2019年6月28日金曜日

「どんな社会が作りたいか」よりも「反共」が大事 by 日本維新の会


 先日、野党5党派が内閣不信任案を提出し、
 日本維新の会が反対に回り、反対討論に立った足立康史議員から

「念のため申し上げますが、私たち日本維新の会は内閣不信任決議
案に反対と申し上げたのは、別に自民党や公明党と行動を共にした
いからではなく、共産党と同じ行動を取るのが、死んでもいやだか
らであります!」

と…。 ( ゚Д゚)


● 「共産党と同じ行動、死んでもいや」
  不信任案反対の維新・足立氏、議場からは笑いが(J-CASTニュース)
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190625-00000011-jct-soci


 足立議員いわく、日本維新の会は「本質的な意味で自民党にチャ
レンジする正真正銘の野党」

 …意味がまったく分かりませんが、いかなる曲面であろうと
「共産党と同じ行動をとることになるか否か」が決定的なポイント
になり「その行動が招く結果・意味」はどうでもよくなってしまう、
という極めて危うい政党というのは確かです。


 だって、「自らの政策を実現するための近道はどれか」という
論理が「共産党と同じ行動をとることになる」か否かで吹っ飛ぶ
人物(政党)ということです。

 なんならつまり、公約に掲げている政策も、共産党と連携する
くらいなら、やりません、ということです。


 1ミリでも常識があると、「…何言ってるの?」と唖然として
しまいますが…

 「自分の行動が結果として何を招くのか」を考えることができ
ない、というのは「政治ができない」ということです。
 どんな社会を作りたいか、よりも、共産党と一緒じゃない行動
をすることが大事。

 控えめに言ってヤバくないですか…

 怖くて不安で、何も託せません。

2019年6月27日木曜日

子育て中だったり元アイドルだと出馬しちゃいけないのでしょうか(棒) 単なる差別ですねそれは


 元モーニング娘。でタレントの市井紗耶香さんが比例で出馬する件について、
「厳しい意見」がネット上に溢れている、という記事です。

● 元モー娘。市井紗耶香の出馬報道に世間から厳し過ぎる反応 (女性自身)



《2歳の子のお母さんはもっとするべきことがあるんじゃないですか?》

《止めておいた方が良いと思う。彼女にとっても党にとっても》
《きちんとした政治を学んだ人に出馬してほしい》


 …この記事、わざわざ「2歳の子のお母さんはもっとするべきことが
あるんじゃないですか?」というコテコテのジェンダーに満ちた非難を、
ただ紹介するだけで「性差別でしかない」とかひと言もコメントして
いませんね。
 聞くに値する意見として載せている、ということでしょうか。
 
 子どもを産んで初めて政治に関心を持った、急に政治について不安に
なった、という人、いくらでもいるでしょう。
 憲法カフェにはそういった子育て中の方がたくさん訪れてくれます。
 ごくごく自然な流れですよね。

 「もっとするべきことがあるんじゃないですか」?

 は?

 出産・育児をきっかけに政治に目を向ける人への侮辱です。


 主義主張や所属政党の公約に対する批判ならともかく、
「2歳児の母/元アイドルが政治家なんておかしい」という差別心溢れる
バッシングは民主主義にとって非常に有害です。

 子育てしてたら政治に関心もっちゃいけないんですか。
 専門家じゃないと意見言っちゃだめなんですか。
 いつでも誰でも、政治に関心を持ったら語ればいい。声をあげればいい。
 立候補すればいいのです。
 私たちは、彼らが何を語り、どう行動したか、耳を傾け、しっかり見届けて、
選べばいいだけです。
 
 子育てしていない専門家だけが政治を語れるかのような空気を作る言説
(それを批判せずに紹介する報道)は、民主主義を首を絞めます。

6月29日(土) 倉持麟太郎弁護士×山花郁夫衆議院議員『どうする?どうなる?憲法第9条』@渋谷☆


『どうする?どうなる?憲法第9条』
 #4 立憲民主党 山花郁夫さんに聞いてみたい!
  ~立憲民主党が考える9条論が知りたいです~





【開催日時】
 2019年6月29日(土)
  14:00~16:30 (開場13:30)



【会場】
 COHSA SHIBUYA
  東京都渋谷区渋谷4-5-5 1F

  渋谷駅 15番出口より徒歩8分 
  表参道駅 B1出口より徒歩9分


【参加費】
  お一人様 1,500円



【#4 ゲストスピーカー 紹介】
 立憲民主党 山花郁夫 衆議院議員



<FBイベントページ>

https://www.facebook.com/events/387609768524404/


<主催者メッセージより>

 みなさん、憲法審査会って知ってますか?
 憲法に関することは、まず、「憲法審査会で議論して…」から
話が進むそうなんですが、自民党の皆さんはあちらこちらで、
改憲に臨む意欲を示しています。そして、「反対意見が有るの
なら、是非、各党の案を出して頂いて議論しましょう!」と呼び
掛けていますよね?

 ですが、現状、野党側からは、「現在の政治状況では、国会での
憲法議論はすべきではない!」という立場。

 これは、国会内の議席配分における政治的戦略としての事情と
いうことになるのかと思いますが、議論を拒否している態度は、
とりたてて与党支持でも野党支持でもない、けれども、いずれ
国民投票となったら確実に有権者となる人達にどんな風に見えて
いるのか、正直気になってしまうのです!


 これまで3回の『コクミンテキギロン☆しよう!』では、
「国会でも憲法9条改正の議論すべし!」という方々をお招き
してきましたが、第4回は「議論すべきではない!」という
立場の側のお話を聞いてみたいと思います。

という訳で、次回のゲストスピーカーは、立憲民主党憲法調査
会長の山花郁夫さんです!

 「国会での改憲議論(とりわけ9条)が時期尚早なら、国会の外
でならどうでしょう!お話お聞きしてギロンしてみたいです!」
とお誘いしたところ、ご快諾頂けました。

 国会では議論しない戦略の背景に、どんな政治状況があるのか?
その状況がどう変わると議論をスタートするのか?
そのときの議論、とりわけ日本の安全保障政策と9条について、
山花さん自身はどう心構えされているのか?
9条と自衛隊の存在に不都合はない?憲法を無視する政権を、
憲法を変えずに統制する具体策は有りますか?

 憲法の理念が大事だからこそ、そして、今この時に野党に頑張
って頂きたいからこそ、ふくらむ疑問、解決したいモヤモヤを、
コクミンテキギロン☆の土俵でがっぷり4つに組んでぶつからせ
て頂きたい! 

 野党第一党の憲法責任者は、この土俵でどこまで語って下さる
のか、リアルでバーチャルな憲法相撲、皆さんもぜひ観に来て
下さい!

 あ、ダメダメ!観覧じゃなく、皆さんも四股踏んで、まわし
締めていらして貰うんだった!いろんな意見を持ち寄って、
みんなでギロンです! 

 護憲派でも改憲派でもよくわからない派でも、笑顔で前向きに
ギロンする!が、唯一のルール!

 お忙しい時期かと思いますが、是非とも奮ってご参加下さい!!

【注】ただし、衆院解散となった場合、山花さんにいらして頂く
のは難しいため、中止となります旨、ご了承下さい!

7月13日(土) 楾大樹弁護士の憲法カフェ「檻の中のライオン」in佐賀☆



◆檻の中のライオンin佐賀




 日本一わかりやすい憲法のお話。
 「憲法ってなに?」「私たちの生活にどうかかわっているの?」
知っているようで、実はよくしらない憲法のこと。
変える、変えない、その前に知っておきたい憲法の役割。
全国をかけまわるはんどう弁護士が広島から佐賀へ。
直接おはなしが聞けるまたとないチャンスです!


日時: 2019年7月13日(土)
  14:00~16:30(13:45開場)



会場: メートプラザ佐賀 多目的室     佐賀県佐賀市兵庫北3-8-40




講師: 楾 大樹 弁護士  ひろしま市民法律事務所所長 
  明日の自由を守る若手弁護士の会
  * 憲法の入門書として話題の「檻の中のライオン」著者
   (前川喜平氏・小林節氏推薦)



参加費:大人1,500円 高校生以下無料

* 託児はありませんが、

 ちょっとしたキッズスペースあり


定員:先着順20名


申込み:こくちーず↓↓↓ よりお願い致します  https://kokucheese.com/event/index/569003/



共同主催:煙突煉瓦の小さなお家
     星とメンタルヘルス



<FBイベントページ>https://www.facebook.com/events/2740623555964233/

ハラスメント禁止条約 圧倒的多数の賛成で採択(…経団連は棄権)

 
 国際労働機関(ILO)は、職場での暴力やハラスメントを
禁止する国際条約について、総会で加盟国や労働組合、それに
経営者団体が参加して採決を行いました。


 どんな条約かというと、

 暴力やハラスメントを「ジェンダーに基づくものを含め、
肉体的、心理的、性的、経済的な損害をもたらすか、意図した
受け入れがたい行動・慣行」
 と定義して、法的に禁止。

 対象は、従業員、インターンやボランティア、それに仕事を
探している人までも含まれ(すばらしい!)、

 職場だけでなく、出張先や通勤中なども適用される、という
ものです。


 日本のハラスメントに関する法整備は、国際スタンダードに
比べてハラスメントの定義を狭めていて、法的な禁止もして
おらず、とてもとても不十分…

 日本がこの条約を批准して国内法をそれに見合うように整備
すれば、とても大きな前進です。


 採決では、加盟国の政府に2票、労働組合と経営者団体に
それぞれ1票ずつ投票権が割り当てられています。

 結果、条約は賛成439、反対7、棄権30。

 圧倒的多数の賛成で、採択されました。

 日本から参加した 
 政府と連合は 賛成

 経団連は 棄権  ( ゚Д゚)


● ハラスメント 初の禁止 ILO条約採択 実習生なども保護 (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201906/CK2019062202000152.html


 経団連がこんなにもハラスメント撲滅に無関心で後ろ向きな
態度なため、、、
結局、条約を批准できる可能性は低いという悔しすぎる現状です。


 ほんとうに悔しいです。
 大企業の経営者たち(であり、現政権を下支えしている人たち)
の人権意識がいかにないか、そこで働く人々の心身にいかに興味
がないか、分かります。

 ほんとうに、悔しいです。

2019年6月26日水曜日

7月13日(土) 楾大樹弁護士の憲法カフェ「檻の中のライオン」in長崎・東彼杵☆】 檻の中のライオンin東彼杵☆



檻の中のライオンin東彼杵




 
日本一わかりやすい憲法のお話。
 「憲法ってなに?」「私たちの生活にどうかかわっているの?」
知っているようで、実はよくしらない憲法のこと。
変える、変えない、その前に知っておきたい憲法の役割。
全国をかけまわるはんどう弁護士が広島から長崎県東彼杵町へ。
直接おはなしが聞けるまたとないチャンスです!


日時:2019年7月13日(土)
  9:30~12:00(9:15開場)




会場:東彼杵町総合会館 
   教育センター研修室
  
長崎県東彼杵郡東彼杵町彼杵宿郷706番地4)



講師: 楾 大樹 弁護士  ひろしま市民法律事務所所長
  明日の自由を守る若手弁護士の会
 * 憲法の入門書として話題の「檻の中のライオン」著者
  (前川喜平氏・小林節氏推薦)






参加費:大人1,500円 
    高校生以下無料
  
* 託児はありませんが、

 ちょっとしたキッズスペースはあります


定員:先着順30名


申込み:こくちーず よりお願いします  https://kokucheese.com/event/index/568995/


主催:日本母親連盟 佐賀長崎支部


<FBイベントページ>
https://www.facebook.com/events/2251855401572779/

7月12日(金) 楾大樹弁護士の憲法カフェ「檻の中のライオン」in長崎・長与町☆


お母さんのための!
 日本一わかりやすい憲法のお話
      「檻の中のライオン」長崎



日時: 2019年7月12日(金)  13:00~16:00(12:45開場)


会場: 長与ふれあいセンター 和室
   (無料の駐車場有り)
  長崎県西彼杵郡長与町高田郷2005-3
  https://webtown.nagayo.jp/gyoseijoho/shisetsuichiran/koukyou/fureai.html




講師: 楾 大樹 弁護士
  ひろしま市民法律事務所所長
  明日の自由を守る若手弁護士の会
 * 憲法の入門書として話題の「檻の中のライオン」著者
  (前川喜平氏・小林節氏推薦) 




参加費: 大人は①か②をお選びくださいね!

 ①  著書「檻の中のライオン」定価1,404円(税込)1冊と
 「檻の中のライオン」クリアファイル定価200円付きでお得
  2,900円


 ②  「檻の中のライオン」クリアファイル定価200円付き
  1,650円


* 高校生以下無料
(クリアファイルなどの特典はありません)


* 託児はありませんが、
 ちょっとしたキッズスペースあり


定員:20名


お申込み方法: 下記のコクチーズサイトから
      お申込みくださいね。  https://www.kokuchpro.com/event/orirainagayo/


主催: もっとゆるっと母親塾  mottoyurutto@yahoo.co.jp



<FBイベントページ>https://www.facebook.com/events/420853958759355/

2019年6月25日火曜日

めちゃくちゃなイージス・アショア配備計画 怒ったら「非国民」「役立たず」って、いつの時代なのか。。。



 秋田市の陸上自衛隊新屋演習場に、陸上配備型迎撃ミサイル
システム「イージス・アショア」(陸上イージス)配備する、
という計画。

 防衛省がロクな測量をせず、ずさんすぎて市民が不安と怒りを
募らせているのに、説明会で防衛省職員が住民の目の前で居眠り
したり。さんざんですね。

 でも、沖縄の辺野古の問題を見ればわかるとおり、現政権に
とって「地方自治」や「地元住民の意思」なんて、その程度の
ものです(絶対に許されないのに…悔しいですね)。


 知事は、住民の怒りを受け止め、また防衛省の一連の姿勢を
受けて、現段階ではイージス配備の協議には応じられない、と
述べています。

 そりゃ当然だろうな、と思うのですが、こんな報道が。


● 「イージス引き受けないのは非国民との批判、県内外から」
             秋田の佐竹知事が明らかに (毎日)
https://mainichi.jp/articles/20190624/k00/00m/010/155000c


 県内外から
「非国民だ」
「(陸上イージスを引き受けず)秋田には原発もなく、日本の
何の役に立っているのか」
という非難の声が届いているそうです。


 非国民…
 こんな言葉が、21世紀の民主主義国家でふつうに使われている
ことに、戦慄を覚えます。
 日本のなんの役に立っているのか、という非難も、別世界からの
声かと思いたい。

 人というものは、何か国家の役に立つために産まれてきたわけ
ではありません。
 国家の役に立つために生きているのではありません。
 
 同じように、秋田県(はじめどこの自治体)も、国家の役に立つ
ために存在しているのではありません。
 国家の役に立つことが人や自治体の存在理由なのだとしたら、
もうそこには人権や自由など認められる余地はありません。


 「お前は国家の役に立っているのか」という定規で価値をはから
れるような社会は、自由とも民主主義とも対極にある、マスメディ
アがこぞって揶揄したりバカにしたりしている、あの「偉大なる
将軍様」の国と同じです。


 秋田の住民の方々の怒りや不安は当たり前のもので、知事がそれ
を受け止めて代表して防衛省に対峙しているのも当たり前のこと。
 
 防衛省は、決して、「秋田には秋田の、しかし日本には日本の
民主主義がある」などとは言わないよう、誠実に、計画を1から
見直すしかないように思います。 
 

「安倍総理に感謝」「野党は恥を知りなさい」 個人崇拝の政治から抜け出すために


「ぜひご覧ください!」とご本人が胸をはって動画を流しています。


◆ 三原じゅん子議員のツイート
https://twitter.com/miharajunco/status/1143048801935958016





「民主党政権の負の遺産の尻ぬぐいをしてきた安倍総理に、
感謝こそすれ、問責決議案を提出するなど、まったくの常識外れ。
愚か者の所業とのそしりを免れません。
野党の皆さん、もう一度、改めて申し上げます。恥を知りなさい。」


 …( ゚Д゚)

「感謝」「愚か者」「恥」…

 およそ、21世紀の先進国の議会に響き渡る言葉ではないと
思うのですが、どのように感じますか?

 ちょっと芝居がかっているところもあり、“誰が一番首相に
盲従アピールできるかコンテスト”…かのようです。

 こういう口調で「偉大なる指導者」のご活躍を報じる、どこか
の国の国営放送アナウンサーを、さんざん揶揄してきたはずです。
その方々は、今、この三原議員の討論を見て、なにか思わないの
でしょうか。
 ほぼ同じだ、とは。

 理性と知性での豊かな議論からは程遠い、個人崇拝のレベルに
まで政治の質が落ちてしまっている現実を、まずはみんなで共有
しませんか。

 「このままじゃ今の日本やばい」と今この瞬間気づいている人
同士でうなづき合うのではなく、まだそれを知らない、政治に
関心のない知人・親戚に、例えばこのツイートの動画をチラっと
見せたりして、「いくらなんでも、このままじゃ健全な政治とは
いえなくない?」と話してみませんか。
 
 「ヤバい政治」にブレーキをかける、その最大の決定的な手段
は、投票です。
 7月に参議院選挙があります。投票で、ブレーキを一緒にかけ
ようよ、という人を、増やすことが、なによりも必要です。


* 「最近の自民党はなんかおかしいけど野党は頼りないから
キライ」そう考える方とでも、分かり合えることはあります。
 だって、参議院選挙は、参議院議員の半分の議員さんだけの
選挙なのですから。
 ここでどんなに与党が議席を失っても、正直言って、自民党は
まだまだ多数派ですし政権交代はありません。
 ただ、少し「自民党が多すぎてブレーキがかからない」状態を
直して、国会の与野党のバランスをよくする、ということを目指
してみませんか、という提案なら、「野党はキライ」な人にも
理解できるのではないでしょうか。

2019年6月24日月曜日

選択的夫婦別姓 VS 伝統的家族観!? いやいやいや…💦


 都議会の本会議で、「選択的夫婦別姓制度の法制化を国に求める意見書」の
請願が
自 民 を 除 く 賛 成 多 数 で
採択されました。


● <論戦 都議会>「選択的夫婦別姓」の請願採択 
                自民は反対、実現不透明 (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/…/list/2…/CK2019062002000131.html


 全会一致が慣例のため、意見書の提出が実現できるかどうか不透明なのが、
極めて残念です。
 どの政党が反対したか今一度確認しておくとj(略


 …相変わらず「独自の次元」に生き続ける方々、だと感じます。
 選択的夫婦別姓に猛反対する理由として聞こえてくるのは、常に
「日本の伝統的家族が崩壊する」
 結婚の際に夫婦が同姓か別姓か選べる制度が欲しい、という主張への返答
として、なぜんこんな謎回答が輝き続けているのか、正直、不思議でたまり
ません。

 夫婦同姓を法律で強制しているのは、日本だけです。
 他国の人々(別姓のまま結婚して家庭を築いている何十億人)の「家族の絆」
は、ズタボロなのでしょうか。
 逆の視点から考えると、果たして本当に日本の家族は、苗字にすがって絆を
つむいでいるのでしょうか。
 本当に苗字が決定的な絆の源なのでしょうか。
 日本は苗字が一緒だから他国に比べて離婚しないしDVもないし虐待もない、
んでしょうか。
 書いてて虚しくなります。

 選択的夫婦別姓の導入に「日本の家族が崩壊してしまう」と恐れおののいて
反対する方々には、「同姓か別姓か選べるのだから、あなた方は同姓のままで
いいんじゃないですか」としか言いようがありません。
 別姓を選ぶ夫婦は、姓が別でも壊れない絆で結ばれているのでご心配なく、と。
 “選択的夫婦別姓の導入”は、どこにも、誰にも被害のない政策です。

 (だからこそ、反対する人は「伝統が!」「絆が!」という謎批判しかでき
ない、ということでもあります。)


 こう話すと、「子どもの姓はどうなるんだ/かわいそうだ」という、選択的
夫婦別姓への反対意見も聞きます。
 ですがこれこそまさに「姓が別々の夫婦なんてまともじゃない」という蔑視が
そういういじめを産む、という現象なわけです。
 これも、「じゃあ海外の子どもは皆、別姓家族で育ってますが、ことごとく
不幸せな境遇なのですか?」という話です。
 冷静に考えて、んなわけないな、と思いますよね。


 結婚による同姓の強制は、明治期に始まりました。「日本の家族は、姓が別々
でも2500年間十分に絆をつむいできた強い民族だったのだ!」と、せめて
思っていたければいいのですが。

今井絵理子議員の考える平和について聞いてみたい


 「沖縄の血」を強調する今井絵理子議員(自民党)のブログ
をご紹介します。

●今井絵理子議員のブログ「令和元年、慰霊の日」
https://ameblo.jp/eriko--imai/entry-12485303496.html


<一部抜粋>

 さきの戦争は多くのかけがえのない命だけでなく、それまで
沖縄に流れていた時間や生活を全てを奪い、残された県民の心
に深い傷を負わせた許しがたいものでした。
当時を経験したわけではありませんが、沖縄の血が流れている

からこそわかる痛みや悲しみなど、心の"つながり"を感じます。

*  *  * 

 おごそかな式の中で、政権批判のためのヤジが飛び交う場面も
ありました。ときに、おさえきれない怒りや悲しみが声となる
ことはあるでしょう。しかし、あざ笑う声が聞こえてきたときは、
許せなかった。
とても平和を願っているようには思えませんでした。

 本当に全戦没者に向けてウートートー(手を合わせる)していますか?
 せめてこの日くらいは、みんな同じ気持ちで全戦没者とご家族の
皆さんに対する哀悼の意と、平和への決意を静かに表したい。」

 <抜粋終わり>
 
 「切り貼り」といわれてもなんなので、ぜひ上記URLから全文
ご覧ください。

 
 地上戦で住民の4分の1の命が奪われた沖縄。
 “尊い犠牲”なんて言葉で片づけてはいけない命です。
 絶対に投降するなと日本軍から教え込まれて、指示通りに集団
自決した人々。
 ガマでの泣き声がうるさいと(日本軍、時には母親に)殺された
赤ちゃん。
 まぎれもなく「大日本帝国」の「皇軍」が、あらゆる人間性を
奪った歴史です。


 それをだれより理解しているかのように書く今井議員ですが、
今まで安保法制や辺野古の基地移転についてなにも言及すること
なく、行動で示すこともありません。
…いえ、強いて言えば、政権の政策に粛々と従うことで、「沖縄
の人々の心にはまったく共感していない」ことは示されています。


 言葉を尽くしてください。

 「平和への決意」とは、具体的にはなんなのか。

 在日米軍の繰り返す犯罪におびえる生活は「平和」なのか。

 空からヘリコプターや戦闘機の部品が落ちてくる生活は「平和」
なのか。
 
 言葉を尽くさないなら、政治家の資格はありません。

2019年6月20日木曜日

うをー、見るからに輝いてますね!! なんつって


 内閣福官房長官の西村康稔議員のツイートをご覧ください。

 @nishy03
 全ての女性が輝く社会本部。安倍内閣では、この6年間の
「 #女性活躍 」の取組の結果、新たに280万人を超える女性が
就業し、15-64歳の #女性就業率 は8.9ポイントアップし
69.6%。この伸びはG20諸国の中で最も高い伸び。今国会
での #女性活躍推進法 の改正に引き続き、本日「重点方針201
9」取りまとめ。
 https://twitter.com/nishy03/status/1140947804077998080





 …まず、この光景(写真)に目が釘付けです。
 この「本部」で女性が何人輝いているかカウントしましょうか。


 言うまでもなく、「就業率=輝いている率」ではありません。
 働く女性の何%が正社員でしょうか?
 そして何%が管理職?
 何%が男性と同賃金でしょうか?

 最低賃金で働くパートの女性が何人増えようが、「女性が男性と
同じように自由な人生を歩める」社会かどうかは無関係です。

 というわけで、西村議員のツイートは、何を自慢しているのか
意味が分からない、という話でした。


(しつこいようですが、女性活躍とか全ての女性が輝く社会とか
本気で目指しているなら、選択的夫婦別姓を導入してくれている
はずです。)

アジカン後藤さんのツイート


 アジカンのボーカル、後藤さんのツイートをシェアします。


@gotch_akg
「内閣の意に沿わない報告書は認めない」という考え方の政治家

たちは、意に沿わない学問や研究や報道を認めないだろうし、
表現や芸術も認めないと言い出す危険性を持ってる。何を大袈裟
にと思ってるうちに、そういう社会は近づいてくる。公文書が
改ざんされるところまではもう来てるんだから。

https://twitter.com/gotch_akg/status/1141171290314661893







 内閣の意に沿う報告書だけが欲しい。
 内閣の意に沿う研究結果だけが欲しい。
 内閣の意に沿う報道だけが欲しい。
 …
 内閣の意に沿う国民だけが欲しい。
 
 ただただ静かに従っていればいいんだよ、というのは、
「なにも考えるな」ということです。
 それはいくらなんでもおかしいと思ったら、選挙で政権を
担う政党の議席を減らすしかありません。
 
 ちなみに、「自民党はなんか傲慢すぎると思うけれど、野党も
キライ」という皆さま。 
 7月の選挙は参議院選挙なので、「参議院の半数の議員さん」
だけのたたかいです。
 この選挙で万が一にも、自民党が議席をたくさん減らした
としても、自民党が国会の多数派であることに変わりはあり
ません。
 政権交代など起きません。

 なので、
「自民党政権に、このままの路線で突っ走ってもらっていい」なら
自民党に投票し、
「自民党政権に少しお灸をすえてブレーキをかけたい」なら野党に
投票する、という選択だと思って、選挙に臨んで頂ければと思います。

誤解を与えたくないなら説明してください。質問の拒絶など論外です。



 金融庁を大バカ者、と激怒したという報道があったそうです。

● 安倍首相「私は滅多に激怒しない」
自身の「金融庁は大バカ者」発言報道を問われ (BUZZ FEED)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190619-00010007-bfj-pol


 「私は滅多に激怒しない人間として、自由民主党では理解されて
いるわけでありまして。温和に円満に生きているつもりであります。
大切なことは、国民に誤解を与えない、そういう資料をつくること
ではないかと」


 正直言って、首相が温和かどうか、についてはどちらでも構いません。

 「国民に誤解を与えないことが大事」だと思っているなら、言葉を
尽くして説明してください。
 「質問の拒絶」なんていう閣議決定など論外です。
 いつも言っているではありませんか、「丁寧な説明をして、国民に
理解を求める」って。丁寧な説明されたことありませんが。
 その丁寧な説明、です。
 それすらしないということですか。
 国会を意味なきものにする、民主主義を骨抜きにする暴力は、
今すぐやめてください。

 説明することを止めるなら、権力の座を下りてください。

水から発がん性物質検出。でも米軍に遠慮して住民に隠してました。


● 嘉手納基地内 水質調査でPFOS汚染確認 
                                                 政府把握も公表せず (琉球新報)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190619-00000003-ryu-oki


 米軍基地周辺などの河川・湧き水から高濃度の有機フッ素
化合物(←発がん性物質)が検出されています。
 米軍はすでに嘉手納基地内で水質調査を実施していて、
「水の汚染が確認された」という結果を日本政府も共有して
いたとのこと!
 …外務省は、そのことを今まで住民に隠していたということ
です。
 米軍に「遠慮」して住民の命をワタボコリ程度に扱うわけで
すね。


 こういう、「あなたは一体どこの国の政府のつもりですか」
という卑屈な植民地根性で、国民の命や生活が守っていける
わけがありません。。。
 どこの都道府県の米軍基地でも、同じことが起こり得ます。
 もう、起きてるけど、やはり隠している可能性がある、と
もいえます。
 「国民の皆さんと新しい時代を」とか、どんなにカッコイイ
ことを言っていても、いざとなれば米軍に遠慮して住民の命
などまったく守る気もない、それって「ちょっと待てよ」ど
ころの騒ぎではありません、、、💦


 日頃、麻薬の取り締まりとか脱税の取り締まりとか、めっちゃ
厳しく動いているけれど、それと同じ意気込みで、恐ろしい
発がん性物質の調査を、なぜ実施してくれないのですか。
 アメリカの下請けか出張所のつもりでしょうか。
 
 この政権・与党には、「いざとなれば命を守ってもらえる」と
期待できない、ということはよくわかりました。

2019年6月19日水曜日

閣議決定「金融庁の報告書については何も答えません。」


 すでに報道されているとおり、目と耳を疑う閣議決定がなされ
ました。

● 老後2000万円報告書「質問への答弁控える」政府 閣議決定 (NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190618/k10011956861000.html


 
 「報告書は世間に著しい誤解や不安を与え、政府の政策スタンス
とも異なることから、正式な報告書としては受け取らないと決定し、
政策遂行の参考とはしないとしたところであり、報告書を前提とし
たお尋ねにお答えすることは差し控えたい」


 専門家に分析や試算を求めたら自分にとって都合の悪い、選挙で
不利になる内容だったから気に入らない、と。だから受け取らない
し、もうこの件についてはどんなに聞かれても答えません!という、

 駄々っ子… ですかね?


 だめです、政府は質問されたら答えなければいけません。
 報告書が国民に「著しい誤解や不安を与え」ていると考えている
のであれば、誤解や不安を払しょくするために説明しなければなり
ません。
 (というか、誤解や不安を解消したいのなら、説明・弁解したい、
と思うのが常識的な人間のはず。)

 この件については何を尋ねられても答えません、というのは、
ありえない、到底許されない判断です。


 選挙までに波風立てたくない、という姿勢があまりにも露骨です。
こっちがだんまりを決め込めば、国民もそのうち忘れるだろう、と
でも思っているかのようです。
 自分に都合の悪いことは答えない。これは国会の存在を意味ない
ものにし、民主主義をつぶす行いです。

 説明してください。それが政府の仕事です。

2019年6月18日火曜日

「天皇=現人神」信仰って、“日本古来の伝統”なの?


 先日、大阪の公立小学校での「新天皇ご即位記念集会」について
書きました。
 “万系一世の天皇”を無条件に尊ぶことを「日本人なら当然のことだよね」
という感覚で子どもたちに接する、これはあまりにも無邪気すぎる、頓着
がなさすぎる、端的に言えば浅はかなことだと言わざるを得ません。

 これも1つの「信仰」なんだ、これも数ある価値観の選択のうちの「1つ」
なんだ、という「わきまえ」が、最低限、社会人として、必要ですね。。。

 ところで、天皇への崇敬の念は日本人として当然だ、という、その「当然」
は、果たしてどれくらい「当然」なのか、参考になるブログをご紹介いたします。
 

◆あすわか堀新弁護士のブログ
「天皇」について考えてみる(4) 明治前半の人々は天皇をどう思っていた?

https://note.mu/horishinb/n/n442bd20bdc03



 いわゆる「現人神」信仰は、まるで“日本古来からの伝統”かのように
思われがちですが、いわゆる明治維新までは天皇というものは正直言って
存在感なく…、「官製宗教」とでもいうべきでしょうか、明治政府が意図
的に「伝統っぽく」作り上げたものだということが分かるかと思います。

 ついつい「伝統」といわれると大事なんだな~と流されがちですが、
鵜呑みにせずに、「ほんとにそうなのかな?」と調べてみると、「なーんだ
…大して(略」みたいなものって、ありますよね。
 正しい知識・教養を身につけることは、正しい議論をしていく上で、
とても大事です。

「富裕層や大企業にきちんと課税すれば年金の財源はある」という意見に、首相はなんと答弁したか… 動画をごらんください


 いうまでもなく、誰もが人間らしい・自分らしい人生を送る
ことは、憲法で保障されています。もちろん、死ぬまで。

 そのための年金制度なわけですが、年金を支払う国民が少子化
で減れば、年金を受け取る高齢者の方が多くなり、制度が立ち行
かなくなるのは、自然の摂理すぎてだれもが予想できることですね。

 じゃあ、これをどうやって建て直そう?と知恵を絞って国民の
生活・人生を守るのが国会議員や政府の役目なわけですが…

 6月10日の質疑の一部が、ものすごい動画再生回数をはじき
出しているので、シェアします。ぜひご覧になってください。


https://twitter.com/x__ok/status/1138672064703881216

 動画が一部省略されているので、その部分の書き起こしを、
下に貼りつけますね。

 
☆*:;;;:**:;;;:*☆*:;;;:**:;;;:*☆*:;;;:**:;;;:*☆*:;;;:**:;;;:*☆*:;;;:**:;;;:


2019年6月10日
参議院決算委員会での質疑 (一部)


小池晃議員(日本共産党):
 …私たちは、低過ぎる年金、政府のように低い年金には低い
底上げしかしない、こんなやり方ではなくて、低年金には全て
これは底上げをしようではないか、そして、今やろうとしてい
るこのマクロ経済スライドは直ちに止めろというふうに言って
おります。
 大企業やあるいは富裕層に対する行き過ぎた減税を見直すと
いうことで財源を示すということもやっておりますから、ちゃ
んとホームページ見てください。
 もう時間ないからできないけれども、総理、そういう形で言
うのはけしからぬですよ。
 私たちは、今度のこの年金の問題についていえば、やはりこ
のマクロ経済スライドを止めるべきだと思います。
 こんな形でやったら、将来世代の安定のためだと言うけれども
、私、今言いましたように、こんなことをやっていったらどう
なるか。
 結局、今、3千万円、結局これは赤字が出る、2千万円、
あっ、3千万円、2千万円赤字が出るというふうに言ってきた。
これが、今の40歳以下の方でいえば、更に1,600万円増え
ていくわけですよ、この差額が。それがマクロ経済スライドなん
ですよ。
 何かマクロ経済スライドをやるとあたかも今後年金が増えるか
のようにおっしゃるけれども、全く違いますよ。
 年金水準下がっていくわけですよ、今よりも。そうすれば、
ますます年金生活者の暮らしは大変になるじゃないですか。
 それと同時に、今実際に年金暮らしをしている方たちの、これ
だけの、月55、000円、この差額が、これどうするんですか。
何にも手だて打っていないじゃないですか。
 これだけのことを明らかにしておきながら、こういう低年金の
人たちの暮らしに対して何の手も打っていない。
 これでいいんですか。だから、私たちはこれをしっかり底上げ
しようではないかと言っている。
 財源も、法人税について、大企業にせめて中小企業並みの基準
で法人税の負担を求めれば、これ4兆円出てまいります。
それから、株で大変なもうけを上げている富裕層の皆さんに平等
に所得税を払ってもらう、そして所得税の高税率を上げていく。
これで3兆円の財源出てまいります。
 こういった財源を私ども示して年金の底上げをやろうじゃない
かということを提案していますから、そんないいかげんなことを
言わないでいただきたい。




安倍首相:
 ただいまの財源については、それは全く私は信憑性がはっきり
言ってないと思いますね、全然、それは。
 日本の経済自体が相当のダメージを私ははっきり言って受ける
と思います。
 言わば、経済は成長どころかマイナス成長になるかもしれない
し、それによって税収はこれは逆に減っていくだろうし、これ、
収入が減れば保険料収入は減っていくことにつながっていくん
だろうと思います。
 我々、低所得の高齢者の方への対策については、既に年金受給
資格期間の25年から10年への短縮や医療、介護の保険料負担
軽減を実施したほか、今年の消費税率の引上げに合わせて、低年
金への年金生活者支援給付金の創設を行い、また、介護保険料の
更なる負担軽減も行っているところでございます。
 将来世代の年金受給者の給付が増えるなんということを私は
1回も言ったことはありませんよ。
 年金の給付が増えるということは言ったことありません。
 だって、そのマクロ経済スライドの説明をさせているとおりで
ありまして、それによって増えると言ったことはもちろんない
わけであります。
 マクロ経済スライドにおいては、それは、1%、もし賃金ある
いはインフレ率が上がったとしても、そこから言わばマクロ経済
スライド分も差し引くということでありますから、それによって
何が可能かといえば、今まさに、今の受給者と同時に将来の受給
者においても年金の受給を確かなものにするということでありま
して、それをやめてしまうというのは極めて無責任であり、また
将来世代の皆さんにとってこれは不安をかき立てるものになるわ
けでありまして、それは全くばかげたこれは政策なんだろうと、
こう言わざるを得ない。
 間違った政策だと思いますよ、それは、だと言わざるを得ない
と思います。
 年金というのは、これ給付と負担があって初めて成り立つもの
であって、それを真摯に受け止めながら真面目に政策を実行して
いくことが大切であろうと。我々は、経済を成長することによっ
て、0.1%でありますが、これはもう久々にプラスの成長を
可能としたと、こういうことでありまして、ちなみに、民主党
政権下の3年間は1回もプラスにはなっていないということで
あります。



小池晃議員:
 民主党じゃないですから、私ね。
 そういう無意味な反論しないでくださいよ。
 実際、安倍政権になってから6%年金削っているんですよ。
マクロ経済スライドなど発動してキャリーオーバーもやって、
6%年金削っているんですよ、安倍政権は。
 何を胸張って言っているんですか。
 さらに、これからだって、今はっきり増えないと言ったけど、
減るわけでしょう、マクロ経済スライドで。
 明らかに減るんですよ。
 それをこの報告書では正直に言ったのに、慌ててまた隠して
いる。
 私はこういう姿勢こそが年金不安をあおっていくんだと思い
ますよ。
 やっぱり正直に認めるべきですよ。
 これから年金はどんどんどんどん目減りしていきますと、今の
生活水準は保障できなくなりますと、今、55,000円、年金
生活者と違いますけど、更にこれが広がりますと、生涯30年間
年金生活を送ったら更に1,600万円これは欠損が出てきます
ということを正直に言って、それでもいいですかと。
 私は、そういったことを正面から問うて、じゃ、F35に1兆
円使うとか、そういったことが許されるのか。
 笑っている場合じゃないでしょう、菅さん。
 やっぱり税金の使い方見直さなきゃいけないでしょう。
 こんな貧しい年金で、まともな暮らしも保障できない年金で、
娯楽も交際費も厚生年金では出せませんと、55,000円毎月
赤字が出ますと、こんなことを言っておきながら、何を平然とこれ
が将来世代のためだなんて言えるんですか。
 私は、それこそ無責任極まるというふうに思います。

2019年6月17日月曜日

7月1日(月) 楾大樹弁護士の憲法カフェ「檻の中のライオン」in南国市☆


◆檻の中のライオンin南国市




憲法学習会 檻の中のライオン IN 南国市            
憲法=檻、権力=ライオンに例え、パペットを使って解説する
わかりやすい憲法のお話
全国36都道府県で300回以上開催の大人気講座、南国市初開催!


日時: 2019年7月1日(月)
  9:30~12:00(9:00開場)
  12:00~ 

   交流、書籍・グッズ販売とサイン会


会場: 後免町防災コミュニティセンター1F
   (高知県南国市後免町2-1-12)
   ℡088-864-2880
   


講師:楾(はんどう) 大樹 弁護士 
  1975年生まれ ひろしま市民法律事務所
  明日の自由を守る若手弁護士の会
  『檻の中のライオン 憲法がわかる46のおはなし』
  『けんぽう絵本 おりとライオン』著者




参加協力費:500円
  (含オリライクリアファイル代200円) 



* 事前申込不要


共催:平和を求める南国市民の会 
   婦教土長支部


問い合わせ先:大篠九条の会 中野栄子
     
(090-6283-1511)



<FBイベントページ>
https://www.facebook.com/events/613291395744838/

6月30日(日) 楾大樹弁護士の憲法カフェ「檻の中のライオン」in高知☆



◆檻の中のライオンin高知
第65回 高知県母親大会 記念講演




全国36都道府県で300回以上開催
やさしく楽しい憲法講座「檻の中のライオン」


日時:2019年6月30日(日)
  13:45~16:15



会場:高知城ホール
  (高知市丸ノ内2-1-10)

  http://www.kochijyohall.jp/wdoc/?q=grp09
* 駐車場はありません。公共交通機関でお越しください。



講師:楾 大樹 弁護士
  ひろしま市民法律事務所所長
  明日の自由を守る若手弁護士の会
 『檻の中のライオン 憲法がわかる46のおはなし』
 『けんぽう絵本 おりとライオン』著者



参加費:700円
 大学生・障がい者 300円
 高校生以下無料



* 事前申込み不要


主催:高知県母親運動実行委員会
(高知市丸ノ内2-1-10 高知城ホール)




連絡先:088-873-9066


後援:高知県、高知県教育委員会、高知市、高知市教育委員会、
 KUTVテレビ高知、KSSさんさんテレビ、朝日新聞高知総局、
 RKC高知放送、高知新聞社、毎日新聞高知支局、読売新聞
 大阪本社高知支局、KCB高知ケーブルテレビ、FM高知、
 こうち生活協同組合、高知医療生活協同組合
 


<FBイベントページ>
https://www.facebook.com/events/832957863728768/

6月29日(土) 楾大樹弁護士の憲法カフェ「檻の中のライオン」in 宇多津☆



◆檻の中のライオンin宇多津



◆日時:2019年6月29日(土)
  14:00~16:30



◆会場:ユープラザうたづ 1F 視聴覚室
  http://www.uplaza-utazu.jp/
 (香川県綾歌郡宇多津町浜六番丁88番地)




◆講師:楾 大樹(はんどう たいき)弁護士
  ひろしま市民法律事務所
  明日の自由を守る若手弁護士の会
  『檻の中のライオン 憲法がわかる46のおはなし』
  『けんぽう絵本 おりとライオン』著者


◆参加費:一般 2,000円
 (檻の中のライオンのクリアファイル付き)
     大学生1,000円
     小中高生 200円 
 * 当日お支払いお願いします。



* 6か月の赤ちゃんまで同室OKです。
 申込みフォーム末尾のコメントにてお知らせ下さい。
 
( それ以上の月齢のお子様の同室はご相談下さい。)



* カーテン付き授乳コーナーあり


お申込み:下記専用フォームから↓ https://www.kokuchpro.com/event/4addb52a06f3cf8a7ad742a16ecdce10/



後援:丸亀市、宇多津町教育委員会

主催:うどんの国から未来を語ろう会
  北川弘美 永安絵美
 
<FBイベントページ>
https://www.facebook.com/events/466276390779042/
 



<主催者メッセージ>
\\香川県初開催! 檻の中のライオンの著者、楾大樹弁護士来たる//
 今や全国を飛び回っている楾弁護士!会場によってはすぐに満員御礼!
のところもあるとか!
 香川県に初めて来てくださいます!楽しみで仕方ありません!
 参加者さんの声として…
・小学生 わかりやすい!楽しかった!参加してよかった!
     パペットがおもしろい
・主婦の方 子どもと参加できてよかった、憲法というと学校で少し
    習ったけれど、今身近に感じられる問題としてない。
    しかし、参加したことで、立ち止まって考える必要があると
    思った。
・90代の方 憲法の大切さを改めて感じられた!戦争が終戦を迎えて、
    また今の日本は危機に立たされているのではないか…

 どの年代にも、どの政党を支持している、右とか左とか関係なく、
学びがたくさんある講演会になっています!
 そして、難しい話でなく、わかりやすくて楽しい?パペットを用いて
のお話!そう聞くだけでワクワクですこんなに憲法について楽しく、
軽快に話せる方はいないでしょう\(^o^)/
 “いま、いちばんわかりやすい憲法のおはなし”と言われている 本
『檻の中のライオン』。中学校向けの公民資料集に掲載されたことで
話題にもなりました。
 「憲法や政治のことよく分からない…苦手だなぁ」「子どもに聞かれ
てもうまく答えられない…」という方にこそオススメです!
 “憲法=檻”に、“権力=ライオン”に例えて、立憲主義のしくみをイラ
ストやパペットで解説してくれます。
 「憲法が国民のためのものだと分かった!」「各条文がなぜ大切
なのか、理解出来た!」と、全国260回以上の講演会でも好評
だったそうです♪
 私たちを守ってくれる、大切な憲法のこと。一緒に楽しく学んで
みませんか(^^)


<小学生、中学生、高校生、大学生の参加大歓迎です>
 小学生は、高学年くらいがわかりやすいかと思いますが、参加者
さんのご判断でよろしくお願いします。

2019年6月16日日曜日

TBS『上田晋也のサタデージャーナル』より「都合のわるいものはなかったことに?政権の変わらぬ体質…」一部書き起こし


2019年6月15日
am5:30~
TBS『上田晋也のサタデージャーナル』
https://www.tbs.co.jp/saturday-journal/





「都合のわるいものはなかったことに?
        政権の変わらぬ体質・・・」




<一部書き起こし>

上田晋也氏
「自分たちの都合でしか、ものをねぇ、言ってないなぁという
気がするんですけれども、改めて“この報告書はなかった”発言、
荻原さんどう思われますか」
 
荻原博子氏
「あのね、ほんとに『そんなことをしていいのか』というね、
あの、公文書改ざんもひどかったけれど、それに類するような
ひどい話ですよね。ですから自分の都合のいいことしか採用
していかないような政府だったら、もうそれは、民主主義とは
いえないじゃないですか。で、予算委員会さえもまだ開いてない
というようなね、そういうような中で、じゃあ私たちは一体なに
をこの政権に期待すればいいの?と思っちゃいますよね。」

上田
「ねぇ、龍崎さん、与党の幹部が、まぁね、報告書は無かったん
だから議論の余地がないというか、議論する必要もない、みたい
な発言なんですけど、恥ずかしくないんですかね?」


龍崎孝氏
「本当に無責任な政治になったなぁって…あの、金融庁がですね、
そもそも勝手に一人で出しているわけじゃないんですよ。都度都度
説明をし、そしてもし説明に来なければ来いといってチェックを
していくのがですね、政治の立場、議員の立場なんですね。
それを突然出てきたかのように言って、そしてそれがそういう
厳しい世論の反応が出てきたら受け取らない。子どもがやってる
んじゃないんですから、ちゃんと責任をもって自分たちでやらせ
てたことに変わりないわけですよ。そのあたりを、堂々と幹部が
言ってしまうということはですね、政治をまともにやってる人達
とは思えなくなってしまいますね。」

堀新弁護士のブログをご紹介☆ 憲法が民主主義「から」個人を守る、とは?



 あすわかの堀新弁護士のブログをご紹介します。

◆憲法は、民主主義「を」守るだけでなく、民主主義「から」個人を守るものでもある件
https://note.mu/horishinb/n/n25a6c15c091f


 えっ、民主主義「から」個人を守るって、何 Σ(゚Д゚ )

 と思われる方、少なからずいらっしゃるのでは。
 分かりやすいたとえ話を挙げて解説しているので、ぜひぜひ
お読みください☆


 ここ数年、立て続けに「民主主義」の名の下で “多数決の暴走”
起きています。
 特定秘密保護法とか、
 安保法制とか、
 共謀罪(テロ等準備罪)とか。。。

 「選挙で勝ったから何でも許される」とばかりに、ロクな議論も
なしに、国民主権や民主主義、表現の自由や知る権利をつぶす法律
が作られましたね。
 「沖縄には沖縄の民主主義があり、しかし国には国の民主主義が
ある。」という歴史的な迷言で、住民の意思をつぶしにかかる防衛
大臣もいます。

 でも、そういう「民主主義の暴走」を許さないのが憲法です。
 どんなに「ルール通りの民主主義」でも奪えない、侵害できない
ものがあるんだ、といって人権保障をするのが憲法です。

 民主主義に、人権保障の枠をカチっとはめる。
 大事な大事な、憲法の役目です。


 民主主義という言葉は、上記の防衛大臣も使いますし、与党が
「自由民主党」という名称の政党であることからも分かるとおり、
だれもが使いやすい。

 その意味で、「立憲民主主義」の意義が大切ですね。

大阪市立泉尾北小学校の全校集会「新天皇ご即位記念集会」


大阪市立泉尾北小学校で、全校集会「新天皇ご即位記念集会」が…。
 この集会に招かれた歌手の方の、ブログがこちらです。


◆ 泉尾北小学校で歌わせていただきました!
https://ameblo.jp/ayaki0416/entry-12459876448.html


 唱歌「神武天皇」「仁徳天皇」・オリジナル曲「行くぞ!日の丸!」
「令和の御代」などが歌われたそうです…( ゚Д゚)。。。


 天皇制への無批判的な肯定と、「即位は祝うべきもの」「天皇は敬うべき
存在」という思想の押しつけであること、気づく大人が誰もいなかった、と
いうことでしょうか。

 他の宗教を信仰している生徒さんもいる可能性を考えると、胸が痛みます…。
これは公立の教育現場で許されるものとは、到底思えません。


* 歌手の方はブログで人種差別撤廃を願っている旨、書かれていますが、
 天皇制という制度自体が、差別の1つの重大な根源になりうることには
気づかれていないのでしょうか…。
 「この世には、生まれながらにして高貴な/敬うべき人間がいる」と
考えることは、必然的に、「生まれながらにして人はみな平等である」
という人権の思想と矛盾します。
 (どれだけ皇族と近い縁にあるか…で、「家柄」「階級」がグラデーション
のようにモヤモヤっとありますしね。ひとたび「生まれながらにして高貴な
一族」の存在を認めると、そりゃそうなりますよね。)