2015年7月25日土曜日

デモin暮らし is 民主主義(デモクラシー)!?

最近、デモって流行ってません!?

なんだか毎日のように、日本のどっかでデモがあるような気がしてきますね。

でも、デモに対して
うるさい
意味がない
勉強してから言え
選挙で選ばれたんだから文句言うな
などの批判がされることがあるみたいですね

でもね、こういう批判って間違いだと思うんですよね。


みなさんは、どんな行為に民主主義を実感できますか?
先日、とある憲法カフェで訊いたときは、
選挙で投票したとき
が一番でした。

でもね、選挙って非民主的だなって思いません?
だって、

財務・外交・建設・農林・医療・労働・子育てなど
様々問題があるのに
投票するときには、誰か一人(一党)にしか投票できないじゃないですか。
財務ならこの人、でも医療ならあの人、子育てについては別な人、って選択ができないんですよね。

しかも
一回選挙したら一年以上(ひどいときは3年近く)次の選挙がなかったりするんですよね。
その間、国民の意見を反映できない、なんて
非民主的って思いません?


憲法ってのは、権力をしばるもの、ってことは、みなさんも聞いたことありますよね?
(昨日の日弁連の新聞広告にも書いてましたし(笑))
だから憲法は、わたしたち国民に
自由及び権利を保持する不断の努力
を求めているんですよね(憲法12条)

不断の努力 ≒ たえず権力を監視し、不備があればそれを指摘し、是正させること
ですよね?

じゃ、仮に、権力に不備があったら
みなさん、どうやって指摘して、どうやって是正させますか?

選挙?
いや、次の選挙が3年後だったらどうします?

そう、そのための一つの有効な手段が
デモ
なんです。

デモってのは
(選挙権がなくても)誰でもできて
(選挙期間じゃなくても)いつでもできて
時間もお金もかからず
市民にも権力者にも見える
インパクトがある効果的な方法なんですよね。
ある意味、選挙よりも民主的・立憲主義的な活動なんですよね。

だから
権力者はデモを極端に恐れるんです
デモは迷惑なもの、デモは怖いもの、デモは一部のおかしな人のやるもの
そんなイメージが広まれば権力者は嬉しいわけですね。
元防衛大臣は、「実質的にはテロと変わらない」と言っていましたね。
なるほど~


よ~く思い起こすと、世界のニュースを見ても、民主主義の国には、デモがつきものなイメージじゃないですか?
逆に、どこかの独裁国家や抑圧国家では、デモが起こらないなって気がしません?


デモが日常的に起こる状況こそ、民主主義が機能している証だと思います
デモが暮らしにある、そんな状況がデモクラシーなんです
デモin暮らし is Democracy なんです!(笑)


ちなみに
自民党の改憲草案では
公益に反する(と権力者が決めた)表現活動(デモ含む)は禁止です(草案21条)
なるほど~