わりと繰り返し書いていることですが、
選挙が近くなると、正面からの議論・批判ではなく、謀略といわざる
をえない誹謗中傷が出てきがちです。「●●は破壊活動防止法の調査
対象だ」なんてのは、典型ですね。
破防法(破壊活動防止法)は、思想・信条の自由、表現の自由などの
基本的人権をめっためたに侵害する危険があり、権力による恣意的な
処罰も可能にしかねず、制定当時から憲法違反だと批判され続けています。
こうした危険をスルーした「●●は破防法の調査対象だ」という言説には、
最大限の警戒が必要です。
つまり、ある団体を指して「●●は破壊活動防止法の監視対象です」と
喧伝してそのイメージを悪化させようとする言動は、破防法の人権や民主
主義に対する破壊力に無関心で、「物言う市民」を封殺すべく安易に調査
対象にしている権力の運用への問題意識もなく、むしろ民主主義の衰弱に
加担しているといえます。ふーん、あんなめちゃくちゃな治安立法をふり
かざす政治でいいと思っているわけね…、という。
あえて破防法を持ち出して特定の団体を非難する人が現れたら、その人
の人権感覚の欠如が露呈した、ということです。
<あすわかtwitter>
https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/1438135937901285376?s=20