2021年9月15日水曜日

ハボーホ―を持ち出す人が危険という話


 わりと繰り返し書いていることですが、

 選挙が近くなると、正面からの議論・批判ではなく、謀略といわざる

をえない誹謗中傷が出てきがちです。「●●は破壊活動防止法の調査

対象だ」なんてのは、典型ですね。


 破防法(破壊活動防止法)は、思想・信条の自由、表現の自由などの

基本的人権をめっためたに侵害する危険があり、権力による恣意的な

処罰も可能にしかねず、制定当時から憲法違反だと批判され続けています。

こうした危険をスルーした「●●は破防法の調査対象だ」という言説には、

最大限の警戒が必要です。


 つまり、ある団体を指して「●●は破壊活動防止法の監視対象です」と

喧伝してそのイメージを悪化させようとする言動は、破防法の人権や民主

主義に対する破壊力に無関心で、「物言う市民」を封殺すべく安易に調査

対象にしている権力の運用への問題意識もなく、むしろ民主主義の衰弱に

加担しているといえます。ふーん、あんなめちゃくちゃな治安立法をふり

かざす政治でいいと思っているわけね…、という。


 あえて破防法を持ち出して特定の団体を非難する人が現れたら、その人

の人権感覚の欠如が露呈した、ということです。


<あすわかtwitter>

 https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/1438135937901285376?s=20