2021年7月13日火曜日

「苦労人」が「良い政治家」とは限らない


 今週末も、全国各地で選挙がありますね!


 一人ひとりの一票は現実の政治と太く太くつながっていることを、

ぜひ知ってください。

 いくら政治に無関心でも、無関係ではいられません。

 それこそ、死ぬまで政治の影響を受け続けます。

 税金、給付金、保育園の数、ガードレールや信号の有無、老人ホーム

増設、年金、図書館・児童館・公民館の増設or統廃合、どれもこれも

政治次第。

 議会にだれを送り込むか、誰をリーダーにするか、で、これらは

天地の差ほどちがう結果になります。


 そろそろ「握手してくれた」「この地区は親の代から〇〇さん」

「子どもが同じ中学校」…ではなくて、どの法案に賛成し、どんな

法案に反対したか、どんな政治を目指すのか(具体的に語っているか)

、で選びませんか。



 候補者の中には、「苦労人だった過去」を語る人がいます。

 心打たれる人は少なくないと思いますが、

重要なのは、「その苦労ゆえ、どんな政治を目指すのか」です。

 残念ですが「苦労人だった政治家=苦労人に優しい政治家」という

公式はなりたたいからです。

 一般的に言って、苦労人が冷血な独裁者になる例はざらです。

政治家が生い立ちを語ったり、それを報じることに意味を見出すと

すれば、その境遇の中で何に疑問を感じ、怒り、どのような政治

を目指すようになったのか、それを見極める場面でしょう。

(ましてや食の好み、妻との馴れ初め…そんなのは、正直、どう

でもいいことです。)


 「よりマシな候補」はだれか、よくよく見極めて、貴重な一票を

投じてください。