳格化が進む中、

本名以外の通称でもOKな事例が増えていく可能性はむしろ少なく、

海外で理解が進むとは考えられません。企業にとってもあまりにも

コスト高で経済合理性に反します。

 通称使用を拡大すればいい、というのはパっと思いついただけの

妄想です。


野党「総裁選より臨時国会を」自民を批判


 数日前の報道ですが、総裁選への出馬を断念してまでコロナ対策に

専念したいと言った菅首相がいまだに国会を開かない大問題。


● 野党「総裁選より臨時国会を」自民を批判 「埋没」に危機感も (朝日)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/e9376597b057261440e9ef0d5c2197f5ede362ff



 国民民主党の玉木雄一郎代表「これまでのコロナ対策の問題点を検証

せず、何もなかったかのように総裁選で新しいことを言っても意味がない」

 そのとおりです。安倍・菅政権下で何も批判せず粛々と無為無策を

黙認していた人達が、総裁候補として突如よさげなことを言いだした

ところで、信用できるわけがないのです。なぜ今まで批判しなかった

のですか、と問いただしたいところ、なぜマスメディアは候補者に追及

しないのでしょう。


 また、「衆院選を控え、総裁候補が次々と政策を打ち出しており、

野党側には『埋没する』との危機感も広がっている。」と、めちゃくちゃ

“他人事”風を吹かせていますが、野党は政策をしっかり発表しています。

例: 立憲民主党 https://change2021.cdp-japan.jp/ 

 日本共産党 https://www.jcp.or.jp/web_policy/ 

 それをフェアに報道せず、総裁選の野次馬的な報道で紙面・画面を埋め

尽くすことで「埋没させている」のはマスメディアです。国民の政権選択

に資するように、きちんと報じてください。


                 

民主主義を傷つけたあの疑惑を忘れない ④カジノ・賄賂・証人買収!


 自民党総裁選でやいのやいの野次馬記事のお祭り騒ぎになってますが、

 安倍氏と菅氏の自民党政権が民主主義や立憲主義をどれだけ傷つけて

きたか、忘れてはいけません。また、総裁選に出馬するだれもが、この

「傷」に無関心であることは、主権者にとってはとても重大なことです。

しつこく繰り返し、定期的に「あの疑惑を忘れない」シリーズを投稿し

ていこうと思います。「あ、忘れてた!」という人はもちろん、「うん、

忘れちゃいけないよね」という人も、ぜひ、拡散にご協力ください。

一人でも多くの忘れてしまった人に届きますように。



 IR事業(カジノ)をめぐる収賄・証人買収の罪に問われた衆議院議員・

秋元司氏に懲役4年の実刑判決が出ました(同氏は控訴)。

 判決では「大臣に次ぐ要職にありながら特定の企業と癒着し、露骨

な接待を受けて至れり尽くせりの特別待遇を受けていた。さらに証人

買収という卑劣な手段で前代未聞の司法妨害を行った。公人としての

倫理観はおろか、この種の犯罪に関する最低限の順法精神もなく、

長期の実刑は免れない」と断じられました。

 すでに離党したとはいえ、秋元氏は自民党議員として副大臣にまで

上り詰めました。安倍政権は任命責任をとらず、もちろん本件の検証も

しません。



 「不正な金」漬け体質の政党は民主主義と相容れません。

 一人ひとりの有権者が、そんな体質の政党に政治の舵取りを任せ

つづけていいのか、と問われています。

 また、そもそも賭博を国の成長戦略として位置づけることの是非も、

考えたいですね。


#GOVOTE



いまだに森喜朗氏の擁護が出てきます


 前千葉県知事の森田健作氏がパーソナリティーを務めるラジオ番組

に、森喜朗氏が出演したとのこと。

 

● 森田健作ラジオに森喜朗氏がゲスト出演

               「健ちゃんの頼みなら断れないな」 (日刊スポーツ)

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202109180000561.html?mode=all&utm_source=AMPbutton&utm_medium=referral

   


<一部抜粋>

 森氏は会長辞任に至ったことには「僕の発言が、悪意をもって取り

上げられてしまった」とだけ語っただけで、そのあたりを森田が

「本当は女性にとてもやさしい人。周りを和ませようとするあまり、

その発言の一部を切り取られてしまった」とフォローした。

(中略)

 収録を終えた森田は「しゃれが効いている人というか、本当にいい人。

森さんは会えば、みんなファンになる人。コロナ禍の中で五輪を無事に

やり遂げたことは、世界中から感謝されているし、僕も1人の日本人と

して本当になってよかったと思う。懐の深い人なんです」と評した。 

<抜粋終わり>


 いろいろと闇が深すぎる発言です…。

 “悪意”を持って取り上げられただけで自分の発言は差別的ではない

(=自分に差別の意図はない)、といまだにこういう認識だそうです。

そういう意図は無かった、という「あるある」な言い訳は聞き飽きた

感があります。

 かと思えば、森田氏の合いの手も相当なものです。「周りを和ませ

ようとするあまり」って…???

 「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります。」

 「女性っていうのは優れているところですが競争意識が強い。

誰か1人が手を挙げると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょう

ね、それでみんな発言されるんです。」

 「私どもの組織委員会にも、女性は何人いますか、7人くらいおら

れますが、みんなわきまえておられます。」

 一部を切り取られてしまったがために「誤解」されてしまったのだ

と森田氏は悔しがりますが、全部見ればますますドン引きする差別発言

であることは、繰り返し確認しておきたいことです。


 <森喜朗氏の発言(全部)> https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2021/02/04/kiji/20210204s00048000348000c.html



2021年9月20日月曜日

総裁候補が「個人的に賛成」と言ったところで


 自民党の総裁候補が選択的夫婦別姓に「個人的には賛成」と発言した
だけでは意味はありません。
 菅首相が個人的に賛成していても党内の猛烈な反対によって実現でき
ないばかりか男女共同参画基本計画の文言は後退したことを、忘れないで
下さい。

 個人的な賛成どまりなら所詮、他人事なわけで、党の公約にするかどうか
が重要なのです。

 マスメディアは、「意欲を見せた!」「賛成と言った!」と騒ぐのでは
なく、どのように猛反対する議員たちを説得して党の公約にして実現させる
つもりなのか、具体的に追及して下さい。

#GOVOTE

#選択的夫婦別姓



2021年9月17日金曜日

民主主義を傷つけたあの疑惑を忘れない ③


 自民党総裁選でやいのやいの野次馬記事のお祭り騒ぎになってますが、

 安倍氏と菅氏の自民党政権が民主主義や立憲主義をどれだけ傷つけて

きたか、忘れてはいけません。また、総裁選に出馬するだれもが、この

「傷」に無関心であることは、主権者にとってはとても重大なことです。

しつこく繰り返し、定期的に「あの疑惑を忘れない」シリーズを投稿し

ていこうと思います。「あ、忘れてた!」という人はもちろん、

「うん、忘れちゃいけないよね」という人も、ぜひ、拡散にご協力くだ

さい。一人でも多くの忘れてしまった人に届きますように。


 河井克行・案里夫妻による大規模選挙買収事件で、東京地裁はいずれも

有罪判決を下しました(案里氏は確定、克行氏は控訴)。

 党本部が提供した資金1億5000万円は誰の指示によるものか、経緯

もルートも、自民党は一刻も早く検証して説明する責任があります。

 「だから、河井あんりさん」と河井杏里氏を選挙で激推しした安倍氏、

菅氏、二階氏は一切語らず、追及から逃げ続けています。

民主主義の根幹を金で歪めた責任から逃げるなら、国政政党として失格

ですし、また繰り返すでしょう。

#GOVOTE



<参考ツイート>



統一教会のイベントにメッセージを寄せる安倍晋三氏


 マスメディアでは「なぜか」報じられていませんが、安倍晋三氏が

統一教会に関連する組織のオンラインイベントに表敬のビデオメッセ

ージを寄せました。


<内容が確認できるツイート>

https://twitter.com/amneris84/status/1438495555001282564?s=20


https://twitter.com/rayz1325391_/status/1437964609227350018?s=20


<イベント全体の動画>

 https://www.youtube.com/watch?v=U6X7s8MykuA


 言うまでもなく、統一教会は永年マインドコントロールや高額献金

(財産の収奪)など数々の人権侵害が世界中で指摘されている組織です。

カルトと認定する国も少なくない反社会的組織と、安倍氏は距離を置く

どころか懇意であることを隠さず、性差別やLGBT差別の容認というある

まじき思想の共有をメッセージで吐露しています。


 前首相であり現職の国会議員が、このような新興宗教と親しい関係を

築いていることについて、自民党は容認するのでしょうか。自民党総裁

選に出馬している(安倍氏への忖度を重ねる)方々はこれをどう評価する

のでしょうか。総選挙を前に、自民党という政党の体質・人権感覚は国民

にとって重大な情報ですから、マスメディアは必ず追及すべきです。


 「桜を見る会」に反社会的勢力を招待してしまうのと同じく、安倍晋三

氏の正義やモラル、人権感覚の欠落はあまりにも致命的ですし、それを

黙認する政党の感覚も、厳しく問われてしかるべきです。

#GOVOTE


2021年9月16日木曜日

太田啓子弁護士が語る 「男らしさ」の刷り込みの危険


 男性の性被害が、女性の性被害以上に実態がつかめないのはなぜか。

 あすわか太田啓子弁護士が、悪しき「男らしさ」の刷り込みが男性を

追いつめている結果だと語っています。男性を性暴力の加害者にも被害

者にもしないために、親ができることは何なのか、ぜひ考えるきっかけ

にしてみてください。


● 太田啓子さんに聞く

           "男の子"を性被害の被害者・加害者にしないために (NHK)

 https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0026/topic027.html



<一部抜粋>

 個人差もあるにせよ、全体の傾向としては、男の子か女の子かに

よって、相当違うメッセージを親や先生や社会が発しているからだ

と思います。「男が弱音を吐くんじゃない」「男は弱いままじゃ

けない、やり返せ」と周囲から言われると、男の子たちは性暴力

の被害に遭ったときに、被害者としての自分を受け入れづらくなって

しまう。

男性たちによる、理由が不明の無差別連続殺人事件などの凶悪事件など

を背景に、アメリカでは2010年頃から、男性の問題行動について

「Toxic Masculinity(トクシック・マスキュリニティ)」という用語

で語られ始めました。日本語では「有害な男らしさ」と訳されることが

多いですが、「男らしさそのものが有害」というより、「男らしさ」に

過剰に執着するゆがみが、自他を害する暴力的な行動につながりかねない

と警鐘を鳴らす言葉です。

弱音を吐かず、危機的状況でもくじけずにたくましく切り抜けるといった

「男らしさ」を社会が男性に求めることは、よい効果を生むことがある

反面、男性が痛みや恐怖といった感情を抑え込んだり、弱みを開示でき

なかったりする、有害な面もあります。

男性の自殺率が女性に比べ2倍以上高いのも、こうした背景が関係してい

る部分もあるのではないでしょうか。

<抜粋終わり>


 幼少期から「男は自分の弱さや苦しみ、悩みを外に見せてはいけない」

と思い込まされることで、いざという時に周りに助けを求められず、

孤立を深め、心の傷を深めてしまう…。ジェンダーが男性にとっても

害悪であること(すべての人にとって有害であること)を確認し合い

ましょう。 

2021年9月15日水曜日

民主主義を傷つけたあの疑惑を忘れない ②


 自民党総裁選でやいのやいの野次馬記事のお祭り騒ぎになってますが、

 この安倍氏と菅氏の自民党政権が民主主義や立憲主義をどれだけ傷つけ

てきたか、忘れてはいけません。また、総裁選に出馬するだれもが、この

「傷」に無関心であることは、とても重大なことです。しつこく繰り返し

、定期的に「あの疑惑を忘れない」シリーズを投稿していこうと思います。

「あ、忘れてた!」という人はもちろん、「うん、忘れちゃいけないよね」

という人も、ぜひ、拡散にご協力ください。

一人でも多くの「忘れてしまった人」に届きますように。


 「桜を見る会」前夜祭の費用補填問題で、検察審査会は安倍前首相の

公職選挙法違反疑惑を「不起訴不当」と判断しました。検察の十分な

再捜査は当然ですが、安倍氏は当時、この件に関し国会で118回もの

虚偽答弁を繰り返しました。。。国会と国民を愚弄する政治家を、放置

してはいけません🔥「全国民の代表」(憲法43条1項)としての説明

責任を果たすよう、追及しましょう。

 でも、自民党の総裁選に出馬する予定の岸田氏、高市氏、河野氏は、

いずれもこの件の追及には消極的。だれが総裁になろうとも、自民党の

体質は変わらないのです。。。

#GOVOTE




ハボーホ―を持ち出す人が危険という話


 わりと繰り返し書いていることですが、

 選挙が近くなると、正面からの議論・批判ではなく、謀略といわざる

をえない誹謗中傷が出てきがちです。「●●は破壊活動防止法の調査

対象だ」なんてのは、典型ですね。


 破防法(破壊活動防止法)は、思想・信条の自由、表現の自由などの

基本的人権をめっためたに侵害する危険があり、権力による恣意的な

処罰も可能にしかねず、制定当時から憲法違反だと批判され続けています。

こうした危険をスルーした「●●は破防法の調査対象だ」という言説には、

最大限の警戒が必要です。


 つまり、ある団体を指して「●●は破壊活動防止法の監視対象です」と

喧伝してそのイメージを悪化させようとする言動は、破防法の人権や民主

主義に対する破壊力に無関心で、「物言う市民」を封殺すべく安易に調査

対象にしている権力の運用への問題意識もなく、むしろ民主主義の衰弱に

加担しているといえます。ふーん、あんなめちゃくちゃな治安立法をふり

かざす政治でいいと思っているわけね…、という。


 あえて破防法を持ち出して特定の団体を非難する人が現れたら、その人

の人権感覚の欠如が露呈した、ということです。


<あすわかtwitter>

 https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/1438135937901285376?s=20



2021年9月8日水曜日

批判を即ブロックする河野氏の専制性


 「全国民の代表」であり首相の座をも狙う河野氏が、twitter上で

自分への批判(自分と異なる意見)を即座にブロックし続けている

振舞いは、安倍氏・菅氏の「異論を排除する」恫喝的な政治手法と

何ら変わるところはなく、謙虚に民意に耳を傾けるべき政治家の

資格がありません。


● 河野氏「投稿ブロック問題ない」 ツイッター対応批判に反論 (共同通信)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/eeef8cfba801324b647ca5a4bc24653d12c239c3



 河野氏はさらに「ブロックされても、私のツイートを見ることはできる」

と発言しています。

 自分への批判は受け付けず「国民は黙って従っていればいい」という

態度は、民主主義とまったく相容れず、極めて専制的です。


民主主義を傷つけたあの疑惑を忘れない ①


 自民党総裁選でやいのやいの野次馬記事のお祭り騒ぎになってますが、

 この安倍氏と菅氏の自民党政権が民主主義や立憲主義をどれだけ

傷つけてきたか、どれだけ国民の命や暮らしをないがしろにしてきたか、

忘れてはいけません。しつこく繰り返し、定期的に「あの疑惑を忘れない」

シリーズを投稿していこうと思います。

「あ、忘れてた!」という人はもちろん、「うん、忘れちゃいけない

よね」という人も、ぜひ、拡散にご協力ください。一人でも多くの

忘れてしまった人に届きますように。


 森友学園に関する文書改ざん問題で自殺に追い込まれた赤木俊夫さん

をめぐる裁判で、国は「赤木ファイル」を開示しましたが、依然として

真相は闇の中です。新しい総裁が誰になろうが、再調査されない可能性大。


 首相と懇意の学校経営者に、常識的に考えられない安価で国有地が

払い下げられた事件の「ありえなさ」。問題発覚後、その公文書(決裁

文書)の改ざん、という「ありえなさ」。真面目に「全体の奉仕者

(憲法15条2項)」として生きてきた公務員が突然公文書の改ざんに

巻き込まれ、果てに責任を押しつけられ、自死にまで追い込まれた

「ありえなさ」。

 この事件の真相解明なしには、公平公正な行政は取り戻せません。



#GOVOTE



臨時国会を開かない政府 現在進行形の「檻の取り壊し」


 政府は、いまだに臨時国会を開きません。

 

● 野党、臨時国会召集を再要求 自民慎重崩さず (時事)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/2e77f7784920d460a678fbcf8601b20224d43b5b


  野党の再三の要求に対し、「森山氏は召集に慎重な考えを示したが、

持ち帰った上で8日に返答すると応じた。」


 …「慎重な考え」、の意味不明み。

 憲法53条に基づいた要求があった以上、召集しなければなりません。

 それを知りながら、記者は何故「一貫して憲法を無視」と客観的な

事実を書かないのでしょう。

 自らの独裁志向のためなら憲法だって無視する、わけです。

現在進行形で檻を壊しにかかっている権力は、選挙で退場させなけ

ればなりません。主権者側の知性(というか常識)にかかっています。



2021年9月6日月曜日

自民党総裁選 国民にとって一番重要なのは


 自民党の総裁選に関して、国民にとって一番重要な事実は、

 出馬するだれもが、菅首相の恫喝的な「異論を排除する」政治手法を

猛批判せず、人命後回しの五輪強行のみならず子どもたちを観戦させる

ことにも反対せず、森友学園問題や「桜を見る会」前夜祭の疑惑を

全力で真相究明しろとも、資料をすべて提出しろとも、主張していない

ことです。それをなぜマスメディアは強調しないのか。


 大多数の国民が投票権を持たない総裁選に関して、ワクワクと予想

し合う野次馬のような報道でマスメディアが一色になると、新型コロナ

ウイルスの感染状況やアフガニスタンの情勢も隠れ、オリンピック・

パラリンピックで起きた問題や疑惑の検証も後回しにされます。

 国民の生活や民主主義社会にとって有益な報道とはなにか、マスメ

ディアはよくよく考えて下さい。


● 自民党総裁選、問われる候補者の「発信力」

                  衆院選控え力量アピール (朝日)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/809ec5b23c6bb14abb6bbb13dda43e0e9cfc955f



教育勅語を「見事」と評価する高市早苗議員


 自民党総裁選に高市早苗議員が出馬する、という報道が。

 表現の自由や性の平等への「憎悪」にも似た敵意は、安倍晋三氏と

極めて近い国家観ゆえでしょう。安倍晋三氏あるいは背後の「日本会議」

が高市氏を推すのも、さもありなんといった感じです。


 高市氏の特徴の1つに、「教育勅語」を高く評価する人物である、と

いう点があります。

それがどれだけ危険なことか、確認します。


<高市早苗議員の2012年9月3日のコラム>

 https://www.sanae.gr.jp/column_detail593.html


<一部抜粋>

 私が幼い頃に両親が繰り返し教えてくれたのは、「教育勅語」

(「教育ニ関スル勅語」明治23年10月30日)でした。

 小学校に入る前から全文を暗記していたのだという両親が、

楽しそうに声を合わせて唱える姿が好きでした。

 内容は、「子は親に孝養を尽くす」「兄弟姉妹は互いに力を

合わせて助け合う」「夫婦は仲睦まじく解け合う」「友人は胸襟

を開いて信じ合う」「自分の言動を慎む」「全ての人々に愛の手を

さしのべる」「学問を怠らず職業に専念する」「知識を養う」

「人格を磨く」「進んで社会公共の為に貢献する」「法律や規則を

守り、社会の秩序に従う」「国難に際しては国のために力を尽くす」

という徳目で、子供にも分かり易いものでした。

 現代においても尊重するべき正しい価値観ですし、子供も大人も

覚えて繰り返し唱和することで、日本人全体が心を合わせて道徳を

実践する空気を醸成したものだと思います。

<抜粋終わり>


 コラムでは「見事」と評価し、それが廃止されたことを無念がり、

「日本人の手」による改憲によって、実質的に教育勅語の復活を目指

したい、という文脈が語られています。


 そもそも、ですが、

 教育勅語は、いざとなれば天皇のために命を差し出す「忠実なる

臣民」とはどんな人間か、を明治天皇が臣民に「教えてくださった」

という形式のものです。日本はこれを徹底的に国民に教え込み、文字

通り軍国主義まっしぐらの歴史を歩むことが「できました」。

自由や民主主義といった思想とは真逆の世界観の文書なのです。


 教育勅語を「いいことも書いてある」などと評価する方は、教育勅語

の本質をまったく知らずに言っているか、知らないふりをしているか、

どちらかです。姉妹兄弟仲良くとか夫婦仲睦まじくとか、いくつか

並んでいる「公徳」は教育勅語の本質ではなく、すべての公徳は、

「いざとなれば天皇のために命を差し出す臣民になる」ために実践すべ

きものとして位置付けられていることを、決して見下ろしてはいけません。


 この教育勅語を、安倍政権は「憲法と教育基本法に反しない形で、

教材として用いることまでは否定されることではない」と閣議決定

しました。天皇のために命を差し出す臣民になるべしという本質部分

に、抑えがたい執着を感じざるを得ません。

 第一、孝行・友愛などは教育勅語を使わなくても教えられます。

わざわざ教育勅語を使う必要がどこにあるのでしょう?

 あえて、わざわざ教育勅語、なのは、「教育勅語でしか教えられ

ないなにか」に強いシンパシーがあるから、でしょう。それはまさに

「いざとなれば天皇のために命を捧げる“良き臣民”であれ」という

本質なわけです。

 現代の公教育において教育勅語に出番があるとすれば、ただ1つ。

73年前の敗戦まで、国民がどのような思想に洗脳されていたか、

どのような思想をベースに日本がファシズムの道をひた走ったか、

という負の歴史的証拠としてです。それを「見事」と評価する高市

早苗議員の人権感覚・世界観は、疑う余地もなく、極右と評価されて

も仕方ないほど強権的なものです。


 高市早苗議員が堂々と総裁選に出馬できてしまうほど、自民党という

政党の人権感覚が憲法と対極にあることも、また事実です。この出馬が

いかに危険なものか、ぜひ周囲にお知らせください。


2021年9月3日金曜日

自民党一色になるマスメディア


 自民党の党内政治・党内人事の速報をたれ流し、延々とコメンテーターが

予測を語り合うような報道は止めて下さい。

 選挙買収資金1億5千万円のルート、安倍氏の「桜を見る会」前夜祭の
費用補填、日本学術会議の人事への政治介入etc、安倍・菅の自民党政権が
積み上げた疑惑と暴挙の数々を追及して下さい。

 マスメディアは、自らが自民党の“メディアジャック”を作り上げている
ことに気づいて下さい。

(株)DHC 韓国から撤退


 (株)DHCが韓国から撤退しました。

 

● DHC韓国法人が撤退表明 会長のコリアン差別発言で不買運動 (毎日)

 https://mainichi.jp/articles/20210902/k00/00m/030/172000c


 「韓国国内では吉田氏の発言への反発から、DHC商品に対する不買

運動が起きていた。」

 ヘイトスピーチを自ら拡散し続けたがゆえに身を滅ぼした、当然の

帰結でしょう。決して理性的ではないかのような“反発”ではありません。

 消費者(市民)の人権意識の向上とともに、企業の人権意識の向上も

求めましょう。


* 同社は、朝鮮人差別、在日コリアン差別に加え、沖縄差別も続けて

います。同社の作るTV番組は、在日米軍基地に反対する市民をテロリ

ストかのように罵倒し、陰謀だと繰り返しました。こうした企業の商品

を買うことは、結果としてこの企業を“延命”させてしまい、差別を容認

したことになってしまうという構造を、より多くの人と確認し合いたい

ですね。

 https://www.kanaloco.jp/news/social/entry-7486.html


 

岸田氏「健康危機管理庁の創設」


● 岸田氏「健康危機管理庁の創設、医療難民ゼロに」

               …コロナ対策の政策発表 (読売)

 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210902-OYT1T50137/


 健康危機管理庁。。。新しいハコモノで「頑張ってる」感を演出

する手法には、もううんざりです(ex.子ども庁)。

 緊急時には内閣主導で、というのは一見よさそうに見えるだけで、

平時から医療体制を管轄して現場とやり取りしている厚労省に任せ

ずに勝手に政治判断していくことが招く二重行政の混乱(現場無視)

の危険は大変大きいでしょう。


 そしてなによりも、記事に書かれている政策の数々を、岸田氏が

この1年半強く訴えてきたわけでもなく、政権の政策を強く批判して

対案として示し続けてきたわけでもない事実の方がよほど重要です。

彼がトップになったところで自民党が「刷新」されるわけではない、

ということです。 

2021年9月1日水曜日

権力に“気兼ね”した傍観記事は要りません。


 この書き方…。


● 自民、臨時国会の召集を拒否 野党は「憲法違反」と批判 (朝日)

 https://www.asahi.com/articles/ASP805R5KP80UTFK01Y.html?ref=tw_asahi



<一部抜粋>

 自民党の森山裕国会対策委員長は…野党が憲法53条に基づいて

求めていた臨時国会の召集に応じない考えを伝えた。野党側は

「明白な憲法違反」(立憲の枝野幸男代表)と批判を強めている。

<抜粋終わり>


 …傍観、だけですか?🍂

 自民党の判断、野党の批判を、自分たちはどう評価するのか

書いて下さい。

 「間違いなく憲法違反だ」と書くことに、何を恐れ、何に気兼ね

しているのでしょうのか。この国に生きる人々の「知る権利」に

応え、何が問題なのか暴き、民主主義社会を耕す使命は、どこへ

行ったのか…。

 いわゆる“抱きつき取材”による権力との「ご縁」が、このような

ひよった忖度記事を生み出す構造が、ありありと見えてしまって

います。

皇族の結婚


 皇族である眞子氏には憲法24条「婚姻の自由」が保障されないかの

ような、国民が「望ましい」と許した相手としか婚姻できないかのよう

な言説。


 特定の人物と家族が生まれながらにして大部分の人権を奪われ国民から

監視され続ける天皇制が生み出す発想のおぞましさを、今一度、確認し

合いたいものです。