2018年9月3日月曜日

「改憲の発議しないのは国会の怠慢」by首相  いやいやいや…、、、


 安倍首相が「(改憲を)発議しないというのは、国会議員の怠慢」述べた
とのことです。

●安倍首相「改憲発議しないのは議員の怠慢」 自民会合で(朝日) https://www.asahi.com/articles/ASL807H5RL80UTFK02Q.html


 案を投げたり国会をたきつけるだけで、首相が今まで異なる立場の方と改憲に
ついて国民の目前で徹底討論してきましたか。
 改憲の議論を促してなどこなかったし、実際、世論の広がりも深まりもありません。

 なによりも、今この時点で国会に「発議」をたきつけるというミステリー。
 発議するかどうか、国会の中での議論はもちろん国民の議論も始まっていません。
 首相にとって、いかに「議論」や「対話」がどうでもいいか(議席の数がすべて)
が分かります。その姿勢は立憲民主主義そのものへの挑戦と言わざるを得ません。

 いうまでもなく憲法尊重擁護義務を負う国会が主権者国民からの突き上げもなく
改憲の議論を進めることは許されません。
 「国民が求めていないから議論もしない」ことは、怠慢でもなんでもありません。
むしろ育児と仕事を両立する労働環境整備や子どもの貧困対策、、ヘイトスピーチの
取り締まり徹底、選択的夫婦別姓などなどをスルーする政権こそ「怠慢」なのでは
ないでしょうか。