岸田首相が、『敵基地攻撃能力』の名称の変更について言及しました。
● 呼び方変えます「敵基地攻撃能力」
…首相が検討 実態変わらず論点隠しか 識者は「意味ない」 (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/161101
● 「敵基地攻撃」名称変更に含み 首相、今後検討が必要 (共同)
https://news.yahoo.co.jp/articles/789ec339c455f2c2e5387b44ce2772544a932d47
「憲法を破る権力を許さない」立憲主義のしばりは、主権者の厳しい
視線あってこそ。
しかし、権力は都合の悪い事実を「無害っぽい言葉で包んで隠す」こと
がよくあります(例:安保法制→「平和安全法制」)。
昨日ご紹介した古川法務大臣がブログで一蹴しているとおり、それが
国際法上許されない先制攻撃と何がちがうのか境目が分からない、非常
に危ういものであることは、隠せません。
「敵基地攻撃能力」がどう言い換えられても、曇らない目が必要です。