2023年2月22日水曜日

国際的にも抜きん出ている“遅れ” 日本のLGBTQ人権擁護


 首相の「社会が変わってしまう」発言、続く秘書官の差別発言で

改めて深刻さが分かる、LGBTQへの差別。 日本のLGBTQの人権保障

の遅れは、国際的にも際立っています。OECDの最近の調査では、

日本の法整備の進捗状況は35カ国中34位で、「最も消極的な国」

に分類されているとの報道。。。💧

1位のカナダとは60pt以上、加盟国平均とも約30ptの差という惨状

です。これは、政治がリーダーシップをとらず差別を温存してきた、

恥ずべき現状です。


● LGBTQ権利保護の「失われた20年」を生んだ「伝統的な家族観」

                OECD調査でワースト2位に転落 (東京)

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/231352



 記事で詳しく書かれているとおり、これまで複数の国際機関から

LGBTQの権利を守る包括的な法整備を何度求められても、日本政府は

「留意する」「慎重な検討を要する」などと繰り返すだけでした。

今月、国連人権理事会の報告書にも「差別禁止法を整備し、同性婚

を認める法律を制定すべきだ」などの勧告が盛り込まれました。

 追手門学院大・三成美保教授によると、「欧州連合(EU)は

ジェンダー平等を重要政策に位置付け、LGBTQの権利保障を推進した。

一方、日本は自民党の保守派を中心に、夫婦別姓や同性婚といった

『家族の多様化』を阻止する動きがあった。保守派の動きに配慮

せざるを得ない政府のあり方が大きな影響を及ぼし、国際社会に

後れを取った」

 …いつまで、「差別禁止」に反対する議員たちへの“配慮”が続くので

しょうか。


 「こんな差別の温存、おかしい」と、一人ひとりが発信すれば、

政治を動かす大きな力になります。ぜひ「不断の努力」で政治を変えて、

より優しい社会へとアップデートさせませんか。