政府が入管難民法「改正」案を取り下げる方針を固めた、との速報です。
● 政府が入管難民法改正案取り下げ方針固める (共同)https://news.yahoo.co.jp/articles/912268a812a87fb565ba64a0c00a789719957bd2
外国人への「そこはかとない」偏見が根深いこの社会で「こんな
改正案ありえない」という真っ当な声がここまで大きな力となり
得たことに、民主主義の希望を感じます。
とはいえ、これまでの排外的な入管行政が改まったわけでもなく、
スリランカ人女性の死亡事故の真相が解明されたわけでもありません。
日本の入管行政がそもそも極めて歪んでいて国連から勧告が繰り
返されている実態が、幸か不幸か、今回の入管法「改正」案の件で
広く知れ渡りました。
これまでも衰弱死や自殺が途切れないという異様な収容施設の実態
解明、入管法自体の抜本的な修正が必要です。
政府が「これでもう済んだ話だ」と逃げることを許さず、引き続き
追及が必要ですね。