アイヌへの侮蔑的な表現をネタにしたTV番組が、謝罪と経緯を
報告したとのこと。
● 日テレ『スッキリ』アイヌ民族差別表現、番組内で謝罪
検証チームが調査、放送に至った経緯を説明 (オリコンニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb56c3abcb064f3b525f77db3e0e24c5c90a2515
<一部抜粋>
同局が検証チームをつくり経緯を調査。番組内では差別表現がなぜ
放送されてしまったのか、時系列にそって説明した。番組の問題点と
して「コーナー担当者全員がアイヌ民族の歴史や差別に関する知識が
乏しく直接的な差別表現であるという認識がなかった」「担当チーム
以外への情報共有するシステムがなく第三者的視点でチェックする
体制がなかった」と検証。放送後の対応についても「放送を見たチーフ
プロデューサーが違和感を覚えながら訂正や謝罪を即座に判断できな
かった」とした。
またBPOはこの問題について「隙だらけのチェック体制」
「制作番組に対するこだわりの薄さ」「差別に関する知識の乏しさと
放送人としての感度の低さ」「差別の意図はなかったとしても許され
ない表現」と指摘した。
<抜粋終わり>
アイヌの人々への差別発言や「日本は単一民族の国家」などの暴言
は、結局、根底には“無知”があります。記事の中でも、番組に関わった
人たちの知識のなさが繰り返し指摘されています。でも「そんな意図
は無かった」で無罪放免にはなりません…。
もう二度と同じことを繰り返したくない、加害者にも被害者にも
なりたくない、と思う人は多いでしょう。そのためには、とにかく
差別の歴史を学び、正しい知識を身に着けることが必須です。