安倍元首相が、日本が保有すべきものは“敵基地”攻撃能力を超えた
「相手の軍事的中枢を狙う反撃力だ」と発言しました。
● 安倍晋三元首相、敵基地攻撃能力は
「基地に限定せず、中枢攻撃も含むべき」
憲法9条への自衛隊明記も主張 (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/169599
「軍事的中枢」が、省庁を指すのか、政府まで含むのか定かではあり
ませんが、そこを行き交う多数の民間人の命をあまりにも軽視した暴力
的な姿勢です。。。
ただでさえ「敵基地攻撃能力」は先制攻撃との判別が難しい危うい
ものです。「(対象を)基地に限定する必要はない。向こうの中枢を攻撃
することも含むべきだ」との安倍氏の発言はさらに飛躍していて、
一般市民の犠牲をためらわない「自衛」名目の戦争を正当化しかねない
のではないでしょうか。
平穏を失うと、不安ゆえ強硬な声・マッチョな主張に世論が流され
がちなのは世の常です。でも、「やられたからやり返す/やられる前に
やる」の繰り返しから脱し、戦争は原則違法・先制攻撃も違法という
国際法を作り上げた歴史を思い返して下さい。率先して歴史の流れに
逆行し、武力へ回帰する政治家を“リアリスト”と呼んでいいのでしょうか?
すべての人がかけがえのない存在として自由・平等に生きられる社会。
そんな社会を維持するために、権力(政治家)が暴走しないように、
よもや侵略戦争などしないように憲法でしばり、憲法に忠実な政治に
努めるよう監視することがいかに大事か、何度でも、一人でも多くの人
と確認し合いたい局面です。