2020年9月30日水曜日

志高いジャーナリストに心からのエールを


 「ジャーナリズムの信頼回復のための6つの提言」の発起人メンバーが、

メディアの体質改善に向けた議論をメディアの幹部レベルで行うよう、

日本新聞協会に1000人を超える賛同署名・意見書ともに提言を提出

して求めました。


● 新聞協会に1000人超の賛同署名を提出 「今がチャンス!」

 https://note.com/journalism2020/n/nb78f72e1d6fe



 「ジャーナリズムの信頼回復のための6つの提言」は、黒川前検事長

と新聞記者が賭け麻雀に興じていた(めちゃくちゃななれ合いの関係で

あった)ことが発覚したことを契機に、ジャーナリズムの危機を感じる

報道関係者の有志によって発表されたものです。


 <ジャーナリズムの信頼回復のための6つの提言>

 https://note.com/journalism2020/n/n3b4c1e0648e0



 マスメディアと権力とのなれ合いの関係は、ずっと前から指摘されて

きました。まだ報道機関内部に、このような志高い提言を出して必死に

訴える方々がいることを、とても希望に思い、市民として心から支持し

ます👏!


 夜討ち朝駆け、会食、ゴルフ…とにかく24時間張りついて親密な関係

を築く「抱きつき取材」は、「親密になった政治家を批判・追及する記事

を書けなくなる」致命的なデメリットがあります。。。

ご覧のとおり、主だったTV番組に出る解説委員のコメントが悲惨なクオ

リティだったり、どんな憲法上の争点についても両論併記で終わったり

「批判を呼びそうだ」止まりのおかしな記事になってしまっていたりする

ことは、なによりの証拠です。

 

 また、政治家に四六時中張りついて親密になって特ダネを流してもらう

「抱きつき取材」ができる(家庭を後回しにした)記者だけが出世する、

という構造は、事実上女性記者のキャリアの大きな障壁です。おのずと

マスメディア内の人権意識も下がり、健全に機能しなくなるでしょう。。。


 志高い、市民目線を忘れない報道を目指す方々を、国民(視聴者・読者)

としてしっかり応援していきましょう🌟私たち国民の「知る権利」に応えて

くれるマスメディアが崩れれば、民主主義は機能しないのですから。


杉田水脈議員の女性蔑視発言 自民党としての対応は?


 杉田水脈議員の「女性はいくらでもうそをつけますから」という暴言

について、橋本聖子大臣が批判し、党として適切な措置をとるべきだと

の見解を示しました。


● 橋本聖子男女共同参画担当相「努力踏みにじる」

…性被害者支援巡る杉田水脈議員の女性蔑視発言に怒り

 野党からは議員辞職求める声 (スポーツ報知)

https://news.yahoo.co.jp/articles/248bca57c8010ae5ee3e01d24f6dd181774bf944


● 橋本五輪相、女性蔑視発言「党は適切措置を」 (時事通信)

https://news.yahoo.co.jp/articles/05bff9ebaabae67bbb229332676103095f688161

 

 この件は、橋本大臣に批判させて終わり、では済まされません。

 トンデモな女性を良識ある女性が諫めるのを男性が"観覧"して幕引きに

する光景は何度もありましたが、正直言ってうんざりです。橋本大臣の

「自民党として適切な措置をするべきだと考えている」とい意見は、

「よくぞ言った」というレベルのものではなく、至極当然のことです。

あるまじき差別発言を巨大与党がスルー(容認)するのか、毅然と厳しい

処分をするのか、それは政権の人権感覚にもかかわってきます。

自民党がどう応えるか、それこそ「高い緊張感を持って注視」しましょう。

 

* 杉田水脈議員の辞職を求める署名はすでに9万筆を超えたとのこと。

自民党の野田聖子幹事長代行は、署名を呼びかけた北原みのり氏との面会

を「辞退」したそうです。「辞退」って、こういう局面で使う言葉では

ありませんよね?「署名の受け取り拒否」を美化したいのかな、と思って

しまいます。橋本大臣以外の自民党議員から、これといって批判が出てこ

ない現実に、とても落胆します・・・

  ↓
 野田氏が一転して、署名を受け取るとのこと。批判が、動かしたので

しょう。最後まで見守りましょう!


2020年9月29日火曜日

「自死のない社会」すら国民の自己責任?


 警察庁と厚生労働省によると、今年自死された人数は前年比で7月

から増加に転じたそうです。8月の速報値は1849人に上り、前年の

同じ時期より246人増えました。著名人の自死も相次いでいます。

 このことについて、加藤官房長官は、

 「いろいろ悩みがある方が孤立することがないよう、温かく寄り添い

ながら見守っていただけるような社会を一緒に構築してほしい。

それぞれが自殺のない社会を作っていただけるようにお願いしたい」

 「政府としても相談窓口の設置等にしっかり取り組みたい」

 と述べました、、、


● 「自殺ない社会、作っていただけるようお願い」

                                          官房長官 7月以降、増加に転じ (毎日)

 https://mainichi.jp/articles/20200928/k00/00m/010/130000c


 「一緒に構築してほしい」「作っていただきたい」

 さすが、「自助・共助・公助」をスローガンに掲げる政権の物言い

です、、、「誰も自死させない社会」を作れるかどうかは国民の自己

責任だ、と((+_+))。ブレがありません。


 でも、それは、決定的に間違っています。

 国民が人間らしい生活を保てない危機に陥ったときに手を差し伸べる

のは、国の義務です。私たち国民には、人間らしい暮らしをきちんと

バックアップしてくれ、と国に求める基本的人権があります(25条)💡

追いつめられ、孤独で、正常な判断ができずに命を絶とうという人を

傍観する政治家に、「一体、あなた方は何のために政治家になったの

ですか」と問いたくなりませんか?それはごくごく当然のことです。


 こういう最低限のセイフティーネットの整備すら他人事として構え、

政府として「も」手は貸すけど、ま、みんな頑張って、という言葉を

投げてくる人は、憲法と対極のところにいます。憲法に忠実な政治が

もっとも期待できない部類にいるといっていいでしょう。


 なぜこういう制度設計にお金をかけられず、元首相の葬式代に1億円

は軽く出すのですか。

 ぜひ、メディアへの投書や、SNSへの投稿、国会議員へのFAXなど、

自分に合った形で言葉にしていきましょう!

「男らしさ」の息苦しさ!


 「男らしさ」の呪縛がどれだけ男性を(無自覚に)ハラスメント体質

にし、女性を苦しませ、社会全体を息苦しいものにしているか、見事に

指摘した本が朝日新聞の夕刊で紹介されていました。


● 社会の「男らしさ」、問い直す

              「効率とらわれ、ハラスメント無自覚も」 (朝日)

 https://www.asahi.com/articles/DA3S14638405.html


 清田隆之氏の『さよなら、俺たち』は男性自身が「“俺たち”がとらわれ

ている男らしさ」について掘り下げ、あすわか太田啓子弁護士の『これか

らの男の子たちへ』は女性(母親)側からの警鐘です。

 

 2018年に発売された女子小学生向けの『おしゃカワ!ビューティー

大じてん』という本は、ひたすら男子にウケる(モテる)ためのファッション

やメイク、「これでカンペキ!モテしぐさ12連発」などを紹介したあげく、

「キュートな会話テクニック」と題して、「男の子はホメられるのが好き!」

「さすが!」「知らなかった!」「すごい!」…、「さしすせそ」のあい

づちを指南。。。

 何度も言いますが、女子小学生向け、なんですよねこの本…


 『さよなら、俺たち』では「なぜ男たちはそういった女性を好むのか」と

考察し、男性の「自分が劣った存在・弱い存在であることを認めたくないと

いう不安と隣り合わせであるがゆえに、女性に自尊感情のケアを求めてしま

う」傾向を指摘します。

 『これからの男の子たちへ』では、女性が男性の機嫌をとるのは当たり前

かのような文化は、男女の対等な関係の構築を妨げてしまう、と指摘します。

女性の中にも「男性を立ててあげるのが一枚上手」と処世術のように肯定的

に語る人はいますが、それも結局「女性は男性のケアをする」という性別役

割分担の固定化に一役買ってしまっていますよね。

 自分の機嫌くらい自分でとりなさい(間違っても女性に立ててもらわない

と機嫌を損ねるような男性にはなるな)、と育てなければ…と、全国のお父

さんお母さんとつながりたいものです。


 放っておけば気づかないうちに確実にしみこんでしまう「男らしさ」は、

男性自身にとっても、女性にとっても、ほんとうに息苦しいものです。

その根深さに気づき、多かれ少なかれ自分にもしみこんでいることに気づく

だけでも、社会にとっては大きな一歩になるのではないでしょうか。



*『これからの男の子たちへ』 太田啓子著 大月書店

 http://www.otsukishoten.co.jp/book/b516466.html



*『さよなら、俺たち』 清田隆之(桃山商事)著 STAND BOOKS

 http://stand-books.com/?p=934



2020年9月28日月曜日

予備費10兆円から約1億円の葬式代 納得できますか?


 加藤官房長官は、中曽根康弘元首相の「内閣・自民党合同葬」に政府

が約9600万円を予備費から支出することについて、

「元総理の功績、過去の先例などを総合的に勘案して執り行うことにした」

「葬儀は簡素なものとしつつ、コロナ対策に万全を期す必要がある。必要

最小限の経費だ」

と述べました。


● 中曽根元首相の合同葬「必要最小限の経費」加藤官房長官 (朝日)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/607265f4cd73ba8bd778ecde9e662afcb9c2d687


 どんなに少なく見積もっても1億円かかってしまうなら、中止すれば

いいのでは(-_-;)?

 「総合的に勘案して執り行うことにした」という漠然とした物言いは、

まったく説明になっていません。このコロナ禍で多くの国民が職を失い、

路頭に迷いかねず、且つ多数の医療機関が破綻寸前というさなかの決定は、

「なにがなんでも開催しなければならない」という前提がある気がして

なりません。

 その前提が、いかに民意とかけ離れていることに、気づけないなら致命的

です。。。


 もとより、こんなものに支出するために10兆円の予備費は決まったわけ

ではない、と多くの国民は感じているはず。(だから権力に10兆円も白紙

委任することは危険すぎる、と言ってきました。ほんとにそのとおりになり

ましたね… 涙)


 こんな支出のために、税金を納めたわけじゃない。そう思いませんか?


 その疑問、その違和感を、言葉にしましょう。表現しましょう。

 諦めず、しつこく、言葉にして、問い続けましょう。

 「思っているだけ」で形にしなければ、容認と同じことになってしまう。

 その微力がなによりも大事な「不断の努力」です。


 

2020年9月26日土曜日

中曽根氏の葬儀に予備費から9千万円



 内閣と自民党による故中曽根康弘元首相の合同葬の経費として予備費
から約9600万円を計上することを決定。

● 中曽根氏の葬儀に9千万円 政府が閣議決定、予備費から支出 (産経)
 https://www.sankei.com/politics/news/200925/plt2009250013-n1.html



 生活保護の支給額はいくらでも削減するのに、なぜここに税金を
投じるのでしょうか。
 福祉の政策を論じれば必ず自民党は「財源はどこにあるんだ」と
批判してくるのに、産経新聞はなぜ「どこにそんな財源があるんだ」
とは言わない。
 
 10兆円の予備費が国会で決まったとき、「こんな白紙委任を許し
たら何をするか分からない」という大批判が起きました。それが現実
のものとなりました。
 だれが納得するのでしょう、この税金の使い道。

 コロナ禍で衣食住が崩れた人々の命や暮らしを後回しにしてまで政治家
の葬儀に税金を投じる必要がどこにあるのか、政府は説明してください。
国民の命より大事な葬儀があったとして、それって税金使う必要あります
か?心から悼む自民党の方々がお金を出し合って開催すればいいだけなの
では(なんならクラファンでもいい)。

 おかしいと思ったら、言葉にしましょう。
 新聞やラジオ、雑誌への投稿をしましょう。
 TV番組にも手紙やメールを送りましょう。こういうことを報道して
ほしい、と伝えましょう。
 地元の国会議員にもFAXしたり電話したりしましょう。こんなことに
税金使うなんて納得できない、と違和感を伝えましょう。

 自分なりの「不断の努力」が積み重なって、政治は動きます。



杉田発言、これも忘れちゃいけない



 忘れてはいけない杉田水脈議員の発言は、ほんとうにたくさんあって…。
LGBTカップルへの支援をめぐって「生産性がない」と『新潮45』に寄稿
したことも、その1つですね(むしろ、忘れたくても忘れられないレベル)。

 あえて1つ挙げるとすれば、
「男女平等は、絶対に実現し得ない、反道徳の妄想。」



 こうまで確信をもって性の平等を否定する杉田水脈議員を擁護し続ける
自民党の人権感覚とは?

 そして私たち主権者一人ひとりは問われます。

「あなたは、この政権を、この与党を、支持しますか?」

杉田水脈議員の、「暴言を吐き、説明せず、逃げる」スタイル



 女性への性暴力をめぐって「女性はいくらでもうそをつけますから」と
自民党内の会議で発言した杉田水脈議員。

● 性暴力巡り 杉田水脈議員「女性はいくらでもウソつける」(TBS)
 https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4087194.html



 杉田水脈議員の特徴的なスタイルは、性差別的な発言を繰り返すだけ
でなく、決してメディアの取材に応じず、ひたすら逃げ回る点にもあり
ます。
 ここまで発言を繰り返すからには、確固とした「性の平等」への憎悪
や女性蔑視があることもまた明らかなのですが、堂々と取材に応じて
説明なり反論なりすればいいのに、取材には応じない。言いっぱなしで
いいと思っている。
 批判への反論をしないのは、国民への説明責任をまったく果たそうと
いう気が無い、極めて不誠実な姿勢です。
そういう意味においても、民主主義の政治の舞台に、彼女は不適格です。

2020年9月25日金曜日

杉田水脈議員「女性はいくらでもうそをつけますから」



 自民党の杉田水脈議員が自民党内の会議にて、女性への暴力や性犯罪
に関し「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した、とのこと。
 
● 杉田議員、女性はいくらでもうそ 自民党の合同会議で蔑視発言 (共同)
https://this.kiji.is/682080916401521761?c=39546741839462401



 またもや、といったところですが、相変わらずの並々ならない蔑視感情
の吐露。
 自身が女性なのに何をこじらせているのか知るよしもありませんが、
国会議員の資質を欠いています。この方に憲法に忠実な社会の実現を
託せるわけがありません。
 杉田水脈議員は、これまでも

 「セクハラやモラハラなどによって社会が萎縮すると国益を失うことに
つながる」 

「男女平等は反道徳の妄想」

 等の、耳をふさぎたくなる発言を繰り返してきました。
 そこにある女性への蔑視と敵意に、また杉田氏を招き入れ擁護し続ける
政党が政権を握っている事実に震えます。

 杉田氏自身は発言していないと主張しているとのこと(でも発言直後に
会場内では笑いが起き、発言についての証言もある)、自民党は早急に
事実を確認して、どう対応するのか説明すべき責任があります。性差別に
対する党としてのスタンスを、示して欲しい。

忘れないこと 2



 例えば、菅首相が官房長官時代に、かつて福山雅治さんと吹石一恵さんの結婚
について、「この結婚を機に、ママさんたちが一緒に子供を産みたいとか、そう
いう形で国家に貢献してくれたらいいなと思っています。たくさん産んで下さい」
と発言したこと、覚えていますか。


 政治の問題が噴出しても、忙しいと怒る余裕もなくなるし忘れがちで、メディ
アが権力に媚びてまともな批判をしなくなると、余計に、忘れます。
 それも作戦なのかなくらいに思って、忘れないこと、しつこく言い続けること
が、民主主義の歯車をまわすためには、大事すぎるほど大事です。

「農家出身」「パンケーキ好き」なんて無意味な報道に流されないことも。

 忘れてはいけない。しつこいことは、ほんとに大切です。

忘れないこと 1


私たちが主権者としてできることは、

・忘れないこと。

・しっかり言葉にすること。

・あきらめないこと。


 地道に続けるのはしんどいけれども、「自分なりの形」でいいし、微力で
いい。
 ヒーローなんていないのですから、微力を集めればいい。
 憲法は、必ず微力が集まることを期待して(信じて)書かれています。

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名ばかり「女性活躍」政権は続く



 21日の記事ですが、今一度ご紹介します。

● 「女性活躍」は「女性利用」で看板倒れ
           三浦まりさん「『ミソジニー』な政権だった」 (毎日)
 https://mainichi.jp/articles/20200920/k00/00m/010/226000c
 



 三浦まり先生は、安倍政権が「女性活躍」の看板を作ったこと自体は
評価しつつ、「看板作りというアクセルを踏んだと同時に、ブレーキも
踏みました」と批判します。
 ぜんぶ引用したいくらいですが(ぜひ全文読んでください!)、ここ
ではこの部分を。

<一部抜粋>

 ――なぜ看板を掲げることしかできなかったと思いますか。

 女性を「客体」としか見ていないからです。女性を利用したいだけで、
一人前の人格を持った人間として扱わなかった「ミソジニー(女性蔑視)」
な政権だったからでしょう。メディアもそこは共犯です。
 森雅子氏や稲田朋美氏ら女性閣僚は立てましたが、失言がクローズアップ
され、批判の矢面に立たされました。彼女たちよりひどい発言をした男性
閣僚は山のようにいるのに、「やっぱり女性は能力なく、だめだ」という
メッセージが広がりました。

 結局、今の「おじさん構造」から女性が出ようとすると、「おじさん構造」
を維持しようという人たちの思惑の中での使われ方になってしまいます。
そうなると力も発揮できない。そうではなく、女性たち自身がついていき
たいと思う女性のリーダー、また、そうした思いにコミットした男性リーダ
ーが必要です。
 ただ、自民党政権でそれは構造的に難しいのです。
 自民党は、地域の権力構造の上に乗っかった政党です。その地域の権力
構造に出てくるのは、総じて男性。思い浮かべてみてください。町内会や
地元の名士は、ほぼ全て男性ですよね。

 さらに、そこをまとめる地方議員、国会議員というヒエラルキーは、
これまた男性ばかり。彼らが見ている地域社会には女性の存在がないのです。
あったとしても、男性をサポートする役割か、名士の娘のような「お姫様」
。実力があってのし上がって権力を取る女性は、およそ存在として認識でき
ない。

<抜粋終わり> 

 …ため息しか出ませんが(-_-;)、結局、「女性活躍」の看板を、「男性
ばかりの政権」が掲げたところで何も変わらないことは多くの人が実感
したかと思われます。
 女性が活躍できるかどうかが男性政治家たちの胸三寸なんてそもそも
理不尽ですし、家事・育児・介護を今までどおり女性に丸投げしたままの
スタイルで「自由に働いていいよ」と言われてもムリすぎる話です。
そういう家族観を男性側が変えなければ、女性の自由な人生など永遠に
夢のまた夢。

 “伝統的家族観”に固執し続け、ケアワークや家庭責任を共に負う気のない
男性には、少なくとも政治の場からは退いてほしい。性差別を肯定する人に
憲法に忠実な政治などできるはずがないからです。

 自分のためにも、家族のためにも、子どものためにも、「性差別を許さな
い」と、とにかく地道に発信したり行動に移していきましょう~。

2020年9月24日木曜日

10月11日(日) 憲法×ボードゲーム@大阪市旭区



 政治のこと、よく分かっておきたいけれどもイマイチよく分からない…。
 そんなお悩みは、まずは人権や民主主義の基本を押さえることで解消していきましょう!
 憲法の基本知識が身体にしみこませておくことが、この国の主人公たる主権者として、なによりも大事な姿勢です☆彡
 とはいっても、難しい本を読む気にはなれない…そういうときには、ボードゲームで遊んでみてはいかがでしょう?憲法を肌感覚で理解できる、スグレモノです!
 あすわか小谷成美弁護士が講師を務めます。楽しく遊んでいるうちに、「あ、そういうことね!」とストンと憲法のエッセンスが感覚的にわかってくること間違いなし!


「憲法×ボードゲーム」@大阪市旭区




日 時: 2020年10月11日(日)10:00~12:00


講 師:小谷成美弁護士
 (明日の自由を守る若手弁護士の会)

会 場:子どもセンター
   (大阪市旭区高殿6丁目17-10)
    http://www.kodomo-center.org/archives/3265


参加費:会員・学生300円・一般500円


定 員:16名(先着順/要事前申込)


対 象:どなたでも(大人向け)


主 催:NPO法人子どもセンターあさひ

2020年9月16日水曜日

7年8カ月の傷を抱えつつ 前向きにまた「不断の努力」ですね!あすわか声明


 7年8カ月の傷を抱えつつ
前向きにまた「不断の努力」ですね!あすわか声明


1 安倍首相の辞任
 改憲への格別の執念を振りかざした安倍晋三氏が、7年8カ月居続けた
首相の座から退きました。このことは、憲法や民主主義のこれからにとって
はやっぱり小さなことではありません。


2 キリがないけれど7年8カ月を振り返ります
 2013年、憲法改正ルール(96条)を緩いものに変えることに挫折
したと思ったら、国民の目と耳をふさぐも同然の特定秘密保護法を、反対
の声をねじ伏せるようにして成立させました。
 2014年、閣議決定1つで永年の9条の解釈(知恵)の積み重ねを
ひっくり返すという禁じ手。
 2015年、数万人が国会を取り囲む中、またもや「数の暴力」で強硬
成立させた安保法制。 
 2017年には、国民の心を容赦なく侵す共謀罪(テロ等準備罪)までも
作ってのけました。
 そして今、2015年と2017年に引き続き今年も、憲法53条に反し
て臨時国会を開きません。
 次から次に自民党が出す改憲の案は、その場の思いつきのようなものばかり
で、むしろ「なんでもいいからどこか変えたい」という執念ばかりが際立って
いたように思います。 
 そんな乱暴なやり方でリードされても、国民の関心がついていくわけがあり
ません。安倍氏は辞任を表明した際、憲法改正について「残念ながらまだ国民
的な世論が十分に盛り上がらなかったのは事実であり、それなしには進める
ことができないのだろうということを改めて痛感をしている」と述べました。
 安倍氏や政権への不信感の高まりも相まって、国民が憲法改正に情緒的に
流されることはありませんでした。


3 この国の民主主義は守られたのか
 それじゃあこの国の民主主義は守られたのでしょうか?一文字も変えられ
ていない憲法は、今でもしっかり権力を縛ったままといえるでしょうか?
 残念ですが、そうではない。憲法は一文字も変わってはいませんが、憲法
と真っ向から矛盾する安保法制はじめ数々の法律が作られ、安倍政権は憲法
の規定を堂々と無視しました。憲法の規定よりも権力のやりたいことが優先
する、という既成事実が作られてしまった。政治が憲法を蹴破る瞬間に、
国民は立ち会ってしまった。
 性差別に“寛容”で「伝統的家族観」に固執する姿勢は国際的に見ても異質
です。「ジェンダーギャップ指数」では、日本は2012年の101位から、
今年は121位まで落ちました。
 政権によるメディアへの圧力、情報隠しや情報改ざんなども繰り返されま
した。行政の説明責任が果たされ、国民の知る権利が果たされる光景を、
久しく目にしていません。
 沖縄・辺野古の新基地建設を見れば、政権がいかに「そこに生きる人」の
声を聴こうとしないか、明瞭です。
 それにもかかわらず、安倍政権は“盤石”でした。


4 菅・新首相へ
菅義偉首相は、官僚を恫喝して「異論を許さない」政治をさらに強める
ことをすでに宣言しています。ささやかれている「敵基地攻撃能力」の
保有や、緊急事態条項の創設は、どちらも実質的には憲法をスクラップ
にするようなありえない案です。
 あまつさえ、「自助・共助・公助」(!)という政治理念で、より
一層の福祉の切り捨てが予告されています。これ以上、この社会が憲法
から離れていかないように、厳しく見ていく必要があります。


5 「めんどくさいやつ」であり続けます
 私たち「あすわか」は、自民党の改憲草案の怖さを伝えたくて作られた
法律家団体です。その怖さ・ヤバさを分かってもらうために、おのずと
憲法や民主主義の基本知識を知って、感じてもらうことが活動の軸足に
なりました。
 「個人の尊重」「不断の努力」といった憲法の基本理念が、多くの人を
励まし、無数の「微力」をアシストしてきたことは間違いありません。
憲法にエンパワメントされた人が、人間として、親として、あるいは主権
者として街頭やSNSや国会前で声をあげ、多くの人の心を揺さぶって
きた光景を思うと、私たちは法律家だからこそできること、すべきことの
重さを自覚せずにはいられません。
 自由、平等、民主主義、立憲主義…憲法に書いてあるとおりの社会への
途は、まだまだ続きます。

 あすわか670名は、法律家として、主権者として、まだまだ、「権力
とってめんどくさいやつ」であり続けます。

                         2020年9月16日
                     明日の自由を守る若手弁護士の会
                           共同代表 神保 大地
                            〃  黒澤 いつき



2020年9月14日月曜日

「異論を許さない」官僚支配を強化するという予告


 
 自民党総裁選に勝つことがほぼ確実視されている菅義偉氏は、中央
省庁の幹部人事を決める内閣人事局に見直すべき点はないと明言し、
政権の決めた政策の方向性に反対する官僚は「異動してもらう」と
述べた、とのこと。

● 菅氏、内閣人事局は変えず「政策反対なら異動」 (共同通信)
 https://this.kiji.is/677708981573764193?c=113147194022725109



 報復人事と強権政治の予告ですよね、これ…。

 これで正義や公正が保てるわけがありません。官房長官としての菅氏
の得意技は「官僚支配」でした。菅氏が首相になれば官僚支配がより
一層強くなり、いわゆるイエスマンだけが出世する「異論を許さない
政治」がとことん続く、というわけです。

 公務員の倫理を徹底的に壊したいかのよう。

 公務員の倫理が崩壊すれば、社会全体のモラルも、ますます下がります。
 公平公正・人権・平等といった最低限の建前が、より一層夢のまた夢
になってしまう。そんな政治は、市民の手で終わらせましょう。
 社会を憲法の理念に近づけるよう努力する政治家と政党に投票しましょう。
 

「アスリートは競技に集中すべきだ。政治に口出しするな。」


 「アスリートは競技に集中すべきだ。政治に口出しするな。」という
言説は、アスリートを一人の個人としてリスペクトしない侮蔑です。
 特に人権や差別、民主主義といった人類普遍の価値に関する問題は、
個々人の態度決定が問われています。

 差別へ毅然と抗議するアスリートを守ったスポンサーの社会的評価が
高まり、逆に差別に無関心な企業の社会的信用が下がれば、社会は前進
するでしょう。
 差別に毅然と抗議するアスリートのスポンサーは、そのアスリートに
最大限の敬意を表すべきです(それが企業の価値も高めるのだから一石
二鳥)。

 「○〇は政治に口出しするな」という呪いのような言葉に惑わされない
よう、まだまだ気を付けなければならないほど、社会は未熟です。

2020年9月13日日曜日

有害な「男らしさ」に縛られないために、解放されるために




 
 あすわか太田啓子弁護士の「これからの男の子のために」、
早くも重版となりました🎉
 それだけ、多くの人が男の子の育て方に迷っている(この本が
どれだけ待ち望まれていたかの)証左かと思います。


● 男性を不自由にし性差別へと繋がる「男らしさ」の呪い。
      「男たるもの」という刷り込みの重さ (ダ・ヴィンチニュース)
 https://ddnavi.com/review/671243/a/




<一部抜粋>

 着目すべきが、書名にもある「男らしさからの自由」である。
「男たるもの」「男のくせに」「男らしくない」といった価値観を
インストールされた男性は、時に女性より上のポジションに立つこと
に固執し、競争の結果でしか自分を肯定できなくなる。

 過労自殺で亡くなるのは圧倒的に男性が多い、というデータもある。
「一家の大黒柱」として過剰な労働を強いられながらも「助けて」と
いう「男らしくない」ひとことが言えず、責任を一手に引き受けて
自死に至る。精神を病んだ男性が精神科にかかるのは、女性に比べて
遅いという統計も示唆的だ。

 <抜粋終わり>


 「自分の弱さを見せたら終わり。」「常に女性から求められてなんぼ
(モテない男はアウト)。」男の子が、小学生の段階からだんだん自分
にインストールしていってしまう有害な「男らしさ」。
 親が、社会が、「男らしい」「男なんだから」「男のくせに」とぐい
ぐい押しつけてくる価値観です。

 この本、もちろん男児を育てている親御さんには多くのヒントをくれ
ますが、夫や父親、男友達など、周囲の男性の「謎のマウント」や「謎
の不機嫌」の原因を知る一助にもなる一冊です。
 DV夫ではないけれども、「ケンカでなぜか自分の気持ちを説明せず
にただブチ切れるだけの夫」とか、いませんか。有害な「男らしさ」の
しばりは、女性にとっても、本人にとっても、子どもにとっても、誰に
とっても不幸です。

 

「政府として憲法改正」 基礎知識とセンスがあればあり得ない言い間違え



 菅義偉氏が、憲法改正について討論番組で「政府として挑戦したい」と
発言し、直後に「党総裁の立場で」と訂正した、とのこと。

● 菅氏「政府として憲法改正」 
                      発言直後に「総裁」に訂正    NHK番組で (毎日)
 https://mainichi.jp/articles/20200913/k00/00m/010/164000c


 
 …なんという、、、なんという失言でしょうか。
 憲法改正に並々ならぬ執念を見せた政権の中枢として7年8カ月も
“活躍”していたのに、憲法改正のルールが頭に入っていない。

 「言い間違いなら誰にでもあるじゃないか」で済まされることでは
ないのです。
 憲法が権力を縛るものであり、
 権力を握る者たちが憲法尊重擁護義務を負い、
 憲法を変えるには国会の発議と国民投票を経るルールがあり、どの
段階にも「内閣」「政府」「行政」は登場しない。
 その、極めて初歩的な知識があれば、ぜったいに言い間違えないもの
を言い間違えた、その重み。そのひどさ。

 安倍政権は「憲法の基礎知識がないのに、憲法を変えたいと言い続け
る」謎の政権でした。その謎は、そのまま菅氏によって忠実に引き継が
れるようです。
 それはあまりにも、民主主義や国民主権にとっては、悲劇だと言わざ
るを得ません。
 

「自分は差別なんかしたことがない」という言葉について



 あらゆる差別に共通していえることですが、
 差別されない(差別する)側は、普段の日常生活で自分の属性を気に
しないで生きていける特権があります。
 たとえ積極的に差別しようという気がなくても、自分が履いている下駄
に気づかない事(無知)自体が、あるいは下駄に気づいていても無関心な
ままでいること自体が、「差別のある社会」の片棒を担いでしまっている
わけです。

 「自分は差別なんかしたことがない」という言葉の傲慢さについて。

 差別について考えれば考えるほど、とてもじゃないけれどそんな言葉、
言えやしない。そう思いませんか。

2020年9月11日金曜日

田中淳哉弁護士が答えた「安倍政権の評価」



 あすわか田中淳哉弁護士が、安倍政権への評価について新潟日報の
取材を受けました☆


● 安倍政権に対する評価~新潟日報のインタビューを受けて考えたこと
 https://j-c-law.com/abeseikenhyoukaintayuu/




 「安倍一強」という表現について、田中弁護士は、こう考えます。

 <一部抜粋>

 強いというよりは、強引。強引というよりは、乱暴。乱暴な振る舞いが
できるだけの力はあったのでしょうが、それだけですべてを思い通りには
できないので、同時に姑息な手段に出ることもあったということではない
かと思いました。

 <抜粋終わり>


 そしてズバリ、「7年8カ月に及ぶ安倍政権について、どのような印象
を持っていますか」という質問に対し、田中弁護士は…

 <一部抜粋>

 それに対しては、「憲法を軽視・無視・敵視し続けた政権だったと思い
ます。」とお答えしました。憲法改正を進めようとしたり、憲法違反の
法律を作ったりしたということもありますが、それだけではなく、解散権
を濫用的に行使したり、憲法53条に基づく国会召集要求を拒否したり
するなど、その姿勢は徹底していました。
 また、民意についても同様に、軽視・無視し、ときには敵視していたと
思います。…(続く)

 <抜粋終わり>


 まだまだ続きます。ぜひブログ本編をお読みください。

 なるほどね~~、と納得すること間違いなしです。

本日、戸館圭之弁護士がTBSラジオ「ACTION」に出演✨



 あすわか戸館圭之弁護士のツイートがバズってます☆彡
  ↓

 とだてよしゆき(とってぃ)@todateyoshiyuki
https://twitter.com/todateyoshiyuki/status/1303572577428713473

 ある日突然、警察に逮捕された場合、仮に何か思い当たることが
あったとしても「弁護士がくるまで話せません。」と言ったきり
何も話さないのが正解です。何も心当たりがない場合はなおさらです。
弁護士のあてがない場合は「当番弁護士をお願いします。」とだけ
警察の人に伝えれば弁護士が来てくれます。



  黙秘権や弁護人を依頼する権利など、刑事手続きに乗せられた人の
基本的人権についてのつぶやきでした。
 このツイートの反響の大きさゆえ、なんと今日(9月11日)、
戸舘護士がTBSラジオ「ACTION」にて語ります✨
 17時代の、バズッたツイートを掘り下げるコーナーです📻

 これらの人権、つい(善良な)自分には無関係と思いがちの権利
ですが、ある日突然身に覚えのない理由で逮捕されたらどうしますか…?
そんな悪夢のような例は、実は山ほどあります。
 そんな時の正しい対処法を、防災の1つとして、かならず知って
おいてください。パーソナリティの武田砂鉄さんからどんな質問や
ツッコミが来るか楽しみです。
 必聴~~!📣

2020年9月9日水曜日

あすわか編・著「いまこそ知りたい!みんなでまなぶ日本国憲法」 ちょこっと宣伝♪その2



「いまこそ知りたい!
      みんなでまなぶ日本国憲法」
 (全3巻 ポプラ社)
 あすわか編・著
 定価9,900円
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/7175.00.html



 さきほどの宣伝の続きですが…
 3冊まとめると、図鑑みたいな厚さ・重さ。
 これは小・中学生の調べもの学習で役立つものを、というコンセプトで
作られた読み物です。広く深く学べるように、基礎知識から最新の話題、
小ネタまで盛りだくさんです。
 お子さん・お孫さんの通う学校・学童に、贈りませんか☆
 ご近所の図書館でリクエストしていただければ幸いです!


 例えば、「民主主義と立憲主義の関係は?」と聞かれて、大人の皆さん、
すらすらっと説明できますか♪?
 ムムムっ…💦と思ったら、子どもと一緒に読んでみて下さい。



 民主主義=多数決?
 「文句があるなら選挙に勝ってから言え」っていう言説の危うさに
ついても、しっかり書きました🖊


あすわか編・著「いまこそ知りたい!みんなでまなぶ日本国憲法」 ちょこっと宣伝♪その1



久しぶりに、この本のご紹介。

「いまこそ知りたい!
        みんなでまなぶ日本国憲法」
 (全3巻 ポプラ社)
 あすわか編・著
 定価9,900円
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/7175.00.html



 3冊まとめると、図鑑みたいな厚さ・重さ。
 これは小・中学生の調べもの学習で役立つものを、というコンセプト
で作られた読み物です。広く深く学べるように、基礎知識から最新の話題
、小ネタまで盛りだくさんです。
 お子さん・お孫さんの通う図書館に送りませんか☆
または、ご近所の図書館にリクエストしていただければ幸いです!

 例えば、表現の自由や報道の自由の基本知識や現代的な課題とともに、
ヘイトスピーチについてもかなりページ数を割いています。




 多様なルーツを持つ子どもたちが集う教育現場で、子どもたちにも
先生方にも読んでもらいたいところです。

 


2020年9月8日火曜日

東京五輪は「新型コロナに関係なく開催」 なにそれ



 依然として、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が世界規模で
拡大し続けている中での、衝撃の発言。
 国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長が、来年に
延期された東京五輪は新型コロナウイルス感染症のパンデミックに関係
なく開催され、同感染症を「克服した大会」になるだろうと述べた、と
のこと。。。

● 東京五輪は「新型コロナに関係なく開催」 IOC副会長
 https://www.afpbb.com/articles/-/3303272?cx_amp=all&act=all



 ちょっと…常軌を逸してませんか。。。💧
 パンデミックだろうが何だろうが、なにがなんでも開催して「克服し
た」ことにする、と。パンデミックのさなかでも開催すれば「克服した」
ことになる、っていうのは、錯乱気味な言い分です。

 たとえIOCの公式な結論ではないにしても、こういうエクストリーム
なド根性論には、きちんと政府は不快感の表明なりなんなり対応して頂き
たいと思います。
 日本に生きる人たちの命などどうでもいいという暴力的なイベント開催
には、日本国民の命を最優先に動くべき政府がきっぱり拒否反応を示し、
警戒してほしい。
 商業イベントのために、国民の命や健康を犠牲にする必要など、どこ
にもありません。その前提意識が政府と共有できているかどうか、確認
したいところです。


 こうした暴力的な興行のあり方に、私たち一人ひとりが「そんなのあり
えない」「命より五輪開催を優先させるつもりですか」と、疑問や批判を
形にして・声に出して表現していくことが大事です。どんなに微力でも、
無力ではありません💪

政治家の私生活についての報道


 一般的に言って、苦労人が「苦労人にやさしい政治家」になる例も、
冷血な独裁者になる例も、ざらです。
 政治家の生い立ちを報じる意味が仮にあるとすれば、その境遇の中で何に
疑問を感じ、怒り、どのような政治を目指すようになったのか、その価値観
・思想を報じる場面でしょう。
ましてや食の好み、妻との馴れ初め、趣味…これは報道ではなく広報です。

 残念ですが、「苦労人=苦労人に優しい政治家」という公式はなりたちません。
 食の好みも、政治家としての資質とは無関係です。


 そろそろ、
「握手してくれた」
「同じ野球チームが好き」
「涙もろい」
「子どもが同じ中学校」
…そういう理由ではなくて、その政治家がどんな政治をやってきて、どんな社会
を実現しようとしているのか、人権や民主主義への見識がまともかどうか、で
選びませんか。

すべての政党が、女性候補者を『票ハラ』から守る体制を



 自民党の総裁選、一人も女性がいませんね。さすが性差別に寛容な
政党…と虚しい気持ちになりつつも、とにかく性差別のない社会のため
には女性の国会議員を増やすことが急務です。

 立憲民主党の枝野幸男代表は6日、国民民主党などとの合流新党で
自身が代表になった場合、党内に女性候補を養成・支援するための
新たな組織を立ち上げる考えを示したそうです。


● 「票ハラ」防げ 枝野氏 女性候補の支援に意欲 (朝日)
 https://www.asahi.com/articles/ASN9667BZN96UTFK011.html



 「(枝野氏は)新たにできる合流新党に、女性候補者を発掘したり、
支援したりするチームを設けたいという。『票ハラ』(支援者からの
嫌がらせ)や、セクハラ被害に遭わないための対策にも取り組む考え
を示した。」


 女性議員を増やすための、とても大事な取り組みです。
 女性議員を増やしたくても増えない原因の1つに、いざ出馬した女性
候補者に対する「票ハラ」があること、ぜひ多くの人に知って頂きたい。
 男性候補者に比べて、女性候補者には、執拗な“説教”やセクハラをして
くる「支援者」「ファン」がまとわりつきがちです。候補者と有権者と
いう関係なので、候補者はとっさに強く拒絶することもできないことが
多い。拒絶すれば「あの候補者は支援者に冷たい」とあることないこと
言われるかもしれない、という恐怖にも怯える。
 各政党は、「あなたのためを思って言ってるんだ」というマンスプレ
イニング的な女性蔑視が根底にある支援者から、候補者をしっかり守る
組織であってほしい。そういう体制がとれていれば、女性は安心して出馬
できます。党への信頼も強固なものになります。


 性差別のない社会に向けた大きな一歩を、“合同新党”は歩み始めました。
 他の政党は?
 ぜひ、すべての政党を見比べてみて下さい。

避難所での性犯罪に注意



 災害時、避難所では驚くほど性犯罪が起きがちです。
 盗撮、のぞき見はもちろんのこと、物陰での強制わいせつや強制性交も、
残念ながら頻発しています。
 
 行政は、トイレや物陰、暗がりは特に注意して見回り強化して下さい。
人が連れ込まれてしまう可能性のある暗い場所を、レイアウトや照明の工夫
でつぶしてください。

 意識的に女性や妊婦、子どものプライバシー確保とともに防犯に努めて
下さい。子どもや女性に耳を傾けてください。
 万が一、性犯罪が起きたという訴えを聞いても、絶対に「今はそんなこと
対応してる場合じゃ」「文句言うな」と後回しにせず、しっかり対応して
被害者に寄り添ってください。

体育館でザコ寝 ― 国際水準には程遠い避難所での人権保障



 避難所といえば、体育館や公民館でのザコ寝…。
 大災害のたびに見る、痛ましい光景です。痛ましい、と言っている自分が、
明日は同じように被災してザコ寝しているかもしれない、そんな災害大国に
生きています。

 この体育館や公民館の風景が、いかに国際水準に追いつかず、人権が保障
されていないか、諸外国と比較したことはありますか?
 2018年に、あすわか大前治弁護士が寄稿したこの記事は、当時大変な
反響を呼び、今、改めて読み返しておきたいものです。ぜひぜひお読みくだ
さい。

● 自然災害大国の避難が「体育館生活」であることへの
                   大きな違和感 (大前治弁護士)
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56477




 記事の中で、「災害や紛争時の避難所について国際赤十字が提唱する
最低基準(スフィア基準)」の一部が紹介されています。

・世帯ごとに十分に覆いのある生活空間を確保する
・1人あたり3.5平方メートルの広さで、覆いのある空間を確保する
・最適な快適温度、換気と保護を提供する
・トイレは20人に1つ以上。男女別で使えること

 「これは貧困地域や紛争地域にも適用される最低基準である。経済力の
豊かな日本で、この基準を遵守できないとは思われないが、実際には程遠
い。」という部分に、衝撃をうけませんか?

 なぜここまで避難所のクオリティが低いままなのか、それは「救いを
求めることは、被災者の人権である」という意識が共有されていないから
だ、と大前弁護士は分析します。
 自己責任論が浸透してしまっている日本ならでは、かもしれませんが、
被災者は援助を求めることを「申し訳ない」「わざわざ助けてくれる行政
やボランティアにこちらから何か要求するのはわがまま」と思ってしまっ
ているのではないでしょうか。あるいは支援する側にも「支援してあげる」
目線があるのでは。
 
 この災害大国に生きる以上、いつでも、どこでも、誰でも災害に遭う
可能性があります。一瞬にして衣食住がめちゃめちゃになる可能性がある。
誰でも一瞬にして「弱者」になる可能性がある、ということです。
 だからこそ、被災しても、国民の人間らしい暮らし(健康で文化的な
最低限度の生活)を行政は保障する義務がある。税金を払う国民の間で
も「次は自分が被災するかもしれないしお互いさまだよね」というコン
センサスも当然とられるべきでしょう。

 被災者への支援ふくむ「福祉へのアクセス」を、「申し訳ない」と
ひけめに感じたり、「わがままとか怠慢とか思われたらどうしよう」と
恐怖に怯えるのは間違いです。衣食住の危機に立たされている人にそんな
思いをさせる社会に問題があります。
 行政自ら自助共助公助の国づくり」なんて発信するのは、責任
放棄でしかありません。


 正常な人権感覚で、避難所の最低限の整備を、災害大国だからこそ進めて
ほしい。それを行政に求めることは、人間として当然のことだ、という感覚
を一人でも多くの人と共有したいですね。

2020年9月6日日曜日

映画評論家たちの対談本のサブタイトル→「すべての映画は政治的だ!」



 一日で一気に読めてしまうけど深い読み物をご紹介します☆
特に映画好きな人、朗報です~~(もう知ってるよーと言われるかも
ですがw)。

 人権や平等の価値というものは人類共通の普遍的な価値です。
人権侵害や差別は許されない。そんなこと、自由や平等を標ぼうする
民主主義国家であれば当たり前のように憲法に書いてあり、社会でも
コンセンサスがとれている…もののはず。
 ですが…人種差別や民族差別、そして性差別は日本でも諸外国でも
まったく止まず、差別へ無関心(いやむしろ寛容)なリーダーが支持
されるという状況。
 居直るかのように、最低限の人権感覚を踏んづける社会を、2人の
映画批評家が「映画という娯楽」の現在と未来を語りながら国内外の
さまざまな政治トピックを斬る対談本が先月、発売されました。
 大きな声でいえないタイトルですけどね~…💦

『ヨシキ×ホークのファッキン・ムービー・トーク!』
 https://www.eastpress.co.jp/goods/detail/9784781619040
高橋ヨシキ 著 / てらさわホーク 著
すべての映画は政治的だ!
(1,870円 イースト・プレス)

 著者2人の、オカルト映画やSF映画など楽しく批評しまくっている
姿だけ見ている方はびっくりするかもしれませんが、映画を愛し、映画
という娯楽を身体の一部にして、映画を通して世界と真剣に向き合って
きた人が、映画の話をしているはずなのにいつの間にか政治を語ってい
た、というのは、必然すぎる話なのではないかと感じます。
「すべての政治は政治的だ!」というサブタイトルは当たり前だし秀逸
です。

 人種差別、#ME TOO運動、アンチ・ポリコレ、「日本スゴイ」、
歴史修正主義、安倍政権、貧困… 映画という娯楽・文化を語ろうと
思えば避けて通れないし、やはり文化(人間らしさを形作るもの)と
政治は切っても切れないものなのだと再確認できます。「芸能人が政
治を語るな」という声が、いかにバカげたものか、ってことも。
 憲法の勉強、というよりは、人権のセンスないし「人間がよって立つ
べき軸、最低限の良識」の持ち方を確認するための本として、おススメ
です☆


 
 先日、著者2人がラジオでこの本について語っていた部分を一部だけ
書き起こしました。
 (2020年9月2日 TBSラジオ『アフター6ジャンクション』から)

ヨシキ …映画の中身の話ももちろんいいんだけども、やっぱりその、どう
 考えてもここ10年ぐらい、世の中があまりにもひどい勢いでどんどん
 悪くなるので、それと映画との間の折り合いをどうつけるかみたいなこと
 とかもね、あ、真面目か~。

宇多丸 いやめちゃくちゃ真面目ですよ、でもこれ、はなしているうちに図
 らずもそういうトーンになってきちゃった、という?

ヨシキ 問題意識があるから

ホーク 日々やっぱ憂いておりますから…

宇多丸 ホークさんがいうとなんかふざけているように聞こえるけどw
 でもすごいほんとにいろんなトピック…

ヨシキ 時代によって態度っていうかあり方っていうのは変わらざるを得な
 いところがあって。やっぱり、なんていうのかな例えば、世の中でわりと
 まともな価値観が盤石だと思われている時は、そこをちょっとからかいの
 対象にして笑ったり面白おかしくちゃかすという余裕もある。だけど、今
 くらいのほんと予想もしていなかったくらいひっくり返っている状況だと、
 俺とかホークみたいな人間がこともあろうに真面目なことを言わざるを
 得ないというw

宇多丸 要するに前提となる良識の説明から始めないといけないじゃない、
 という。良識が共有されていればそれをからかうことができるけど、そこ
 の説明からしないと、もう冗談すらいいたくない状態っていうか。

ヨシキ なんでレイシズムはダメだぞみたいなところから入んなきゃいけない
 のかよくわからないんですけどね…。

2020年9月4日金曜日

岸田氏の写真、乙武氏の擁護



 自民党総裁(必然的に、次の首相)選に出馬した岸田氏は、ジェン
ダー平等をどう実現するか記者に問われても、「重大な問題です」的
なことしか答えず具体的な政策を語らなかったのは、単に関心が無く
て何も考えてなかったから、かもしれません。

 岸田氏がツイッターで発信した夕食時の写真が多くの批判にされら
れているのはご存知のとおりです。その後の記者会見で「家事は分担
している」と家庭内での夫婦平等をアピールしたとおり、たとえ実際
に平等に家事に取り組む夫婦だった、としても、あの写真を突然SN
Sで発信した場合、どう受け止められるか、ジェンダーに人並みの
問題意識があれば、NGであることに気づくはずです。
 それに気づけなかった、というところ、岸田氏のジェンダー観が、
やはり透けて見えます。

 
● 岸田氏の食事写真が話題 “時代錯誤”の声も、
      乙武氏は「他人の家庭に…違和感に強烈な違和感」(スポニチ)
 https://bit.ly/31V9Ryb




 岸田氏のジェンダー観そのものの問題もさることながら、この乙武氏の
コメントには仰天です。
 乙武氏「他人の家庭のあり方に対してここまで恥ずかしげもなく違和感
を表明できてしまう感性に、むしろ“強烈な違和感”を覚えました。」


 …は?

 政治家が総裁選に向けてアピールに使っている写真を批判して何が悪い
のか、理解に苦しみます。24条を含めた改憲を主張する人の家族観は、
極めて重大な関心事です。

 ジェンダー平等は家庭内でも実現できていなければならない、というの
が憲法24条のメッセージです。それを「いいじゃん、それぞれの家庭
ごとにちがっても」と“肝要に”受け流すのが乙武氏。人権の問題を相対的
に片づけてしまっていい、のなら、自由も平等も「個人の尊重」も絵に
描いた餅です。「それぞれの家庭ごとの自由です」と片付けてはならない
のが、人権であり平等です。

 男女平等にどこまでも無関心でいられる感性に、強烈な違和感を覚え
ます。

2020年9月3日木曜日

批判・疑問を許さない政治の継承


 菅義偉氏が自民党の総裁選に出馬する、と正式に表明しました。

 国民の圧倒的大部分がカヤの外の選挙で、実質的に首相が決まっていく光景
を、「なんなんだろう、これ」と空虚な、あるいは忸怩たる思いで見つめてい
る方は、少なくないと思います。
 しかも、(元号は用いたくありませんが)平成どころか昭和な派閥の論理だ
けで決まっていく、という。

 菅義偉氏は官房長官(政権のスポークスマン)として、あらゆる批判を
「仮定の質問にはお答えできません」「まったく問題ありません」「その
指摘は当たりません」などのセリフで拒絶し、“異論を許さない政治”を守って
きました。
 その菅氏が首相になれば、現政権の「民主主義の破壊」路線は続くという
ことです。

 国民の国民による国民のための政治を、手に入れましょう。

 そのために選挙で、この流れを変えましょう。

 選挙で変えるために、今、めいっぱい、発信しましょう。表現しましょう。

“美人記者”と書く記事が平然と読まれる社会



 すごい記事です。
 タイトルからしてすでに。

● 有働由美子、膳場貴子、そして〝天敵〟美人記者
                                  …菅氏に3人の女刺客 (東スポWeb)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f0d1f173bfdbc4dc65238a0b5944282400a800c



 「美人記者」。
 記者の性別に、わざわざ言及する。
 記者の容姿に、わざわざ言及する。

 男性記者はおよそ起こり得ないことです。

 極めつけは「庶民に親しみやすいキャラを打ち出し、女性の支持を呼び
込むことができるか。」という末尾。
 女性というものは「親しみやすいかどうか」で政治家を選ぶもんだ、と
いう愚弄に、仰天します。

 記者が女性だと、こんなにもムダで有害な声と視線を浴びせる、こうい
う記事が平然と読まれてしまう社会に、性差別のない日は来るのか暗澹た
る気持ちになります。
 さすが、与党の総裁選が、派閥のハンドルを握る高齢男性と中高年男性
候補者と高齢男性官房長官しか登場しない国だけあります。

2020年9月2日水曜日

9月12日(土) おうちでzoom憲法カフェ☕


「withコロナの時代の憲法
         〜おうちでzoom憲法カフェ」



日時: 2020年9月12日(土)
  16:00~18:00くらい

参加方法:PCやスマホからzoomに
        接続してください(要予約)

発信:北九州市旦過市場内「大學堂」から

主催:アスキタ(あすわか北九州)

問合せアドレス:y-tokunaga@juno.ocn.ne.jp  
 (弁護士徳永由華)


<主催者メッセージ>
 コロナ時代の生き方を、憲法に基づいて、あすわか北九州の弁護士と
大学若手講師が楽しく解説!
 zoomは、アプリをダウンロードすればPCからもスマホからも簡単に
接続できます。

 新型コロナウィルスの感染拡大という未曽有の事態のもと、緊急事態
宣言が発令され、外出自粛、営業自粛等、私たちの行動も制限されています。
経営悪化により立ちいかなくなる個人、企業も出てきています。
特別定額給付金等各種給付なども実施されているところですが、十分な
補償と言えるでしょうか。
 コロナ禍において、私たちは、憲法に基づいて、どのような権利を主張
することができるでしょうか。コロナ禍での社会のシステムを、どう考えて
いったらいいでしょうか。
 自宅でゆっくりお茶を飲んだりしながら、疑問に思ったこと、考えたこと
を、チャットに書きこんで、みんなで一緒に語りましょう!


(あすわかtwitter)
https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/1300967065386246144?s=20

種田和敏弁護士の✨バーチャル憲法カフェ✨ 始まりました!



 (自称シャイな)あすわか種田和敏弁護士の連載が8月28日から
始まりました!

✨バーチャル憲法カフェ✨
 おしえて、種田先生!!「となりにある憲法」から考える
 ユニバーサルコミュニティ
~すべての人が生きやすい居場所となるために~

第1回 憲法は「王様をしばる法」?
https://k-cafe-dialogue.net/kenpou-cafe/2246/



 種田弁護士は、著書『だけじゃない憲法』でもすでに才能を証明
済みの、憲法カフェの名手です。
 憲法とはなんなのか、ほかの法律と何がちがうのか、私たちの人生
や生活とどうかかわってくるのか…知っておきたいことばかりです。

*『だけじゃない憲法』
http://saruebooks.com/item/book_02.html



あすわか田中弁護士 首相辞任表明の夜に語りました



 あすわか田中淳哉弁護士が、長岡で講演。
 講演のテーマは『当面する安倍9条改憲発議反対の取り組みについて』。
 あと数時間でスタート、というタイミングで安倍首相が辞任を表明!
 急きょ、少し内容を変え、いつもとちょっと違ったテンションで語りました。

https://j-c-law.com/kenpoukouenkai200828/
 


1.明文改憲
 『安倍9条改憲』はなくなったが、「9条が守られたからそれで
よかったね」という訳ではない、という点を、何度でも確認したいですね。
 9条の例外規定を明文化
「現にある自衛隊を書き込むだけなので、何も変わらない」は本当か

2.自衛隊の変化
 敵基地攻撃能力保有論
 安保法制で変わったこと

3.私たちがやるべきこと
 憲法9条の価値(意義、魅力、生命力)を伝える
 自衛隊の実態に目を向ける


 講演内容は、田中弁護士のブログに詳しく書かれていますので、
ぜひお読みください!

 田中弁護士はじめ、あすわか弁護士への講演依頼、随時受け付けて
おります🌸
(ご依頼については→ https://www.asuno-jiyuu.com/%e3%80%8c%e6%86%b2%e6%b3%95%e3%82%ab%e3%83%95%e3%82%a7%e3%80%8d%e9%96%8b%e5%82%ac%e3%81%ae%e3%81%94%e4%be%9d%e9%a0%bc%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/