2017年5月15日月曜日

あれ?正義の味方じゃなくない?(◎_◎;) 案外、人権侵害してんじゃんorzシリーズ(自衛隊編)

共謀罪の強行採決が噂されていますね。

さて
どっかのテレビ番組を見ているときに、
共謀罪に賛成って人には
・一般人がやられるはずがない!
・警察で信用ならないのはごく一部のおかしな人だけでしょ?
・裁判所がいるから大丈夫!
なんて「誤解」があるように感じたので
情報提供でっす。

題して
「人権侵害ふつーにあるよ!シリーズ」

簡単に言えば
警察の組織の中には、市民の監視をするのが仕事の人がいてよく人権侵害してます
裁判所って、思うほど警察の歯止めになりません
国民を守るはずの自衛隊だって国民を敵視しちゃうよ
って話です。


今日は、まず自衛隊についてです。

みなさん
どこで何を話したか、1年前はどうだったか、本名・住所・就業先、などの情報を、
勝手に集められてたら、嫌な気分になりません?

それをやっていたし、いまもやっていると言われているのが、自衛隊の情報保全隊です。

2004年、自衛隊がいわゆるイラク戦争に参加しました。
そのとき、日本中で、戦争に協力しないでほしい、自衛隊を戦争している国へ派遣しないでほしい、という目的で、さまざまなイベントが行われました。

こういうイベントに参加した人には
日本が戦争加害国になりたくない、とか
日本の築いていた不戦ブランドが無くなってしまう、とか
いろんな思い・考えがあったと思いますが
「自衛官に危険な地に行ってほしくない」という思いも、当然あったと思います

ところが、
自衛隊(の情報保全隊)は、
自衛官のことを想っていたであろう人たちを
自衛隊の活動に反対している者(その活動を無力化する必要がある)、ということで
イベント(屋外・屋内問わず)に参加した人の個人名・発言内容、参加者数・活動内容などを細かく情報収集していました

1年以上にわたって監視をされ続けた人もいます
住所や本名、勤務先まで調べられたり
写真を勝手に撮られて保存された人もいました

さらには
イラク戦争とは関係のない、医療問題、年金問題、労働問題などのイベントについても
情報収集がなされていました

情報保全隊というのは、
その名の通り
自衛隊内の情報が外部に漏れてしまうのを保全する、というのが仕事です
なので、
情報漏えい防止、スパイ対策が主な仕事のはずなんです

ところが
自衛官のことを心配している外部の人たちの個人情報を勝手に収集して
自衛隊とは何も関係のないイベントの情報まで収集してたんです

当然、裁判所からは、違法、って判断されました。
(とはいえ、裁判所が違法って言ったのは、ごく一部の情報収集だけであって、情報収集活動そのものを否定したわけじゃないので、政府は、従前の活動を変えるつもりはないという趣旨の発言をしており、いまでもなされているようです)

私たちの行動は、屋外だろうと屋内だろうと
すでに監視されまくっている、
それも無制限・恣意的に
ということなんですね。

あぁ~、こわ。


きっと、このブログも観てもらっているんでしょうね。

保全隊のみなさん
このブログみる時間あったら
自衛隊を戦地に送ろうと考えている人たちの動静を見た方が隊員のためですよ~(笑)