選挙でしたね!
いろいろ…
いろいろ語りたいところではありますが、なによりも、やはり、これです。
● 参院選投票率、過去2番目の低さ 48・80%、
根強い政治不信か (沖縄タイムス)
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投票率が選挙区で48・80%、比例代表で48・79%。
有権者の半分以上が主権を行使しなかったという現実に、殴られるよう
な衝撃を受けています。
言うまでもなく、私たちあすわかの「とりあえず憲法知っとこ!」という
知憲の活動は、民主主義の仕組みや、一人ひとりが持つ主権ないし選挙権の
強さ・かけがえのなさを知ってもらう営みでもあります。
自分だけの自分らしい人生を守るため、
あるいは愛する子どもの未来を守るため、
大切な家族との平穏な生活を守るため、
人によって守りたいものはそれぞれですが、そのためには、だれかヒーロー・
指導者・リーダーに政治をお任せしてればいいわけではなく、
そんなヒーローは現れるわけないこと、自分自身が政治に参加していかなきゃ
守れるものも守れないことに、気づいてもらう取り組み…のつもりです。
その取り組みが、まだまだ、まだまだ…ほんとうに途方もないほど「道半ば」
であることを、痛感しています。
「若者の政治離れ」「なぜこれほど投票率が低いのか」など、NHKはじめ
各局がヒトゴトのように報じるのを見て、「TVが選挙を報道しないからだろっ!」
と怒りに駆られませんでしたか。
とことん、メディアは選挙を報じませんでした。
(意図的に薄めさせたとすら思えるほどに)有権者は選挙を忘れていきました。
メディアが民主主義の歯車を正常に回す上でどれだけ重要な使命を負っているか、
今ここで改めて語ることはしませんが、それを思うと、最大級の批判と怒りを
向けざるを得ません。
その上で。
この状況下で「基本的人権を擁護し社会正義を実現する」ことを使命とする
私たちあすわか弁護士が、「とりあえず憲法知っとこ!」活動をすることが
どんだけ大切なことか、改めて、自意識過剰なほどに自覚していなければ、と
思います。
メディアが報じないなら、なにを見れば、どこにアクセスすればファクトを
知ることができるのかを学ぶことも大切ですね。デマや陰謀論に流されること
なく、合理的で科学的な「ものの見方・考え方」を磨くことも大切ですね。
そういう知識やセンスを、たった1回の憲法カフェですべてゲットできるわけ
もなく(1回ですべてお伝えできるわけもなく)、繰り返し繰り返し、気軽に
質問でき、気軽に語り合い、意見を交換し合う経験が、私たちの「主権者力」
アップには必要です。
あすわか弁護士も、憲法カフェで講師をしているからこそ気づけることや
逆に教わること、たくさんあります。
「こんな憲法カフェがあったらいいのに!」そんな皆さまからのアイディア、
のどから手が出るほど欲しいです。
投票日の記事に、「昨日は今日になり、今日は明日になる」みたいなタイト
ルをつけましたが、ほんとにそうで、
落ち込んでいても絶望していても、また新しい一日は始まってしまうわけで、
自分や子ども、大切な人の生活も続いていくので、とにかく、足を止めるわけ
にはいかないのです。
民主主義を諦めるわけにはいかないのです。