http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/pamphlet/201506_pamphlet.pdf
「国民の命と平和な暮らしを守る大切な法律です。「スキのない構え」でさらに抑止力を高めます。
戦争に巻き込まれることも
徴兵制も、決してありません。」
だそうです。
いやいや、よかった!
(⌒▽⌒;)
…なーんて、言うと思いましたか?
ここは、日本が誇るめんどくさいヤツ、ことあすわかですよ。
突っ込み入れないわけがない!(笑)
☆★☆
「平和安全法制は、抑止力をさらに高めて、戦争が起きないようにするものです。」
…え?ゴシゴシ(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)
「集団的自衛権の行使」を名目に、今までどのくらいの戦争が起こったと思いますか?
既に破綻していますねー。
ってことで、今回のシリーズは、「集団的自衛権」に関する項目から始めます。
チラシの裏面?(Q&Aとかが載っている面)左側に「平和安全法制のポイント」という囲みがあります。
いちばん上の小見出しが
「日本を守るために集団的自衛権の行使を限定的に容認します」
いちばん下の小見出しが
「新3要件」や国会承認などの厳しい歯止めがあります」。
そんでもって、その右の小さい囲み「武力を行使する際の厳しいルール(あらあら…自分で言っちゃった。しかも武力の行使だって認めてるし)「新3要件」」という囲み、
Q&A欄いちばん左下には
「Q 集団的自衛権って例えば何をするのですか?」
「A 日本人の命を守るための非常に限定的な活動です。」
まぁ、随分と何回も「限定的」「厳しい」って、強調されていますけれど…
これ、あすわか的には既に10周遅れくらいのハナシなんで、
今更どーかとも思うのだけど、
自民党さんがこの期に及んでまだおっしゃるのなら、
あ・ら・た・め・て、突っ込ませていただきましょう。
(ったく、こんなことで時間取らせないでほしいもんだ。忙しいのに…ブツブツ)
これらの記述には、3つの「ウソ」があります。
【ウソその1】
過去記事でも指摘したとおり、
自民党さんの考える「限定的行使」は、まったく限定的ではありません。
アタリマエの要件を、アタリマエなのに有難そうに並べて、「はい、限定した☆エッヘン」って言ってるだけ。
「山に入って希少種の鳥を捕まえるのは禁止!」って言われているのに、
「ホントに必要だ!ってボクちんが思ったときだけだし、山の所有者の許可を得たから、限定的だからいいでしょ?」って言ってるようなもん。
人様の山に入るのに、所有者の許可がいるのは当然で、
それを「要件」にしたからといって、何が限定されたわけでもない。
重要なのは、鳥を保護する(自衛と称して戦争に参加するのを防ぐ)ことなのに、ズレたところを持ち出して限定したフリをしているだけ。
“限定的”とかまだ言ってるなんて。ふか~いため息(;д;)=3=3=3=3 が出ちゃいますね。
【ウソその2】
だいたい、「限定した」って言っても、
安倍政権は忘れちゃいけない、「特定秘密保護法」を制定したではありませんか。
だから、“限定的”かどうかすら謎なその要件だって、守られるかどうかわかりません。
「こらこら新人君、課の金庫からカネを取り出して使っただろう」
「はい。でも、社則に書いてある要件があったので、支出してもいいと判断して出金しました」
「ほう。何があったのかね。」
「それはヒミツにすることになっているので、課長には言えません。」
…あなたが課長だったら、これで支出を認めますか?
【ウソその3】
「どんどん拡大解釈しまっせ 閣議決定後、国会で首相が初答弁」
「米軍への武力攻撃」は新3要件に該当する可能性が高い、と。
「日米同盟に深刻な影響が出る場合」には日本も武力行使する可能性大だ、と。
「日本経済への悪影響」を理由にした武力行使もありうる、と。
「満蒙は日本の生命線」とは昭和6年にのちの外相、松岡洋右が述べた言葉ですが、
安倍首相は、国の危機と称して戦争に突入していった、日本の歴史を忘れたのでしょうか?
「今は」限定されているように見えても、
のちの政権がどんな解釈をするかなんて、わかったものではありません。
☆★☆
以上のとおり、自民党さんのいう「限定的」なんてどっからどう見てもまるっきり限定的なんかじゃない!ってことくらい、
あすわかの過去記事で論破済みなんですよ。
それでもまだ、「限定的」って言いますか?ねぇ自民党さん。