2023年3月23日木曜日

ノーベル賞・フィールズ賞受賞者らが日本学術会議の「改革案」を批判


 日本学術会議の新会員候補6名を、須賀首相が任命拒否したことは、

(たびたび言ってきましたが)学問コミュニティーへの政治介入であり、

「学問の自由」の侵害でした。政府は任命拒否の理由を明かさないまま、

突如「日本学術会議は改革しなければならない」という論点を持ち出し、

「改革」を進めようとしています。今回示された政府の改革方針案は、

日本学術会議に人事介入ができる案で、独立性を著しく損なわせるもの

です。

 すでに様々な学会から反対声明が出されていますが、ノーベル賞や

フィールズ賞を受賞した研究者たちの連名の声明(極めて異例です)が

出されたので、紹介します。


● ノーベル賞受賞者ら8人が声明 学術会議法改正に「大きな危惧」 (毎日)

    https://mainichi.jp/articles/20230222/k00/00m/040/203000c



<一部引用>

 声明では「学術会議の独立性を毀損(きそん)するおそれのあるもの

となっていることに対し、私たちは大きな危惧を抱いている」と懸念

した。菅義偉前首相が6人の会員候補の任命を拒否したことについても

「政府と学術界の信頼関係が大きく損なわれたままになっている」と

憂慮した。

<引用終わり>