2020年4月29日水曜日

ステイホーム 家族で憲法ボードゲーム日和☀



 ステイホーム…在宅日和ですね、これはもう仕方ありません。
 ストレスがたまりがちなこの生活、
 せっかくなので「憲法知っとこ日和」に変えませんか♪

 昨年より好評発売中の憲法ボードゲーム、もう楽しまれてますか?
 今日、とある一家が挑戦!(夫婦+8歳児+5歳児)。




 魔法使いが日本から憲法を消し去ってしまった!💦
 次々に、日本の各都市に“不幸”がふりかかります

 「マンガを読むとバカになるので出版しません」
 「残業しても給料は増えません」
 「結婚相手はくじ引きで決まります」

 “不幸”が読み上げられるたびに、子どもたちは「やだーー!!」
「さいあくーーー!」と絶叫。。。そりゃそうだ!💦

 プレーヤーたちは、各自の能力を活かして都市に「憲法バリア」を
はるべく奔走・奮闘しなければなりません!!
 プレーヤーができるアクションは「ダイスを振る」「移動する」
「魔法使いを呼ぶ」などなど8種類、でも1回にできるのは4種類。

 「政治家」「官僚」「ジャーナリスト」「学者」など、プレーヤーは
それぞれ独自の能力を持てます。
 奮闘している間も、各都市に“不幸”は次々にふりかかってくるので、
間に合わなければ、その都市は滅んでしまいます。。。
 3都市以上が滅んでしまえば、ゲームオーバー💦
 大都市が1つでも滅べば、即ゲームオーバー(涙)!


 なかなか難易度高い!でも面白い!プレーヤーたちがどれだけ協力
して作戦を練ることができるか、がカギなのです✨
 挑戦した一家、すんでのところで都市が2つ滅んでガックリ。。。
でもムキになったお父さん、「ジャーナリスト」の能力をフル活用して
作戦を練り、子どもたちも歓声をあげながらカードをめくり、他の都市
すべてにバリアを張って「勝利」を納めました!



 人が自由を失うととどうなるか、民主主義がなくなるとどうなるか、
端的に想像・実感することができる、「憲法知っとこ」お役立ちアイ
テムです。

 なにより、そもそも面白いですよっ☆

<ご注文はこちら↓>
https://www.asuno-jiyuu.com/%e3%82%b0%e3%83%83%e3%82%ba%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%82%b8/%e6%86%b2%e6%b3%95%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%89%e3%82%b2%e3%83%bc%e3%83%a0/

2020年4月28日火曜日

甘利氏のツイート→世界から「さすがニッポン!」って言わせたい



甘利 明@Akira_Amari
「東日本大震災しかり、危機の時こそ日本人は世界の尊敬を集めました。
要請だけで接触をここまで減らせる日本って、やっぱり凄いですね。
あと一息です。ゴールデンウィークをステイホームで「さすがニッポン!」
って、もう一度世界に言わせませんか。」
 https://twitter.com/Akira_Amari/status/1254713165796896769





 世界の尊敬を集めたい、
 さすがニッポンと言わせたい、

 政府と与党が考えるコロナ対策はそんな目的なんですか。
 諸外国との競争なんですか。

 命と生活の危機におびえる国民にそんなものへの共感や団結を求める、
という、この感覚、、、言葉も出ません。


 今、収入がたたれ、家賃も払えなくて震えてる人に、これ、言えますか。

 会社がつぶれるかもしれない瀬戸際で血まなこになっている人に、
これ言えますか。

 1万歩ゆずって、目的は「世界からの賞賛」でもなんでもいいから
仕事してほしい、としても、休業補償もなにもせず、むしろ名前を公表
して市民からのバッシング(リンチ)を煽って店を閉店に追い込むよう
なことしかしない政府に、称賛が集まるとは到底思えません。


 このズレは、ほんとうに致命的です。
 人間らしい(健康で文化的な最低限度の)生活を保障することは国の
義務だ、と憲法に書いてあるのに、それを無視する政権に政治を託すと、
こうなってしまう。。。

 国家しか見ず国民を見てくれない政権に、命や生活は託せません。

岡村氏の「絶対面白いこと」発言 ニッポン放送の「謝罪」…だけ?!




 タレントの岡村隆史氏が、自身のラジオ番組で困窮した女性が性産業
に身を投じざるを得ない事態を「絶対面白いこと」などと述べた件、
 ラジオ局が番組公式サイトにおいてコメントを発表しました。

● ニッポン放送、岡村隆史の発言を謝罪
          「女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言」(オリコン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/341e099e4687328b57c4ea2b597ffb4d2998b94b



「4月23日(木)深夜に生放送の『ナインティナイン岡村隆史の
オールナイトニッポン』において、パーソナリティの岡村隆史氏から、
現在のコロナ禍に対する認識の不足による発言、また、女性の尊厳と
職業への配慮に欠ける発言がございました」「放送をお聴きになって
不快に感じられた皆様、関係の皆様にお詫び申し上げます」


 なぜ岡村氏本人の直接の謝罪がないのでしょうか?

 なぜあの発言を「女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言」程度に
しか理解できないのか…。根深すぎるほど根深い、性差別の構造化を
感じます。

 追いつめられて性産業にからめとられ、耐えがたい精神的苦痛や
尊厳への傷を負う女性の困窮を「絶対面白いこと」と語る。
明らかに、そこには「生きていきたければ性を商品化すればいい」と
いう前提があります。
 そうなる前に福祉がセ―フティーネットとして機能しなければなら
ない、自分の性を売るまで手を差し伸べない行政はおかしい、という
疑問も批判もない。むしろ楽しみだ、と。

 これは、蔑視そのものです。

2020年4月27日月曜日

ロシア、かつての対日戦勝記念日を祝日に。 これぞ「外交の安倍」!



 プーチン大統領は、第2次世界大戦が終結した日について、当時
ソビエトが対日戦勝記念日として祝っていた9月3日に変更すること
を盛り込んだ法案に署名しました。

● ロ大統領 大戦終結日を対日戦勝記念日に変更する法案に署名 (NHK)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200425/k10012405261000.html



「9月3日を『抗日戦争勝利記念日』と定める中国と歩調を合わせる
形となり、戦争で日本に勝利したことが強調され、北方領土の引き渡
しに反対する世論が一層高まる可能性もあります。」


 安倍首相は、首脳会談のたびに贈り物を積み上げ、演説の場では
「ウラジーミル。君と僕は、同じ未来を見ている。」と吟じて
プーチン大統領との親交の深さ、対ロ外交の順調っぷりをアピール
していました。


 実際は何の成果もなく、むしろ後退しています。
 あれよあれよという間に「北方領土」と呼ぶことすらビビるように
なった政権に、まだ、何を期待しますか?

 国の未来を託すには、あまりにも危険ではありませんか?

貧困女性の性の商品化を「楽しみ」にする岡村隆史氏



 タレントの岡村隆史氏が、自身のラジオ番組で、貧困に陥った
女性が性産業に追い込まれていくことを面白く、楽しみという
趣旨の話をしたそうです。


● 岡村隆史「お金を稼がないと苦しい女性が風俗にくることは楽しみ」
           異常な発言で撤回すべきではないか (藤田孝典)
 https://news.yahoo.co.jp/byline/fujitatakanori/20200426-00175351/




 「コロナが収束したら、もう絶対面白いことあるんです」
「収束したら、なかなかのかわいい人が短期間ですけれども、お嬢
(風俗嬢)やります」と、風俗店に美女が入店する可能性が高い、
と予測した上で、
 「短期間でお金を稼がないと苦しいですから。3カ月の間、集中的

にかわいい子がそういうところでパッと働いてパッとやめます」
「『え? こんな子入ってた?』っていう子たちが絶対入ってきます
から。だから、今、我慢しましょう。我慢して、風俗に行くお金を
貯めておき、仕事ない人も切り詰めて切り詰めて、その3カ月のため
に頑張って、今、歯を食いしばって踏ん張りましょう。」


 下劣すぎて、言葉を失います。
 人の困窮を憂うどころか期待する、という。
 その上で、女性が貧困に陥り、性産業に絡めとられることを「絶対
面白いこと」と表現し、楽しみにしている、と。
 女性の困窮は想像できても、ただ性の商品化を歓迎し、構造化され
た「困窮女性は最終的には身体を売ればいい」社会への問題意識は
一切ありません。

 女性の性を売り物として見る目は差別だと、なぜ気づけないのか。

 それをそのまま流してしまうメディアの姿勢も、心から軽蔑に値します。

大阪府知事 ギャンブル依存症への無理解が露わ



 大阪府が、自粛要請に応じない店名を公表しました。
 休むに休めない事情を知ろうともしない、乱暴な措置です。
 休業補償せずに、処分をちらつかせて店を閉めろと迫るのは、
言葉を選ばなければ「死ね」と言っているようなもの。

 その店名が公表されたパチンコ店には、大勢の客が集まった、
とのこと。


● 大阪のパチンコ店「変わらない」
              店名公表も大勢の客集まる (共同通信)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/fc17855f172618405cb294178380abb593980634





 「公表すれば、開店している店がどこにあるかをアナウンスすること
になるからむしろ客が集まって“密”を生み出してしまう」という懸念は、
公表前から言われていたことです。
 
 この件から分かるのは、知事が客を単なる「モラルのない道楽者」と
捉えている、ということです。
 これは知事がギャンブル依存症の基本知識すら備えていないという大
問題。

 ギャンブル依存症患者は「意思が弱い・だらしない」のではなく、脳の
機能が低下する病気で正常な判断ができず通い続けます。開いてる店を
知れば行ってしまうわけです。
 そんな基本知識も無い知事に、カジノ(IR)誘致とか保健衛生の行政
とか、到底ムリだということが分かります。
 「大胆な策」と「思いっきり乱暴な手法」とはちがいます。主権者
(住民)の命と生活を最優先にしているのか、高度な人権感覚を持って
いるか、「だれ一人取り残さない」策なのか、見極めましょう。



* 厚生労働省のサイト
 https://www.mhlw.go.jp/izonshou/tokusetsu.html

「依存症は、アルコールや薬物の摂取やギャンブル等の行為を繰り返し
ているうちにそれをコントロールする脳の機能が弱まってしまう『病気』
です。決して、意志が弱いからという理由で依存症になるわけではあり
ません。」

布マスク受注、隠されていた1社は「ユースビオ」




 菅官房長官が、政府が配布している妊婦用の布マスクを受注した
4社のうち、公表していなかった(公表を頑なに拒んでいた)1社
は福島市の「ユースビオ」であると明らかにした。

● 非公表の4社目、菅長官明らかに 妊婦の布マスク納入元 (朝日)
https://www.asahi.com/articles/ASN4W4697N4WULFA00C.html



 それはそれとして、なぜ今まで頑なに公表を拒んでいたのでしょうか?
その合理的な、納得がいく理由をいまだに聞けていません。

 公表されたからいいじゃん、ではありません。
 「なぜ?」を簡単に捨ててはいけません。税金の使い道を国民が知り
たいのは当然ですし「知る権利」があります。
 そもそも公表が義務であるにもかかわらず拒むという、無法っぷりを
簡単に許してはいけません。

 そしてこの「ユースビオ」、どのような会社?

 法人登記はどうなっているのでしょうか?

 なぜこの会社が受注することになったのか?


 きっちり追及するメディアを応援しましょう。

2020年4月25日土曜日

「表現できる場」を失うことの意味



 「表現の自由」という人権について、おさらいしましょう。


 自分の思い、考え、感覚を「表現する」方法はいろいろありますね。
語る。書く。描く。歌う。踊る。演じる。吟じる。奏でる。


 自分の思いや胸の内を言いたい(表現したい)!と思った時に、表現
したい場所で、表現したい方法で表現することで、人は、より「なりた
い自分」になれます。

 また、人々は政治への疑問や違和感、率直な意見や感想を語り合い
(議論を聞き)、改めて思索し、よりよい政治を思い描いて、一票を
投じ、選ばれた議員や政権をまた見守り、評価します。
 「メディアが自由に報道でき」「自由にものが言え」て初めて、
民主主義の歯車は正常に回るのです。

 このように「自分らしい人生/なりたい自分になる」ためにも、
「民主主義を正常に動かす」ためにも、「表現の自由(21条)」は
肝心かなめの人権です。
 一旦これを失い、「自由にものが言えない社会」になれば、それを
批判することも叶わない(二度と取り返せない)…という意味でも、
決して奪われてはならない人権です。


 今、映画館(特にミニシアター)やライブハウス、美術館やギャラ
リーなど、「表現の場」が経営・存続の危機に瀕しています。
 もし政府や自治体(つまり権力)が、人や民主主義社会にとって
「表現できる場があること」がどれだけ大切か理解していたら、なに
がなんでも対策(補償)を講じて守るでしょう。


 つまり、そういうことです。

 政権や与党にとって、「表現できる場」なんて、その程度のもの、
ということです。

2020年4月24日金曜日

「アベノマスク」受注の4社目、なぜか公表を拒む政府 拒む筋合い無いのに。



 いわゆる「アベノマスク」、髪の毛の混入や汚れが相次いで
指摘されていますね。。。配布停止して全品の検品がなされるとか。

 一体、私たちの税金は、どこに支払われて、こんな欠陥品になり
果ててしまったのか、当然明らかにしたいところです。

 なのに厚生労働省は受注企業について「興和、伊藤忠商事、マツオカ
コーポレーションの3社プラス1社」と説明し、残る1社については
頑なに明らかにしません。

 え、なんで???
 公共調達のルール上、公表は義務です。拒む意味が分からない。


● 受注4社目、なぜかかたくなに公表拒否
          妊婦向けアベノマスク、深まる疑念 (毎日)
 https://mainichi.jp/articles/20200424/k00/00m/010/208000c




 国民(納税者)が納めた税金が何に使われどこへ支払われてどう
なったのか、国民(納税者)自身が知りたいのは当たり前だし政府が
それを拒む筋合いはありません(先ほど言いましたが、公表は義務
です)。


 その使い道・使い方を見て、国民は政権を評価し、次の選挙で意思
表示するのですから。おかしな使われ方をしたならそれは批判される
べきことですが、それ以前の問題で、情報を隠すこと自体が不誠実です。


 「私の納めた税金なのだから使い道をハッキリ明らかにしてほしい」
 「隠すなんておかしい」
 きっぱり、疑問や違和感、いらだちをカタチにしましょう。
 発信しましょう。そんな国民の声をしっかり受け止めて、厳しく追及
するメディアを応援しましょう。

2020年4月21日火曜日

「無観客配信ライブ を行っても都の協力金の対象」!✨ 貴重な成功体験



 無観客配信したライブハウスへの「感染拡大防止協力金」の件、


@Save_Our_Space_
「声が届きました。文化を守るための歴史的第一歩です。

三密の状態を避ければアーティスト・スタッフでの無観客配信ライブ
を行っても都の協力金の対象に入ります。
明日行われる都議会の前に、都議会(都知事宛)・総務局、産業労働局
へ署名を提出してきます。更なる声を。」
https://twitter.com/Save_Our_Space_/status/1252158670755905539



<東京都のホームページ>
 https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/attention/2020/0415_13288.html




 
 一人ひとりがしっかり声をあげれば、政治は動かせる。
 その貴重な成功体験が、また1つ。
 
 経営危機、廃業の危険にさらされている文化施設経営者の方々、
フリーランスのアーティストの方々の状況は、まだ深刻です。
 音楽を「聴く」側、映画を「観る」側、受け取る側がどんな
サポートをすればいいのか、どこに対しどう声をあげたらいいのか、
どう声をあげればより大きく響かせることができるのか、希望を
もって試行錯誤するすべての人に心から敬意を表します。

ライブハウスを見捨てる行政 「表現の場」をつぶす意味



 無観客配信したライブハウスは「営業した」とみなして感染拡大
防止協力金の対象から外すかもしれない件、音楽家の大友良英さんが
ツイートしています。


@otomojamjam
「無観客配信をした場合営業したとみなすという都の方針に断固断固
断固反対します!どれだけの思いでライブハウスが営業を止めている
のか、それは自らの収入を絶って感染拡大を止める捨て身の行為で
あること、そして無観客配信では収益にはほぼならないことを都は
理解すべきです!」
 https://twitter.com/otomojamjam/status/1251540925420994560?s=20



 「表現の自由」や人間性の危機、という視点から、まず考えてみます。
 人間がどれだけ音楽・映画・美術・文学にすがり、救われ、これらの
おかげで正気を保てていることか。「表現する場所」が無くなることは、
表現の自由の危機。表現する側にとっても表現を受けとる側にとっても
危機です。
 そして、その灯を消さないよう血を吐くような努力と試行錯誤を理解
しない知事と行政。

 表現の自由がいかに人間にとっても民主主義にとっても大事か分かっ
ている政治家なら、「表現の場」はなにがなんでもつぶしてはならない、
と思うでしょう。今、「表現の場」がここまで見捨てられている現状は、
都知事がつまり、そういう意識ではないことを物語っています。


 そしてまた、自営業者・フリーランスの方々の生活、日々の糧の危機
であること。
 きちんと当事者に寄り添えば、人並みの想像力があれば、こんな判断
になるはずがない。どれだけ行政のやり方が雑で不誠実で「人命優先」
でないか、文化芸術に無理解か、ということの証左です。


 この行政を人として許せるのか、都民はきちんと意思表示しましょう。
そして忘れずに選挙で示しましょう。

【ご意見・お問い合わせ】
●東京都緊急事態措置等・感染拡大防止協力金相談センター
開設時間 9:00~19:00(土日祝日を含む毎日)
電話番号 035-388-0567


「ライブハウスの無観客配信=営業だから、協力金対象外」という愚



 自営業者だからということで政府が休業補償をせず「見捨て」た
ライブハウスやミニシアターなど文化施設が経営危機に瀕しています。
 東京都は「感染拡大防止協力金」つまり事実上の休業補償を講じる
としましたが、
 なんと、苦肉の策として無観客配信をしたライブハウスは「営業し
た」ことにされて協力金の対象外にされる可能性があるというのです。。。 

 以下のツイートをご紹介します。

@Save_Our_Space_
「都からの要請に応じて休業している期間(4/16から5/6まで)
に、クラブやライブハウスが苦肉の策として無観客配信をした場合、
営業したとみなされて感染拡大防止協力金の対象から外される、という
話が出ています。」



@Save_Our_Space_
「一旦その要件で決定しかけたものの、現在問い合わせや反対意見が
多数寄せられており、先ほど『検討中』の段階にまで差し戻された
そうです。ここでどんどん意見を伝えないと、無観客配信という形で
外出自粛要請に応えた店舗が、全て協力金給付の対象外になって
しまいます。」
https://twitter.com/Save_Our_Space_/status/1251479705829601280?s=20



@Save_Our_Space_
「そもそも、要請と補償がセットで提示されていれば、店舗側が無観
客配信について検討する必要すらなかったはずです。よりによって
都がその部分を条件に協力金の給付対象を制限しようとするのは、
話の筋としておかしいのではないでしょうか。」
https://twitter.com/Save_Our_Space_/status/1251479826197696518?s=20


(この後も、まだまだツイートは続きがあります。ぜひアクセスして
お読みください。)

 表現の場、文化が醸成される場としての使命感から、何かアーティ
ストたちの未来のために何かできないかと苦悩した結果、「無観客
配信」のアイディアにたどり着いたのだろう、ということくらい、
人並みの想像力でいくらでも理解できるはず、なのに。。。
まさかそれをもって「営業したから協力金の対象から外す」という
判断をするとは、信じがたいものです。

 想像力の無い政治家が握る権力、弱い人たちの声を聞く気の無い
政治家が握る権力が、どれほど文字どおり人々の命にとって脅威か、
鳥肌立たせながら実感します。

 
 住民の人間らしい生活を守るのは行政の義務です。寄り添わず、
渋り、切り捨てる政治家を容認してはいけない。しっかり怒り、
突き上げましょう。

【ご意見・お問い合わせ】
●東京都緊急事態措置等・感染拡大防止協力金相談センター
開設時間 9:00~19:00(土日祝日を含む毎日)
電話番号 035-388-0567

アベノマスク批判は不謹慎? まさか!



 政府が国民に配布しはじめた布マスクへの揶揄や批判が不謹慎かの
ような空気、とても有害です。
 私たち納税者が必死に稼いで納めた税金がどう使われたのか見届けて
「こんな使われ方ありえない」と思ったら声に出すのは、あまりにも
当たり前のこと。
 
 支配者からの“ありがたいホドコシモノ”ではないのですから。

DV被害者を取り残さない 支援情報の拡散を☆



<内閣府 DV相談+(プラス)>


 メール 24時間受付
 電話  9:00~21:00
     (4/29から24時間受付)
チャット相談 12:00~22:00
*「DV相談ナビ」(0570-0-55210)も相談を受付中。
 最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながります。


 DV・モラハラは、根底にある性差別感情が引き起こす暴力であり、
人権侵害です。外出できず逃げ場を失っている被害者の目に届くよう、
ぜひ拡散にご協力下さい。
 気づいていないだけで、身近に「誰にも相談できず苦しんでいる
被害者」がいるかもしれません。


2020年4月20日月曜日

子どもと憲法に触れられる本のご紹介☆ 6




 長~い休校、せっかくなのでお子さんが憲法に触れる機会を
増やしてみてはいかがでしょうか🌸
 憲法が、私たち一人ひとりの「自分らしい生活や人生」を
守ってくれることがよく分かる絵本や映画などを、いくつか
ご紹介していきたいと思います🌸


「ほとんど憲法 小学生からの憲法入門」
木村 草太 著 (河出書房)

http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309249490/



<河出書房サイトから引用>
 憲法はいつ、どのように使えばいい? 日々のささいな揉め事も、憲法で解決できる? 小学生から楽しめる、憲法の使い方を学べる入門書。【条文解説コラム付】前文から第三章まで
憲法を自分の問題として理解し、考え、使えるようになる、はじめての憲法入門書。
 
毎日小学生新聞の大人気連載の書籍化。
子どもたちが日々感じているモヤモヤやちょっとした思いつきをお題に、憲法学者・木村草太氏が、日常生活と憲法のむすびつき、知っておきたいキーワードについて解説します。
朝倉世界一氏の漫画をはさんで展開する全105項目のエピソードには、同じクラスにいそうな友だちがたくさん登場し、読者自身の身近な話題と結びつけて読み進めることができます。
【目次より】
●多数決がふさわしいのはどんなとき?〈キーワード:多数決〉
●イジメやいやがらせにも憲法で対処する〈キーワード:プライバシー権〉
●他人の机にどこまで落書きできるか?〈キーワード:裁判所〉
●将棋をするために、花火を中止にできるか?〈キーワード:公共の福祉〉……

いまだに「マスクは白」と指定する狂気



 一部の学校や職場で、マスクの色を「白」に指定しているとのこと…。


● 職場や学校の「白マスク」指定に悲鳴
            専門家「管理者の安全感覚鈍い」(毎日)
https://mainichi.jp/articles/20200418/k00/00m/040/030000c



 学校の言い分は、
「柄や白以外の色を一度認めれば、生徒がだんだん派手な色や柄を
つけるようになり、クラスや学校の乱れにつながる」という危惧、
だそうです。

 カラフルを「乱れ」の徴候と捉える歪んだ認知がまず論外なことは
いうまでもありませんが、この情勢ですら生徒の命と健康を最優先に
できない教職員は、失格というか、生徒の命をダイレクトに危険に
さらす存在です。教育に携わる資格も能力もありません。

2020年4月19日日曜日

子どもと憲法に触れられる本のご紹介☆ 5



 長~い休校、せっかくなのでお子さんが憲法に触れる機会を増やして
みてはいかがでしょうか🌸
 憲法が、私たち一人ひとりの「自分らしい生活や人生」を守ってくれ
ることがよく分かる絵本や映画などを、いくつかご紹介していきたいと
思います🌸


コミック版世界の伝記
エメリン・パンクハースト

https://www.amazon.co.jp/%e3%82%a8%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%83%91%e3%83%b3%e3%82%af%e3%83%8f%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%88-%e7%91%9e%e6%a8%b9-%e5%a5%88%e7%a9%82/dp/4591164780




 女性参政権獲得に向けて文字どおり命をかけてたたかったエメリン・
パンクハースト(1858~1928)の伝記です。

 ブルジョアの家に生まれ、なぜ自分が兄や弟とはちがう教育やしつけ
を受けさせられているのか疑問を抱きながら成長し、ついには「女性
社会政治同盟(WSPU)」を結成。

 ハンスト、果ては暴力を用いる活動に、なぜ至ったのか、という過程
や、方針のちがいで娘や同士たちと決裂していく様子も丁寧に描かれて
います。


 女性に参政権がない。つまり女性が人間扱いされていないのと同義です。
 日本では、敗戦後の1945年に女性は参政権を獲得しましたが、
そうはいっても、女性議員の圧倒的な少なさは、いまだに「女性が
政治の場から排除されている」ことを如実に語っています。

 性差別の根深さや参政権獲得の尊さ、あらゆる差別への目の向け方など
さまざまなことを考えさせられる一冊です。

2020年4月18日土曜日

子どもと憲法に触れられる本のご紹介☆ 4



 長~い休校、せっかくなのでお子さんに憲法に触れる機会を増やして
みてはいかがでしょうか🌸

 憲法が、私たち一人ひとりの「自分らしい生活や人生」を守ってくれる
ことがよく分かる絵本や映画などを、いくつかご紹介していきたいと
思います🌸


「かべ ― 鉄のカーテンのむこうに育って」
ピーター・シス

https://amzn.to/2Vkb7b5



 著者ピーター・シスの自伝的な絵本です。
 冷戦下のチェコで生まれ育ち、好きに描けていた絵が、学校では戦争
の絵を強制されるようになり息苦しさを感じていきます。
 並行して様々な社会的・政治的抑圧の下で、人々がなんとか自由を
享受したいと願っていく様子がみずみずしく描かれています。
 その年の歴史的な事実も克明に描かれていて、当時の雰囲気がリアル
に伝わってきます。大人でも読み応え十分!


 自由とは何か、自由に生きられることの大切さを感じることができる
一冊であり、同じような抑圧状況が、まさに私たちの身近にも起こり
つつあるリアルも実感できる名著です。

緊急事態条項を求める声に見られる誤解



「もっと強くロックダウンしてくれれば会社に行かなくて済むのに」と
いう声の延長線上で「改憲で緊急事態条項を創設すれば今般のような混乱
も解決できる」…という言説が飛び交っていますが、、、

 それは大誤解です。なにか混乱しています。


 たしかに、自民党の提案するような緊急事態条項(国家緊急権)が
創設されれば、政府の一存で(国会が何の歯止めもかけることもでき
ないまま)自粛要請どころか自粛命令も出せるでしょう。

 しかし、休業補償がなされるかどうかはまったく無関係です。
 むしろ補償ないまま休業要請に応じない経営者の逮捕も可能(合憲)
になるでしょう。


 「会社が休みにしてくれないから働かざるを得ない」という状況は、
憲法に緊急事態条項を創設したところで解決しない問題(憲法とは無
関係の問題)です。

 休業補償をするかどうかは政治問題ですから、たとえ緊急事態条項で
強権的な都市封鎖が可能になっても、政府に休業補償を出す気がなければ
出ないのです。
 つまり見捨てられてただただ家に閉じ込められる国民は、早い話が
飢えて死ぬだけです。

 なんでもかんでも不幸を憲法のせいにする論調には、最大級の警戒を。

こんなときこそ、憲法ボードゲーム!



「休校で退屈そうな子どもたち相手にもうネタ切れ」
「外出も気が乗らないし何して過ごそう…」


憲法ボードゲームはいかがですかっ🌸?
憲法を失った日本の各都市にさまざまな「不幸」が襲来💦
プレーヤーみんなで知恵を出し合って憲法を取り戻そう✨


なかなかの難易度、想像をはるかに上回る面白さで好評です!
ご注文はこちら☆
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2020年4月17日金曜日

コロナ禍のDV被害急増 国の相談体制が拡充


 
 「コロナ禍」の影響によるDV急増は、諸外国の例にもれず、日本
でも深刻です。
 根底に流れる性差別感情が引き起こす暴力であり人権侵害。
 取り返しのつかない傷を負う被害者への支援は急務です。


● DV増加懸念 24時間対応の相談窓口開設へ 橋本女性活躍相 (NHK)
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200417/k10012392771000.html




 橋本女性活躍担当大臣の発表によると、DVに関する相談体制が拡充
されるとのこと。

・「従来設けられていた電話窓口に加え、24時間態勢で電話や
 SNS、メールなどによる相談を受け付ける、新たな窓口を設けること」

・「全国の民間支援ネットワークの団体や公的機関とも連携し、必要な
 場合は、警察や病院など関係機関への同行支援や保護まで対応する」


電話番号は、全国共通で0120-279-889


4月20日~28日 9:00~21:00
4月29日~    24時間受付



・5月1日~ メールなどで英語や中国語など8か国語程度の外国語
 にも対応が可能
 

 身近で被害に遭われている方がいたらぜひ教えて差し上げてください。

 自分では気づいていないだけで、実は身近にDVで苦しんでいる方が
いるかもしれません。誰にも相談できず追いつめられている人の目に
届くよう、「とりあえずシェア」にご協力頂ければ幸いです。

このコロナ禍で、許されない検察庁法の“改正”



TBS NEWS @tbs_news
「【コロナ禍中に検事長の定年延長“合法化”へ】

 政権に近いとされる #黒川検事長 の #定年延長 問題。違法性が指摘
され、政権による検察人事への介入だと批判されていましたが、
#コロナ 対策の渦中、この特例人事を“合法化”する #検察庁法改正案 
の審議が始まりました。」
https://twitter.com/tbs_news/status/1250804874821857280?s=20


 
不要不急な上に、まさに「許されない違法な解釈変更へのつじつま

合わせ」。
 決裁なく「法解釈の変更」がなされたという法務省の異常も忘れて
はいけません。
 法務省は論理的な合理的な説明を一切できないままです。回答不能
のままです。

 この法改正が実現してしまえば、権力の「お友達」だけが半永久的
に検察トップに居座り、検察が権力の犯罪に斬りこむことはおよそ
不可能になります。 公平公正な政治がより一層遠のく、独裁的な後進国になります。



 この国がそんな国になっていくこと、許せますか?
 声をあげましょう。
 「今すぐすべきこと」でないものへの力をコロナに集中すべき時
にも、政府と与党は、三権分立を壊すことを考えている。それへの
違和感、怒りを、発信しましょう。

 厳しく追及するマスメディアを応援します。
 

国民一人当たり10万円 国民が声をあげ続けたからこそ



 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急経済対策として、
政府は国民1人当たり10万円の現金を一律給付する方針に転換
しました。
 「首相の英断」でもなければ「公明党のブレーキ」でもない。
国民と野党がずっと求めてきた、その必死な訴えと怒りを政府が
無視し切れなくなって動いたわけです。

 一人ひとりが政治を見て疑問や不安、怒りを口にし形にする
ことで政治が動く。「批判するだけじゃ人は動かせないヨ」と
いう冷笑は一蹴の一択です。
(声あげてなかったら、和牛券ですよ。)

 さて、これを受けた、自民党の岸田政調会長のツイート
   ↓
岸田文雄 @kishida230
「緊急事態宣言を全国に広げ、日本全国全ての皆様に更なるご協力を
いただくにあたり、ご協力にしっかり報い、皆様の暮らしを守るため
に、自民党としても当初から訴えてきた10万円一律給付を前倒しで
実施することを総理が決断しました。あとはスピード、全力で取り
組みます。」
https://twitter.com/kishida230/status/1250733828324208641?s=20




「自民党としても当初から訴えてきた」
…(゜д゜)??

 あれほど頑なに拒否し続けてきて、誰がもらえるんだか分からない
30万円給付を提案してたのは、ほかでもない岸田氏ですよね。。。
 なぜこんな虚偽をサラッと言えるのでしょうか。「国民と野党から
追いつめられた」ことを認めたら死んじゃう病なのかもしれませんが、
不誠実極まりない。

 平気で虚偽を言える政治家には、到底信頼できないので、生活も
命も託せません。
 

「旧宮家の皇籍復帰」 いろいろありえない



 政府が「安定的な皇位継承策の検討」として有識者へのヒアリングを
実施中とのこと。「戦後に皇籍を離脱した旧宮家の復帰に関する考えを
尋ねている」のだそうです。


● 皇位継承で「旧宮家復帰」聴取 政府が有識者ヒアリングで
                論点整理への明記が焦点に (産経)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d05379e225707157a9f3042f4db4d0ab42addb59




 皇籍復帰とサラっと言いますが、特定の血縁を理由に"ある家族"から
大部分の基本的人権を奪う、すさまじい策です。

 ちょっと想像しただけでも、何が奪われるか想像つきますよね。
 表現の自由、婚姻(離婚)の自由、職業選択の自由、信教の自由、
学問の自由、国籍離脱の自由、そして参政権だって…
 
 上記記事によれば、旧宮家の皇籍復帰は小泉純一郎政権下で「保守派」
が主張しましたが、「皇籍離脱から長い時間が経過し、旧宮家と現在の
皇室との共通の祖先が600年以上前にさかのぼることなどを理由に
具体策として明記されなかった」と。

 600年!

 「旧宮家」という言葉にありがたみを感じている方々には、どんだけ
うっす~~~い縁か、再確認が必要です。市民です。

 今さら一般市民を「◯◯様」に仕立ててでもいいから女性を天皇には
させない、という執念、並々ならないですね。

 民意そっちのけで進められている点もひどい。
 政権を下支えする日本会議は「何が何でも天皇は男系男子」と求めま
すが、果たしてそれが主権者国民の「総意」なのか?はなはだ…はなはだ
怪しい。

 女性差別である以前に、そもそも天皇制そのものが人権保障や平等と
いった憲法の理念と真っ向から矛盾するものであることは、言うまでも
ありませんが。


 問題山積です。

「憲法のせいで政府が大胆なコロナ対策を打てない(だから改憲が必要)」的なデマ



 あすわか堀新弁護士のインタビュー。

 「憲法のせいで自粛要請以上のことができない」というデマを斬り、
自民党が改憲で目指す緊急事態条項の危険性を分かりやすく語っています☆


● 「緊急事態宣言」がゆるいのは憲法せいじゃない! 
           安倍政権の改憲案の問題点とは? (日刊サイゾー)
 https://www.cyzo.com/2020/04/post_237585_entry.html




「必要なのは、憲法を変えて三権分立をないがしろにしたり、内閣に
巨大な権限を与えることではない。現在の憲法を歯止めとしたうえで、
緊急事態を想定した法律を整備し…国民の自由や権利への必要最小限
の制限を行うかといった部分をしっかり議論して決めること」


 「憲法のせいで政府が大ナタを触れない(だから改憲が必要)」的なデマは
一蹴しましょう。
 休業補償してくれないから通勤(外出)せざるを得ない。非常時に政府の
権限を強化したところで休業補償する気がなければ、ただ国民を軟禁して
餓死させるだけです。

 あらゆる不幸を憲法のせいにする言説には最大級の警戒が必要です。

2020年4月15日水曜日

子どもと憲法に触れられる本のご紹介☆ 3



 長~い休校、せっかくなのでお子さんに憲法に触れる機会を
増やしてみてはいかがでしょうか🌸

 憲法が、私たち一人ひとりの「自分らしい生活や人生」を
守ってくれることがよく分かる絵本や映画などを、いくつか
ご紹介していきたいと思います🌸


「どうぶつ会議」
エーリヒ・ケストナー著(岩波書店)

https://www.ehonnavi.net/ehon/13855/%e3%81%a9%e3%81%86%e3%81%b6%e3%81%a4%e4%bc%9a%e8%ad%b0/





 戦争の犠牲になるこども達のために動物達が立ち上がり、
政治家たちに平和の取り決めを結ばせようと求めます!

子どもと憲法に触れられる本のご紹介☆ 2



 長~い休校、せっかくなのでお子さんに憲法に触れる機会を
増やしてみてはいかがでしょうか🌸
 憲法が、私たち一人ひとりの「自分らしい生活や人生」を守って
くれることがよく分かる絵本や映画などを、いくつかご紹介して
いきたいと思います🌸


かこさとし◆しゃかいの本
「こどものとうひょう おとなのせんきょ」

https://www.ehonnavi.net/ehon/112996/%e3%81%93%e3%81%a9%e3%82%82%e3%81%ae%e3%81%a8%e3%81%86%e3%81%b2%e3%82%87%e3%81%86%e3%81%8a%e3%81%a8%e3%81%aa%e3%81%ae%e3%81%9b%e3%82%93%e3%81%8d%e3%82%87/?utm_medium=kthc




※ 本書は、1983年・童心社刊『かこさとし・しゃかいの本 こどもの
とうひょう おとなのせんきょ』を復刻するものです。


 作者・かこさとし氏のことば
  ↓
 この本は、最も大切な「民主主義の真髄」をとりもどしたいという

願いでかいたものです。
 「民主主義のヌケガラ」と後世から笑われないために、私たち自身が

反省したいと思っています。

 「民主主義=多数決」ではない、ということを、とても分かりやすく
伝えてくれる一冊です。

子どもと憲法に触れられる本のご紹介☆ 1



 長~い休校、せっかくなのでお子さんに憲法に触れる機会を増やしてみては いかがでしょうか
 憲法が、私たち一人ひとりの「自分らしい生活や人生」を守ってくれること がよく分かる絵本や映画などを、いくつかご紹介していきたいと思います
「けんぽう」のおはなし
井上 ひさし (企画・原案)、 武田 美穂 (著)
 絵本の中で、井上ひさしさんが小学校のクラスで日本国憲法についてお話し します。
 (こんな憲法カフェができたら最高です!)
 憲法と法律の違い、個人の尊厳、人権も職業選択の自由や国籍離脱の自由まで、 民主主義、平和主義がよく分かります。

2020憲法記念日 憲法って何?「檻の中のライオン」zoom講演☆



<FBイベントページ>
https://www.facebook.com/events/448170719311925/




 
 全国46都道府県で約500回開催されてきた楾大樹弁護士の
憲法カフェ「檻の中のライオン」。
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、春もたくさん開催予定
だった「檻ライ」が、のきなみ中止…(*_*;!

 そこで、
5月3日(祝)はzoomで広島から全国に
                                                   ライブ配信します!


 インターネット環境があればどこからでも視聴いただけます。

 zoomの設定は、こちらから
         ↓
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html


◆日時:2020年5月3日(祝)

〈講演〉13:30~16:00ころ
〈質疑など〉16:00ころ
         ~皆さんが気のすむまで。


◆講師:楾 大樹(はんどう たいき)
  ひろしま市民法律事務所 弁護士
  「明日の自由を守る若手弁護士の会」会員
 『檻の中のライオン 憲法がわかる46のおはなし』
 『けんぽう絵本 おりとライオン』著者


◆参加費
 1世帯1,000円
  (檻の中のライオン憲法条文クリアファイルつき)
 教材としてクリアファイルを使いまくります。
 クリアファイルをすでにお持ちの方は800円


◆申込はこちらから↓
 https://ws.formzu.net/fgen/S53507770/
 自動返信メール記載の口座にお振込み頂いた後、
 zoomのIDをメールでお知らせします。
 クリアファイルとレジュメ2枚は郵送します。
 クリアファイル不要の方にはメールでレジュメ
お送りします。


◆締め切り
 資料の事前送付のため4月29日までに
お振込みください。


◆主催:楾 大樹


◆問い合わせ:
 楾大樹メッセンジャー
 または ひろしま市民法律事務所082-511-0350

2020年4月14日火曜日

首相の優雅な炎上動画 政治家を選ぶことは、文字どおり命がかかる選択です。



 安倍首相が、自宅でくつろぐ自身の姿を動画にして国民に外出自粛を
びかけたツイート、ご覧になった方も多いかと思います。


@AbeShinzo
 「友達と会えない。飲み会もできない。

ただ、皆さんのこうした行動によって、多くの命が確実に救われています。
そして、今この瞬間も、過酷を極める現場で奮闘して下さっている、医療
従事者の皆さんの負担の軽減につながります。お一人お一人のご協力に、
心より感謝申し上げます。」

https://twitter.com/AbeShinzo/status/1249127951154712576




 ミュージシャンの星野源さんの動画をくっつけて「コラボ」した形に
しています。
  この件についての報道は、下記のものはじめ、たくさんあります。


● ヒロミ 安倍首相の星野源コラボ動画に
            「この人、王様なんじゃないかと思って、マジで」(スポニチ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3eb78529eacbb049aafbb807de80203a0e5343b


● 「何様か!」優雅にくつろぐ安倍首相 炎上動画を見てみたら (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/CK2020041402100038.html


● 安倍首相が自宅でくつろぐ動画、投稿に批判の声も (CNN)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/CK2020041402100038.html




 今一度、確認しましょう。
 私たちの国の首相は、国民が抱える苦しみは「友達に会えない」
「飲み会に行けない」くらいかな、としか想像できない人であること。

 今この瞬間、持ち金が尽きて追い詰められている人、DVや虐待から
の逃げ場を失っている人が、命がかかる苦しみに襲われていることを
想像できない(想像する能力のない)人であること。

 休みたくても休めず電車通勤する人が観たらどう思うだろうという
発想も持てない人であること。

 そういう人に政治を任せれば、おのずと、国民の命や人間らしい生活は、
後回しになります。

 
 大震災の時、「枝野寝ろ」というハッシュタグがついたくらい、あの
政権は寝る間も惜しんで身を削って働いていましたが、今、彼はその政権
を「悪夢」だといい、自宅でくつろぐ貴族な姿を公開しています。


 外出してほしくないなら補償してほしい。誰だって好きで外出している
んじゃない。連日国民は訴えてます。署名活動だってしています。
 でも政府は、「休業補償など世界に例がない」と目が飛び出るくらいの
ウソで一蹴し、早い話が、映画館や飲食店、美容院、アーティストやライ
ブハウスを「見捨て」ました。

  びっくりするのは、アーティストへの補償を拒否した(アーティスト
を見捨てた)側の首相が、アーティストの知名度と好感度にはちゃっかり
乗ろうとしたところです。
 星野源さんは、収入をたたれ家にいるしかないミュージシャンやダンサ
ーに向けて、せめて動画でセッションすることで、活躍のチャンスやなに
かしらの収入につながるチャンスができるかもしれない、という趣旨で、
あの動画を発信したと思われます。
 首相は星野さんの歌となにかセッションするわけでもなくただ横に貼り
つけました。そのため、星野さんが歌う横で首相がくつろぐ、一見意味
不明な動画になっています。
 見捨てておきながら、一方的に利用する。
 ひとかどの羞恥心や仁義、情というものがあれば、発信できるはずの
ない動画を、見てしまったわけです。


 
 自分や家族の命、生活、人生を誰になら託せるか。
 政治家を選ぶことは、命がけです。命をかけた選択です。

 今、皆さんの心にあるその怒り、その違和感、その悔しさ、違和感。
 決して忘れないで下さい。

 今することは、声に出すこと(形にして発信すること)。
 そして、選挙でかならず投票すること。

 国民の命と生活、人権、人生をなによりも大切に考えている政治家を
国会に送り出しましょう。
 憲法に忠実な政治を誓う政治家を国会に送り出しましょう。 

国民には警察まで動員して外出自粛させておいて、自民党は改憲目指して会合



 4月10日、自民党憲法改正推進本部は、党本部で会合を開いたそうです…。

「感染拡大防止のため、大半の党会合を取りやめる中、憲法論議に取り組む
姿勢をアピールしようと開催を『強行』した。」


● 緊急事態の対応巡り推進本部会合 (共同通信)
https://this.kiji.is/621168423787545697



 …これが「不要不急」じゃなかったら、何が不要不急なんだろう、
っていうくらい、不要不急ですよね。

 国民には、警棒持った警察を動員してまで外出自粛を「要請」して
おきながら会合…。

 しかもなんで今それなの?という。


 自由民主党は、生活費が底をついて絶望している人、お店が倒産の危機
にある人のために奔走せず、国民から望まれてもない改憲への執念を優先
する政党のようです。
 

首相「休業補償は世界に例がなく、日本の支援は世界一手厚い」



安倍首相
「さまざまな支援を用意したが、補正予算案の成立を急ぐことで準備を
加速させたい。休業に対して補償を行っている国は世界に例がなく、
わが国の支援は世界で最も手厚い」


●  自民 役員会 「接触削減 議員は地元で徹底を」安倍首相 (NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200413/k10012385201000.html



 …なぜこんな分かりやすい虚偽を、、、
 
 諸外国の休業補償の報道を見れば、「世界に例がない」わけがない上に
日本の支援がむしろとても粗末で冷淡なものだと、もはや誰の目にも明ら
かです。

 それを指摘せずに、そのまま「…だそうです」とだけ流すNHKの姿勢は、
大問題です。 
 報道ではなく、広報です。


 冷淡なのか、能力が無いのか、その両方なのか。
 この世界で最も大事なことは人権の保障だ、という憲法を、安倍首相が
嫌うのも、とても納得がいってしまいます。

2020年4月10日金曜日

首相が、責任を「とる」とは決して言わない点



● 安倍首相「政治判断の責任は私に」(TBS NEWS)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200410-00000010-jnn-pol&fbclid=IwAR1R9Oar7oJoSbywmemWEYuhG5dyO8KMgoIeJCQYYh3bFcN2VxydgyYAvUM



「安倍総理は『政治判断の責任は自分にあるが、命のかかわる最悪の
事態に至らないようにするべきだと考えている』と文書で回答しました。」


 いや、責任が首相にあることくらい、皆分かっています。
 首相が責任を「とる」と決して言わない点を追及すべきです。

 責任とるんですか?どうとるんですか?とらないんですか?
 自分が最高責任者だと、あれほど繰り返し言ってたのに、責任
とらないんですか?
 責任とらないなら、責任者の座をおりてください、と。

 マスメディアはこんな回答で満足してはいけません。

政治は、「自分のこと」



 こちらのツイート、 引用しているツイートも一緒にご覧ください。

https://twitter.com/itoi_shigesato/status/1248079489684267008



 民主主義は、国民の国民による国民のための政治。いうまでもなく。

 自分のこと=政治を見て、考え、表現すること。

 「政治家を選ぶこと」「選挙に行くこと」は、命と生活を誰に託せるか、
文字どおり命をかけた選択だということ、ここ数週間のうちに皮膚感覚で
理解した方は少なくないのでは。

 「素人の分際で政治に口を出すな」という有害な言説に、決して惑わされ
ないで下さい。

「CAに防護服の縫製を支援してもらう」計画  女性と縫製業の愚弄



 西村康稔経済再生担当相は8日、新型コロナウイルス感染拡大に対応し
防護服を確保するため、休業中の航空会社の客室乗務員(CA)らに縫製
を支援してもらう計画を明らかにしました。


● 航空会社の客室乗務員が防護服の縫製支援 新型コロナ対策 (時事コム)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020040801217&g=eco


● ANAのCAらが防護服の縫製支援か 時代錯誤と批判も (朝日)
https://www.asahi.com/articles/ASN493QMQN49ULFA00H.html


 …発表までに誰一人止めなかったのか、戦慄が。。。

 西村大臣は「エアラインのCAも手伝うということで申し出があった」と
語っていますが、なんの提案も無い真っ白なところに突然CAが「防護服の
縫製します」と提案してくるなんて不自然すぎてありえないわけで。
 どう考えても、まずはCAに対して縫製の案を提示しただれかがいたから、
それを拒否するわけにもいかない多かれ少なかれなんらかの圧を感じて応諾
した、と想像できます。


 まぎれもなく「縫製→手が空いてる『女性』がすればいい」という発想が
ベースにあります。
 また、「縫製なら」、日常的に仕事としてやってなくてもできるだろう、
という「縫製」業を愚弄した発想も、間違いなく根底に流れています。

 女性への愚弄
 縫製という仕事への愚弄


 戦前、軍需工場で女性にパラシュートを縫わせていた発想と、1ミリも
変わらない。

 つくづく、パニックは日頃の差別感情を露呈させます。

責任はとらない、と明言する首相 責任取らないなら責任者ではない



 このツイートの動画をご覧ください。緊急事態宣言を発令した首相の
記者会見でのやりとりです。


https://twitter.com/TadTwi2011/status/1247508728732995584



記者 「失敗だったら、どう責任を取りますか」

首相 「最悪の事態になった場合、責任を取ればいいというものではない」

 
 …ことあるごとに自分が「最高責任者」であると繰り返していたのに、
ここへきて「責任を取ればいいというものではない」。
 責任、とらないということですよね。

 感染拡大しても、国民が飢えても自殺しても「私のせいじゃない」と。
 さすが、現政権と首相の一貫した姿勢です。


 私たちは自分や家族の命と生活を、この首相と政権に託し続けて正解な
のか、それでも「他よりマシ」なのか。文字どおり、命がけの選択です。

外出自粛要請で「警察へ協力要請させていただくことあるかも」




 緊急事態宣言下で外出している市民に対して、安倍首相は
「罰則はないので、警察が取り締まりに回ることはない。ただ、『ご協力』
は要請させていただくことはあるかもしれません」
と述べました。


● 首相、外出自粛要請で
                    「警察へ協力要請させていただくことあるかも」 (毎日)
https://mainichi.jp/articles/20200407/k00/00m/010/246000c


● 外出自粛「取締りせず 協力要請したい」 安倍首相 (NHK)
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200407/k10012373841000.html




 取り締まりではないが協力を要請する。市民にとっては、その違いは
分かりません。つまり警察が「事実上の取り締まり」をする可能性がある
というわけです。

 罪を犯したわけでもないのに、警察官から根掘り葉掘り尋ねられれば、
たいていの人の心は萎縮し、捕まえられるんじゃないかと急激に怖く
なります。
 悪いことをしているわけじゃないけど、従っておかないといけないん
じゃないか、という空気があっという間に作られます。


 要請(市民の自由な意思決定で決めてくれ)と言いながらたやすく
警察権力を使うことは、「要請だろうがなんだろうが、お国の意向には
逆らってはいけないんだ」という意識を高めるものです。
 人権保障をなによりも優先させるべき民主主義の国では、やっちゃ
いけない手です。

2020年4月8日水曜日

所得の補償をしないまま終電繰り上げ要請



● 政府、終電繰り上げ要請へ 夜間の外出自粛促す
                      緊急事態宣言 (時事)
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200406-00000100-jij-pol



「政府は6日、改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく緊急
事態宣言の発令に合わせ、対象となる7都府県の鉄道事業者に対し、
終電時間の繰り上げを求める調整に入った」


 自営業者、飲食業者に対する所得の補償を講じずにただただ終電を
繰り上げさせるのは、言葉を選ばずに言えばこうした業者に飢えて死ね
と言っているのと同じなのではないでしょうか。

 休みたくても休めない、店を閉めたくても閉められない彼らの立場を、
なぜ想像できないのか。
 彼らにも養う家族がいる、子どもがいる、介護する親がいる。生活が
あるのです。食費、光熱費、家賃が、突然払えなくなりそうな瀬戸際の
彼らの実情を、積極的に情報を取りに行き、想像し、人間らしい生活を
保障するために必死に考える、大胆な提案をする。
 …それが、政治家でありリーダーである首相の使命なのでは?


 今のこの光景を、忘れないようにしましょう。

 政治家を選ぶということの意味。選挙でだれかに投票することの意味。
 今なら、「それは命と生活を預けることだ」と、肌で理解できているはずです。

 声をあげて政治家に聞かせること、見せることがどんなに大事か。
 言いたいことを言いたいスタイルで言える自由がどんなに大事か。
 民主主義や表現の自由の「大事さ」も分かるし、政治について考えられる
時だし、それを人に伝えられる時だし、人と語り合える時ですね。

どこまでも、どこまでも、頭の中は「景気」でいっぱい


 緊急事態宣言が発令されました。

 心理的な圧迫効果を感じる方は、多いのでは。特に「世間の目」を
何よりも気にする「日本人」なら。
 そんな緊急事態宣言、なぜここまで首相は出し渋ったのか、という
記事をご紹介します。


● 慎重だった首相、なぜ緊急事態を宣言せざるを得なくなったのか
                                                                        その「腐心」を読む (毎日)
 https://mainichi.jp/articles/20200406/k00/00m/040/221000c





<抜粋>

 役員会の冒頭で首相が切り出したのは、緊急事態宣言ではなく「史上
最大となる108兆円の緊急経済対策」のアピールだった。自民党関係者は
「経済対策がまとまったから、宣言を出すということだ」と指摘した。
政権がこだわったのは、経済対策の取りまとめとセットにした緊急事態
宣言の発令――との解説で、首相周辺は「ただ宣言すればいいのでは
なく、ちゃんとした経済対策を練り上げる時間が必要だった」と打ち
明ける。


<抜粋終わり>


 すごいですね、
 どこまでも、人命ではなく景気のことしか頭にない、というわけです。

 国民の命や健康は、二の次、三の次。

 現政権を支持する方々には、「それでもなぜ自分はこの政権とこの首相
に自分や家族の命と生活を託し続けるのか」論理的な答えがあるのか、
ぜひ、命の危機が迫る今、じっくり考えていただければ幸いです。

2020年4月3日金曜日

『全国民に布マスクを配れば、不安はパッと消えますから』という側近政治




「実はこの構想は1カ月以上前から首相官邸内で浮上していた。

『全国民に布マスクを配れば、不安はパッと消えますから』。
首相にそう発案したのは、経済官庁出身の官邸官僚だった。」


● 布マスクで「不安パッと消えます」 官僚案に乗って炎上 (朝日) 
https://www.asahi.com/articles/ASN426G43N42UTFK00V.html



 一斉休校のときと同じですね、腹心の思いつきにソレイイネ!と飛びつく、
民主的な決定過程も経ず専門的見地にも立たない独断。

 この国は民主主義国家のはずなのに、これが側近政治でなくてなんなのか。

 そして科学的で合理的な策より、国民は「なんとなく安心」なものを
バラまけば満足するだろう、という発想…私たち国民を、どこまで見下し
たら気が済むのでしょう。

 主権者国民と民主主義に背を向ける人をリーダーに任せた国がどうなるか、
主権者として目に焼き付けて、次の選挙で自分はどう選択するか、一人ひと
りが問われています。

 「それはおかしい」「ちがうと思う」そういう自分の声を、しっかり形に
して発信しましょう。
 SNSでもいい、投書やご意見メールでもいい、自分の選挙区から選出されて
いる国会議員へのFAXでもいい。
 意見や声が飛び交わなければ、民主主義は死にます。

保護者への休業補償 セックスワーカーが対象外



 厚労省が発表した、一斉休校で働けなくなった保護者への休業補償制度、
「接待を伴う飲食業」「性風俗業」の関係者が支給対象外とされました。
 理由は「公金を投じるのにふさわしくない業種だから」。
 
● ナイトクラブや風俗業、休業補償の対象外
        厚労省「公金助成ふさわしくない」に批判 (毎日)
https://mainichi.jp/articles/20200403/k00/00m/040/007000c?fbclid=IwAR1waUaY4l1d_jZXHMI1gBnCQ7iTJr0yPn93WVF9d_mgsGJEAvZaM840WY0




 休校のせいで働けなくなった親への補償の制度です。そこには必ず
子どもがいます。
 子どもの命と生活を守るための制度で、親の職業を理由に対象外( ゚Д゚)?
 単なる差別です。その家庭の子は死ねと言ってるのと同じです。

 ぜったいに許されません。

これだけの命の危機に「この経験もきっといい財産」とポエムを綴る首相


 4月1日の安倍首相のtwitterを紹介します。

<安倍首相のtwitter>
https://twitter.com/AbeShinzo/status/1245294547543805952?s=20
安倍晋三@AbeShinzo
新入生、新社会人の皆さん、おめでとうございます。
感染症が経済社会に甚大な影響を及ぼす中、不安を感じている皆さん。

そして大変な困難の中で、今日の日を迎えた方もおられると思います。
そうした経験もきっと、皆さんのこれからの人生の中で、大きな財産に
なる。



https://twitter.com/AbeShinzo/status/1245294550215581696?s=20
安倍晋三@AbeShinzo
そうした経験もきっと、皆さんのこれからの人生の中で、大きな財産に

なる。そして、いつの日にか「あの時は大変だったけど みんなで頑張
って乗り越えたなぁ」そう語り合うことができる日が来るよう、私も
全力を尽くしていきます。


…どれだけの人が死んで、会社が倒産して、解雇されて、生活や人生の
危機に震えているか、正しく現状認識できていれば(およそ人として)
こんなポエムを綴ることはできないでしょう。
 国民の命が未知のウイルスで危機にひんしている真っ最中に「これも
いつかいい思い出になる」と詩を吟じる、この他人事感といったら。。。


 一国のリーダーに、「なにがなんでも国民の命を守るんだ」という
概がチラリとも見えないことに、心の底から恐怖を感じます。

 これでもまだ、多くの人は「他の政権よりマシ」「野党よりマシ」
なのでしょうか。
 これでもまだ、この人に自分や家族の命を託せますか?
専門家(医者)の意見を一貫して無視して単なる思いつきで一斉休校に
したりマスク2枚ずつ配ってみたりする「だけ」の人に、それでも政治
を任せますか?

2020年4月2日木曜日

布マスク2枚



 布マスクを5千万余りある全世帯に2枚ずつ配る方針表明…。

 昨日はエイプリルフールだったので、エイプリルフールなのかと
思った(というかエイプリルフールであってほしい、と願った)方は
とても多かったのではないかと。。。


● マスク2枚配布「情けない」 首相の突然の表明に疑問次々 (朝日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200402-00000035-asahi-sctch

 ちなみに「WHO(世界保健機関)は、新型コロナ感染拡大期における
布マスク使用について『いかなる状況においても勧めない』と助言して
いる」とのこと。


● 布マスクは有効? WHOは「どんな状況でも勧めない」 (朝日)
https://www.asahi.com/articles/ASN424D52N42ULBJ003.html?ref=yahoo


 「こんな時に文句を言ってはいけない」とか、そんな空気はどこにも
ありません。たとえあったとしても、そんな空気は無視して下さい。


 「違う、求めてるのはそういうことじゃない」
 「え、それっておかしくない?」
 と率直に感じた違和感や疑問は、皆さん、必ず形にして下さい。
投書でもSNSでもいい。マスメディアへのご意見メールでもいい。
自分の選挙区から出ている国会議員へのFAXでもいい。

 主権者としてその税金の使い道を許すのか、考えてみて下さい。


 黙れば、それは容認になります。

都立病院の地方独立行政法人化 ~感染症医療をとりつぶす小池都知事




 外出自粛の要請をする小池都知事。
「増加が急激になりますと受入体制は逼迫する」としていわゆる“医療崩壊”
の可能性を指摘しますが、実はその知事自身が「すべての都立病院を地方
独立行政法人化させる」計画を宣言し、東京都が簡単に医療崩壊する素地
を作っていることをご存知でしょうか?


● 東京都、都立病院の独法化 22年度内めどに (日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57456730R30C20A3L83000/

◆ 都庁職 衛生局支部ホームページ
  「私たちは、都立病院の地方独立行政法人化に断固反対します。」
 https://www.eiseikyoku-shibu.com/statement2018_04



 都立病院は、都民の命と健康を守る使命から、感染症や災害、周産期
医療など、なかなか採算が取れない分野の専門設備もあり、専門スタッフ
も対応できます。採算が取れないことでも都民の命と健康を守るために
完備する、それこそ行政が担う役割です。

 なのにこれを地方独立行政法人化するという。
 そうなれば経営効率を強く求められるので、こういう不採算部門が
切り捨てられるのは容易に想像がつきます。つまり感染症医療や周産
期医療は「やるだけ損」だからとお取りつぶしになり、いざというとき
に命を守る施設は東京都から無くなるわけです。

 これは都民の命を切り捨てたも同然のことで、行政の責任放棄です。


 人の命や人権を最優先に考えられない人に、民主主義の政治は託せま
せん。

 感染症に命を奪われるかどうかの瀬戸際の今、都民ならなおさら、
そして都民でなくても、自分の住む自治体の医療施設について、首長
はどんな政策をとっているのか(統廃合や削減なのか、それとも充実
させているのか)、チェックしてみて下さい。

ドイツ政府のフリーランス、芸術家、個人業者への支援



 アーティストやライブハウス経営者が生活の危機に瀕する中、日本
政府が所得補償に消極的な態度を崩さないことに憤りを覚えます。


● ドイツ政府「アーティストは必要不可欠であるだけでなく、
     生命維持に必要なのだ」大規模支援 (ニューズウィーク日本版)
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/03/post-92928.php




 ドイツにいる約300万人の個人または自営の小規模起業家のうち、
半分近くが文化セクターで働いている、とのこと。
 イベントキャンセルなどですでに12.5億ユーロの損害が出ている
今、ドイツ政府は個人・自営業者向けの支援として最大500億ユーロ
を用意したそうです。これは諸外国と比較しても突出しています。

 モニカ・グリュッタース文化相の発言を引用します。


<一部抜粋>

 「非常に多くの人が今や文化の重要性を理解している」とするグリュッ
タースは「私たちの民主主義社会は、少し前までは想像も及ばなかった
この歴史的な状況の中で、独特で多様な文化的およびメディア媒体を
必要としている。クリエイティブな人々のクリエイティブな勇気は危機
を克服するのに役立つ。私たちは未来のために良いものを創造するあら
ゆる機会をつかむべきだ。そのため、次のことが言える。アーティスト
は必要不可欠であるだけでなく、生命維持に必要なのだ。特に今は」と
述べ、文化機関や文化施設を維持し、芸術や文化から生計を立てる人々
の存在を確保することは、現在ドイツ政府の文化的政治的最優先事項で
あるとした。


 <抜粋終わり>


  日本政府も、日頃豪語する「愛国心」があるなら、日本の文化を
守るために同じような理解に立ち、表現者の生活と、表現できる空間を、
しっかり支えるべきではないでしょうか。  

文化施設、アーティストたちへの助成が必須です



 新型コロナウイルスの影響で経営危機に陥っているライブハウスの
運営者やアーティストたちが、文化施設に対する国の助成を求めて
インターネット上の署名活動を行いました。

 「大半は零細事業主で体力がなく、破産すると思うと店を閉めたく
ても閉められない」
 「人間を人間たらしめているのが文化。文化施設を守ることは、
われわれが人間であることを守ること」


● 新型コロナで経営危機 ライブハウスなどに助成を
               ネット署名に30万筆超 (毎日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200331-00000056-mai-soci

● 音楽家ら訴え、休業できる助成を 署名30万人、国に提出へ (共同)
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200331-00000169-kyodonews-cul

 



 休むに休めず開業している彼らの窮状を理解せずいまだに補償を講じ
ない政府は、そもそも音楽や舞台芸術を「余興/遊び」程度にしか考えて
いないのではないでしょうか。

 音楽も芝居も舞踊も「人間が正気を保つために必要不可欠」なものです。

 そして文化施設には、経営者、アーティスト、照明・音響さん、物販
スタッフ等々、たくさんの人が関わっています。
 彼らの生活が破綻すれば文化が死に絶えます。補償しなければ、文化的
損失どころか国民の心身が傷つきます、、、。

 一刻の猶予もありません。助成を求めます。