日弁連の声明をご紹介します。先だっての首相の「社会が変わって
しまう」発言や秘書官の差別発言がいかに論外なものか批判した上で、
同性婚の早期法制化を求めるものです。
日本弁護士連合会
<性的少数者に対する差別発言に抗議し、
速やかな同性婚法制化を求める会長声明>
https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2023/230216.html
<一部引用>
憲法24条1項は「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」すると
しているが、これは婚姻が当事者の自由かつ平等な意思決定に委ねられ
るべきものを明らかにする趣旨であって、憲法制定時の想定や議論等に
照らしても同性婚法制化を禁止するものではない。同性間の婚姻が認め
られていない現状は、性的指向が同性に向く人々の婚姻の自由を侵害し、
法の下の平等に違反するものであり、憲法13条、14条に照らし重大
な人権侵害と言うべきである。国は、当事者の性別に関わりなく同一の
婚姻制度を利用しうるようにすべく速やかな同性婚の法制化を行うべき
である。
当連合会は、前秘書官による性的少数者に対する差別発言に強く抗議
するとともに、国に対し、速やかに、LGBT等の性的少数者に対する
理解を深め差別を撤廃するための施策を進め、同性婚法制化を実現する
ことを求める。
<引用終わり>