2021年9月30日木曜日

“人柄”アピール記事の注意点 大事なのは今


 ありがちな、岸田氏の“お人柄”についての記事です。

 「常に落ち着き、大人びていた。誠実な人柄で、信頼されていた」

という理由で「ボクらのパパ」なるあだ名もついた、だそうです(棒)。


● 岸田新総裁 原点は「努力」と「誠実」 (産経)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/20692b76514add5d27968c48e41f28567bfd34ee



 このような“お人柄”の報道を読む際には、「その人が現在、結果

としてどのような政治家になってどのような言動をしているのか」

を忘れないで下さい。

 冷徹な独裁者が「学生時代は真面目で友達からも人気あった」

「若い頃は苦労した」なんてのはザラですね。菅首相ですら「地方

出身のたたき上げ」という苦労人アピールがなされていました(!)。


 「努力」と「誠実」の人が、貧困に、差別に、不正に、どう対応

したのか。

 いうまでもないことですが、今、何を言い、どう行動しているのか

が何より大事です。