東京都千代田区のホテル「赤坂エクセルホテル東急」が、館内の
エレベーター前にそれぞれ「日本人専用」「外国人専用」と掲示して
いた、とのこと。
批判を受けて撤去したそうですが、ホテル側の弁明が「差別する
意図はなかったが、誤解を生じさせてしまいおわびする」と、あまり
にもイケていません…。
● 東急系ホテルで「外国人専用」 五輪対応、差別指摘で撤去 (共同)
https://nordot.app/786931425413545984
また、差別発言にあるあるな、テンプレートかのような弁明です。
「差別する意図はなかった」「誤解を生じさせたからお詫びする」
受け手はまったく誤解していません。ホテル側に差別する意図が
あったかどうかなど関係なく、差別的な対応なのです。
「日本人」「外国人」という分け方、何度考えてもすごいです。
このホテルは、「日本人」をどう定義しているのだろう、とも思い
ます(ぜひその定義を教えて欲しい)。在日コリアンのようにずっと
この地で何世代にもわたって生きてきた人たちは、どちらのエレベ
ーターに乗れと言うのでしょう?
それを考えただけでも愚かしい策です。
「東京五輪・パラリンピック関係者と一般客の動線を分ける目的」
でこのような策をとった、とのことですが、なぜそれが「日本人」
「外国人」という分け方になるのか、まったく意味が分かりません。
(ましてや、五輪が無くても日頃から多種多様な国籍・人種が行き
交うエリアのホテルです。)
差別行為と真剣に向き合った上で、検証と、再発防止策を講じる
べきです。