2013年4月25日木曜日

「96条改正」に批判続出

このブログで既に何度も取り上げてきた「96条改正」の問題点ですが、
「ゴーマニズム宣言」で有名な小林よしのり氏が、この点について大変分かりやすい記事を書かれています。
http://ch.nicovideo.jp/yoshirin/blomaga/ar200636


以下、引用します。
そもそも憲法とは、国民大衆が権力者を縛る手段として存在するものであり、権力者の都合で安易に改正できないようになっているものなのだ。
 それに憲法は他のすべての法律を規定する特別な法律であるから、その安定性はある程度、確保されなければならないのも当然なのである。」

諸外国の改憲手続についても調査されており、日本国憲法だけが特別に改正しにくいわけではない、むしろ厳格な手続によって初めて改正できるのが当たり前、ということがよく分かります。

読者の方々も、さかんに反応されていますね。
憲法の中身に対する考え方は人それぞれですが、
たくさんの人たちが、立場を超えて広く話し合うことができたら、と思います。

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立場を超えて、といえば。
憲法学者の中にも、現行憲法の内容に対してはさまざまな考え方があります。
中でも、以前から「改憲派」として知られているのが、慶応大学の小林節教授。
その小林教授が、96条改正について「憲法の本質の否定」と強く批判されていることは、
今月19日の本ブログで取り上げました。

今度は、以前から「護憲派」の政党として有名な日本共産党の新聞「しんぶん赤旗」が、
小林教授のコメントを大々的に取り上げるようですよ。
http://www.jcp.or.jp/akahata/web_weekly/

もともと見解の違う小林教授と共産党。
「立場や考え方が違うから」といって話を聴くのを拒むのではなく、
どこがどう違うのか、学び合うことはできないのか、
意見を交流することって大事なのだな、と思います。