特定秘密保護法の何が問題かをイチから解説するシリーズ。今日は 、<人に言ったら逮捕!>編です。
特定秘密保護法は、秘密を仕事で扱う人がその秘密を人に漏らした 場合は「特定秘密の漏えいの罪」という犯罪になり、最大で10年 間刑務所に行ってもらうなどとされています。
☆公務員じゃなくても処罰される
新聞などで、特定秘密保護法は「国家公務員等が秘密を漏えいした 場合に重い処罰が科せられる法律」と書いてあるのを見たことはあ りませんか?
国家公務員が秘密を漏らしたら罰されるのは仕方ないよねー、と思 われた方もいるかもしれません。...
でもでも。国家公務員だけじゃないんです。
防衛省に納入する船や戦車を作っている会社の社員、これらの原材 料となる金属を加工している会社の社員、官庁にコンピューターシ ステムを納入する会社の社員などなど、民間企業でも特定秘密を扱 う人たちはたくさんいます。
こういう人たちが、知り合いや記者などに聞かれて秘密をぽろっと 言った場合でも、「漏えいの罪」になって逮捕される可能性がある のです。
☆内部告発でもダメ!
どこかの国が大量破壊兵器を持っていたということで戦争になり、 日本が集団的自衛権の行使として参戦したとしましょう。実は、大 量破壊兵器なんてあるかどうかわからないんだということを、防衛 省が知っていたとします。
それを知っている防衛省の職員が、これは大変な問題だということ で知り合いの記者に言ったとしたら、「特定秘密の漏えいの罪」と なります。(大量破壊兵器の有無に関する情報が特定秘密に指定さ れていることが前提ですが、自衛権行使の根拠も特定秘密になりう ることは安倍首相も10月6日の国会答弁で認めています)
内部通報は、「運用基準」の中で一応制度が設けられていますが、 行政の内部での制度です。言ったけどきちんと対処してくれなかっ たらどうにもならないですよね。
10年というのは、国際的にみても重い法定刑です。何をそんなに 隠したいんでしょうか?
特定秘密保護法は、秘密を仕事で扱う人がその秘密を人に漏らした
☆公務員じゃなくても処罰される
新聞などで、特定秘密保護法は「国家公務員等が秘密を漏えいした
国家公務員が秘密を漏らしたら罰されるのは仕方ないよねー、と思
でもでも。国家公務員だけじゃないんです。
防衛省に納入する船や戦車を作っている会社の社員、これらの原材
こういう人たちが、知り合いや記者などに聞かれて秘密をぽろっと
☆内部告発でもダメ!
どこかの国が大量破壊兵器を持っていたということで戦争になり、
それを知っている防衛省の職員が、これは大変な問題だということ
内部通報は、「運用基準」の中で一応制度が設けられていますが、
10年というのは、国際的にみても重い法定刑です。何をそんなに