2021年1月29日金曜日

天皇制(皇族)と人権 ホリシン弁護士の解説記事をご紹介✎

 

 皇族の女性の結婚が、マスメディアで騒がれていますね。


 憲法24条は、婚姻の自由を保障していますが、これは彼女には

保障されないのでしょうか??

 あすわか堀新弁護士が、天皇制と人権の関係について、とても分かり

やすい解説をしている記事をご紹介します☆彡

 天皇はそもそも国民なのか?という問いから始まり、天皇とその一族

がまるで人権が保障されていない(けれど国民は気にせずありがたがる)

異様な現実を、主権者の一人として自分はどう考えるのか、深い問いに

行き着きます。


● 皇族に人権はない?

 「眞子さまと小室さん」ご婚約内定から見えてきたこととは (毎日)

https://mainichi.jp/articles/20210126/k00/00m/040/295000c



<一部抜粋>

 民間の女性が、男性皇族と結婚して皇族の一員になるとはどういう

ことか。それは1人の国民として憲法上の基本的人権が全て備わって

いたのに、結婚と同時に、その基本的人権の全部または大部分が剥奪

されることを意味する。

 「極端な話ですが、全女性が人権の放棄を拒否すれば、男性皇族の

結婚相手はいなくなります。つまり天皇制は存続できません。上皇后

美智子さまや雅子さまの結婚時はお祝いムード一色で、重要な問題に

もかかわらず、社会がそこまで突き詰めて考える雰囲気ではありませ

んでした」

<抜粋終わり>


 天皇制を尊ぶ人には特に、自分が願う天皇とその家族の幸福とは

なにか、考えるきっかけになる記事ですね✨

 職業選択の自由、表現の自由、婚姻の自由、信教の自由、参政権…

「人が生まれながらにして持っている」人権がほとんど保障されない

家族。それを時にありがたがって旗を振ったり、時にバッシングした

りする国民。

 婚姻についてのバッシングも含め、国民は自分たちの考えるイメージ

・理想像から離れることを絶対に許しません。自分たちの実生活・

実利とはほぼ無関係にもかかわらず、ある特定の家族をそこまで法的

・社会的にがんじがらめにする、奇妙な…とても奇妙な制度だという

ことを、主権者としては、やはり責任もって自覚しておかねばなり

ません。

 天皇制は、「主権の存する国民の総意に基づいて」成立しているの

ですから。


日弁連「核兵器禁止条約について早期の署名・批准を求める」シンポジウム✨


日弁連

「核兵器禁止条約について早期の

          署名・批准を求めるシンポジウム

        ~ 核兵器も戦争もない世界へ」


<日弁連のサイト>

https://www.nichibenren.or.jp/event/year/2021/210226_2.html


<イベント趣旨>

 2021年1月22日、史上初めて核兵器を全面的に禁止する核兵器

禁止条約が発効しました。

 ところが唯一の戦争被爆国である日本は、同条約について、署名も

批准もしていません。

 今回、同条約発効の意義や、核兵器も戦争もない世界の実現へ向けて

必要なことなどについて考えるとともに、同条約について署名・批准を

求めるシンポジウムを開催します。



日時: 2021年2月26日(金)

  17:00~20:00


* Zoomウェビナーを利用したオンライン開催


参加費: 参加費無料・事前申込制


参加対象・人数: どなたでもご参加いただけます。



<内容(予定)>

○基調講演 : 核兵器禁止条約の発効の意義

  山田 寿則 氏(明治大学法学部兼任講師)


○個別報告

  太田 昌克 氏(共同通信社編集委員/早稲田大学・長崎大学客員教授)

  和田 征子 氏(日本原水爆被害者団体協議会事務局次長)

  林田 光弘 氏(ヒバクシャ国際署名キャンペーンリーダー)

  高橋 博子 氏(奈良大学文学部教授)

  中村 桂子 氏(長崎大学核兵器廃絶研究センター准教授)

 * その他、外務省関係者も登壇予定


<申込方法>

 以下のWEB申込フォームから事前に

お申込ください。

 申込期限:2月19日(金)

https://form.qooker.jp/Q/auto/ja/tpnw/0226sympo/


2021年1月28日木曜日

蓮舫議員「まだ自助を言うんですか」


ぜひ、この動画をご覧ください。↓

https://twitter.com/ChooselifePj/status/1354625389688020996?s=20



 蓮舫議員の「まだ自助を言うんですか」という怒りのこもった質疑

に、共感される方も多いのでは。正確には下記のとおりです。

ご参考までに。


菅首相 私、先ほどこの生活保護という言葉をさせていただきました

  けど、自助、共助、公助、その中の話の中であります。やはり、

  まずは自分でできることはやはり自分でやってみる。そして、

  家族や地域で支えてみる。それでも駄目であったら、必ず国や

  地方団体がしっかり支えてくれる、そうした社会にしたいという

  中で、そうしたことをとにかくやり遂げて、最後はそうした国の

  セーフティーネットもあるわけですから、そうしたことを信頼する

  社会をつくっていきたいという形の話をさせていただきました。

 今、このコロナ禍の中で皆さん大変な思いをして生活していることもこれ事実だというふうに思います。その中で、政府とすればできる限りのことをさせていただくのはこれ当然のことであります。いろんな、今回の中で支援の漏れる方がいらっしゃるという話もありました。いずれにしろ、いろんな方からお話を伺う中で政府としては対策を講じていきたいというふうに思います。


蓮舫議員 まだ自助を言うんですか。もうみんなやっていますよ。本当に

  やっていますよ。それでも生活できない、仕事がなくなる、食べられ

  なくなる、ぎりぎりで頑張っていますよ。もう自助を口にするのは

  やめてもらいたい。でも、よく分かったのは、その考えだから、この

  予算案の中身こういうふうになっているんだと、理解できました。

  いいですか。新型コロナウイルス対策、感染拡大、23%ですよ。

  ポストコロナ、コロナ収束後の経済予算が61。余りにも自助で頑張れ

  ない人たちへの補償が盛り込まれていないんじゃないですか、この予算は。



「最終的には生活保護ある」by 首相


 菅首相は昨日の参議院予算委員会にて、定額給付金の給付について

「予定はない」と改めて答弁しました。政府のセーフティーネットと

して「最終的に生活保護がある」とも語りました(立憲民主党の石橋

通宏議員の質疑に対して)。


● 定額給付金の予定ない、最終的には生活保護ある=菅首相 (ロイター)

 https://jp.mobile.reuters.com/article/amp/idJPKBN29W07Q?__twitter_impression=true



 「最終的には生活保護がある」と述べたところのやりとりは、下記の

とおりです。


石橋議員 収入を失って路頭に迷う方々が多数に上っています。

  命を落とされている方が多数に上っています。政府の施策は届いて

  いるんでしょうか。


菅首相 例えば大事なのは、私は雇用と暮らしだと思っていました。

  やはり雇用を守り、暮らしをしっかり支えていく、そういう政策、

  これはいろんな声があると思いますけれども、できる限りのことに

  ついては対応させていただいてきている、このように思っています。


石橋議員 では、今日の質疑も含めて、政府の施策が届いていないことが

  明らかになれば、菅総理、総理の責任において即刻届けていただく、

  お約束いただけますか。


首相 それは、いろんな見方があるでしょうし、いろんな対応策もある

  でしょうし、政府には最終的には生活保護という、そうした仕組みも

  ですね、最終的にですよ、そうしたこともしっかりセーフティーネット

  をつくっていくという、それが大事だというふうに思います。


石橋議員 いや、ちょっとびっくりした答弁もいただきましたが、

  ちょっとこの後、今日、様々な施策について確認をしてまいります。

  総理、是非、必要な人たちに必要な施策が届いていないということ

  が明らかになれば、総理の御判断で即刻対応いただきたい、まず

  そのことをお願いしておきたいと思います。


* * * *

 「最終的には生活保護がある」って…もちろん、首相の言うとおり、

 生活保護は生存権を保障するための当然の権利行使ですから、必要で

 あれば躊躇なく申請すべきです。

 しかし、いざとなれば生活保護を迅速簡便に利用できるかのように

 首相は言いましたが、水際作戦を横行させ異常なまでに不正受給を

 クローズアップして受給者バッシングを煽り、生活保護を限りなく

 使いづらい制度にしてきたのは政府・与党です。

 

  それに、最終的には、たしかに生活保護はあります。

 でも、困窮した国民に対して最後のセイフティーネット「しか」

 用意しないのは、国民の人間らしい生活をなんとかして維持しようと

 いう意識が致命的に無い証左ではないでしょうか。

  他方で観光業には兆単位の支援を準備するというアンバランスさ。。。

 「人命は後回し」が色濃い予算です。

 


「言葉が足りない」という批判に「失礼だ」と逆ギレする首相


 1月27日の参議院予算委員会で、蓮舫議員が質疑に立ちました。

 自宅待機中に亡くなられた方々についてのやりとりは以下のとおりです。


蓮舫議員 この29人の命、どれだけ無念だったでしょうかね。

  総理、その重み分かりますか。


菅首相 そこは大変申し訳ない思いであります。


蓮舫議員 もう少し言葉ありませんか。


菅首相 心から、申し上げましたように、大変申し訳ない思いで

  あります。


蓮舫議員 そんな答弁だから言葉が伝わらないんですよ。

  そんなメッセージだから国民に危機感が伝わらないんですよ。

  あなたには総理としての自覚や責任感、それを言葉で伝えようと

  する、そういう思いはあるんですか。


菅首相 少し失礼じゃないでしょうか。私は、少なくとも、総理大臣に

  昨年の9月16日に就任してから、何とかこのコロナ対策、一日も

  早い安心を取り戻したい、日本そのものに、そういう思いで全力で

  取り組んできたんです。そういう中で、必死の中で取り組んでくる

  中で、私自身はできることはさせていただいてきています。


 蓮舫議員の批判は、結果責任を負う政治家が、まともな責任の取り方

どころかまともな真摯な謝罪すらできないことへの批判に過ぎないの

ですが、まさかの「失礼じゃないでしょうか」。。。


 菅首相が、言葉を軽視する、というかコミュニケーションそのものを

軽視する人柄だということは、以前から言われてきたとおりです。

論理や科学が通じないだけでなく、「人に思いを伝える」対話や議論が

できないのは、「命令」「恫喝」それに対する「服従」しか人との関係を

とってきたことがないから、でしょうか。

 国民の声を謙虚に聞くべき政治家の態度ではないことは確かです。

 「全力で取り組んでる」のだから言葉が足りないと批判するのは失礼だ、

という意味不明な逆ギレをするところからも、それは明白なのではない

でしょうか。


2021年1月22日金曜日

核兵器禁止条約、ついに発効


 ついに今日(1月22日)、核兵器禁止条約が発効されます✨

 核兵器は廃絶されるべきものだ、というシンプルなコンセンサスを

とるまでの道のりがどんなに険しかったか、尽力された被爆者はじめ

世界中の方々の崇高な努力に心より敬意を表します。


 他方で「核の傘」を正当化して、核廃絶へのリーダーシップをまった

くとろうとしない日本政府の態度には失望します。核兵器を必要悪かの

ようにとらえるのは時代錯誤です。国際NGO「核兵器廃絶国際キャン

ペーン」(ICAN)の川崎哲さんが、条約の持つ核保有国への力や核兵器

が時代遅れの兵器であることなど、明瞭に語られた記事をご紹介します。


● 核はもはや使えぬ兵器 ICAN川崎哲氏「安保論は亡霊」 (朝日) https://news.yahoo.co.jp/articles/1a80fe16e325e11a5e2d784ab743fbe2b467d9e6



<一部抜粋>

――核保有国や「核の傘」などに依存する国は背を向け、「実効性

がない」という見方もあります。


 条約発効の影響は、批准国を縛る法的拘束力だけにとどまりません。

核保有国は政治的、経済的、社会的な圧力に包囲されることになります。

対人地雷やクラスター弾の禁止条約では、発効後、批准していない国で

も兵器の生産、取引、使用が激減しました。新しい国際規範が成立した

ことで、金融機関が国際法で禁じられた非人道的兵器を作る企業への

融資・投資をやめていったからです。核兵器がこれに加わります。

そのような動きが進んでいるからこそ、核保有国が次々と条約を批判

する声を上げています。それ自体が、この条約の実効性のあらわれだと

言えます。

<抜粋終わり>


 かんじんのアメリカ、ロシア、中国が入ってないんじゃ実効性ない

じゃん、という考えがいかに浅薄か分かりますね。

 安倍政権はずっと「我が国は粘り強く各国の橋渡しのための努力を」

とはいうものの実際には何もせず、むしろ「核の傘」を頑強なものへ

と求めていました。そんな恥ずべき政治は、もう終わらせましょう。


2021年1月21日木曜日

枝野代表が選択的夫婦別姓の実現を強く要求


 立憲民主党の枝野代表が、衆院代表質問で、選択的夫婦別姓の実現

を強く訴えた、とのこと。👏


● 選択的夫婦別姓「党議拘束外して採決を」 首相に枝野氏 (朝日) https://www.asahi.com/articles/ASP1N6KFKP1NUTFK00R.html

<一部抜粋>

 枝野氏は「自民党の中はバラバラのようですから、党議拘束を外して

採決しませんか」と質問した。菅氏は「わが国の家族の在り方に関わる

事柄で、国民の間にもさまざまな意見がある」としたうえで、「国民

各層の意見や国会における議論の動向を注視しながら検討を進めていく」

と述べるにとどめた。

<抜粋終わり>


 首相の熱意の無さが伝わってきます…((+_+))


 一体これ以上、なにを「注視」するというのでしょう?

 別姓を望む人たちは、待ちくたびれるほど待っています。

十分すぎるほど手段を尽くして裁判でもたたかってきました。

 国連からはずっと別姓の選択肢を設けるべきだと勧告され続けています。

 事実上の性差別の温存装置をなくすことは、だれにとってもデメリット

はありません。

 すべての夫婦は同姓であるべきだ、という考えは、性差別の容認です。

 自民党内部のウルトラ保守ともいうべき一部の議員たちの妄執に付き

合っていては、この国に生きる女性は永遠に一人の人間として尊重され

ないし、この国は真の意味での「文明国家」にはなれないでしょう。

それほどの危機を感じるジェンダーギャップです。

批判を“ケチ”と一蹴する政治家に民主主義国家は担えない


「それじゃあ、他の政党が何ができますか。他の政治家が何ができ

ますか。今、全力を尽くしてやっているじゃないですか。

いちいちそんなケチつけるもんじゃないですよ。

与党になっていればいい時ばかりではないんですよ。

いかなる時も与党は与党としての責務を果たさなければならない」


 昨日も書きましたが、この二階幹事長のインタビューでの発言は、

看過できません。


● 二階幹事長“政府にケチつけるな”発言に「引退して」と批判殺到 (女性自身) https://jisin.jp/domestic/1941415/


 二階氏がここまで傲慢に独裁志向を吐露するのは、「こう言っても

選挙では勝つし、支持率は下がらない」と計算しているからです。

 私たち国民はどこまでも愚弄されている。。。

 民主主義国家の政治家がいう言葉ではありません、よね。

  彼は、国民の声を政治に反映させようという気が全くない。

批判に耳を傾けずすべて“ケチつけんな”と一蹴するのですから。

ただただ自分の欲望を満たすための政治を志向していることだけは確かです。


 この言葉を聞いて、なお、この政権を支持しますか?

2021年1月20日水曜日

五輪「コロナに打ち勝った証」は「やり遂げること」 ???


● 橋本聖子五輪相が見解 「コロナに打ち勝った証」は「やり遂げること」 (デイリー)

https://news.yahoo.co.jp/articles/d32f22befc76de9927a2cc09c41ea5bc00dce1da


<一部抜粋>

 橋本五輪相は「どうすればコロナに打ち勝った証なのか」と問われ、

「個人としてはコロナ禍、アフターコロナを見つめる中で、レガシーと

して世界が自然災害や感染症などあらゆる危機、直面している課題を

東京五輪を通じて一丸となってやっていく。先進国として成熟した国家

としてやり遂げることが重要だと思っている」と、見解を述べた。

<抜粋終わり>


 (*_*;)、、、

 ちょっと、耳を疑うほど支離滅裂でびっくりします。。。


 なにがどうなれば「コロナに打ち勝った」ことになるのか基準や要件を

聞いているのに、まったく回答になっていません。どんな形になろうが

やれば「勝ったことになる」って…競技場の外で感染爆発しても!?

 コロナがどうだろうが、とにかく開催することだけは決まってるんだ

(意義なんてどうでもいい)という本音が、むしろ強く伝わってきます。

 その莫大なお金があれば、解雇や倒産で困窮している国民の人間らしい

生活を支えられるだろうに、、、崩壊している医療現場に投入すれば医療

従事者の人件費に充てられるのに、、、感染の危険と隣り合わせのエッセ

ンシャルワーカーへの支援もできるだろうに、、、。


 そういう国民の命や暮らしに、少しでも寄り添う価値観があれば、

「開催一択」にはならないはずなのですが。


「いちいちケチをつけるな」二階幹事長の独裁志向の吐露


 こちらのツイートをご覧ください。NHKクローズアップ現代+に出演

した自民党の二階幹事長の映像です。

https://twitter.com/soulflowerunion/status/1351616235729915904?s=20



 政府の対策は十分なのか?という批判に対して、二階幹事長が

「今全力を尽くしてやってるじゃないですか いちいちそんなケチを

つけるものじゃないですよ」と逆ギレ…。

 国民も野党もメディアも黙って従ってろ、という独裁志向の吐露です。

いちいちケチをつけるな、と、おそらく党内でも菅首相と同様、恫喝して

今に至るのでしょう。非科学的・非論理的な政権がこのような政党幹部に

支えられているのは、とても納得がいきます。

 この「異論を許さない政治」が、国民の命と暮らしに寄り添うわけが

ありません。


 「いかなる時も与党は与党としての責務を果たさなければならない」

とも述べていますが、果たしていないから批判しているのです。。。


 憲法に忠実な、国民の命を最優先にする政治を実現するには、この政権

ではムリなのでは。

 一人ひとりの主権者が、投票で答えを示さねばなりません。



2021年1月19日火曜日

オンラインイベント 31日まで視聴可能!✨


 17日のオンラインイベント、多くの方にご視聴頂けたようで、

心から感謝いたします🌸

 あすわかPRESENTS

2021 コロナ禍のモヤモヤは政治の入り口!

〜相談員 柳澤&前川 みんなのグチ聞きます・褒めます・エンパワします〜

 https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/164291



 柳澤協二さん、前川喜平さん、お2人とも専門外のテーマでも雄弁

に語られて、理知に富んだコメントが次々に出てきました。

 あるべきコロナ対策、メディアのあり方、政治的アクションの起こし方、

学校やPTAとの関係、国際関係…皆さまから頂いた「モヤモヤ」は多岐に

わたり、どれも「あと10分聴いていたかった」という感じに詰め込んで

しまいましたが、あれこれ楽しく話せたかなと思います。

(頂いた投稿をすべてご紹介することができず申し訳ありません!)

 また、ひと言では表せない「モヤモヤ」を登壇した全員で共有できま

した。投稿から見えてくる、これまでの苦労や努力、正解が見えない不安

など、読んでてスタッフもゲストもとても胸に来るものがありました。

モヤモヤでつながり合うって、大事ですね!゜(T^T)゜。🍀


 イベントは終了しましたが、チケットご購入頂ければ31日まで

ツイキャスでお好きな時間に視聴できます!

当日、ご都合合わなかった皆さま、今からでもまったく遅くありませ

ん(^ ^♪ ぜひチケットをお買い求めいただいて、都合よい時間に

ご視聴ください~。

 チケット購入→https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/164291



* * * チョイ出し・柳澤さんの名コメント抜粋 * * *


 (政権のコロナ対策について)

 専門家の役割と政治の役割は違う。専門家は科学的知見に基づいて

最悪のシナリオを科学的に導き出す。一方で政治は、「最悪のシナリオ」

にだけ依拠していても何もできないのでどこかで見切りをつける決断が

必要。科学的リスクを十分にカバーできなくてもやらなきゃいけないこと

はあると思うが、そのときに「国民にリスクをきちんと説明する」ことが

大事。リスクを共有し、その上で「協力してほしい」、という話が必要。

丁寧な国民との意思疎通をしないことが政権の大きな失敗要因。


 コロナは未知だが結果が深刻で重大なリスクがあることは分かっている。

政府は「GOTOによって感染拡大したというエビデンスがないから続ける」

と語るが、重大なリスクをはらむものに対する基本的な構えは「エビデンス

がないから続ける」のではなくて、「安全だというエビデンスがないから

やらない」のはずである。国民と対話していないということと、リスクに

対応する基本原則を踏み外している二重の意味で、政府のコロナ対策は失敗。


2021年1月16日土曜日

いよいよ明日開催! 2021 コロナ禍のモヤモヤは政治の入り口!

あすわかPRESENTS

2021 コロナ禍のモヤモヤは政治の入り口!

〜相談員 柳澤&前川 みんなのグチ聞きます・褒めます・エンパワします〜




 柳澤協二さん×前川喜平さん×あすわかの、カジュアルな政治トーク
イベント、いよいよ明日開催です
桜

政治への違和感、あれやこれやおしゃべりします(^^♪

チケット購入はお早めに!→https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/164291
* オンライン配信のみのイベントです
⚠

コロナ禍のこの状況下で、5兆円を超える防衛費


 今、国の予算はどこに使われるべきでしょう?

 この貧困、医療現場の惨状、保育園や学校の状況を思えば…


 ですが、政府は、まったくちがうことを考えているようです。

 2021年度予算案で、防衛費は7年連続で過去最大を更新し、

5兆3422億円となったそうです…。


● 防衛費最大に 敵基地攻撃を先取りか (東京)

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/79989/


<一部抜粋>

「見過ごせないのは将来『敵基地攻撃能力』への転用が可能とみられる

防衛装備品の調達経費が多く盛り込まれていることだ。

 相手のミサイル発射基地など敵基地への攻撃について、歴代内閣は

憲法が認める自衛の範囲内としつつ、実際に攻撃できる装備を平素から

保有することは「憲法の趣旨ではない」としてきた。」

「レーダー網をかいくぐって飛行可能な最新鋭ステルス戦闘機F35の

取得費、ヘリコプター搭載型護衛艦『いずも』を事実上、空母化する

改修費用も盛り込んだ。

 敵基地攻撃への利用は否定するが、性能上は日本領域内から他国領域

への攻撃が可能で、専守防衛を逸脱する恐れがある。

 結論すら出ていない『敵基地攻撃能力の保有』を先取りするような形

での調達は見過ごせない。

<抜粋終わり>


 まず、「この状況下で」「5兆円」を「軍事」に、という驚き。

 そして「憲法9条に違反してる可能性大なのに、お構いなしに進める」

ところ。

 どのアングルから見ても、こんな税金の使い方はおかしい。

 まだ知らない人に向けて、伝えませんか。マスメディアにも、たくさん

このことを報じてもらう必要があります。

 

恫喝は、ウイルスには無力です

 

 コロナ禍、「リーダーが誰か」は、自分の命を左右することなん

だな、と、肌で感じる人が少なくないのでは。

 頭では分かってたけれど、ほんとうに投票って文字通り「命を

かけた選択」といっても言い過ぎじゃないな…と、思い知る感じで

はありませんか?

 菅首相の姿を見ながら、なぜこんなに言葉に力がないんだろう、

とか、なぜこんなにしどろもどろな人が「切れ者」扱いされてたん

だろう、とか、不思議なことはたくさんあります。


● 「尾身さんを少し黙らせろ。後手後手に見えるじゃないか」

  “やり手”のはずの菅首相、新型コロナで無力な理由 (文春オンライン)

 https://bunshun.jp/articles/amp/42865?page=1


<一部抜粋> 

 菅は自分の意に沿わない者を敵とみなし、潰しにかかる。それは自民

党議員や官僚、メディアといったインナーサークルの住人に対してで

あって、本来、対峙すべき相手やコトに対してではない。だから菅は

昨年来、ウイルスと戦うのではなく、「GoTo」に反対する者と戦って

いる。そもそも人事権や同調圧力、恫喝を使いこなす菅の能力など、

新型コロナウイルス相手にはまったくの無力である。

<抜粋終わり> 


 裏方で恫喝しかしてこなかった人が、いざ矢面に立った時に、だれか

と言葉を尽くして議論できるかと言われればムリな話です。。。

権力闘争が手段ではなくて目的になってしまった人に、「目指す社会」

像はありません。

 威圧して黙らせることしか技がない人が、国民の悲痛な訴えに耳を

傾けて命や暮らしを守る政策を思いつけるはずもない。

 補償を!という要求に対して、まさかの「罰則」を出してくる…

おそらく、罰則しか思いつかないのでしょう。それも、この人にとって

は自然な話です。


 主権者として、この国に生きる人間として、命と暮らしを安心して

託せる人ではない、というモヤモヤを、しっかり発信していきましょう。

文字どおり、命を守るために。

2021年1月15日金曜日

会食自粛でストレスがたまる首相←辞めればいいのでは…


 「菅首相の疲労とストレスの蓄積を不安視する声が広がっている。」

という、広報のような記事がありました。


● かみ合わない質疑・言い間違い続出…会食自粛の首相、ストレス蓄積? (読売) https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210114-OYT1T50218/



<一部抜粋>

 感染拡大のさなか、計8人でのステーキ会食に参加して批判を浴びた

ことを受け、昨年12月17日からは夜の会食も自粛中だ。自民党内

からは、会食自粛でストレスを抱えるだけでなく、「集める情報が減れ

ば、判断に影響しかねない」(ベテラン議員)と懸念する声も出ている。

<抜粋終わり>


 会食自粛でストレス、って…「は?」としか…( ゚Д゚)

 その「会食(とゴルフ)が主な情報収集と政治の場」という謎文化が

そもそもおかしいのであって、その文化を終わらせられずにストレスが

たまって判断に影響が出るほどなのであれば、辞任して下さって結構

です。こっちは、命がかかってるのですから。。。

2021年1月14日木曜日

入院拒否のコロナ感染者に懲役刑、の政府案


 政府が、感染症法を改正して、入院拒否の感染者に対して1年以下

の懲役または100万円以下の罰金を想定しているそうです。。。


● 政府、入院拒否のコロナ感染者に懲役刑想定 (共同) https://this.kiji.is/721985680068526080


…( ゚Д゚)

 感染者を?懲役刑?

 身柄拘束、刑事手続き、収監先など、どのようなシミュレーション

をしたのでしょうか。そんな人的資源・設備・予算がどこにあると

いうのか(司法関連予算は、削りに削られています)…。現実には

医療崩壊が起きていて、まったく人材も施設も足りないのに、なにを

遊んでいるのでしょう…

「権力に逆らう奴は牢屋にぶちこめ」という野蛮で幼稚な妄想の産物

でしかありません。


 脅して従わせることしか思いつかないところ、この政権の担い手

たちの人権感覚の致命的な欠如をイヤというほど露呈させています。

現在、まともな補償がないまま強い「営業時間の短縮」が要請されて

いますが、みんな朝から夜まで道楽や趣味で商売しているのではあり

ません。生活していくために必死に働いて、店を閉めろと言われても

自分が働かなかったら(店を閉めたら)自分や家族・従業員たちは

どう生きていけばいいのかという瀬戸際に立たされている方々の

ジレンマは、察するに余りあります。補償があれば安心して店を閉め

られるのに。なのに、政府から出てくるのは「罰則」。犠牲を強制

されて、怒るのは当然でしょう。


 一体、なんのために国家は存在するのか。その根本に応えるべき時

が来ています。誰一人として取り残さない、すべての人が人間らしく

生きる社会を追及する気がないなら、政治の舵取りをする資格はない

のではないでしょうか。

首相、回答「控える」100回!


 菅首相の答弁能力の欠如ないし言葉を尽くさずコミュニケーション

を断ち切る姿勢は、過去の首相と比較しても抜きんでているそうです。


● 首相、回答「控える」100回 安倍氏63回 丁寧な説明も回避 自民内にあきれ、国会運営不安視 (北海道新聞) https://news.yahoo.co.jp/articles/fce778178f89caa31d7ebf09998248f57135aa58



<一部抜粋>

 国会会議録などを北海道新聞が集計したところ、与野党の質問に

対し、首相が答弁で「控え(る)」と述べたのは計100回。

過去の臨時国会での首相答弁と比較すると、会期はおおよそ同じ

もかかわらず、旧民主党政権時代の2011年の野田佳彦氏の11回

の9・1倍、19年の安倍晋三氏の63回と比べても1・6倍と、突出

して多かった。

<抜粋終わり>


 何度も書いていますが、国民・国会・メディアへの言葉を尽くした

説明は、政治家の基本的な責任です。「回答を控える」とかいって、

なにか控えめな表現ですが、「答えません」と拒絶しているわけで、

そんな責任放棄(逃亡)が許されるはずがありません。

その能力・気力がない。


 「人事に関することだから回答を控える」「捜査中だから回答を

控える」と、なにかと理由をつけますが、回答してはいけない理由に

なっていません。答えてください。


 記事中では自民党内からも「答弁がしどろもどろ。通常国会が思い

やられる」「大臣と同じ、と言ってしまっては何のための首相答弁か」

と批判が出ていると書かれていますが、そういう人を総裁に選んだ

自民党自身の責任も重すぎるほど重いわけですから、言葉を尽くす

誠実な総裁を選んで下さい。

 国民との対話・コミュニケーションを拒絶する人がリーダーでは、

民主主義国家として、もたない。うすうす気づいている人は少なくない

はずです。その危機感を、一人でも多くの人と共有したいところです。

(恫喝して威圧して黙らせることだけが得意技な菅氏を首相の座に

つけてしまった自民党、ひいては自民党を選挙で勝たせてしまう

主権者の責任、でもあるわけですが…💧)


命を脅かすのは、ウイルスというより、政治なのでは…


 日本医師会会長が、現在の医療提供体制について「全国的に医療崩壊

がすでに進行している。」と述べました。


● 「医療崩壊すでに進行、手遅れ感否めない」日本医師会長 (朝日) https://www.asahi.com/amp/articles/ASP1F5WY6P1FUTFL00V.html?ref=amp_list_title


 「首都圏など宣言対象地域において、通常の患者受け入れを断る

など、すでに医療崩壊の状態になってきている。心筋梗塞(こうそく)

や脳卒中で倒れた患者の受け入れ機関が見つからない、がんの手術が

延期された、ということが現実化している」


 私たちは、新型コロナウイルスというより、無策な政治によって、

命を脅かされているのではないでしょうか。


 国民の命を最優先にせず、医療現場からの必死の訴えに耳を貸さず、

利権と目先の経済にとらわれ科学と論理を捨てた政権(と行き当たり

ばったりにしかものを考えられない首相)が、確実に国民の命と健康

にとって脅威になっているのでは。


 おかしい、という違和感・疑問・いらだちを、形にしましょう。

発信しましょう。

 それでも、この政権を支持しますか? 

2021年1月9日土曜日

コロナ禍で感じる政治へのモヤモヤ・違和感をメールで大募集! ✉✨


あすわかPRESENTS

2021 コロナ禍のモヤモヤは政治の入り口!

〜相談員 柳澤&前川 みんなのグチ聞きます・褒めます・エンパワします〜


1/17(日)のオンラインイベントで柳澤協二氏と前川喜平氏が相談員(笑)

として取り上げます!どしどしお寄せ下さい👍
メール宛先→ moyamoyatalk.asuwaka2021@gmail.com
チケット購入&イベント詳細→ https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/164291




* 緊急事態宣言の発令に伴い、無観客でオンライン配信のみのイベントに
変更となりました。ご自宅からお気軽にご参加ください!

2021年1月8日金曜日

特措法で罰則強化?


 さきほどの投稿で紹介した記事にもありましたが、菅首相は新型

コロナウイルスに関する特別措置法改正案については「罰則などに

より強制力を付与し、実行可能な法案を早期に国会に提出する」

述べました。

 

 何に対しての罰則なのかは定かではありませんが、今回のような

「営業自粛」の要請に従わないケースを念頭にしているのだとすれば、

単純に考えて、憲法29条で保障された「営業の自由」を、まともな

補償なく侵害することは憲法違反になります。罰則で脅せばいい、

という発想は極めて人権感覚に欠けた野蛮なものです。


 「公共の福祉」の名の下に、なんの経済的フォローもなく、犠牲に

なってくれと言われて受け入れられるわけがない。

 補償をどうするのか、しっかり注視をしていかなければなりません。

 飲食店だけの問題ではありません。誰もが「次は自分の業種が狙わ

れるかもしれない」のです。




首相の会見 漠然とした「意気込み」でOKなわけない

 

 緊急事態宣言の発令についての菅首相の記者会見での言葉が、

とても「中身のない」もので、手厳しく言ってしまえば…

文字通り「空虚」です。


● 菅首相「ありとあらゆる方策を」

             特措法改正で強制力高めたい意向示す(毎日)

https://mainichi.jp/articles/20210107/k00/00m/010/237000c


<一部抜粋>

 首相は「1カ月後には必ず事態を改善させる。そのためにも私自身も

全力を尽くす。ありとあらゆる方策を講じる」と意気込みを示した。

<抜粋終わり>


 …例えば、何がどうなれば「改善した」と考えるのか、さまざまな

データを示しながら具体的な説明をしてくれないと、なにも理解でき

ませんよね。こんな漠然とした言葉の羅列は、「説明」ではありません。

 「ありとあらゆる方策を講じる」と抽象的に語りますが、例えば

検査体制、医療現場への支援、補償etc、今まで怠ってきたのは何故

なのか、それへの責任をどうとるのか、すべて具体的に語らせないと、

首相の説明責任は果たされたことにはなりません。

 「意気込み」を語ってくれれば国民は満足ですか?

「選手宣誓」みたいな言葉だけで、安心ですか?

 ちがいますよね、国民の命を守るためにどう動くのか、何をする

つもりなのか、言葉を尽くして語ってくれないと納得できません。


 記者は、なぜ質問しないでしょう。記者は、国民の代表として会見場

にいるのですから、国民の「知る権利」にしっかり応えるべく毅然と

追及して下さい🔥



会食の全面自粛はぜったいにイヤだという意思すら感じる議員たち

 

 「4人以下、8時まで」なら会食OKにしようとしたら医師会会長

から批判され、「国会議員も会食の全面自粛を」と求められたら、

ルール作り自体を止める国会議員たち。


● 国会議員の緊急事態宣言下の会食ルール作り見送り

                各自が判断へ 議運委理事会 (産経)

https://news.yahoo.co.jp/articles/5dd57841de75b6973d6926b510fa38cc29ae70e9


 全面自粛なんか絶対イヤだ、という固い意思を感じます。。。

 医師会会長の「まず隗より始めよだ。国民に生じた緩みの解消に

つながる」という発言が、まったく通じないようです。

 与党側から出たという「国会議員として、自覚を持って対応する

ことでいいのではないか」という発言、完全に“おまいう”案件では

ないでしょうか。しっかり全面自粛を求める政党はどれか、政治家

はだれか、見届けましょう。


 何を最優先にしなければならないのか、国民にどういうメッセージ

を示すべきなのか、何も考えていない国会議員が与野党内に少なく

ないことは、政権が科学を軽視していることと無関係ではなく、

どんどん非文明的で非論理的な暴走が続く予兆のようで、この国に

生きる主権者として危機を感じずにはいられません。


2021年1月7日木曜日

自分たちは会食OKといまだに思っている国会議員


 国会議員の会食について、自民党の森山国会対策委員長が

「時間は午後8時まで、参加人数は4人以内とすることが望ましい

という考えを示した」、という報道。さらに、このルール案を医師

会会長が厳しく批判した記事です。


● 「国会議員の会食は4人以内に」自民 森山国対委員長 (NHK)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210106/amp/k10012800201000.html?__twitter_impression=true




● 「国会議員の夜の会食、全面自粛を」 医師会長が提案 (朝日)

 https://www.asahi.com/articles/ASP1662WVP16UTFL016.html


 会って話すだけでは耐えられない(会えば何か一緒に飲食しないと

死ぬ)習性がそもそもおかしい、といまだに気づけない政治家に愕然

とします。これが「与野党」が合意した案だとすれば、合意した野党

も同じくおかしい。彼らの周りに「もう会食やめた方がいい」と諫言

するブレーンが1人もいないという恐ろしい事実もまた、恐ろしいこと

です。

 会って話すだけでいいじゃん、一緒に飲み食いすることが「必須」

「不要不急」である根拠を(示せるもんなら)示してよ、と思いませ

んか。手厳しいかもしれませんが、「一般市民はダメ、でも自分たち

はOK」という筋違いの特権意識でもあるのでしょうか。


 医師会会長の「まず隗より始めよだ。国民に生じた緩みの解消につな

がる」との批判は当然です。科学的に、論理的に思考・行動できない

政治家が権力を握っていることは、国民にとって悲劇です。


1月17日(日) 柳澤協二さん&前川喜平さん&あすわかのカジュアル政治トークイベント✨ オンライン配信のみのイベントに変更です⚠


  皆さま、もうチケット購入はお済みでしょうか?(^ ^)?

 https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/164291


 あすわかPRESENTS

2021 コロナ禍のモヤモヤは政治の入り口!

~相談員 柳澤&前川 みんなのグチ聞きます・褒めます・エンパワします~


チケット購入は→https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/164291


* オンライン配信のみのイベントに変更させていただきました!

 販売中のチケットはすべて配信に対応したチケットですので、すでに

 ご購入された方もご自宅からご参加ください🌸


 元官僚トップの柳澤協二氏と前川喜平氏が相談員(笑?)として

皆さまからの(相談)投稿をもとに、あすわかメンバーたちも多数

登場してカジュアルに真剣に政治トークするイベントです☆

たくさん語って、モヤモヤを明日へのアクションにつなげませんか(^^♪

 オンライン配信のみのイベントと変更になりました!皆さまご自宅から

お気軽にご参加ください!政治へのモヤモヤ・違和感のお便りはメールで

絶賛受付中です↓

 moyamoyatalk.asuwaka2021@gmail.com

 (もちろん、匿名とかペンネームとかでけっこうです。)


 仕事、家事、育児、介護などでみんなしんどい日々。でも、そのしんど

さに、政治はしっかり寄り添ってくれてるのだろうか?と疑問に思ったり、

モヤモヤすることはありませんか?

 この政策、あの発言、気になること、なんでもOK!メールで送って

下さい💛

 メールアドレス→ moyamoyatalk.asuwaka2021@gmail.com


緊急事態宣言 国会での説明を拒否して隠れる首相


 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令され

ようとしています。

 まともな補償も無いまま飲食店に営業時間短縮を“要請”する(従わ

なければ店名公表される可能性あり)、犠牲になれといっているのと

何がちがうのか。こないだまでずっとGoToキャンペーンをやって

政府自ら「出歩こう」「外食しよう」と旗振ってきたこととの整合性は?

また、コロナ分科会は「1か月だけでは感染拡大を防げない」と言って

いるのに、なぜ1か月なのか。疑問はたくさんあります。

 国会は政府からこの緊急事態宣言について政府から報告を受けること

になり、野党は菅首相の出席を求めましたが、与党が拒否しました。。。


● 緊急事態宣言発令、菅首相の国会説明は見送りへ

            昨年は安倍氏出席も今回は自民が拒否 (東京)

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/78388


<一部抜粋>

 森山氏は、昨年に宣言した際、期間延長の説明には西村氏が議運委に

出席していたとして「その延長線上の話で、西村氏で対応してもらう

のがいい」と記者団に話した。

<抜粋終わり>


 まさか、こんな局面で、首相が出てこない、なんて。。。💧


 なんというか、イジワルかもしれませんが、「首相を矢面に立たせ

れば、野党からの質問に対してまとも答弁できないのは明らかだから、

隠れたいんだろうし、隠したいんだろうな」…と、想像できてしまい

ませんか。(*_*;

 国民は、いざというときに隠れる場所も逃げる場所もなく、必死に

生活しているのに、行政のトップが自ら言葉を尽くさず隠れて部下に

処理させるなんて、まったく道理に合いません。 

 自分の言葉を持たず、いざとなれば隠れる人に、首相の器・資質が

あるとは思えません。

 このまま自分や大切な人、家族の命と暮らしをこの政権に託して

いいとは、思えません🔥


 感じる違和感、怒り、不安、しっかり発信していきましょう!



2021年1月6日水曜日

野党の要求を無視して臨時国会を開かなかった“事件” (憲法53条の意義)


 2017年、野党議員が憲法53条に基づき臨時国会の収集を要求

したにもかかわらず内閣は3カ月無視し、9月に召集したと思ったら

冒頭で解散しました(何も議論できず、事実上臨時国会は召集され

なかったも同然でした)。

 内閣がこのように野党の要求に応じなかったことは違憲だ、という

訴訟が提起され、那覇地裁では「53条に基づく要求があった場合、

内閣はこれに応じる法的な義務がある」と認められました。

 この判決や53条の意義について、武蔵野美術大学の志田陽子教授

の解説記事です。


● 憲法53条・臨時国会召集裁判の意味 議会制民主主義を支えるもの (論座) https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020122800002.html?page=1


 国会の役割は「立法」のみならず、予算審議や行政監視など多岐

にわたる、と述べた上で、臨時国会の召集を要求できる条件について

定めた53条の意義を解説しています。

 

<一部抜粋>

 53条後段に基づいて臨時会の要求があったとき、内閣の閣僚や

与党所属の議員は、「今期懸案の法案は可決されたのだから、これ

以上の議事に時間を使いたくない」「もう勝敗はついたではないか」

という気分を感じるかもしれない。しかし、「まだ国会で質(ただ)

すべき事柄がある」「この議事を通じて国民に知らせるべき事柄が

ある」と考えた国会議員が一定数以上いた場合には、この議事の要求

を黙殺することは許されない、というのが53条後段の内容である。


 日本国憲法が採っている「議院内閣制」(憲法68条)は、本来は

行政を国会の信任とコントロールのもとに置くための制度なのだが、

現実には、政党政治が組み合わさることによって、内閣に対する国会

の独立性を確保することが難しくなっている。与党の幹部が内閣総理

や閣僚の主だったメンバーを兼ねることになるため、内閣が提出する

法案や予算案に与党所属の国会議員(数として多数派)がそのまま

同調し、結果的に国会が内閣に追従する状態が起きやすいからである。

そうした制度的・現実的前提がある中で、53条後段は、国会と内閣

の関係をあるべき対等な関係へと是正するレジリエンス(自己修復)

の仕組みを担っている。

<抜粋終わり>


 政党政治が深化した議院内閣制の下では、

「与党(国会の多数派)=内閣」なので、

国会の行政監視の機能が弱まりがちです。

53条は、そんなパワーバランスにあっても「おかしい」と声を上げ

る少数派の軽視を許さず、きちんと内閣に応じる義務を負わせる、

極めて重要な条文だと分かります。

 そして、その極めて重要な規定を堂々と無視した権力の罪深さも

また、重すぎるものがあります。


 明らかに、民主主義にとって脅威、である政権を、それでも支持

しますか?

 この“事件”は決して忘れてはならないことですし、まだ続いている

裁判を注視しつつ、「憲法を無視する政権・政党はおかしい」

「いくらなんでもひどい」と、自分なりに発信し続けましょう。

柳澤協二さん出演情報(NHKクローズアップ現代+)


本日、1月6日(水)22:00~

NHKクローズアップ現代+


 元内閣官房副長官補にして安全保障のエキスパートである柳澤協二さん

が出演します。

 テーマは、自衛官の自殺「過多」。

 ぜひご覧ください。


<クローズアップ現代+ ホームページ>https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4500/index.html


2021年1月5日火曜日

年頭会見 「会見」と呼べるのか


 菅首相の昨日の年頭会見は、果たして「会見」と呼ぶにふさわしい

ものだったのでしょうか。


 <首相官邸サイト>https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2021/0104kaiken.html



 結果として、「次の日程がありますので」と、たったの30分で

切り上げられました。その前半は首相が官僚の書いた文章の「朗読」

で、記者の数もそもそも限定され、質問できたのも読売新聞や産経

新聞の記者など数名。。。さらに、質問にしっかり答えたのかと

いえば、例えば、こんな感じでぜんぜん回答になっていない↓💦


<一部抜粋>

 (記者)

 総理、読売新聞の黒見です。

 緊急事態宣言についてお伺いいたします。総理はかねて緊急事態宣言

については、経済への打撃が大きいということで慎重な立場でいらっ

しゃったと思うのですけれども、今回検討するに当たっては、その経済

への打撃を和らげるための対策としてはどういったものを考えていらっ

しゃるでしょうか。


(菅総理)

 まず、この1年間、コロナ対策、コロナ問題に対応してくる中で学んで

きたことが、ここは明快になっているのです。専門家の委員の方も言って

いますけれども、やはり例えば東京ですけれども、6割この発生源を特定

できない方々がおります。その中で大部分は飲食に関係することだろう、

専門委員の方はこう言っております。そうした中で、飲食の感染リスク

の軽減、ここをやはり実効的にするために、ここは早急に検討したいと

いうのが今の考え方です。

 そして、このことについて北海道、大阪など、これは時間短縮、こう

したことを行った県では効果が出て、陽性者が下降してきております。

ただ、東京とその近県3県が感染者が減少せずに高い水準になっている

ということもこれは事実であります。こうしたことをやはり深刻に考え

て、より強いメッセージ、ここが必要だというふうに思いました。

 そうしたことを考える中で、まずは最優先として行うべきというのは、

そうしたリスクの発生源がかなり多いと言われる飲食、そうしたことを

中心にしっかり対応すべきかなと思っています。

<抜粋終わり>


 記者は国民の代表です。記者の質問に答えない(説明責任という基本

中の基本を果たさない)ということは国民の疑問に答えないも同然で

あり、質問を制限したり記者を全員会見の場に入れないということは、

国民とまともに向き合う気がない、といっているようなものです。

 自分の言葉を持たず、なにか国民にメッセージを発しないととも思って

いない菅首相に、この国に住む人間として信頼を寄せるのは困難です。

「この国をどういう国にしたいか」というビジョンがなにも見えてこず、

ただただ恫喝人事の権力闘争を楽しんできたらここに行き着いただけ、

のようにも感じられ、とても寒い心持ちになります。

 


五輪は「開催」一択、という政権に感じる危うさ


 緊急事態宣言が今週中にも発令される(そして一日の感染者が

1000人を超しているという)状況下でも、首相は五輪を予定

通り開催すると宣言しています。


● 菅首相「東京オリンピック予定通り開催目指す」 年頭記者会見 (毎日) https://mainichi.jp/articles/20210104/k00/00m/010/073000c


<一部抜粋>

 東京オリンピック・パラリンピックについて、予定通りの開催を

目指す考えを示した。首相は「感染対策を万全なものとし、世界中に

希望と勇気をお届けする。この大会を実現するとの決意のもと、準備

を進める」

<抜粋終わり>


 「世界中に希望と勇気を届ける」といわれても。。。💦

 今、五輪を開催する意味が大いにある!と納得できるだけの言葉と

しては、あまりにも不十分で、その根拠がなにも示されないことは、

この国に住む人間として不安が膨れ上がるばかりです。

 先行き不透明すぎるこの状況下で、兆単位の予算の大規模興行を

「開催する」一択しか考えない姿勢、に、主権者として極めて危うい

ものを感じざるを得ません。変異種の流入をどうやって防ぐというのか?

今後も様々な変異種が出現して猛威を振るう可能性はあるし、ただで

さえ医療現場はマヒしつつあるのです。そういう疑問や不安に一切答え

ずに「開催」するという結論に固執する姿からは、国民の命を最優先に

する気がまったくないことが伝わります。


 それは、もう、国の政治を舵取りする資格がないと言わざるを得ません。


核兵器廃絶どころか、アメリカに核兵器使用の確約を要求する日本


 菅義偉首相とアメリカのバイデン次期大統領との初の首脳会談で、

日本政府が両首脳の共同声明に「アメリカの核兵器で日本の防衛に

当たる」と明記するよう求める方向で調整している、との報道が。


● 《独自》「核の傘」日米共同声明に明記へ

                                    首脳会談に向け、政府調整 (産経) https://news.yahoo.co.jp/articles/9648c27e7e01b7317f6fa00f561fb5411e0458c9



<一部抜粋>

 日本政府内には平成29年の共同声明発表後、当面は拡大核抑止の

確認は必要ないとの見方もあった。しかし、バイデン氏が副大統領を

務めたオバマ政権には核兵器の先制不使用を検討する動きがあった。

米国が核兵器を先制使用しないのであれば、中国や北朝鮮は米国の

核攻撃を警戒せず、通常兵器で周辺国を攻撃できる。

 日本政府内にはバイデン氏の大統領就任が確実になったことで、

オバマ政権の再来を懸念する声もある。再び共同声明に「核」の明記を

求めるのは、新政権にくぎを刺す意味もある。

<抜粋終わり>


 日本がアメリカに核廃絶を求めるどころか「核を使え」と念押しする

なんて。。。( ゚Д゚)9条に反し、平和的生存権も侵す極めて野蛮な発想

です。(そしてそれを批判するどころか喜んで翼賛する、広報のような

メディア…。)

 他国に核兵器の先制攻撃をそそのかす政権は、国際社会ないし人類

社会にとって脅威と言わざるを得ません。。。

年始なので 「憲法とは?」キホン知識🎍

 

 憲法とは、国民の自由・人権を守るために、権力の暴走を防ぐ装置です。

 『檻の中のライオン』の例えでいうなら、

ライオン(権力)には檻(憲法)の中にいてもらう、という約束です。

 首相・大臣はじめ権力を行使する人は皆、憲法尊重擁護義務を負います

(99条)。

 この原則を、「立憲主義」といいます。



 この立憲主義の原則を、実効性ある原則として命を吹き込むのか、

形だけのものにする(殺す)のかは、国民が「憲法を破る政治家は

許さない」と考えて行動するかどうか、にかかっています。

 国民が常識的な人権感覚と論理でものを考える力があれば、権力を

濫用して自由や民主主義を踏みにじる政治家なんて、必ず選挙で落と

すだろう、と憲法は信じて、諸々の規定を定めているわけです。


 つまり、憲法を破るタガが外れた政治家(政権)を国民が容認・放置

してしまえば、次の選挙でも、次の次の選挙でも、その政権は勝ち、

憲法は死文化してしまうでしょう。


 民主主義は「治者と被治者の自同性」という言葉で表現されます。

政治家の人権感覚がおかしい、ということは、その政治家を選んだ

国民の人権感覚がおかしくなっていることを表します。

 そんな国でいいわけがない、と思う人がどれだけつながり合えるか。

主権者一人ひとりが試されています。