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2016年8月5日金曜日
憲法壊すぞーみたいなメンバーがずらり 改造内閣も都政も①
発足した第3次安倍改造内閣、すごいですね。
分かっているだけでも、7割以上の閣僚が日本会議国会議員
懇談会のメンバーだそうです。
(しかもほぼ全員が神道政治連盟国会議員懇談会のメンバー…orz)
個人の尊重をうたう日本国憲法を敵視し、「自主憲法制定」で
戦前の価値観への回帰を目指す巨大な組織・日本会議。
人権や民主主義をとても嫌って改憲へひた走る安倍首相が
日本会議のメンバーであることはある意味自然ですし、自分の
悲願達成のために「仲間」を結集させることも、自然なことといえる
かもしれません。
これまで以上に、民意を敵視し(あるいは恐れ)、人権というものを
忌み嫌う内閣であることは間違いなさそうです。
ひときわ目をひくのが、稲田朋美議員が防衛大臣に起用されたことです。
もしかしたら、あまり政治に関心がない方の中には、稲田議員が
「女性」というだけで、「なんかいいんじゃない」と思ってしまっている
方が少なくないのかもしれません。
いやーー…ちょっとお待ち下さい。
稲田議員の過去の発言、ちょっとだけご紹介します。
<憲法改正そのものについて>
「(現)憲法は今すぐ破棄して、自主憲法を
制定しなければならない」
(創成「日本」東京研修会あいさつ 2012年5月)
<「戦争する国」にむけて>
「靖国神社というのは不戦の誓いをする
ところではなくて、『祖国に何かあれば後に
続きます』と誓うところでないといけないんです」
(『WiLL』2006年9月号)
「長期的には日本独自の核保有を、単なる
議論や精神論ではなく国家戦略として検討
すべきではないでしょうか」
(『正論』2011年3月号)
「教育体験のような形で、若者全員に一度は
自衛隊に触れてもらうという制度はどうか。
国防への意識を高めてもらうきっかけになると思う」
(同)
<個人より家が大事、ということ>
“尊属殺人規定を復活すべし”という発言
「家族を特別視しない価値観が蔓延すれば、
地域共同体、ひいては国家というものも軽ん
じるようになってしまいます。帰属意識という
ものが欠如して、バラバラの、自分勝手な
個人だけが存在するようになるでしょう」
(ケイアンドケイプレス「月刊日本」2008年3月号)
<選択的夫婦別姓は「亡国」>
「いま日本社会が取り戻すべきは、家族の
一体感であり、夫婦・親子の絆ではないかと
思います」
「家族の絆を強めるためには、やはり夫婦が
同姓でいることが好ましい。これは長い日本の
歴史の営みのなかで、ごく自然にみなが受け
入れてきたことで、なぜわざわざ破壊する必要
があるのか」
「夫婦別姓運動はまさしく、一部の革新的
左翼運動、秩序破壊運動に利用されているのです」
「(選択的夫婦別姓法案を推進する議員)の本心
はマルクス主義のテーゼに従って結婚制度や
戸籍制度の廃止、さらには家族の廃止を最終
目標にしている、そんなふうに見えます」
(著書『私は日本を守りたい』2010年)
…あれ~~何時代かな~みたいな…(°°;))。。
ともかく、突き抜けてる感がありますが、稲田朋美議員の人となり
というか、世界観がだいたいお分かりかと思います。
祖国のために国民が血を流すのは当たり前、という世界観を
お持ちの方が防衛大臣になった。自衛隊員の命を特になんとも
思わない大臣が自衛隊を指揮するというのは、大変危険なことです。
戦争法を実施する局面に来た時、躊躇なく自衛隊の命を差し出せる
人が選ばれた、ということです。