● 「行動する時が来た」「靖国の英霊と会話できる」陸自特殊部隊元トップの“危なすぎる世界観” (文春オンライン)
「コロナを利用して世界中を脅迫し、自分たちの利益獲得と支配体制
を目論む極悪非道の連中がメディアを使って、社会の破壊と人間の
奴隷化を開始した」
「奴らが強制力をもって戦いを仕掛けてきたら断固として戦う。有効性
など考える必要はない。合理性を一切排するところに日本文化の輝きが
生まれる。『敵は幾万ありとても我行かん』の気概で戦う。身体の保全
より心の保全を優先する。そうすれば靖国の英霊と初めて会話ができる。」
陰謀論に駆られた自衛隊OBが指導する“私的戦闘訓練”に、現役自衛官
が参加。トンデモだと笑って一蹴できない危機を感じます。。。💦
「なにこのトンデモww」と笑って一蹴することは簡単ですが、この類
の陰謀論・妄執にとらわれた人たちがアメリカの連邦議会に武装して乱入
して占拠したことを、忘れてはいけません。。。(:_;)
マスメディアの情報を一切拒否する彼らはネット上の陰謀論だけを信じ
込んで深みにはまり妄執や“敵”への憎悪を膨らませていき、通常の対話
ないしコミュニケーションで通常の感覚(現実の世界)を取り戻すことが
できなくなっていきます。
科学や論理をかなぐり捨てた、こうした陰謀論が、武器を持つ自衛隊
にも確実に広がりを見せていることは、この国に住むすべての人にとって
脅威であることは、間違いありません。
ヘイトスピーチにも通じる話ですが、例えば報道の際は、「ホロコース
トは無かった」「世界はイルミナティが牛耳っている」等々、議題に
上げる価値も無いような有害なものを、あたかも耳を傾ける価値がある
説かのように報道や、悪しき中立病にかかったような取り上げ方は決して
しない(報道するなら必ず批判的に報じる)などの対策が必要でしょう。
ある程度の知性があっても、陰謀論に陥ってしまう可能性は誰にでもある
ので、まことしやかな情報を手に入れたら、根拠は何なのか(信頼できる
情報源なのか)、科学や論理の常識と矛盾がないのか、こまめなチェック
も日々怠らないことが肝要でしょう。
陰謀論は、民主主義や自由な議論の前提を脅かす、新たな脅威、です。