先だっての、赤羽国交大臣のツイートです。
<赤羽かずよし国交大臣のツイート1>
https://twitter.com/AKBhyogo2ku/status/1427064920818917376?s=20
「臨時国会の開催については、国会が決めることでして、内閣には
何の権限もございません。但し、閉会中の今も、毎週、委員会は
開催しており、今週も、(水)(木)に内閣委員会が開かれます❗」
何度でも、何度でも確認し合いたい基礎知識はこちらです。
<憲法53条後段>
いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、
内閣は、その召集を決定しなければならない。
現職の閣僚が、憲法53条を知らない(あまりにも基本的な知識がない)。
この人事を適材適所だと考えた首相の見識や知性も含め、1つの国家を
背負うには能力が致命的に欠けている政権だと言わざるを得ません。
臨時国会の召集は、内閣が決定することです。今すぐ、憲法を、条文を
読んでください。
…ちなみに、多くの批判・指摘を受けて、赤羽大臣は下記のツイートを
しました。
<赤羽かずよし国交大臣のツイート2>
https://twitter.com/AKBhyogo2ku/status/1427282139901427714?s=20
「私のツイートでお騒がせし、スミマセン 私の申上げたかったこと
は、『内閣は、臨時国会の召集を決定することができる』のは憲法53
条にある通りですが、実際は、臨時国会の開催時期やその期間などに
ついては、与野党の国対委員長間で話し合いが行われ、実施されてきた
のが慣例でしたということです。」
ちがいますよね。もともとのツイートは、とてもじゃありませんが
「実際は…こういう慣例があります」なんていう紹介とは、読めません。
知らなかった(おそらく、読んだこともないと推測せざるを得ない)
のでしょう。
こういう“事件”が起きると、「憲法の知識を、国会議員の要件にすべき
だ」という声がたくさん聞こえます。
要件に書き込まなくても、国政への意欲や使命感を持って立候補する
からには当然最低限の知識はあるのだろう…と期待しますが、その
「最低限の知識」すらない国会議員が多くいる、という現実はまた同時に、
最低限の知識・教養すらない人に多くの票を入れてしまう有権者が
それだけたくさんいる、ということでもあります。
国会の風景を変えるには、まず、私たちが変わりましょう。