明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)は、自民党が2012年4月に発表した改憲草案に反対するという1点で集まった若手弁護士により、2013年1月26日に立ち上げました。
立ち上げ後、憲法96条先行改正やら特定秘密保護法やら集団的自衛権行使容認の解釈改憲やら、憲法をめぐる情勢はいっときも休むことなく動いています。
ここであらためて、あすわかの活動方針についてまとめておきたいと思います。
この活動方針にのっとり、これからも活動を広げていきたいと思います。
今後とも、みなさまのご理解、ご協力をよろしくお願いします!
<活動方針>
1
会の基本的スタンス
あすわかは、2012年4月に発表された自民党改憲草案に反対するという一点で集まった団体です。
ですので、あすわかは護憲団体ではありません。改憲そのものについても、会員間にいろいろな意見がありますので、団体としてまとまった結論はとっていません。
2
なぜ自民党改憲草案に反対しているのか
私たちは、弁護士として、近代社会の基本的な理念である立憲主義、民主主義は守られなければならないと考えています。
そのため、立憲主義や民主主義に抵触する自民党改憲草案を批判しています。
また、自民党改憲草案だけでなく、立憲主義や民主主義に抵触するものに対しても反対することがあります。
3
集団的自衛権
集団的自衛権の行使の是非については、いろいろな意見があり得るところですので、団体として明確な結論はとっていません。つまり、憲法9条の明文改憲によって集団的自衛権の行使を容認することに反対しているわけではありません。ただし、極めて重要なことですので、集団的自衛権についての情報提供は力を入れて行っています。
憲法9条を改正しないまま、解釈によって集団的自衛権の行使を容認する、いわゆる解釈改憲(法律の制定・改正による実質的な改憲を含む)には明確に反対しています。
4
特定秘密保護法
秘密保護法は、立憲主義・民主主義に抵触するものであると考えていますので、その観点から反対し、廃止を求めています。
5
憲法96条の要件緩和
憲法96条が定める憲法改正要件緩和には、立憲主義の観点から反対しています。
以上