反差別と平和の祭典の真っ最中に、最高裁が非常に差別的な
判断を下しました。
高校の授業料を実質的に無償化する国の制度で平成25年に
朝鮮学校が対象外にされたのは差別的だとして朝鮮学校と元生徒
たちが、国による判断の取り消しや賠償などを求める裁判が全国
で起こされました。今回、最高裁はこの原告の上告を退け、原告
の敗訴が確定しました。。。
● 朝鮮学校の授業料無償化訴訟 最高裁上告退ける 全国すべて敗訴 (NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210729/k10013167661000.html
高校無償化法に基づいて申請した、朝鮮学校以外の外国人学校
(インターナショナルスクール)は、適用対象とされています。
政治的理由で朝鮮学校だけ対象外にする措置は、日本に住むすべて
の子どもの教育を支援する、という高校無償化法の趣旨から外れる
差別的な取り扱いです。
何の罪もない子どもたちの「教育を受ける権利」を侵す行政、
それを後押しする司法。このような差別的判断が「反差別と平和の
祭典」の裏で出るグロテスクな光景に言葉を失います。
すでに国連「子どもの権利委員会」からは「ほかの外国人学校と
同じように扱われるべきだ」と見直しを勧告されています。
子どもの権利条約を締結しながら破り居直ることは、国際協調主義
にも反します。
子どもたちの人権を主張するだけで「反日」「国へ帰れ」などと
ヘイトを浴びせるレイシズムには、軽蔑に値します。
<あすわかtwitter>
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