2013年12月5日木曜日

国民の声は届くのか?


 本日、特定秘密保護法案が参議院特別委員会と
本会議にて強行採決される可能性が高まってきました。


  最後の最後まで、同法案を支持する国会議員の、
政治家としての良心、人としての良心に懸けましょう。


  ねじれ国会が解消されたとは言いますが、実は新たな
ねじれ国会の誕生だった、とは思いませんか?
国会の中と、国会の外で、多数派が違う、という「ねじれ」です。


  夏の参院選の時、自民党は何を訴えていたか、思い出して
みましょう。

 https://www.jimin.jp/policy/manifest/ (自民党の選挙公約)


  ねじれ解消とデフレ脱却、経済活性化、復興支援、ですよね。
 実際、争点などそれしか無かった気がします。
 選挙で自民党を支持した方々は、景気回復を願って票を
投じたのではないでしょうか。


  だって、この公約には特定秘密保護法案なんて書かれていない
のですから。


 景気回復と震災復興を国民から託されて強大な与党となった
自民党が今、民意を何一つ聞かずに、ブレーキの壊れた車のように
暴走して復興そっちのけで作り上げようとしているのが、特定秘密
保護法なのです。


  昨日の地方公聴会(さいたま市)の会場は、このような光景でした。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=550297708379282&set=a.550297178379335.1073741879.100001971724835&type=1&theater


  詰めかける市民を警察権力で威圧して排除しようとするその
姿勢からは、やはり政策に反対する勢力の表現活動=テロ、と
いう発想を感じざるを得ません。



  
 憲法の条文を2つ、ご紹介します。
第12条
「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の

努力によって、これを保持しなければならない。」

第97条
「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年

にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、
過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すこ
とのできない永久の権利として信託されたものである。」
 


 おそらく、今日この日も、大きな「試練」の1つでしょう。
私たちは、私たち自身と子ども達のために、自由を勝ち取って
いかなければなりませんね。そしてそれは、私たちが希望を
持ち続けることができるか、こころざし次第で、簡単にも困難に
もなりえるのです。