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2015年9月24日木曜日
自民党は早くも『目指せ改憲!』とウズウズしているようですが…
報道によると、自民党は安保関連法の成立を受け、
秋の臨時国会から、衆参両院の憲法審査会で憲法
改正に向けた与野党の議論を再開させて、改憲への
動きを加速させたいのだそうです。
自民、改憲議論再開狙う…民主は応じる気配なし
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150923-OYT1T50033.html
忘れてはいけません、自民党は着々と、来年の通常国会での
発議を目指しています。
今のところ、民主党がそんな議論に応じるとは思えません。
でも上で紹介した記事、おかしな書き方ですね。
「安保関連法の国会審議で『憲法論』を巡って与野党が激しく
対立した後遺症もあり、冷静な憲法改正論議が行われるには
時間がかかりそうだ。」だなんて書いてありますが、
自分達の執念と欲望を最優先にして憲法を無視したのは政府
と与党であって、戦争法案に反対した野党はあくまでも冷静な
理論的な議論を求めたのに…
理性も知性も捨てて法律的な意味ではクーデターに等しい
暴挙を成し遂げてしまった政府を支える与党が、冷静な憲法
改正の議論をリードできるとは、とてもじゃないけど、思えません。
安倍首相は9月の総裁選の公約に当たる「所見」で、
「時代が求める憲法へと改正を目指し、国民的な議論を
深める」と明記したそうです。
時代が求める憲法?
じゃあ、日本国憲法のどこが時代遅れだというのでしょう?
自民党が「とりあえずここを改正したい」と挙げるのは
①緊急事態条項、②環境権などの新しい人権規定の追加
③財政規律条項ですが、緊急事態条項は戒厳令に等しく、
そんなものを作ってしまえば憲法の自殺行為です。新しい
人権は13条の幸福追求権で十分カバーできます。
財政規律条項は社会保障予算の削減の言い訳にする
ためのものです。
いずれにしても、憲法は国民が国家権力をしばるためのもの。
憲法にしばられている政治家が、憲法改正の議論を無理矢理
推し進めるなんて、まったくルール違反ですから、安倍首相の
『改憲を目指す」という公約は、「私はまだ憲法を勉強していま
せん。」という証拠そのものです(せっかく、あすわかがバレン
タインデーに憲法の本をプレゼントしたのに!)。
憲法改正がありうるのは、国民自らが憲法を改正したいと考え、
議論を深め、世論が拡大した時です。成熟した議論を欲するのは
私たちあすわかも一緒。だからこそ、国民一人ひとりが憲法の
基本知識を学び、自分の人生や未来を選び取るために、憲法と
政治を深く議論できるような土台づくりをしています。
リーフレットを作ったり、憲法カフェを開催したり、それが国民の
皆さまの『主権者力』を高める手助けになっていますように、と
願っています。
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狙っているの?
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