2018年12月26日水曜日

兵器はどんどん買う一方で 学童保育の規制緩和「職員は一人でOK」


「(学童保育)の運営に関し、自治体の自由裁量を拡大する」閣議決定。

具体的には、職員配置を1か所につき1人でもOK、という内容です。

●学童保育の運営、職員1人も可能 地方分権改革の方針決定 (共同通信)
 https://this.kiji.is/450111411230868577


…これを「わーい、規制緩和だ♪」と喜べるでしょうか。

喜べるわけがありません。


 やんちゃで元気な子どもたちが走り回ったりボールを蹴ったり
工作をしたり、思い思いに過ごす学童保育。ケガや事故がつきもの
だということくらい、たとえ子育て経験がなくても想像できるはず
です。

 この閣議決定は、「政府は、子どもを事故・ケガから守れる力が
格段に低下することを許した」、というものです。

 学童で働く職員さんをも愚弄するものです。
 「子どもの指導や見守りなんて、大した仕事じゃない(だから
1人でもできる)」という意味だからです。


 保育士の待遇改善をまったく見向きもしないこととも通じます。
(学童)保育という仕事がいかにエネルギーをつかうものか、いかに
尊いか、を全く理解していない。
 として、国民として、悔しくてたまりません。

 なぜ学童保育施設を増やさず、職員を増やさず、規制緩和して
お金を出し渋るのでしょう。
 27兆円も払って兵器を買い込むことより、まず目の前の国民と
子どもの生活の生きづらさを解消することに使ってほしい。
そう思いませんか。


 働きたい親(多くの場合、母親)の人生、子どもの命、平穏な
生活は「どうでもいい」という現政権の姿勢、露骨です。