先週の話ですが、麻生氏が、敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有に
ついて慎重姿勢をとっていた公明党幹部を「1番動かなかった“がん”だった」
と批判しました。先制攻撃になりかねず、憲法9条にも国連憲章にも抵触
する危険のある政策に警戒するのは当然であり、それを愚弄する麻生氏の
見識を疑います。。。
● 自民・麻生氏「公明幹部がガンだった」 安保関連文書改定巡り (毎日)
https://mainichi.jp/articles/20230925/k00/00m/010/149000c
● 「慎重に丁寧に心がけたい」岸田総理が公明・山口代表に伝える
麻生氏発言念頭か (TBS)
しかも麻生氏は、続けて下記のように発言しています。
「専守防衛を言い始めた昔と今は時代が違う。それに合わせてきちっと
したことをしないと、今のウクライナみたいに、日本が戦場になるだけだぞ、
ということをしつこく言い続けた」
すごいですね、、、この、国会議員にあるまじき憲法の軽視。
全力で戦争を回避する責務を放り投げ、戦争の準備をせよとでも?💧
「憲法がなんだ、現実を見ろ」という、よくある言い分は、「力には力で
対抗するしかない」という短絡的で野蛮な理屈です。軍拡競争の沼にはまれば
際限はなく、ただただ自ら軍事的緊張を高め、戦争のきっかけを自ら増やし、
自国の貧困を招き、必ずいつか核兵器保有へと突き進むことは、これまでも
何度となく説明してきました。「攻められれば手遅れ」なのだから、攻めら
れないために全力を尽くすしかないという一番合理的で・現実的で・コスパ
の良い選択肢が9条です。