2020年4月28日火曜日

岡村氏の「絶対面白いこと」発言 ニッポン放送の「謝罪」…だけ?!




 タレントの岡村隆史氏が、自身のラジオ番組で困窮した女性が性産業
に身を投じざるを得ない事態を「絶対面白いこと」などと述べた件、
 ラジオ局が番組公式サイトにおいてコメントを発表しました。

● ニッポン放送、岡村隆史の発言を謝罪
          「女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言」(オリコン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/341e099e4687328b57c4ea2b597ffb4d2998b94b



「4月23日(木)深夜に生放送の『ナインティナイン岡村隆史の
オールナイトニッポン』において、パーソナリティの岡村隆史氏から、
現在のコロナ禍に対する認識の不足による発言、また、女性の尊厳と
職業への配慮に欠ける発言がございました」「放送をお聴きになって
不快に感じられた皆様、関係の皆様にお詫び申し上げます」


 なぜ岡村氏本人の直接の謝罪がないのでしょうか?

 なぜあの発言を「女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言」程度に
しか理解できないのか…。根深すぎるほど根深い、性差別の構造化を
感じます。

 追いつめられて性産業にからめとられ、耐えがたい精神的苦痛や
尊厳への傷を負う女性の困窮を「絶対面白いこと」と語る。
明らかに、そこには「生きていきたければ性を商品化すればいい」と
いう前提があります。
 そうなる前に福祉がセ―フティーネットとして機能しなければなら
ない、自分の性を売るまで手を差し伸べない行政はおかしい、という
疑問も批判もない。むしろ楽しみだ、と。

 これは、蔑視そのものです。