2019年7月1日月曜日

選択的夫婦別姓「経済成長と関りがない」ピシャッ  え。。。



 昨日のネット党首討論
 19分35秒あたりから、立憲民主党の枝野代表が、女性の社会
参画に選択的夫婦別姓の導入は不可欠」と語り、安倍首相に意見を
求めています。

 安倍首相の回答が、…正直言って理解しがたいものがあるので、
要約しづらく、ぜひご自分で実際にご覧になってみてください。
 

(19分35秒あたりからです)

安倍総裁(首相)
 「(枝野代表が)社会参画のために不可欠だとおっしゃったんです
が、女性の就労人口がこの6年間で250万人増えている。就業率が
アメリカを上回っている。男女間の賃金格差も短くなっている。
夫婦別姓の問題ではなく、しっかり経済を成長させ、みんなが活躍
できる社会を作っていくことではないかと思います。」

司会「選択的夫婦別姓は不要というご返答でしょうか?」

安倍総裁(首相)
 「われわれは経済成長と(夫婦別姓)は関わりがないと考えており
ます。」
 
● 「夫婦別姓、経済成長の課題ではない」安倍首相
               「ニコ動」党首討論 (毎日)
 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190630/k00/00m/010/191000c
 
 これは一体。。。
 選択的夫婦別姓の問題を、「経済成長とは関係がない」という理由で、
斬り捨てているように聞こえます。
 女性が姓を変えずにキャリアを積み上げられる社会は、間違いなく
女性にとって「働きやすい」社会ですから、女性が自分の才能を開花
させやすい、努力し続けられる、「輝きやすい」労働環境が経済成長に
つながると考えるのが常識的な感覚だと思うのですが…
「経済成長とはかかわりがない」のひと言。
 
 経済成長と関りがない、でオシマイ、ですか。
 重大な人権侵害である同姓強制の問題が、百歩譲って「経済成長とは
無関係」であるとしても、枝野代表の「選択的夫婦別姓の導入が女性
の社会参画に不可欠」という意見への返答がない。
 これでは、経済成長と無関係だから夫婦別姓の導入など不要、と
言っているように感じをえません。
 首相も自民党も、人権問題は「それが経済成長と関わりがあるか」
どうかで、解決すべきかどうかを考えているのですか。
 すべてお金ですか。
 そうであれば優生思想とつながりかねない、極めて危うい発想です。