丸川珠代議員(男女共同参画担当相)や高市早苗議員(元男女共同
参画担当相)をはじめとする自民党の国会議員有志が、選択的夫婦
別姓の反対を求める文書の全文が報じられています。
● 【選挙区つき一覧】
選択的夫婦別姓反対の国会議員50名のリスト
<選択的夫婦別姓・全国陳情アクション>
https://chinjyo-action.com/opposition-members/
● 【全文】夫婦別姓反対を求める丸川大臣ら自民議員の文書、
議員50人の一覧 (東京)
彼らが選択的夫婦別姓に反対し、夫婦はすべからく同姓でなければ
ならない、と考える理由が並べられています。
1つ前の記事では1~3について書きました。
4 夫婦別氏推進論者が「戸籍廃止論」を主張しているが、戸籍制度
に立脚する多数の法律や年金・福祉・保険制度等について、見直しが
必要となる。
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…デマです。
まぁ、そういう人もいるかもしれませんが、選択的夫婦別姓を求めて
訴訟を起こしている方々はじめ賛同する多くの方は、今までの自分の姓
を「戸籍にも書きたい」と望んでいます。
5 既に殆どの専門資格(士業・師業)で婚姻前の氏の通称使用や資格
証明書への併記が認められており、マイナンバーカード、パスポート、
免許証、住民票、印鑑証明についても戸籍名と婚姻前の氏の併記が
認められている。
選択的夫婦別氏制度の導入は、家族の在り方に深く関わり、
『戸籍法』『民法』の改正を要し、子への影響を心配する国民が多い。
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そもそも姓を変えたくないのです。「旧姓も名乗っていいよ」という
レベルでは済まされない話です。併記はむしろ紛らわしい。
なによりも人権保障が優先されるべきなのだから、必要な範囲で法改正
をおこなうことがなぜダメなのか逆に問いたいし「子への影響」って
なんでしょう?
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というわけで、同姓が強制されなければならない「理由」は、
どれもこれも論理が破綻しています(理由にならないものすらありまし
たね)。
それまでの氏を失うことで、例えようもない喪失感に苦しむ人が、
現実に少なくなくあいません。誰かの人権を踏みにじる制度である以上、
違憲で許されない制度なのです。
変えない選択肢があってもいいじゃないかという共感は、世論調査でも
確実に多数を占めています。「あくまでも同姓強制に固執する」方々が
マジョリティかのような書き方も、妄想めいていて、現実を直視しない
様子が伝わってきます。