自民党の谷川とむ衆議院議員が、インターネットTVの番組において、
同性婚屋夫婦別姓を「趣味みたいなもの」と言い、法制化に反対しました。
●自民・谷川とむ議員「同性婚や夫婦別姓は趣味みたいなもの」
(Ameba TIMES)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180731-00010003-abema-pol
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180731-00010003-abema-pol
「同性婚や夫婦別姓といった多様性を認めないわけ
ではないんですけど、それを別に法律化する必要は
ないと思っているんですね。趣味みたいなもので」
「マイノリティの人たちを救いたい気持ちもあるが、
すべての国民から税金をいただいてますから、“マイノ
リティの人たちが、マイノリティの人たちが“と枠を
拡げてしまうことを認めたくない国民がいれば、基本
的に裏付けをしないと。
政策として実現するために必要な国民の理解を得る
ためにはもう少し議論が必要だと思いますし…」
すさまじい発言です。
マジョリティの「お許し」がなければマイノリティの尊厳を守るわけには
いかない、という発想です。どんな少数者の尊厳や自由も侵害してはならない
という憲法の基礎がない方のようです。
同性愛を、単なる「趣味」と。
夫婦別姓を望むことも、単なる「趣味」と。
尊厳やアイデンティティの危機を訴える声に真摯に向き合おうという気が
夫婦別姓を望むことも、単なる「趣味」と。
尊厳やアイデンティティの危機を訴える声に真摯に向き合おうという気が
一切ないことが分かります。
杉田水脈議員といい、谷川議員といい、自民党には人権という概念への憎悪
すら感じる議員が多すぎます。
だからこそ2012年にあのような改憲草案が出せるのだ、ともいえるわけ
だからこそ2012年にあのような改憲草案が出せるのだ、ともいえるわけ
ですが、それにしても日本国憲法への挑戦的な態度は、あまりにも度が過ぎて
いると感じます。
こういう姿勢の議員を処分することも、発言に気を留めることもない自民党という与党の見識を疑わずにはいられません。