2019年7月23日火曜日

首相「民意を受け止めて改憲議論すべき」 ( ゚Д゚)え、なにをおっしゃtt


 さて、低い投票率で選挙が終わったわけですが、

 安倍首相が
「議論を前に進める政党を選ぶのか、それとも議論すら拒否する政党を選ぶ
のか、今回の参院選挙はそれを問う選挙だと。少なくとも議論は行うべきで
ある。これが国民の審判である」と強調し、
「野党はこの民意を正面から受け止めてもらいたい」
 と述べた、とのこと。

● “憲法改正議論行うべき”“国民の審判”と首相強調(FNN)
 https://www.fnn.jp/posts/00421252CX/201907222058_CX_CX

 ( ゚Д゚) ナニヲオッシャッテルノカナ 


 たしかに「議論を前に進める政党を選ぶのか、それとも議論すら拒否する
政党を選ぶのか、今回の参院選挙はそれを問う選挙だ」と言ってましたね。

 でも首相がそう言ってた、というだけで。

 有権者がなにを見てなにを考えて投票したかは、まったく別の話ですよね。
 勝手に争点はこれだ!と言われても意味ないわけです。


 その上で、「少なくとも議論は行うべきである。これが国民の審判である」
っていうのは…一体何をみてこうおっしゃってるのか、ほんとうに分からない。

 自民党、議席、減りましたよね?

 首相の側近(立憲主義を聞いたことがないと公言していた礒崎氏)すら
落選しましたよね?

 「野党はこの民意を正面から受け止めてもらいたい」…はい、そちらも。

 なにを見ても、有権者が最も注目していた争点が「改憲」だった、とは
到底言えません。そう見えるなら、それは幻覚…

 拙速な、独りよがりで前のめりな、主権者を置き去りにする改憲など許され
ない、という意味で、あすわかも選挙に向けて憲法のトピックを多く発信して
きました。その意味では憲法にも注目してもらいたかった。

 でも、「自衛隊を明記する」とか緊急事態条項とか首相や自民党だけが欲し
がっている改憲、は結局ほとんど関心を向けられることはなかったようです。

 それよりは消費税や年金など、「人間らしい生活」の保障をないがしろに
することへの怒りと不安の方がよっぽど強かったわけです。

 別のレベルの話ですが、
 首相は「議論すべきだ」とおっしゃっていますが、議論なき政治(暴政)を
続けてきた首相に「議論」と言われても、虚しいですね。
 最初から「改憲」という結論ありきの強引な採決、しかないんだろうな、
って、まぁ、想像しちゃいます。