以下の記事は、新聞記事の情報をもとにしていますんで、的外れだったらすみません
今年の7月に、とある高校に弁護士が外部講師として招かれ
現代社会の授業で、集団的自衛権の行使を容認したことについて
「日本が攻撃を受けていなくても、攻撃国に武力行使する可能性がある」
「徴兵制につながる可能性もある」
などと述べた件について
「生徒に誤解を与えかねない説明が一部にあった」
という認識を校長が有しており
教育委員会は
「客観的な見方を育成する指導が行われるようにする」
(≒弁護士の発言は、生徒に対し、事後的に、客観的な見方を育成する指導が必要なものであった ≒誤解を与えかねない説明だった)
と答えた
とのことでした。
新聞記事からは、どの発言が「生徒に誤解を与えかねない説明」なのか分からないので、なんとも言えないんですが
「日本が攻撃を受けていなくても、攻撃国に武力行使する可能性がある」
「徴兵制につながる可能性もある」
これって、何も問題ないっていうか、この発言はすごい当たり前のことじゃないですかね!?
「日本が攻撃を受けていなくても、攻撃国に武力行使する」って集団的自衛権の定義そのままだから、「集団的自衛権を行使します」=「日本が攻撃を受けていなくても、攻撃国に武力行使します」でしょ?
現に、教科書には集団的自衛権の定義、載ってるらしいんですよね。
「徴兵制につながる可能性もある」
これも、「徴兵制につながる可能性がない」なんて言い切れるわけないですよね
そりゃ、軍隊(自衛隊)がなければ徴兵制の可能性はないんでしょうけど
日本が徴兵制を採用することが軍事的・経済的に合理的かどうかは分かりませんが、
可能性がない! なんて言えないですよ。
教科書に載っていることや当たり前のことを話すと
客観的じゃない、公平じゃない、偏向だ、みたいに言われちゃうんですかね!?
う~ん、
ちなみに
自衛隊そのものの違憲性も意見が分かれていますし
自衛隊の海外派遣(災害地域・紛争地域・戦闘地域)の違憲性も意見が分かれているんですよね
今回の閣議決定そのものの違憲性も意見が分かれているし、、、
短い授業時間で、どうやれば、何を言えば、客観的に的確に伝えられるかって、まさに学校の先生の裁量だと思うんですけどねぇ
ちなみに、
自民党の改憲草案では、教育について
「国は、教育が国の未来を切り拓く上で欠くことのできないものであることに鑑み、教育環境の整備に努めなければならない」
って書かれているんです
(国の未来のための教育なんだ…、個人の発展のためじゃないんだ(+o+) ということはさておき)
学校の先生の授業内容にあれこれいうのが「教育環境の整備」なのかなぁ??
教科書どおりに話したことについて、あれこれいうのが「教育環境の整備」なのかなぁ??