過去最大の5兆5947億円…防衛相の法外すぎる概算要求に、
絶句します。
軍拡競争がどれだけ自ら軍事的緊張を招く危うさをはらんでいるか、
あまりにも無自覚です。
また財源が不明で、福祉の切り捨てにつながることは想像に難くあり
ません。
「敵基地攻撃能力の保有」が前提となっていることのおかしさも、
看過できません。
北海道新聞が社説で批判しているので、ご紹介します。
● <社説>防衛費概算要求 軍拡競争と一線を画せ (北海道新聞)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/725686
<一部引用>
事項要求の柱は、相手の射程圏外から攻撃できる長射程のスタンド
・オフ・ミサイルだ。現行の射程を千キロ程度に延ばす上、量産化の
費用も計上した。「反撃能力」と改称した敵基地攻撃能力として使える。
ただ相手を上回る攻撃能力がなければ完全には抑止できず、増強を繰り
返して際限なき軍拡に陥りかねない。そもそもこの能力の保有は憲法に
基づく専守防衛に反しており、認められない。
(中略)
国会ではまだ本格的に議論されていないのに開発費を計上してきた。
保有の決定を見越し既成事実化を図ってきたと言うほかない。
<引用終わり>