安倍首相が、やはり、のっけから改憲への執念を隠しませんね。
憲法改正とは、どうあるべきなのか。
日本国憲法制定の一部始終を目撃した憲法学者の佐藤功先生が、
小中学生向けにお書きになった「憲法と君たち」という本で語っている
ところを、少しご紹介しますね。
「憲法を変えることがいいか、それとも、憲法は変えないほうがいいかと
いうことは、国会や、内閣や政党などが、かってにきめるべきことではなくて、
それはやはり、その憲法をつくった国民の意見できめなければならない。」
「ある力の強いものが国民を動かして、憲法を変えさせようとしたり、また
国民がそれに動かされて、ろくに考えもしないで、憲法を変えることに賛成を
したりするようなことがあってはならないわけだ。」
(佐藤功「復刻新装版 憲法と君たち」176~177頁)