しつこく解説する本シリーズ、今日は、そもそも、この法律が必要
だったなんていう事情、ないんでしょう?というお話(前編)。
法律ってたくさんあるからテキトーに作っていいんでしょ?と
思
「どうしても必要」という事情がないと、法律を作って国民の自
を狭めることはできない、というのが立法の基本ルールです。
特
今まで
法律は
作ること
特定秘密保護法は1条で「最近は、ネットワーク社会だから
秘密
安全が危ない、だから秘密を保護する仕組みが必要な
語っています。
「うーん、納得!」ですか?騙されちゃってませんか?この法律
ホントに必要なの?ということを考えてみたいと思います。
1条の話に戻ると、考えなきゃいけないことは、
①そんなにこの
方で管理すれば私た
今回は、まず①について考えてみましょう。
「国の秘密を守る法律がないから、漏れてしまってるんでしょう
いいえ、以前から国家公務員は、法律で職務上の秘密を漏ら
最高懲役1年でしたし、自衛隊員は、最高懲役5年!
「それじゃ足りなかったから、漏れてるんじゃないの?」。
いえ
秘密を漏らしたことを理由に処罰されたのは、2001年以
5件で、懲役になって刑務所に行った人は1人だけ。それ
だったんです!
「でも、尖閣のビデオが流出したじゃん?」。
あぁ、そんな事件
庁はビデオを秘
状態だったん
特定秘密保
なく、実際にビ
だから、尖閣のビデオ
保護法が必要なんだっ」
こと何も知らないんだな
本当に最高刑10年のこんな法律要るんでしょうか???
* もっと詳しく知りたい方は、ぜひ当会著「これでわかった!
超訳 特定秘密保護法」(岩波書店)をお読み下さい(*゚ ∇ ゚ )☆