毎年9月1日、墨田区では関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者
の追悼式典が開催されています。都知事が式典に追悼文を送ること
は、毎年の恒例となっていました。
それを小池都知事が取りやめて、早くも5年が経ちました。
今年も追悼文は送らないそうです。
● 小池知事、5年連続で関東大震災の朝鮮人犠牲者への追悼文送らず
式典実行委が都に抗議声明 (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/126373?__twitter_impression=true
アムステルダム市長は奴隷貿易を謝罪し、ニュージーランド首相は
太平洋からの移民に対する襲撃を謝罪し…過去の過ちへの謝罪なしに
は差別なき平等な社会は築けないという1つの確信が、昨今、急速に
世界的に共有されつつあります。
私たちは、未来を生きるためにこそ、過去を何度でも振り返り、
学び続けなければなりません。
その知的な潮流と見事に逆行する東京都知事は、虐殺の歴史を(追悼
し続けてきた前例を覆してまで)あくまでもスルーし続けています。
恥ずべきことです。このような歴史観・人権感覚の持ち主に、1000
万人の都民の命と人権を最優先にした政治など、期待できるのでしょう
か(この1年半、そんな政策はまったくありませんでした)。