榎澤幸広ほか編著
「これでいいのか!日本の民主主義
失言・名言から読み解く憲法」(現代人文社)
の中で、
あすわか事務局長・早田由布子弁護士の上記発言が
「名言」として紹介されました^^
渡邉弘先生、ありがとうございます!
自民党は、公立高校の教職員の政治活動に罰則規定を設ける方針を固め、
今秋の臨時国会に法案を提出するというニュースがありました。
私立学校でも政治的中立性を確保する必要があるとして私立校教職員への
規制も検討する、とのことです。
http://www.sankei.com/politi…/…/160510/plt1605100003-n2.html
しかし、先生方が政治を自由に語ることができない、刑罰をもって禁じられて
いるような学校で、若い人たちの政治への関心は生まれるでしょうか??
早田弁護士の冒頭の発言は、
18歳選挙権の導入が議論された衆議院の特別委員会(昨年5月29日)で、
参考人として発言したものです。
その日の国会議事録から、早田弁護士の発言を引用しておきます。
「教員の方々の教育内容についての裁量が保障されていなければ、
政治について自由に語り自由に考えるという風土は生まれません。
政治による教育現場への介入、これが招くものは政治的中立ではなく
政治に対する忌避であり、それ自体、民主主義の根幹をゆるがせにするものです。
政治について自由に語られるという場がなければ、
子供たちが多様な意見に触れることもなく、
その多様な意見に触れてみずから考えることも判断することもなく、
自分の意見を養うということもできなくなるからです。」
こういった意味で、学校教育が重要なのです。
けっして、先生方の政治的活動を刑罰で縛ることではありません。