「差別を受けない権利」を認めた画期的な判決

　全国の被差別部落の地名リストを本やインターネットに掲載すること

の差し止めを求める裁判。

　東京高裁は、掲載は「差別を受けることなく、人間としての尊厳を

保ちつつ、平穏な生活を送ることができる人格的な利益」の侵害だと

して（一審よりも広範囲の！）差し止めを認めました。

● 「差別されない権利が認められた」

被差別部落地名リスト出版・公開差し止め訴訟　二審が範囲拡げる判決　（TBS）

　https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/568971

　＜一部引用＞

　弁護団の指宿昭一弁護士は「一審では否定されていた『差別されない

権利』を控訴審判決は認めた。こうした判決は弁護団が認識している範囲

では初めてだ」と評価しました。

　＜引用終わり＞

　「法の下の平等」（憲法１４条）という憲法の原則を、「差別を受けない

権利」という人権としてもとらえた画期的な判決ですね☆